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4号機建屋地下 深さ5mの水

4月18日 23時10分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

東京電力福島第一原子力発電所の4号機の原子炉建屋の地下に、深さ5メートルの水がたまっているのが確認され、東京電力は、放射線の量や、水がどこから流れてきたのかなどを調べることにしています。

東京電力によりますと、14日に4号機の原子炉建屋の地下の状況を調べていたところ、深さ5メートルの水がたまっているのが分かったということです。4号機では、先月31日に地下に降りる階段付近で水がたまっているのが見つかり、表面からは高いところで1時間当たり100ミリシーベルトの放射線が検出されています。4号機は、地震発生当時は定期検査中だったため、建屋内の使用済み燃料プールには第一原発の中で最も多い1535本の核燃料が入っており、12日にプールの水温を調べた結果、およそ90度と、通常の2倍以上の温度になっていることが分かりました。17日に公表された事故の収束に向けた工程表には、4号機のプールを支える建屋の壁に損傷があるため、プールの冷却機能を復旧させる前に建物を補強する工事が必要だとしています。東京電力は、新たに見つかった水が、こうした工事に影響を与えるかどうか判断するため、放射線量や水がどこから流れてきたのかなどを調べることにしています。