浦和―名古屋 前半12分、マルシオリシャルデス(中央)が先制ゴールを決め、ペトロビッチ監督(左)から祝福を受ける。右端は田中=24日、埼玉スタジアム |
東日本大震災による中断から再開したJ1リーグは24日、第7節の残り4試合を各地で行い、浦和はホーム開幕となる埼玉スタジアムに4万2767人を集め昨季覇者の名古屋と対戦し、3―0で完勝。幸先よく再スタートを切った。
試合前には両チームの選手がセンターサークルに集まり、観客とともに震災の犠牲者に黙とうをささげた。
浦和は開始から優位に試合を進め前半12分、今季新潟から移籍したマルシオリシャルデスが先制点。チームの今季初得点を挙げた。25分には田中が約1年ぶりとなるゴールを奪い、後半33分には原口がダメ押しの3点目を決めた。
スタジアムでは、浦和のサポーター有志が被災地に送るための支援物資を募り、サッカーボール約200個など約2千人から段ボール200箱分の物資を集めた。ユアテックスタジアム仙台で行われる29日の仙台戦の前日、クラブのトラックで仙台に届けられる。