菅総理求心力低下は決定的 統一選・衆院補選受け(04/25 05:51)

 統一地方選の後半戦で事実上の与野党対決となった市区長選挙では、民主党が負け越しました。衆議院愛知6区の補選も不戦敗に終わったことで、菅総理大臣の求心力低下は決定的です。

 統一地方選の前半戦で大敗を喫した民主党は、後半戦でも事実上の与野党対決となった市区長選挙で負け越し、市議選でも自民党を大きく下回りました。また、東日本大震災への対応が争点となった愛知6区の補選も政権与党としては異例の不戦敗で、自民党に議席を明け渡しました。
 民主党・石井選対委員長:「ここは耐え忍びながら、党再建することに挙党一致の態勢でやらないといけない」
 このように、菅執行部は党内の結束を呼びかける方針です。しかし、今回の敗北について、樽床元国対委員長は、政権与党として取り組んだ震災対応が評価されなかったとして、大阪府連の代表辞任を表明したほか、ほかの県連でも同様の動きが広がっています。また、野党との連携策が暗礁に乗り上げるなど菅執行部の不手際に対する批判は党内の中間派や若手にも浸透しています。今後、第一次補正予算案が成立する来月2日以降、「菅降ろし」をめぐる攻防が焦点となりそうです。

ページトップへ戻る