気象庁は21日、震度計が傾くなどしたため、岩手県奥州市胆沢区などの震度観測点計6カ所の利用を取りやめたと発表した。東日本大震災の本震や余震による揺れが原因とみられるが、同庁は「周辺の観測点でカバーできるため、地震観測への影響はない」としている。
同庁は本震で震度5強以上が観測された17都県の震度観測点約480カ所を点検、同日までに約半分を終えた。その結果、5カ所で震度計が傾いたり、周辺の地盤が陥没したりしていたほか、茨城県鉾田市当間で周辺の観測点に比べ最大で震度が2段階高く観測されるなどの不具合が見つかった。
震度観測点、気象庁、震度計
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