記事入力 : 2011/04/25 11:24:50
中国政府、韓国への整形旅行規制を検討(下)
■「整形との戦争」宣言
こうした中、中国政府は「整形との戦争」を宣言した。中国政府は年内に専門病院ではなく、美容室などで行われる違法整形手術を取り締まる法案や、一般の整形外科を対象にした衛生検査の実施法案などを取りまとめる方針だ。特に北京などの大都市にある有名美容室のチェーン店で、一般病院の10-20%の約180ドル(約1万5000円)という安価な費用で二重まぶたの手術を受けるケースが増えており、これらを防止するための法整備も急がれている。また昨年、中国の整形外科・化粧品業界の売り上げが23億ドル(約1880億円)を超えたことから、集中税務調査も実施される見通しだ。
さらに美容整形手術を受けるために韓国などを訪れる「整形旅行客」に対する規制も検討されている。ニューヨーク・タイムズは、中国政府高官の話として、ソウルの美容整形外科で手術を受ける患者の30%が中国人という非公式統計を報じた。その上で、中国政府は韓国に流出する美容整形患者の引き留めにも本格的に乗り出すものとみられると伝えた。
一方、ISAPSの発表によると、韓国は年間の美容整形手術件数が09年現在で65万件に達し世界7位だが、人口1万人当たりの整形手術件数はハンガリーに次ぐ世界2位(133件)であることが分かった。
キム・ヒョンジン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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