東電に18億円を賠償請求へ 農水産物の被害で初茨城県のJAグループは25日、東京電力福島第1原発の事故によって風評被害を受けたなどとして、約18億4600万円を東電に賠償請求する方針を明らかにした。一連の農水産物被害で請求額を確定させたのは初めて。 茨城のJAグループによると、野菜などの農作物は3月分の風評被害に限って算定。引き続き4月以降も請求額の算定を進める。28日に栃木県のJAグループとともに、東電に申し入れる。 3月11日から同月末に出荷された40品目の農作物と、出荷停止で廃棄処分された原乳が対象。農作物の被害は約14億円で、昨年3月に東京の市場で付けられた価格を基準価格として、風評被害で下落した分を請求する。原乳の被害は約4億円と算定した。 【共同通信】
|