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【社会】

朝鮮学校の新校舎が完成、東京 立ち退きで日韓市民支援

2011年4月24日 16時16分

 日韓の支援者らを迎えて行われた東京朝鮮第二初級学校の新校舎竣工式=24日、東京都江東区

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 東京都から立ち退きを求める裁判を起こされ、日本と韓国の市民らの支援を受け和解した、東京朝鮮第二初級学校の新校舎の竣工式が24日、東京都江東区で行われた。

 同校の敷地の大半は都の所有だったが、学校側との無償貸与契約が切れた後、払い下げ交渉が難航し、2003年に都が土地明け渡しを求めて提訴。これに対し、地元の朝鮮人住民や日韓の人権団体が「民族教育の場を奪うな」と運動を広げ、07年、低額の払い下げで和解が成立した。日韓市民らからの寄付金などを基に、老朽化した旧校舎の建て替えも決まった。

 完成した新校舎は2階建てで、体育館と教室が一体となった設計。入り口には、寄付をした人々の名前などが刻まれた。

 地域の朝鮮人らでつくる新校舎建設委員会の方世杰委員長は「在日同胞や日本人住民にいろんな形で利用してもらえるようにしたい」と話した。

(共同)
 

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