ネガティブキャンペーンとは、本来選挙用語として使われることが多い単語である。対立候補を貶め、相対的に自候補を優位に立たせようとするのは選挙戦術の一つとされている。
インターネットにおけるネガキャンとは、様々な分野で使われることの多い用語である。
ゲームカテゴリのそれでは、新作に対する批判・バグなどの報告を鬼の首を取ったかのように騒ぎ立てる書き込みを含めネガキャンと扱われる。特に2ちゃんねるのハード・業界板では新作が出るたびに単独でスレッドを立てては騒がしくする輩が存在する。
ネガキャンをされた時のお話
http://plaza.rakuten.co.jp/fantag/diary/20110301/
ネットでよく最近、特定の商品や作品に関する「根拠の無いネガティブキャンペーン」をされるケースが増えています。
私の仕事は某コンシューマゲーム開発者なのですが、先日、同様の事がありまして・・・他部署の発売前のソフト、なのにもかかわらず、根拠の無い、中で開発していた人間にしてみたら一発で「こりゃウソだ」とわかるレベルのデマを流されたり。しかも、それが大手サイトに取り上げられ、拡散し、さらにそれを根拠に非難が始まる。
言っておきますが、まだ発売前のソフトであり、記載されたことに関してはプレイすればそんなことは無い、というのがすぐにわかるような、明らかなデマ。
こういうことをされるというのは、開発者や関係者がどんな気持ちになるか・・・ソフトの開発は一年とか長いものになると3年以上掛かるような大変な努力でマスターアップを終え、ようやく皆さんの手元に渡るというその直前に、こういったことをされると本当に悲しくなります。せっかく育てた野菜に買いもしない、遊びもしない連中が寄ってたかって唾を吐きかけるような・・・一体、何がこいつらの得になるんだ?と・・・
これまではあくまで「ネットの風評なんて」と大目に見ていましたが、うちの会社は今後こういう情報に警戒心を高めているのと同時に、場合によっては法的措置も辞さない(たとえ匿名掲示板の情報だから、といっても、アクセス数が多いサイトが恣意的に取り上げている場合はさすがに営業妨害に当たる、という見解なのでしょう)という姿勢みたいです。
「そんな風評に負けるようなモノを作らなければいい」という言葉は、我々の側が言うのであれば「心構え」として心にとどめますが、唾を吐きかける人間の口から出たら、そんなものは戯言、たわ言でしかありません。
作り手はゲームを買ってくださる「お客様の意見」は大切にします。しかし無法者や狼藉者の言葉に耳を貸す必要はありません。
最近、あまりに腹がたったのでここらで一つ。
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