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【プロ野球】

阪神 打てない チームでまだ4本塁打

2011年4月25日 紙面から

阪神−横浜 2回裏1死、一塁ライナーに倒れ渋い表情の金本=甲子園球場で

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◇横浜3−1阪神

 2点を追う9回。無死一、二塁のチャンスを得た。だが、ここで目を覆いたくなるような光景が…。金本がファーストフライ、続く城島はショートフライ。甲子園球場には大観衆のため息ばかりが響き渡った。

 大観衆以上に落胆の色を隠せなかったのが、真弓監督だった。「ちょっと焦りが出ているのかな。ボールにも手を出すことが多くなっている。6、7番が特に? いや、全体的にね」。ビッグネームが並ぶ強力打線の低迷をただただ嘆いた。

 8回には1点を返しなおも1死一、二塁で鳥谷が二ゴロ併殺打。序盤は横浜先発・山本の前にチャンスらしいチャンスをつくれず、終盤に塁上こそにぎわしたが決定打が出ない。「ちょっとずつタイミングをずらされて、打たされているという感じ」と和田打撃コーチ。貧打病は深刻である。

 驚くのは本塁打数。昨年は173本で巨人に次いで12球団2位だったが、現在の4本は広島と並び12球団最低。しかもクリーンアップ3人が本塁打ゼロなのは両リーグで阪神だけ。金本、城島も快音響かず、完全に異常事態に陥った。

 投手陣が好調にもかかわらず、これで再び5割に逆戻り。真弓監督は「何とか勝ち越していきたいけど、なかなかペースに乗れない」と苦悶(くもん)の表情を浮かべた。首脳陣はシーズン前に「ボールに対し危機感を持っている」と口にしていたが、実際に虎が統一球の影響をまともに受けているようだ。 (島田明)

 

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