大分市長選挙は、無所属で現職の釘宮磐氏の3回目の当選が確実になりました。
釘宮氏は、大分市出身の63歳。民主党の衆議院議員などを経て、平成15年の市長選挙で初当選しました。今回の選挙は、釘宮氏が民主党の国会議員や連合大分の支援を受けて3選を目指したのに対し、自民党が元県議会議長を推薦し、事実上、民主党と自民党が対決する構図となりました。選挙戦で、釘宮氏は、2期8年の実績と中心市街地の活性化策などを訴え、民主党の支持層に加えて、いわゆる無党派層からも支持を集め、3回目の当選を確実にしました。釘宮磐氏は「これまで2期8年進めてきた市民の政治を有権者が支持してくれた結果だと思う。大分市は来年、JR大分駅周辺の線路の高架化が完成し、大規模な再開発が進んでいくので、今後も地元の経済界や商店街の人たちと一緒になって中心市街地の活性化に取り組んでいきたい。また今後は、東日本大震災を教訓に津波などの防災対策も根本的に見直していきたい」と話しています。