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<統一地方選>民主負け越し…7市区長選

毎日新聞 4月25日(月)3時23分配信

 24日投開票の73市長選と13区長選では、津、大分両県庁所在市など8市区長選で民主党と自民党が事実上対決する構図となった。このうち、翌日開票の江東区を除く7市区長選で、民主党は2勝3敗2分けに終わり、市議選でも当選率は約8割にとどまる。統一選前半戦の知事選、政令市長選に続く厳しい結果となった。

 対決型は、津、大分、千葉県習志野、静岡県富士宮の4市と、台東、世田谷、渋谷、江東の4区。民主党は、津、大分両市で実質的に支援する候補が自民党推薦の候補を破ったが、自民党が3人に推薦を出す異例の分裂選挙となった習志野市長選では、民主・国民新両党が推薦した布施健太郎氏(39)が、自民・公明推薦の宮本泰介氏(38)に敗退。富士宮市、渋谷区でも推薦の新人が自民党系の候補に敗れた。

 台東、世田谷両区長選では、無所属の現職と社民・国民新支持の新人がそれぞれ当選し、民主・自民はともに敗れた。

 無投票を含めた「新市長」88人のうち、政党(首長政党、地域政党を除く)の推薦・支持を受けていない「無党派市長」は57人と全体の65%に達し、東日本大震災の影響で選挙が延期された3市を除いた比較で、前回07年の55%を上回った。「民・自対決型」の7市区でも、当選した4人は推薦・支持のない「無党派」。有権者の政党離れと相まって、候補者自身も政党色を薄める傾向が強まっている。

 政党の推薦・支持別にみると、民主、自民、公明などの与野党相乗り候補は16人中14人(うち3人は無投票)が当選。自民、公明の推薦・支持候補は無投票がなく、23人のうち14人が当選した。民主、国民新が推薦・支持した与党系は、4人のうち無投票当選の2人にとどまった。

 これに対し、毎日新聞が調べた政党の実質的支援などに基づく当選者数は、事実上の相乗りが20人、与党系6人、みんな、社民推薦などを含む野党系は18人に上り、無党派市長は43人にとどまった。政党を隠しながら、組織票などの後方支援を受けているケースが多く、無党派市長にも濃淡があるようだ。【笈田直樹】

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最終更新:4月25日(月)8時34分

毎日新聞

 

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