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東京電力の清水正孝社長(66)は22日、福島県庁で佐藤雄平知事(63)と初めて面会し、福島第1原発事故で「大変なご迷惑をおかけしたことをおわびします」と直接謝罪した。これまで2回面会を申し込んできたが、断られ続けて3度目で実現。15分間、怒りの知事を前に頭を下げ続けた。同社長はその後、郡山市の避難所を訪れ、役員ら6人とともに住民に土下座。この日、半日かけて5か所をおわび行脚しながら、あらためて辞任を示唆した。
「原発を東京に持って帰ってください!!」。原発30キロ圏内の住民ら約1600人が避難する郡山市の施設。6人の幹部たちと、膝を並べて土下座する清水社長に、年配女性の厳しい言葉が投げつけられた。
ひたすら「申し訳ありません」を繰り返す同社長。別の高齢の女性は「生きているうちに帰らせてください」と涙ながらに懇願。避難所には「もっと早くこいよ」「ここで1か月過ごしてみろ」などの怒号が飛んだ。
社長一行は午前10時ごろ、福島県庁を訪れ、佐藤知事と面会。「大変なご迷惑をおかけしました。心から深くおわびします」と謝罪するも「心がこもってない」と言われる始末。「(子供たちも)散り散りになっている。一刻も早く戻ってきたいんです」。原発推進派だった同知事から、今は涙をためて訴えられた。
農水産業だけではなく、製造業や観光業を含めた賠償も要求され、約15分間サンドバッグ状態に。「(福島第2)原発再稼働はあり得ません!!」と知事に念を押されると、清水社長は「…はい」と小さく返すのがやっと。
何度か福島入りしている清水社長だが、知事と避難所の住民に接したのは今回が初。佐藤知事には2度面会を申し込んだが、断られていた。怒りを体感した社長は、県議会議長に対し「重い十字架を背負う覚悟です」と賠償の決意を示した。
その後、会津美里町と会津若松市も訪問し午後9時40分ごろには、双葉町民が避難している埼玉県加須市の旧県立高校で、同町長と面会。町民には会わず、約10分で引き揚げた。
6月の株主総会を経て辞任する方向の清水社長は「経営責任としては、しかるべき時にけじめをつける」と改めて述べたが、道は果てしなく険しい。
(2011年4月23日06時03分 スポーツ報知)
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