緊急情報募集!
原発御用学者一覧 
皆様、
以下に掲げたのは、所謂「原発御用学者」のごく一部であります。これらの学者の過去の「語録」を集めたいと思いますので、発言内容とそのソース(必ず記入してください)、および発言場所(分かれば)を、コメント欄にお寄せください。尚、緊急ですので「2チャンネル」のソースでもかまいません。また、ここに掲示した学者以外にひどい学者がいましたら、ぜひ教えてください。あるいは掲示した中で「こいつはそれほど悪質じゃない」という意見なども受け付けます。ここで私の「原発御用学者」の定義をはっきりさせておきたいと思います。私の「原発御用学者」の定義は「原発に反対しない学者」です。原子物理学者・地震学者・放射線医学者など、原子力の怖さが分かっているはずの学者たちにとって「反対しない」という行為は、敵を「利する」という意味において「推進する」という行為と、何ら変わらない「罪」に値すると考えます。一覧表で★印の数は「極悪度」を表わします。なおこれは現在、管理人の「主観」によるものです。そこで今回「極悪度」を、「公平」かつ「客観的」に決めたいと思いました。
※アンケート<あなたが一番悪質だと思う「原発御用学者」は?>に、是非投票をお願いします。
http://takashichan.seesaa.net/article/194530890.html?1302128387
投票の結果を受けて「極悪度」の★の数は、再検討することと致します。
★★★
伊藤哲夫 原子力研究所所長 近畿大学教授
【語録】「年間100ミリシーベルト浴びるまで一切問題ない。」「ほうれん草生で食べても牛乳飲んでも絶対大丈夫。」
★★★★★
稲恭宏 元東京大学医科学研究所 客員研究員
【語録】
http://blogs.yahoo.co.jp/tankou_2008/34447966.html
http://blogs.yahoo.co.jp/tankou_2008/34447009.html
「福島原発の放射線は、悪い影響は全くありません!」「野菜も魚も水道水も全く問題ありません!」「乳幼児でも問題ありません!」「チェルノブイリ原発事故のデータを元にした政府の基準は間違っています」「これが農産物、水産物に風評被害を与えて、農林水産業の皆さんを苦しめています」「医学的、科学的に私の論文をきちんと読んで勉強して欲しい」「放射性物質を含む飲食物に関する基準も、全くナンセンスで農家の方々が可哀想です」「全く心配いりません」
その他の参考画像
http://www.youtube.com/watch?v=qXgsQ_nwyLA&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=PQcgw9CDYO8
http://www.youtube.com/watch?v=8ONbhHHBlVk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=c1R0D82JHzI&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=X6K4M-ytivQ&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=28QPwHkjnPo&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=24Jq7H9AevA&feature=related
★★★
岡本孝司 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
【語録】 「今回、原発 は十分に働いた。というのは自動停止したからだ。それ以後の 不具合は想定外の津波のせいだから仕方がない」
★★★
関村直人 東京大学 大学院工学系研究科
【語録】募集中
★★★
菊池誠 大阪大学サイバーメディアセンター教授
【語録】「信頼できない情報源についても、まとめがあったほうがいいですね。こちらは『真に受けないほうがいい情報』です。とりあえず『破局は避けられるか――福島原発事故の真相 ジャーナリスト 広瀬隆』マグニチュードの意味も理解せず、速報値が修正されたことを陰謀と位置づけるなど、かなり悪質なので、まず書いておきます。」「僕は、最初の水素爆発以降、政府発表の信頼度は劇的に上がったと考えています。」「研究会続行中。眠いなあ。原発は当面、放射能が少し漏れる程度っぽいので、問題はなさそうだな。避難を求められている人たちがきちんと避難すれば、あとは危機を煽るようなものではあるまい。」
<参考>菊池氏のブログコメント欄
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1300643617
#127. たかし ? April 2, 2011 @01:01:47
人が他人の言うことに反論する場合、いろんな動機・要素があります。相手の主張に賛成できない、または、相手の主張に、誤謬や詭弁が存在する。だから反論「せずにはいられない」という純粋な動機がひとつ。二つ目には、とにかく相手の言うことが気に入らない、相手の主張は二の次で、なにしろコイツを叩きたい、という動機も存在します。そのような動機は雑多です。例えば相手が人気者である。女性に持てる。本が売れている。講演会に引っ張りだこである。自分より世の中に認められている。これらは、少なくとも相手が無視できないほどの「影響力」を持っている、例えば文庫本が何百万部も売れていて「軽視」出来ない、というようなことがその根っこにあるわけです。この菊池某の場合は、明らかに後者に当たると思います。所謂「やっかみ」です。失礼ながらこの菊池某よりも、広瀬氏は格段に社会的に影響を持っておられる。気に入らない広瀬が原発に反対している、だから俺は原発に賛成だ、といった類です。広瀬を批判することによって、あわ良くば電力から仕事をもらってカネモーケをしたい、現在は電力からあまりお声がかからないが、あわよくば「御用学者」に納まりたい。それがおそらく、この男の「深層心理」でしょう。
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きくち April 2, 2011 @01:11:23
僕は原発賛成発言をしたことはないと思いますよ。
人違いでは?
広瀬隆は、ちょっと擁護しがたいですね
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#129. たかし ? April 2, 2011 @01:21:35
ほほう(笑)。
では、あなたはどこかで「原発反対」発言をしておられますかな(笑)?
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きくち April 2, 2011 @02:27:07
ああ、たかしさんというのは有名なかたなんですか。
不思議な考えかたをされるかたのようです。
僕は「自称なんちゃって左翼」なので、特に左翼が嫌いなわけではありません。ただ、反原発や脱原発運動のかたの中には広瀬隆氏のでたらめぶりを理解されないかたがたも多く見受けられて、そこは大変残念です。平和運動に911陰謀論がはいりこむようなものだと思いますが
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#145. たかし ? April 2, 2011 @10:14:32
【たかし】
きくちさん、
だから私は、あなたがどこかで「原発反対」発言をしておられるか?と聞いている。いいからそれに答えなさい。発言しているのならそのソースを示すのですよ勿論。
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きくち April 2, 2011 @12:26:21
命令するところとか、なんだか可愛くておもしろいので、放置してみます
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※注)まともに反論できず「捨てゼリフ」を吐いて逃げ回る、自称「物理学者」。広瀬隆の「予言」が、これほど当たり続けているのにもかかわらず「デマゴーグ」呼ばわりをするこの男に、果たして「科学者」を騙る権利を与えて良いものだろうか?(管理人)
★★★★★
吉村作治 早稲田大学名誉教授・客員教授
【語録】募集中
吉村作治のCM出演履歴一覧
年 月 日 企業名/商品名/タイトル 共演者
2011 3 6 全国優良石材店の会『企業』
『エジプト考古学者とお墓の先生・お墓は命の永遠の住まい〜』
2010 3 26 東京電力(TEPCO)
『安定のシンボル「ジェド」』
8 全国優良石材店の会
『エジプト考古学者とお墓の先生の対談』
1 26 東京電力(TEPCO)
『古代エジプト神殿 「CO2の少ない電気をつくる」篇』
2008 8 26 ダイドードリンコ『燕龍茶レベルケア』
『教授とビジネスマン・キャンペーン 「ビジネスマン」篇』
21 ダイドードリンコ『燕龍茶レベルケア』
『教授と開発担当者・キャンペーン 「開発者」篇』
2007 12 23 日本サイバー教育研究所『サイバー大学』
『夢をみつける大学・願書受付中』
2 11 日本サイバー教育研究所『サイバー大学』
『語る学長・願書受付中』
2006 7 6 東京電力(TEPCO)
『ピラミッドと黄金マスク』
4 6 東京電力(TEPCO)
『ホルスの眼・東京電力では〜』
3 5 東京電力(TEPCO)
『ホルスの眼・ここ原子力発電所では〜』
2005 8 7 東京電力(TEPCO)
『古代エジプト壁画・スイカ』
3 27 東京電力(TEPCO)
『古代エジプト文字』
2004 7 3 シャディカタログ販売
『お中元・遺跡発掘・今ならお得』 見城美栄子
見城美栄子
6 4 シャディカタログ販売
『お中元・遺跡発掘・早期予約実施中』 見城美栄子
見城美栄子
5 16 東京電力(TEPCO)
『レバノン杉』
3 15 AirLink
『あなたの旅をオーダーメイド』
2 8 AirLink
『オーダーメイドの二人旅』
2003 2 9 AirLink『学生総合保険センター』
『安心伝説』
2002 7 21 東京電力(TEPCO)
『テプコストリート・地球の温暖化』
8 東京電力(TEPCO)
『日本の発電・プルサーマル計画・柏崎刈羽原発・企業カット改』
東京電力(TEPCO)
『日本の発電・プルサーマル計画・福島第一原発・企業カット改』
5 東京電力(TEPCO)
『日本は資源に乏しい国・プルサーマル計画・意見広告・企業改』
3 23 東京電力(TEPCO)
『洗面所・プルサーマル計画・ご意見』
東京電力(TEPCO)
『洗面所・プルサーマル計画』
2001 12 25 ローソン『特製洋風幕の内弁当』
『師走・弁当・年末年始はローソンで』 仲間由紀恵
仲間由紀恵
15 東京電力(TEPCO)
『書斎・エネルギー消費量』
4 ローソン『ローソンのクリスマスケーキ』
『師走・ケーキ』 仲間由紀恵
仲間由紀恵
1 ローソン『特製洋風幕の内弁当』
『師走・弁当』 仲間由紀恵
仲間由紀恵
ローソン『ローソンの年賀状印刷』
『師走・年賀状』 仲間由紀恵
★★★★
山下俊一 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科附属原爆後障害医療研究施設
【語録】「福島市の現時点の空間放射線量で、健康上のリスクは全く考えられない。」
「洗濯物は屋内に干して。」
「見えないものに対する不安があるだろうが、状況は少しずつ改善している。」
「内部被爆で傷ついた細胞は新陳代謝で直る、放射性物質はマスクをすればすぐ消えるから花粉より良い。」 「これから福島という名前は世界中に知れ渡ります。福島、福島、福島、何でも福島。これは凄いですよ。もう、広島・長崎は負けた。福島の名前の方が世界に冠たる響きを持ちます。ピンチはチャンス。最大のチャンスです。何もしないのに福島、有名になっちゃったぞ。これを使わん手はない。何に使う。復興です、まず。震災、津波で亡くなられた方々。本当に心からお悔やみを申し上げますし、この方々に対する対応と同時に、一早く原子力災害から復興する必要があります。国の根幹をなすエネルギー政策の原子力がどうなるか、私にはわかりません。しかし、健康影響は微々たるものだと言えます。唯一、いま決死の覚悟で働いている方々の被ばく線量、これを注意深く保障していく必要があります。ただ、一般の住民に対する不安はありません。」
「放射線の影響は、実はニコニコ笑ってる人には来ません。クヨクヨしてる人に来ます。これは明確な動物実験でわかっています。酒飲みの方が幸か不幸か、放射線の影響少ないんですね。決して飲めということではありませんよ。笑いが皆様方の放射線恐怖症を取り除きます。でも、その笑いを学問的に、科学的に説明しうるだけの情報の提供がいま非常に少ないんです。是非、今の私の話を聞いて、疑問が沢山あると思いますから沢山質問してください。これは講演会でも講義でもないんです。皆様と私のキャッチボールなんですね。」http://ameblo.jp/kaiken-matome/entry-10839525483.html
★★★
山口彰 大阪大学 工学研究科 環境・エネルギー工学専攻 量子エネルギー工学講座 教授
【語録】 「福島第1原発の状態は、短期的には不安定で楽観できないが、大きな流れとしてはよい方向に向かっている。注水され温度が低下傾向で、電源も復旧し始めた。周辺の放射線量も半減期のカーブに沿った形で減少。新たな放射性物質の拡散はないと考えられる。」
★★★
山名元 京都大学 原子炉実験所 原子力基礎工学研究部門量子リサイクル工学研究分野 教授
【語録】
★★★★★
諸葛宗男 東京大学公共政策大学院特任教授
【語録】 「いまの汚染のレベルは、現場に1時間立っていても、レントゲン検査の10分の1。」
★★★
松本義久 原子炉工学研究所 東京工業大学准教授
【語録】 「茨城のほうれん草は、メチャクチャ食べて300年続けたら、人体にも影響があるレベルです。」
★★★
星正治 広島大学原爆放射線医学研究所教授
【語録】 「非常に高い数字ではあるが、現時点で(20〜30キロの屋内退避を命じた)政府の指示は妥当と思われるので、パニックになることだけは避けてほしい。」「浄水場で水を濾過する際、細菌やゴミと同時に放射性物質も取り除かれ、人体に心配ないレベルになる。過剰な心配をする必要はない。」
★★★★★
石川迪夫 元北海道大学工学部原子工学科教授、武蔵工業大学客員教授
【語録】
チャンネル桜です(笑)。
★★
前川和彦 東京大学医学部教授
【語録】 「原発敷地内で1時間当たり400ミリシーベルトという放射線量が観測されたのは、ゆゆしき事態だ。原爆を除き、これほど高い数値が国内で観測されたことはなく、世界的にもチェルノブイリ原発事故(86年)以来。国際原子力機関(IAEA)が出した放射線事故時の初期対応要員のガイドラインは「1時間当たり100ミリシーベルト以上の区域には、救命もしくは事態を収束させる作業以外では入ってはいけない」と定めており、その基準を大幅に上回る。」「 ただし、一連の事故で放出されたのは、核分裂生成物質(放射性物質)を含む気体で、核燃料そのものが爆発したわけではない。これらは風に乗って運ばれるが、遠方で観測されてもごく微量のため、健康に影響を与える可能性は低いと思われる。被ばく線量が150ミリシーベルト以下なら急性の健康被害が出ることはなく、また、100ミリシーベルト以下なら、将来がんになるなどの長期的な影響もないと考えられている。」「 避難や屋内退避の範囲は、ある程度、安全の幅をとって設定されている。30キロより遠い地域の人は特に対策をとる必要はないが、もし心配なら外出を控えることだ。屋内退避圏内やその近くにいて、自分が被ばくしたか心配な人もいるだろう。しかるべき場所でスクリーニングを受ければ分かるが、そのためにわざわざ外に出るのは避けた方がいい。」「 放射線は目に見えず、味がなく、触れることもできない。五感で感じられないため、不安に思うのは当然だ。しかし、過去の事例をみても、放射能に対する過剰な反応は、風評被害など大きな社会的影響を引き起こす。正しい理解のもとに冷静な判断をし、秩序ある行動を取ってほしい。」
※JCO被曝事故で死亡した被曝者、大内久氏に対する、この男の「生体実験」にも等しい扱いは、強く糾弾されて然るべきである(管理人)。
★★★★★
大槻義彦 早稲田大学名誉教授、同理工学部客員教授
【語録】 「これだけの、有史以来最大の大地震、大津波でよくぞこれだけ持ちこたえてくれた(原発が)。」「車は安全ではありませんが必要です。 同じように原発は安全ではありませんが必要です。」
※注)この卑怯な男は、自分のブログで「言い訳」「取り繕い」「アリバイ工作」をはじめているようだ(管理人)。
http://blog.seesaa.jp/pages/my/blog/article/edit/大槻義彦 早稲田大学名誉教授、同理工学部客員教授
2011年3月21日 (月)原発事故と放射線
Iさんから次のような投稿をいただきました。
大槻先生
いつもブログを拝見しています。
都内の私立高校の理科教師をしているものです。昨年もメールさせていただき、ブログでも取り上げていただきました。その節はありがとうございました。
さて、再びメールさせていただいたのは、先日の東北関東大震災による福島原発のトラブルについてブログでコメントしていただけないかと思ったからです。
理由の一つは放射能漏れへの過剰反応です
都内でも福島原発からの放射能漏れを恐れて自主避難する人が多数います。本校でも関西や九州、海外へと避難をする生徒、保護者が多数います。中には赤点者を対象にした再試験や補習(これらを受けなければ当然留年になります)を、避難を理由に欠席させろ(かつ進級させろ)という保護者も複数います。再試験を欠席した場合には留年になるという旨を伝えた担任に「非常識な学校」や「杓子定規で冷たい学校」等と言い出す始末です。
また、今回は4基が同時にトラブルを出しているから避難距離は4倍にすべきであると論じる人もいました。まったく意味不明です。
近隣の小中学校でも避難を理由に学校を欠席する生徒が多数でているようですが、学校側は保護者の判断に任せているようです。小中学校は義務教育であるのに..。
最近ではマスコミも「過剰反応しないように」や「通常時よりも放射線量は多いが、健康には問題がない」といった報道をしていますが、多くの人がマスコミや政府は嘘をついている、情報を隠ぺいしているというのです。また「即座に健康被害が出るものでは無い」の「即座に」が怪しいと話しをしている人も見かけました。将来的にガンになっても即座ではないから...ということでしょう。
私自身は発表されている数値が本当であるという前提で東京では問題がないと考えています。まさか、全てのマスコミやTV出演されている大学の先生方まで全てが嘘をついているとは思えません。東大がキャンパス内での測定値を公開しています
http://www2.u-tokyo.ac.jp/erc/index.html
これをみても、現時点では神経質に成る必要はないと考えています。
理由のもう一つは過剰な反原発論です
これは、本校の生徒、保護者だけでなく職員の中にもいますが「今すぐ全ての原発を廃止すべき!」といった感じです。そして、その同じ口から「停電は困る」「電車の混雑は何とかして欲しい」というのです。全部、ソーラーにすれば良いということをいう人も多いのですが..発電量は全く無視されています。平常時には原発の恩恵にあずかっていながら(その恩恵=電気も目に見えないので)、原発=悪という紋切り型な意見になってしまうわけです。
私自身は原発は絶対賛成というわけではありませんが、現時点で原発に頼らず必要な電力を確保するのは不可能だと思います。もちろん原発の安全性や廃棄物等のさまざまな問題を無視すべきでは無く、今後も更なる安全性の向上や廃棄物処理などの技術を研究開発していく事が重要だと思います。おそらく、今回の事件で世論も反原発に振れるとおもいます。今後の原発建設等には強い反対がでることでしょう。むしろ、安全性の高まっている最新式の原発を導入し、古い原発を閉じていく方が良いと思うのですが..。
もちろん、原子力だけに頼らずさまざまなエネルギー開発も同時に行うことは大賛成です。原発に頼らなくてすむのであればそれはそれでよいでしょうから。
これに関しては過去の原発事故でも情報を隠ぺいしたり、「想定外の...」という理由にならない理由で片づけよとする政府や電力会社の体質にも問題があると思いますが。
以上2点です。
もし、お時間がありご都合に問題がなければ先生のブログで原発問題についてコメントをしていただけるとうれしく思います。根拠はありませんが楽しみにしている読者も多いのでは無いかと思います。
突然のメールにて長文で失礼しました。
追伸
3月20日の記事を読みました
ミステリーサークルパターが霊感商法とは...まったくおかしな意見で笑えました。
おそらく名称が問題なのでしょうが、私自身は洒落が効いていて面白いと思っています。
大槻からの回答
私はもともと、日本物理学会の『放射線分科』に所属する専門家です。同時に国際放射線影響学会の会員でもあります。この点もふまえて、ご回答いたします。Iさんのおっしゃることはほとんど正しいことですね。(1)福島原発30キロ範囲であっても直接人体の健康が害される危険はない(2)この範囲外なら日常の普通の生活で放射線の影響は問題にならない(3)まして東京の市民が放射線の影響を受けることはない。(4)食品、水道水などからの放射線の影響はない。
現時点でもっとも正確で正しい見解は国連WHOが出しているものです。政府や東電の発表が信用できないと思うかたがたはWHOを信じてください。もちろんWHOは国際放射線影響学会などの研究の成果を踏まえて見解を公表しています。
さて問題の原発事故ですが、私の見解は一言、『これだけの、有史以来最大の大地震、大津波でよくぞこれだけ持ちこたえてくれた』、というものです。今、3月21日午前11時の時点で言えば、これから1週間ぐらいで原発からの放射能の放散は止められ、収束に向かうでしょう。原発の問題はしばらくしてから総括しますが、ことここにいたっても私は強調します。『車は安全ではありませんが必要です。同じように原発は安全ではありませんが必要です』と。
http://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-9f53.html
2011年3月30日 (水)原発安全神話
『原発は安全』と宣伝して住民を納得させてきた歴代自民党政権、各自治体、マスコミ、教育者などなど、今どう反省をしているのでしょうか。とくに自民党、公明党は、安全神話に批判的であった民主党現政権の災害対策にケチをつけて手をこまねいていますが、反省のかけらもありません。
もちろんこの安全神話の推進役は東京電力でした。私はつねに『車は安全ではないが必要です、それと同じで原発も安全ではないが必要です』という立場でしたから安全神話には加担しませんでした。それがどうしたハズミか、10年ほど前、東電のテレビCMの依頼を受けました。CMで『原発は安全だ、としゃべってくれ』というものでした。私は『安全ではないが必要』ということしか言えない、と答えました。東電はその後、私をはずし、タレント教授Yさんを起用しました。彼はその後3,4年間、テレビCMで原発は安全です、と叫びつづけたのです。私はYさんに言いました。明日にでも原発事故が発生したらあなただけじゃなく大学の立場もなくなるだろう、と。
※注)吉村作治のことを言っていると思われる(管理人)。
福島の原発災害は自然災害で大地震によって引き起こされた津波災害、またそれによる原発災害、つづく放射能災害という災害連鎖でした。したがってこれはスリーマイル、チェルノブイリのような人為的ミスによる原発事故ではありません。自然災害の連鎖です。だからといってこれが原発の安全神話をいまだに主張する根拠にはなりません。大津波による災害に無力であるような設計そのものが、大きく言えば人為的ミスとも言えるからです。『設計上の人為的ミス』とみなすべきでしょう。その証拠に1号機から4号機まですべて同じような、同じタイプの不具合となっているのです。
繰り返します。『原発は安全ではありませんが必要です』もしそうなら、今後どうすればいいのでしょうか。それはおのずと明らかです。安全性をとことん追求した設計、運用に転換することです。これによって電力会社、国の経費は増大するでしょう。採算が合わなくなるまで。採算が合わなくなればもっと他の発電方法に転換してゆくでしょう。
放射能に関する山のようなご質問をいただいていますが、回答までに時間がかかります。もうしばらくお待ちください。

★★★★
中川恵一 東京大学医学部附属病院放射線科准教授
【語録】 「放射線をあびてもDNAの修復能力で大丈夫。」「日本は元々がんで死ぬ人の割合が世界一高い。放射性物質を体内に取り込んでも、もともと高い確率がほんの少し高まるだけだ。」

★★★
中村仁信 元大阪大学 医学部教授
【語録】 「放射線は体にいい。」

★★★★★
長瀧重信 長崎大学名誉教授
【語録】 「なぜなかなか放射線の値が下がらないかといえば、放出が続いているからだ。1時間あたりの値は低いが、この状態が数日間続いた場合、放射線を浴びる総量は上がる。直ちに健康に被害を及ぼす量ではないが、なるべく放射線を浴びないよう注意すべきだ。」
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チェルノブイリ事故との比較(平成23年4月15日)
チェルノブイリ事故の健康に対する影響は、20年目にWHO, IAEAなど8つの国際機関と被害を受けた3共和国が合同で発表し、25年目の今年は国連科学委員会がまとめを発表した。これらの国際機関の発表と福島原発事故を比較する。
原発内で被ばくした方
*チェルノブイリでは、134名の急性放射線傷害が確認され、3週間以内に28名が亡くなっている。その後現在までに19名が亡くなっているが、放射線被ばくとの関係は認められない。
*福島では、原発作業者に急性放射線傷害はゼロ、あるいは、足の皮膚障害が1名。
事故後、清掃作業に従事した方
*チェルノブイリでは、24万人の被ばく線量は平均100ミリシーベルトで、健康に影響はなかった。
*福島では、この部分はまだ該当者なし。
周辺住民
*チェルノブイリでは、高線量汚染地の27万人は50ミリシーベルト以上、低線量汚染地の500万人は10〜20ミリシーベルトの被ばく線量と計算されているが、健康には影響は認められない。例外は小児の甲状腺がんで、汚染された牛乳を無制限に飲用した子供の中で6000人が手術を受け、現在までに15名が亡くなっている。福島の牛乳に関しては、暫定基準300(乳児は100)ベクレル/キログラムを守って、100ベクレル/キログラムを超える牛乳は流通していないので、問題ない。
*福島の周辺住民の現在の被ばく線量は、20ミリシーベルト以下になっているので、放射線の影響は起こらない。
一般論としてIAEAは、「レベル7の放射能漏出があると、広範囲で確率的影響(発がん)のリスクが高まり、確定的影響(身体的障害)も起こり得る」としているが、各論を具体的に検証してみると、上記の通りで福島とチェルノブイリの差異は明らかである。
長瀧重信 長崎大学名誉教授(元(財)放射線影響研究所理事長、国際被ばく医療協会名誉会長)

★★★
米原英典 放射線医学総合研究所
【語録】 「成人などの基準値上限300ベクレルの放射性ヨウ素を含んだ水を1リットル飲んだ場合でも、東京−ニューヨーク間の旅客機で浴びる放射線の影響の14分の1にすぎない。基準値3倍を含む水を飲用しても、体にただちに影響が出るレベルではない。」

★★★★★
有冨正憲 原子炉工学研究所 東京工業大学教授
【語録】 「1号機の煙は爆破弁の成功です。」 「原発の被害は地震でなく、想定外の津波のせい。」「空だきの状態が2時間20分も続いた場合、燃料棒の一部が溶けている恐れがある。ただし、その後、圧力容器内に水が満たされていれば、溶けた燃料が水の中で固まるため、圧力容器が損傷する心配はまずないと考えていい。」

★★★
澤田哲生 原子炉工学研究所 東京工業大学助教授
【語録】

★★★★★
武田邦彦 中部大学総合工学研究所教授
【語録】「六ヶ所村の人たちには迷惑かもしれないが、せっかく日本の危機なのだから(再処理)施設を使わせてもらいたい。」
※時間の経過とともに「反省」を口にし始めた模様。「自己保身」「変わり身の早さ」で、ますます下劣さが際立ち始めている。(管理人)
「どうしたら被ばく量を減らせるか」という重要なときに基本的な話をするのは何となく気がひけますが、メールのご質問も多くありますので、原子力の推進と反対についてわたくしの考えを述べます。
原子力には推進派と反対派がいて、推進派の中でも、何が何でも推進という人と安全な原子力を推進したいという人と2種類があります。
反対派の方も、原子力は安全じゃないから反対と、人生観や思想的に絶対に反対という人たちがいます。
つまり、
1) 何が何でも推進
2) 安全な原子力なら推進
3) 原子力は不安全だから反対
4) 何が何でも反対
のグループがいるという訳です。
・・・・・・・・・
日本社会は少し過激になるところがあり、現在の原子力関係では、「何が何でも推進」と「何が何でも反対」の人達が力が強く、私が考える妥当な見方、つまり上の2と3は排斥されるのです。
わたくしは「安全な原子力なら推進」という考えです。つまり、これから原子力を推進していくためには、事故が起これば推進することができないというのがわたくしの考えです。
わたくしは原子力安全委員会専門部会で「地震で倒れるような原発をよくない」と主張したのですが、そのような考えは現在の原発の議論の中では「異端」なのです。
また、現在の原発の地震指針は、原発を守るようになっていますが、付近住民の被曝についても、付近住民を被曝からどのように守るかという点でも、汚染された状態の生活をどうするかということも全く考えられていません。
福島原発の受け入れに当たって、福島県は近くの住民に、逃げる手段を作ったり、子供のいる家庭に安定ヨウ素剤を配ったり、汚染されたときに農家がどのように生活するかということを考えてなかったと思います。
・・・
東電は原発をつくり、それを運転することが使命ですが、自治体は住民を守ることが使命です。従って自治体が「原発は安全だ」という東電の約束をそのまま受け取ること自体がおかしいのです
飛行機を例に取りますと、飛行機を飛ばすときには万全を期して墜落しないようにします。しかし、人間のすることですから墜落することもあります。
飛行機に乗ると、毎回、スチュアーデスが非常時に取るべき行動を乗客に説明します。その乗客はその飛行機が墜落したら命を失うかも知れないのですから、説明は大変にシビアです。それでも飛行機が落ちる事のことを考えて防御するというのが責任者のやるべきことなのです。
福島県の知事は東電に対して腹を立てているようです。もちろん、東電の失敗を責める必要はありますが、自分たちも住民の安全を守ることを考えていなかったということから出発しないと福島県の人は被害を大きくするのではないかと心配しています。
自治体の役割は、「そこに住む人たちの命を守る」ことです。命を守ることを東電に預けるのではなく、自分たちでパラシュートを用意する必要があったのです。
福島県とか福島市という自治体は何のために存在するのでしょうか。このような非常時でこそ、住民の命を守って欲しいものです。
これは全国の原発を持つ自治体にもいえることです。原発の安全性は国の方で保証するのですが(当てにならなくても自治体では判らない)、各自治体は原発が仮に事故を起こした時に、できる限り住民が守る計画をもっていなければならないとわたくしは考えています。
良く原発を受け入れる自治体が独自に「安全の検討」などをしていますが、それより「非常時の対策」を作るのが第一の役割と考えられます.
自治体は電力会社を信用してはいけないのです。それは電力会社が悪いのではなく、そのような役割を負っているのです。
・・・
わたくしにしてみれば、「安全な原発推進派」というのは「墜落しない飛行機は賛成」というのと同じですから、当たり前のように感じますが、それが異端になるという日本の状態を変えなければならないと思っています。
(平成23年3月25日 午後10時 執筆)

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高田純 札幌医科大学医療人育成センター教養教育研究部門教授
【語録】
★★★
高村昇 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授
【語録】
「ある一定の線量は人間のためには害にならない、むしろベネフィットになる。例えば今言いましたような、X線を使うとか、胃の透視に使うとか、あるいはCTに使うとか、そういった量は、例えばもちろん、原爆の被ばくする量、原爆によって被ばくした量、あるいはそれよりも少なくなりますけれども、チェルノブイリで被ばくした線量に比べれば遥かに低い線量な訳です。そして、ニュースでよく説明がありますように、今回、例えばヨウ素131が1時間当たりに出ている量、あるいは1日当たりに出ている量、それも空気中にある量ですね、それは、そのCTであるとか胃の透視の検査よりもさらに少ない量であるとよく説明を受けられていると思います。ですから、それを考えると、明らかにチェルノブイリやあるいは長崎・広島の原子爆弾とは、今回の一連の福島第一原発の事故というのは全く性格の異なるものであろうということが言えます。」
「ただし、1つだけ皆さん方がもう1つ心配になってらっしゃることがあると思います。それは、こういうふうに少しずつでも漏れ出しているのが、いつまで続くんだろうということが恐らくあるんだろうと思います。確かに少しの量、ですから、これは決して原発の炉心全部が壊れて、そこから大量の放射能が出ているわけではなく、ごく一部の所から漏れ出して、それが風に乗ってやってきているという状況ではあります。しかし、それがダラダラダラダラと、長期、数日間、この一週間ですかね、続いているということが、これが皆さん不安なんだろうと思います。しかしながら、今日の特にデータなどを見る限りでは、少しずつやはり状況は改善してきているように思います。」
「ご承知のようにテレビでは必死に原子力発電所の消火作業に当たったり、冷却作業に当たったり、あるいは発電所の非常電源を繋いだりと、一生懸命働いている方が沢山いらっしゃるというのが連日報道されております。そういった状況もあって、少なくとも、例えば、ここからさらに大きな爆発があるといか、それを皆さん一番心配してらっしゃると思いますけれども、そういった状況になるとはちょっと考えにくいと思いますし。ですから、現時点では、そしてこの先も、この原子力発電所の事故による健康リスクというのは、非常に、と言ってはいけません、全く、考えられないと言ってよろしいかと思います。」

★★★★★
でんこ
【語録】
つまり「今後がんによる死亡者が増えても、それは原発事故のせいではない。」と東電ら原発犯罪者のための予防線を敷いているわけですね。
>「今後がんによる死亡者が増えても、それは原発事故のせいではない。」と東電ら原発犯罪者のための予防線を敷いているわけですね。
その通りだと思います。今のような政治が行われ続ければ、これから5年後、10年後に白血病やガンが急増しても(原発の周辺はとくに)「因果関係は認められない」として無視するでしょうね。「肝炎」の時の対応を見ていれば分かります。
たった今テレ朝の番組で、武田邦彦という御用学者が「六ヶ所村の人たちには迷惑かもしれないが、せっかく日本の危機なのだから(再処理)施設を使わせてもらいたい。」などと発言。さっそくこの男もリストに加えさせてもらうことにしました。
この人の↓のブログ記事で原発を取材して著書を書いてきたジャーナリスト広瀬隆さんのことをまるでデマを書いているかのように非難しています
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1300643617
特に、本人が↓のようにコメント欄で発言しています
>信頼しがたい話が多いため「読まなくていい情報源」「読むと却ってよくない情報源」などです。
>僕は広瀬さんの話はすべてそのカテゴリーにいれておいたほうが安全だと思います
コメント欄では他の人が、広瀬隆さんの発言がすべて「読むと却ってよくない情報源」のカテゴリーと言い切ってしまうのは良くないのではないか?真実の部分も含んでいるかもしれないのだからと言っています。しかし、擁護する人が現れるとネトウヨと思しき原発擁護論者が詭弁で論点すり替えをしています。本人は無視しています。
この菊池という学者が「すべて」広瀬隆さんの報道を読むべきでないというのは言い過ぎかと思いました。広瀬さんは間違ったこともあるでしょうが、その反原発の言論内容を一般公衆に対して「真に受けないほうがいい情報」だの「かなり悪質」だの、言うのは学者として如何なものか。学者なら科学的に広瀬さんの言論を検証して、正しい部分と間違っている部分を峻別してから批判すべきではないでしょうか。「すべて」読まないほうが安全だ、などと良く言えたものです。
参考
破局は避けられるか――福島原発事故の真相
ジャーナリスト 広瀬隆
http://diamond.jp/articles/-/11514
谷さん、はじめまして(始めてでなければすいません)。
人が他人の言うことに反論する場合、いろんな動機・要素があります。相手の主張に賛成できない、または、相手の主張に、誤謬や詭弁が存在する。だから反論「せずにはいられない」という純粋な動機がひとつ。二つ目には、とにかく相手の言うことが気に入らない、相手の主張は二の次で、なにしろコイツを叩きたい、という動機も存在します。そのような動機は雑多です。例えば相手が人気者である。女性に持てる。本が売れている。講演会に引っ張りだこである。自分より世の中に認められている。これらは、少なくとも相手が無視できないほどの「影響力」を持っている、例えば文庫本が何百万部も売れていて「軽視」出来ない、というようなことがその根っこにあるわけです。この菊池某の場合は、明らかに後者に当たると思います。所謂「やっかみ」です。失礼ながらこの菊池某よりも、広瀬氏は格段に社会的に影響を持っておられる。気に入らない広瀬が原発に反対している、だから俺は原発に賛成だ、といった類です。広瀬を批判することによって、あわ良くば電力から仕事をもらってカネモーケをしたい、現在は電力からあまりお声がかからないが、あわよくば「御用学者」に納まりたい。それがおそらく、この男の「深層心理」でしょう。
私は広瀬さんの発言が全て正しいとは思いません。間違いもあるでしょう。たこしさんは間違わないのでしょうか?あなたも間違うことはあると思います。私も間違いは良くあります。この菊池という学者も間違うことはあるはずです。ある一部分の間違いをもって「すべて」のたこしさんの発言を読むと良くない情報と言われてしまって良いのですか?私はそう思わないということです。たこしさんも間違うことはあるし、正しいことを言うこともあるでしょう。やはり、「すべて」広瀬さんの言論を読むと良くないというのは納得できません。
>たかしさん
こんにちわ。素晴らしい記事を読ませて頂いております。原発の特集も大変勉強になっています。ありがとうございます。私の精神力ではネトウヨさん達の執拗な攻撃に耐えられませんので、徹底的に議論で戦うたかしさんを尊敬してます。
件の菊池氏ですが、たかしさんの仰るとおり、この手の人達は原発に疑問を呈する言論人が「軽視」できないのだと思います。特に今、世論が反原発に大きく傾きつつある。それで「すべて」読むと良くないなどと、普通に考えたら常識的とは思えないことを言うのだと思います。上のたこしさんへの返答でも書きましたが普通の言論で「すべて」正しいことなんてほぼあり得ないと思います。(数学等は除く)
また、どうも菊池氏のブログの常連、囲みの皆さんの発言を見ますと、大衆を衆愚のように考えているのではないかと見受けられます。大衆は馬鹿だから読むと騙される、だから最初から広瀬の話は聞くな、と。こちらのブログでやっていることと正反対です。たかしさんやこのブログの常連さん達の多くは議論のコストを払い、肯定されることと誤謬とを分けて議論されています。広瀬氏の言論内容を峻別するコストを払えないなら最初から"「すべて」読むと却って良くない"などと言わなければいいと思います。長文失礼致しました。
菊池は「現実を見るな。お上の言う事を盲目的に信じろ。」と言っているのと同じです。
このブログのようなものがもっと増えてほしいと願っています。
がんばってください。
高田純の動画に武田邦彦と広瀬隆の動画を編集したものです。
http://www.youtube.com/watch?v=t3erSTN2sWQ
これを見ても御用学者という生き物が、よくわかります。
>菊池は「現実を見るな。お上の言う事を盲目的に信じろ。」と言っているのと同じです。
全くその通りですね。読まないと考えることさえも出来やしないのですから。
>「すべて」のたこしさんの発言を読むと良くない情報と言われてしまって良いのですか?
私は広瀬氏の発言が「すべてが良くない」などとは言っていません。私の文章をよく読んでください。
「(非専門家の言う玉石混交の主張なんぞを、同じく非専門家である私達が)「すべて」読まないほうが(デマや誤った推論に惑わされずにすむので)安全だ」、という主張はもっともなことだ、といっているのです。
たとえばあなたは、
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110316dde012040006000c.html
の広瀬氏の発言の問題点を指摘できますか?
(できたとしても、)彼の他の発言はどうでしょうか?
専門家である菊池氏らはそれができます。twitterやブログなどで指摘しています。
それを「御用達学者」などとレッテルを貼って、発言の内容に目を向けないのは(非専門家であるが故の苦肉の策なのでしょうが)、広瀬氏の煽りをまともに受けて消耗するだけで、得策ではないと私は思います。今、一番「現実を見て」ものを言っているのは(つまり、与えられた情報を元に冷静な分析をしているのは)、このリストにある学者さんたちではないでしょうか。
専門家や、原発に関する基礎的な教養をもった菊池氏ら
私の指摘通り「現実を見るな。お上の言う事を盲目的に信じろ。」を有言実行していただいてありがとうございます。
>広瀬氏の発言の問題点を指摘できますか?
>(できたとしても、)彼の他の発言はどうでしょうか?
>専門家である菊池氏らはそれができます。
はぁ、でもたこしさん、あなた自身が「どこがどう問題なのか」理解できないし説明も出来ないのだから、あなたの発言には寸分の意味も無いですね。
現実は、あなたの言う「菊池氏ら専門家が想定外だ」と言って譲らない数々の事象が、広瀬氏のような「門外漢」「素人」の予見・指摘通りに次々と起こっているのですからね。
>「現実を見て」ものを言っているのは(つまり、与えられた情報を元に冷静な分析をしているのは)
などとあなたはほざいていますが、その(東電や御用学者発の)「与えられた情報」そのものがほとんど「現実ではない」ことを、いい加減理解しなさい。
1.
>「(非専門家の言う玉石混交の主張なんぞを、同じく非専門家である私達が)「すべて」読まないほうが(デマや
>誤った推論に惑わされずにすむので)安全だ」、という主張はもっともなことだ、といっているのです。
まず、たこしさん、あなたが括弧書きで何を付け足して書くかなど知りませんし、知りたくもありません。
私が指摘し、依拠しているのは菊池氏の以下の発言です。
>信頼しがたい話が多いため「読まなくていい情報源」「読むと却ってよくない情報源」などです。
>僕は広瀬さんの話はすべてそのカテゴリーにいれておいたほうが安全だと思います
ですので、たこしさんの発言全部を「すべて」、「読むと却ってよくない情報源」だとは思わないということです。これが私が一番最初に述べたことです。これがお分かり頂けないなら、この時点で私と話す価値などありません。私は広瀬氏の言論を「すべて」、「読むと却ってよくない情報源」だとは思いません。「すべて」という所が重要です。
2.
>たとえばあなたは、
>http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110316dde012040006000c.html
>の広瀬氏の発言の問題点を指摘できますか?
私が、あなたが指定したURL先の、広瀬氏の言論の問題点を指摘できないならば、菊池氏の述べた内容が正当化される、とでも本気で言っているのでしょうか?私個人の能力をいくら責めても、一般論として述べた菊池氏の当該言論内容が立証されることは永遠にありえません。すなわち、私が広瀬氏の言論の問題点を指摘できる部分もあろうし、できない部分もあろうかと思います。ですが、だからといって、菊池氏が、一般大衆全てに対して述べた次の内容、広瀬氏の言論は、「読むと却って良くない」ので「広瀬さんの話はすべてそのカテゴリーにいれておいたほうが安全」という命題が立証されることはあり得ないということです。
たこしさん、簡単に言い換えれば、あなたは私個人が問題点を指摘できないなら、菊池氏の発言が正しいと仰ったことになる。これは一般論の問題を、特定の個人の能力の問題にすり替える論法です。私が答えられない場合、おい谷、おまえはやっぱり答えられないじゃないか、だから菊池氏の話は正しかったんだ、と言われても、それで本命題が、私以外の他者に対してまで一般化されるわけではないのです。こういう論法は良くないと思います。
3.
>「御用達学者」などとレッテルを貼って、発言の内容に目を向けない
>広瀬氏の煽り
>今、一番「現実を見て」ものを言っているのは(つまり、与えられた情報を元に冷静な分析をしているのは)、
>このリストにある学者さんたちではないでしょうか。
とのことですが、レッテル貼りして目を向けていないわけではないですよ。現に、菊池氏のブログも読んでるわけです。それにあなたが仰る、「広瀬氏の煽り」というのも、やはりレッテル貼りです。
広瀬氏も人生を掛けて原発の現実を見てきた方だと思います。繰り返しになりますが、広瀬氏の言論には間違いも真実もあるでしょう。それでも真実を見るべく、誰もが、誰の言論に対しても、開かれているべきだと思います。ある学者の、上から目線で、判断力のない大衆だからというようなパターナリズムに屈しているべきではないと考えます。原発問題は、全ての日本人にとって、最も重要な、時代の論点だと思うからです。
>現実は、あなたの言う「菊池氏ら専門家が想定外だ」と言って譲らない数々の事象が、
>広瀬氏のような「門外漢」「素人」の予見・指摘通りに次々と起こっているのですからね。
改めて文字で見ると愕然としました。まさに言ってた通りのことが起こっている。私は広瀬氏だけでなく、原発を擁護してきた学者や技術者も事故の予感はあったのではないかと思います。だからこそ、黙って政治と電力会社のヒエラルキーで旨い汁を吸ってきた連中に怒りが湧いてくるのです。故郷を失って流民のようになってしまった人、これから出てくるかもしれない被曝症の被害者、そういう人達を前にして、今まで安全神話を連呼してきた権力者、学者、そういう連中が今もテレビに出て、直ちに影響はない、大丈夫大丈夫などと他人事のようにほざいているのを聞くと怒り心頭に達します。
>私は広瀬氏の言論を「すべて」、「読むと却ってよくない情報源」だとは思いません。「すべて」という所が重要です。
なんだかちょっと指摘しているポイントがズレている気がします。菊池氏の発言を大げさに解釈していませんか?
まず、菊池氏は広瀬氏の発言が「すべてよくない情報」だなんていってません。正しくは、
「広瀬氏の発言にはデマが多く信頼性に欠ける。そしてそれらを非専門家が毎回、正しく指摘することは難しい。それならば、たまたまそういう発言を読んで、無意味な不安・間違った知識を覚えるよりも、いっそのことすべてを読まないほうが安全だ」(*)
ということでしょう。
> 私が、あなたが指定したURL先の、広瀬氏の言論の問題点を指摘できないならば、菊池氏の述べた内容が正当化される、とでも本気で言っているのでしょうか?
あなたに限らず、「一般人には、容易には広瀬氏のデマを見抜けないのだから、一般人は、専門家からみたら信頼性の低い広瀬氏の発言を読まないほうが安全だ」という主張は正当であると思います。
>私が広瀬氏の言論の問題点を指摘できる部分もあろうし、できない部分もあろうかと思います。ですが、だからといって、菊池氏が、一般大衆全てに対して述べた次の内容、
>広瀬氏の言論は、「読むと却って良くない」ので「広瀬さんの話はすべてそのカテゴリーにいれておいたほうが安全」という命題が立証されることはあり得ないということです。
「広瀬さんの話はすべてそのカテゴリーにいれておいたほうが安全である」(#)
という文章は「事実」ではなくて菊池氏の「主張」なのですから、当然「立証」することなんてできないでしょう。
私は(#)の主張を(*)で解釈した場合、正当であると思います。
>ある学者の、上から目線で、判断力のない大衆だからというようなパターナリズムに屈しているべきではないと考えます。
というのが谷さんの、菊池氏に対する反発の根本て理由なのでしょうが、(#)を(*)で解釈したとき、菊池氏の主張は正当でないとお考えですか?
>広瀬氏も人生を掛けて原発の現実を見てきた方だと思います。繰り返しになりますが、広瀬氏の言論には間違いも真実もあるでしょう。それでも真実を見るべく、誰もが、誰の言論に対しても、開かれているべきだと思います。
広瀬氏の発言の中にあるデマの多さは各所で「立証」されています。ゴミの山から砂金を探すようなことを敢えてするのは得策とは思えません。もちろん何を参照するかは個人の自由ですけれど。
もう既に、前のあなたのコメントとそれに対する私の返答で、あなたの主張の致命的な欠陥について御説明しました。読んで理解できなければそれまでです。ただ、今回のコメントはもっと酷いので一応コメントします。
>なんだかちょっと指摘しているポイントがズレている気がします。
>まず、菊池氏は広瀬氏の発言が「すべてよくない情報」だなんていってません。正しくは、
>「広瀬氏の発言にはデマが多く信頼性に欠ける。そしてそれらを非専門家が毎回、正しく指摘することは難しい。
>それならば、たまたまそういう発言を読んで、無意味な不安・間違った知識を覚えるよりも、
>いっそのことすべてを読まないほうが安全だ」(*)
>ということでしょう。
何が「ということでしょう」なのですか?これあなたの文章ですよ。ずれているはあなたです。菊池氏の発言をあなたの勝手な解釈で捏造しないで下さい。何度同じことを言えばいいのですか。こういう勝手な捏造をする人とはお話することは不可能です。私は菊池氏だけの発言を元に命題を組み立てています。菊池氏の発言だけに依拠していると何度書けばいいのですか。初めのコメントからずっとそれをやっているわけですが、あなたのような人間が現れて勝手に捏造し、個人的な解釈で菊池氏の発言を都合のいいように変えるわけです。あまりにも酷過ぎる。
>あなたに限らず、「一般人には、容易には広瀬氏のデマを見抜けないのだから、一般人は、専門家からみたら
>信頼性の低い広瀬氏の発言を読まないほうが安全だ」という主張は正当であると思います。
>「広瀬さんの話はすべてそのカテゴリーにいれておいたほうが安全である」(#)
>という文章は「事実」ではなくて菊池氏の「主張」なのですから、当然「立証」することなんてできないでしょう。
菊池氏の「主張は正当である」という主張をしたのはあなたですよ。「当然立証することなんてできない」ならば、なぜあなたは他人にあなたの意見が正しいと主張するのですか。これはあなたが言った言葉をカギ括弧に入れているのですよ。これは自分で何を言ってるかすらも、わかっていないことを自ら証明しています。
命題の証明・立証の意味が全く理解できていません。お話になりません。あなたは議論するには能力不足です。
>広瀬氏の発言の中にあるデマの多さは各所で「立証」されています。
他所で「立証」されているから、俺の意見は正しいんだぁーですか。それはあなたのお母様にいいなさい。
さらには私は広瀬氏にも間違いがあることは最初から認めています。
最初にあなたが、菊池氏の「主張はもっともなことだ」と、さらには「主張は正当である」と、ご自分で言ったのです。
で、その後、それをあなたが他人に主張するならば、もちろん正当化しなければなりません。しかし、当然正当化できないと言う。話していること全て矛盾です。
こういう人とはお話できません。
皆さん、以下は菊池誠氏のブログのコメント欄からのコピペです。私の指摘に、菊池氏は具体的な回答を一切せず(これは、広瀬隆氏に対する誹謗中傷と全く同じ態度です)、逃げを打っています。このヒト本当に「学者」なんでしょうかね(笑)。菊池氏のこの「反応」について、皆さんのご感想を伺いたいと思います。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1300643617
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#127. たかし ? April 2, 2011 @01:01:47
人が他人の言うことに反論する場合、いろんな動機・要素があります。相手の主張に賛成できない、または、相手の主張に、誤謬や詭弁が存在する。だから反論「せずにはいられない」という純粋な動機がひとつ。二つ目には、とにかく相手の言うことが気に入らない、相手の主張は二の次で、なにしろコイツを叩きたい、という動機も存在します。そのような動機は雑多です。例えば相手が人気者である。女性に持てる。本が売れている。講演会に引っ張りだこである。自分より世の中に認められている。これらは、少なくとも相手が無視できないほどの「影響力」を持っている、例えば文庫本が何百万部も売れていて「軽視」出来ない、というようなことがその根っこにあるわけです。この菊池某の場合は、明らかに後者に当たると思います。所謂「やっかみ」です。失礼ながらこの菊池某よりも、広瀬氏は格段に社会的に影響を持っておられる。気に入らない広瀬が原発に反対している、だから俺は原発に賛成だ、といった類です。広瀬を批判することによって、あわ良くば電力から仕事をもらってカネモーケをしたい、現在は電力からあまりお声がかからないが、あわよくば「御用学者」に納まりたい。それがおそらく、この男の「深層心理」でしょう。
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きくち April 2, 2011 @01:11:23
僕は原発賛成発言をしたことはないと思いますよ。
人違いでは?
広瀬隆は、ちょっと擁護しがたいですね
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#129. たかし ? April 2, 2011 @01:21:35
ほほう(笑)。
では、あなたはどこかで「原発反対」発言をしておられますかな(笑)?
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きくち April 2, 2011 @02:27:07
ああ、たかしさんというのは有名なかたなんですか。
不思議な考えかたをされるかたのようです。
僕は「自称なんちゃって左翼」なので、特に左翼が嫌いなわけではありません。ただ、反原発や脱原発運動のかたの中には広瀬隆氏のでたらめぶりを理解されないかたがたも多く見受けられて、そこは大変残念です。平和運動に911陰謀論がはいりこむようなものだと思いますが
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#145. たかし ? April 2, 2011 @10:14:32
【たかし】
きくちさん、
だから私は、あなたがどこかで「原発反対」発言をしておられるか?と聞いている。いいからそれに答えなさい。発言しているのならそのソースを示すのですよ勿論。
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きくち April 2, 2011 @12:26:21
命令するところとか、なんだか可愛くておもしろいので、放置してみます
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核心部分の基礎知識が激しく間違ってるという
論理のメルトダウン。
「真に受けないほうがいい」に一票。
「私は原発賛成と言ったことは無い」って言う人に、「では原発反対と言った証拠を示せ」ってのは、とんでもない言い掛かりで、こんな論がまかり通れば、裁判制度なんか必要ありません。秘密警察とか特高とか魔女裁判制度があればいいだけです。そりゃきくちなる人物が、相手にしないのも当たり前ですね。
あと、御用学者一覧となってますが、要は今テレビで喋ってる人全てという事ですね。逆にその選に洩れる人を一覧にした方が、早いように思いますが、果たしてそんな人がいるんでしょうか。
100喋った内の1が当っていたとしても、他の99が誤であれば、その人物が発信する内容には、疑惑を持って当るのが論理的というものです。1の正のために、99の誤を毎回取り除くのは面倒ですからね。
菊池誠さんは結構好きだったのですが、今回はがっかりです。
菊池氏には、広瀬さんが「9・11自作自演説」を唱えたことがない、ということは、どうでもいいんでしょうね。
それはさておき、世論の中に「汚染作物を忌避する人間」→「反原発派」→「非国民」という図式がすでにできているようで怖いです。
これは「脱原発派」一般の人間像に関するデマといえませんか。
私が原発を反対する理由の一つが過酷な「被曝労働」なのですが、これだって
「被曝労働を忌避する人間」→「反原発派」→「非国民」といえるわけで。
「他の誰にもこんな職場で働いてほしくない」「他人をこんなところで働かせる権利はない」と思っていることは他人には届かないのです。
これからの日本人にとって、福島の事故処理に当たった方々の犠牲が「原罪」になると思いますが、こういう考え方はナイーブ過ぎるでしょうか?
菊池氏のブログを見まわしました。「科学者が原子核や放射線についての学術研究発表を「のんきに」行なっている」それしかない内容ですね。
「現在進行形の原発事故が最悪今後どうなるのか。その場合どんな危機が訪れ、どんな対策が要るのか。」となどいった危機管理のスタンスは持ち合わせていないように見受けられます。
原発事故の起こった背景や見通しといった「全体像」が全く筋道立てて述べられておらず、断片的な「科学的知識」を並べたてられているだけで、そんな「小学生の物知り自慢」レベルをこの期に及んで見せられても正直仕方ありません。
仮にこの学者の言っていることが「科学的に全て正しい」としても、「だから結局今後どうなるの?どうすればいいの?」が知りたい側にとっては「全然使えない」学者と言えるでしょう。
多分この人は原発そのものの是非については「興味がない」「どっちでもいい」のではないでしょうかね。
菊池氏はここ見てるみたいですね。「たけし」じゃなくて「たこし」ですと。何の関連もなく突然「それはそうと」、なんて言い出すところを見ると、「たこし」というのはkikulogの擁護者か、もしかして本人だったりして(笑)少なくとも菊池氏は「たこし」が誰かわかっているかのような返信です。
菊池氏の下のリンク先ページ読むと、やっぱり面白いですね。囲みの菊池擁護者がデマを流しても菊池氏が援護して、都合が悪い部分にはコメントを返さないみたいな流れですね。
以下引用
(菊池氏のコメント)
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1300643617
>>163
>>それはそうと、「たこし」さんと言う方、英雄ですね。(ぼくは面倒くさがり屋で小心者なので、傍観します。)
引用終り
>命令するところとか、なんだか可愛くておもしろいので、放置してみます
議論放棄(藁
菊池氏の不思議なところは、広瀬隆氏の「不正確さ」を言いながら、その具体的な指摘を一切しないところですね。「マグニチュードの意味も分からず」とは書いていますが、広瀬氏がどう「意味」を取り違えているのかの指摘をしない。「信頼できない」「真に受けないほうがいい」「かなり悪質」・・・すべて単なる「悪罵」の羅列にすぎません。しかもこの男のブログの文章を読んでいると、その情緒的なところがまさに「ネトウヨ」なんですよ(笑)。その昔「たかしズム」に湧いていたmoonlight_sunlightとかいう「ネトウヨ」とそっくりなんだなあ(笑)。
http://blog.livedoor.jp/moonlight_sunlight/
テレビに出てくる学者さんは信用できるけど、広瀬氏は信用できない、という意見があるようですね。
広瀬氏が全て正しいとは言いませんが、信用できないという人や菊池氏等の研究者は
・廃棄物を捨てる場所などない。一度もれたら人間にできることなど何もない。
放射性物質は人間の世界(生態系)から完全に隔離し、子々孫々に渡ってそれを維持しなければならない
・原発事故に終わりはない
放射性物質によっては半減期のオーダーが人間の時間軸とはスケールが違う。影響は長期間スケールで起きる
原発の根本的かつ最もクリティカルな点を広瀬氏が、わかりやすく指摘しているのに対してどう反論するんでしょうか?
これに反論できなければ、広瀬氏の主張が傾聴に値しないというのは無理筋でしょう。
ついでに言うなら非専門家だから、正しい事を言っている割合が低いから聞く価値がないのだ、なんてのも酷い。研究・学問の世界で非専門家だから除外なんて言語道断ですし、価値ある正しい指摘を抽出するのが面倒だからなんて理由は通用しません。
広瀬氏がそんなに気に食わないなら、彼の正しく価値のある指摘を抽出し、間違った部分を捨てて自分の論理なり主張を構成すればいいだけの話です。
それをせずに、広瀬氏にケチをつけるだけならただの中傷です。
>不勉強さん
>「現在進行形の原発事故が最悪今後どうなるのか。その場合どんな危機が訪れ、どんな対策が要るのか。」となどいった危機管理のスタンスは持ち合わせていない
これは菊池氏に限らず他の原子核物理学者にもほぼ当てはまると思いますが、そもそも彼らは危機管理まで含めた意味での原発事故に対する専門家ではありません。
スリーマイル、チェルノブイリ以降、先見性のある物理学者は原子力発電そのものの研究から離れていった傾向があります。近年になって大学で原子力という名を冠する学科が復活する流れが出てきたのは、原子力ルネサンスという流行(?)から国が先導した面があります。
原発という科学技術の基本は40年以上前に確立していて、その後抜本的な技術革新があった訳でもなく研究対象としては魅力が薄いのでしょう。
国から原発関連研究には潤沢な資金が出ますが、成果なんて呼べるものは使っている金額に比べれば微々たるもの。それに対する批判もない。これでは研究者・専門家は育ちません。
少なくとも日本には危機管理を含めた意味での原発事故の専門家などいない、というのが私の意見です。
自分で御用学者のリストを
作ろうかと思って検索。
その過程でこちらに、たどり着きました。
ちゃっかりと…自分のブログに
リンクさせていただきます。
両目つぶって見逃してくださいませ。
ではでは
今も昔もこれからも放射NO!
自分で御用学者のリストを
作ろうかと思って検索。
その過程でこちらに、たどり着きました。
ちゃっかりと…自分のブログに
リンクさせていただきます。
両目つぶって見逃してくださいませ。
ではでは
今も昔もこれからも放射NO!
いらっしゃい。これらの「御用学者」は、今後は「保身」に走ると思います。世の中の趨勢を見て、中には「反原発」的なことを言い出だすやつも多分出てきます。自分の過去の主張を「清算」「謝罪」することなくね。それがコイツらの「男芸者」たる所以です。
やはり学者の中では菊池氏はかなり面白いです
今、推進側のデマゴーグに目立つ人は居ないってなんですか
経済の文脈ってほとんどの御用学者なんて皆そうでしょ
この人の頭の中は一体どうなっているのでしょう
広瀬氏はデマゴーグというのも囲みの皆さんと一緒に依然として言い続けてますしね
以下引用
(ねお氏に対する菊池氏のコメント)
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1300643617
201. ねお ― April 4, 2011 @18:38:05
今度は原発を推進してきた側のデマゴーグもやって下さい
Owner Comment きくち April 4, 2011 @21:10:03
それはだいじなことなんだけど、今目立つ人はいないかな。
推進すべしって言ってる人はいるけど、経済の文脈だと思う。
誰かいたら、指摘してください
引用終り
>少なくとも日本には危機管理を含めた意味での原発事故の専門家などいない、というのが私の意見です。
実に恐ろしい事ですね・・・
つまり、危機管理を指導・助言できる専門家が日本には皆無だから、いざ事故が起こった時に適切な指示命令を出せる人も作業する人も、全く育てられていないということですね。多分それが真実なのだろうということを、例えば今の場当たり極まる事故現場の様相が表しているのでしょう。
うえでたこしさんが言っていたこととだいぶ重なりますが、ちょっと気になったことをふたつほど。
まずひとつ。
kikulogのあのエントリーは、一連の原発事故について広瀬隆氏は信用できる情報源にならないと言っているだけであって、広瀬氏の反原発運動については言及していません。
今はまだ原発の是非について論ずる段階ではないですし、それは妥当だと思います。
したがって、
・廃棄物を捨てる場所などない。一度もれたら人間にできることなど何もない。
・原発事故に終わりはない
上記の2点は、少なくともkikulogのあのエントリーに対する反論にはなりません。
そしてふたつ。
その原発事故の情報についても、必ずしも広瀬氏の全ての情報が間違っていると言っているわけではありません。
もしかしたら正しい部分もあるのかもしれませんが、間違っている部分が目立っていて、その真偽を判断できない人が読むのは危ないと言っているのです。
専門家でない広瀬氏の言の中からわざわざ正しい情報を探すよりも、専門家からの情報を探したほうが早いし、安全です。
なので、たとえ広瀬氏の言うことの中に正しいことがあったとしても、間違った情報が大部分を占めるのなら情報源として切り捨ててしまうのは正しい判断だと思います。
どうもここのブログでは、原発事故についての状況と原発の是非についての議論がごっちゃになってしまっているように感じます。
冷静に、このふたつは分けて考えるべきじゃないでしょうか?
言っていい事と悪い事の区別がない
それだけ
一部間違いを言っただけで、自分が広瀬氏と同じように言われたときの気持ちを考えればいい
以下引用
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1300643617
>きくち
>「広瀬隆がデマゴーグであることは間違いない」
引用終り
科学分野で一部の間違いは大きいですよ
ゲーム脳の恐怖という本がありますが、あの本のミスやデタラメはおよそ全内容の2割程度ですが、そのおかげで論理展開が全面的に破綻しています
そう言えばゲーム脳は提唱した森教授も批判をかわすときに「御用学者」と言う論法を使っていましたね
広瀬氏についてですがダイヤモンドオンラインをみると、
・マグニチュードについては速報値、暫定値などの認識がない(スマトラ沖島地震でも何回も訂正されている。大きな地震では訂正は普通に起こる。)
・マグニチュードはエネルギーであると言うことが理解できていない
・メルトダウンは600度から(600度で溶けるのは「プルトニウム単体」はそのくらいで溶けるが、単体で使われない)
など、他にもあるかもしれませんがちょっと見た感じではこの辺りが目に付くでしょうか
このような記述を見ると、反原発などの参考とするにはちょっと厳しすぎるミスや大きく誤った認識があるような気がします
この部分を訂正します
・「メルトダウンは600度から」などとする誤った記述がある(600度で溶けるのは「プルトニウム単体」はそのくらいで溶けるが、単体で使われない)
マナーなもので・・・
>菊池氏の発言はもう書いてあるので同じことばかりもう結構
言っていい事と悪い事の区別がない
それだけ
広瀬氏の発言はもう書いてあるので同じことばかりもう結構
まちがっていい事と悪い事の区別がない
それだけ
よって広瀬隆がデマゴーグであることは間違いない
それはまさに、菊池氏や「御用学者」と言われている連中の姿勢について言うべきですね。
彼らの姿勢は一貫して「考えうる最悪の事態」の想定を避け、事故や放射性物質の深刻さや危険性を「過小評価」の方向でマスメディアに流しており、未だに「安全神話」の続きをやっています。
これは国土や国民をいかに危機から守るかという視点から見て「間違い」そのものだと思います。
菊池氏(およびその「取り巻き」)について言えば、「素人」のレポートのあらさがしをして「俺達専門家から見て間違いが多いからデマ認定」などという子供のケンカレベルのことを、この期に及んでやるのが科学者の仕事ですか?「恥を知れ」と言いたいです。
現実は事故が広瀬氏のような「素人」のほぼ予見通りに起こって、いまだ収束のめどもつかず進行中なのですから、「広瀬はデマだ」など今更過ぎる不毛な戯言でしかありません。
「それまでの想定よりも約600℃も低い温度(大体2200℃くらい?)で起こることが、実験の結果わかった」とのことです。
http://diamond.jp/articles/-/11514?page=2
まあこれについても、既に炉心溶融がかなりの段階まで進んでしまっているのですから、「間違いだ!デマだ!」と騒いでみても、事故対応に対しては何の意味もないですね。
kikulogの常連さん(取り巻きて言うのですか私も末席を汚すヒトリかな)は
研究者、技術者が多いと思われます、常日頃「間違った事は言わない、やらない」
「間違えは放っておかずすぐに訂正、修正する」「情報(論文、発言等)の根拠が
求められる」「わからない事は言わないあるいはわからない言う」等々が性となっている人が多数と推測します。
つまりハッタリ、憶測だけでモノを言うのはたとえ結果が合っていても経過が間違っていたら次の結果の保証が有りませんので戯言と捉える事になります。
ですから下記などは当然の事としても不思議では有りませんし影響力を考えると無視するわけに行かないでしょう。
>「素人」のレポートのあらさがしをして「俺達専門家から見て間違いが多いからデマ認定」
メルトダウンの訂正がはいりましたか、当たり前の事ですね。
>まあこれについても、既に炉心溶融がかなりの段階まで進んでしまっているのですから、「間違いだ!デマだ!」と騒いでみても、事故対応に対しては何の意味もないですね。
>現実は事故が広瀬氏のような「素人」のほぼ予見通りに起こって、いまだ収束のめどもつかず進行中なのですから、
>「広瀬はデマだ」など今更過ぎる不毛な戯言でしかありません。
全く同感です。kikulogの囲みの人は広瀬氏の言説で当たった部分や、自分達に都合の悪い部分についてはスルーするようです。都合のいいときだけ科学、科学と叫ぶ。デマゴーグを叩くなら、安全神話を喧伝し、絶対安全、全電源消失など起こらないから対策は必要がないと言ってきた人間を叩かないのはおかしいとさえ思い至らない。つまり、内輪の自浄作用を働かせることの出来ない典型的な村社会の連中だと思っています。ここで、広瀬氏にも間違ってる部分もあると認めていることとは正反対だと思います。
>囲みの連中さんへ
例のkikulogの広瀬隆氏叩きの記事コメントでのあなた方の姿勢ですが、自分達がやってるミスやデマも指摘しないくせに都合のいい時だけ、科学だのなんだと叫ぶのは片腹痛いです。科学だから厳密で少しの間違いも許されないというなら、それを自分達にも適用してください。
kikulogの囲み連中にしても結局、自分達に有利なデマなら放置というのもいかがなものか。だからといって菊池氏の囲み連中をデマゴーグ呼ばわりするつもりはありません。人間なんだから間違うこともあっていいのではないですかね。一部の間違いを取って人をデマゴーグ呼ばわりするのは控えたほうがいいですよ、といくら言っても無駄でしょうけど。
有志で技術のある方を募って、こういう発言映像は保存しておいて、テレビ局などが著作権を理由に消去された場合にすぐ復活できるようにしておくと良いと思います。同じような有名ブログでも募るようにお願いした方がいいかもしれないです。
この国では、原子力を使うのは無理と言っていますよ。ひとの命を何とも思っていない人達がお金で原発に繋がっていると。内部告発のようなこともテレビで言っていますし。新潟の原発事故のときに、日本が原発を見直す機会だったが、また起きてしまったと。日本の原発は震度6で壊れるから、止めろとも言っていました。
yuukinohanaさん、たかはしさん、ありがとうございます。
>武田邦彦先生は、リストに載せなくて良いのでは?
>この国では、原子力を使うのは無理と言っていますよ。
私はそうは思いません。ある意味武田邦彦は「最も問題のある学者」だと思っています。何故ならこの男は、たかはしさんのような「勘違い」を、人に起こさせるような「言動」を常に行なっているからです。それは、この男の「処世術」が、まんまと成功している「証拠」でもあります。この男の「本質」を見抜くには、この男の言っていることを見るのが一番でしょう。
>わたくしは「安全な原子力なら推進」という考えです。つまり、これから原子力を推進していくためには、事故が起これば推進することができないというのがわたくしの考えです。
一見「マトモな」ことを言っているように見えるかも知れません。しかし、それこそが問題なのです。何故ならば要するにこれは「原発推進」以外の何者でもないからです。「事故が起これば推進することができない」というのは「事故の起きない原発を推進しよう」と言っているのと全く同じです。この男は絶対、ほとぼりが冷めたら「原発推進」を言い始めるに決まっています。レトリックに騙されてはいけません。
政治の世界にもこの「手合い」がゴマンといます。一見「過激」で「大衆受け」のする言動で人気を集め、害毒を垂れ流している連中が。現職の名古屋市長や大阪府知事を見れば、それがよくわかるでしょう。
是非私に代わってお願いしてください(笑)。
今回の地震については、従来の気象庁マグニチュードから、世界標準であるモーメントマグニチュードを事実上初めて適用したので、数値が上がっていったのですよ。地震大国日本では地震研究に秀でているという自負から一般公衆向け発表では数値が低くなる「気象庁マグニチュード」を使用してきました。ところが、今回は「想定外」を演出するためにも数値を上げる必要があり、そこで、突然の世界標準である「モーメントマグニチュード」の使用となったわけです。問題点はそのような変更を何ら説明なくおこなったということであり、さらには、記者連中がまことに不勉強で即座に変更理由についての知識すら持ち合わせていなかったことです。
地震学者である島村英紀氏がごく簡単ですが、その説明をなされています。
http://shima3.fc2web.com/kyousei-atogaki.htm
なるほど、ご紹介のページを見て良くわかりました。菊池誠が「マグニチュードの意味もわからず」と、広瀬氏を攻撃していたのは、こういうことですか。だったら、全く菊地誠の言い分のほうが「難癖」「中傷」の類というわけですね。
広瀬隆氏の件が話題になっているようですが、「人脈」「閨閥」の点で言えばそれに特化して氏が記していますよ。文庫化されていないんですかね?
広瀬隆著『腐食の連鎖〜薬害と原発にひそむ人脈』集英社1996年11月30日第1刷
4分50秒過ぎくらいにちょっと出てきます。
「活断層の警告 揺らぐ原発の安全審査」(3)
http://www.youtube.com/watch?v=HarMa17GQZQ
ここにも出てました、先ほどの動画の(2)なのですが。
7分20秒過ぎくらい
「活断層の警告 揺らぐ原発の安全審査」(2)
http://www.youtube.com/watch?v=O1TFsTSD_h4
いつもお世話になっています。これは観たことないんですが、関西の番組でしょうか?全くひどい番組ですね。近大の二人にしても、東水大の石丸隆にしても、ウェブ上に画像を残してないんですね。私のような人間に使われるのを警戒してるのでしょうか(笑)。
おくさん、
衣笠善博の情報をありがとうございました。
「日常業務を抱えてて忙しいからこれ以上非科学的な議論をしたくない」
「当時は一生懸命やっていた。その後基準が変わったのだからしようがない。シートベルトも昔はしなくて良かった」
なるほど。これはひどい。これが学者でしょうか?京大の小出裕章氏の「対極」にいるような学者です。
http://www.kantei.go.jp/saigai/senmonka_g3.html
「間違えは放っておかずすぐに訂正、修正する」「情報(論文、発言等)の根拠が
求められる」「わからない事は言わないあるいはわからない言う」等々
結構結構。で科学の世界で相手が素人だろうとデマゴーグなんて言っていいと思ってるんですか?間違いを批判するのは結構だが、相手を人格攻撃した時点でもはや科学でも何でもないのだよ。ただの中傷。
そんなこともわからんで科学とは片腹痛い。
>つまりハッタリ、憶測だけでモノを言うのはたとえ結果が合っていても経過が間違っていたら次の結果の保証が有りませんので戯言と捉える事になります。
アホか。初めに(経過だろうが結果だろうが)間違ったから、次は戯言と捉えるとか本当に科学に携わっているのか?信じられん。一体どこの世界の「科学」なのか是非教えて頂きたいものだ。過去の間違いを、その次の結果にも引きずって考慮に入れるとか最高に笑わせてくれる。
科学の「か」の字からやり直してきなさい。
私は4/10に次の文を含む投稿をしました。
>彼ら(「御用学者」と言われている連中)の姿勢は一貫して「考えうる最悪の事態」の想定を避け、事故や放射性物質の深刻さや危険性を「過小評価」の方向でマスメディアに流しており、未だに「安全神話」の続きをやっています。
しかし、3/30付で、元原子力安全委の学者ら16名が連名で、原発事故に関する「極めて深刻な事故であり、収束も極めて困難。だがあらゆる手立てを尽くしてやるしかない」という「緊急建言」を行っていたことを、下記サイトで知りました。
http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/04/blog-post_12.html
建言の内容的に、私の「御用学者らは考えうる最悪の事態の想定を避けている」という発言については、取り消させて頂きます。すみません。
さて、「御用学者」も実際には「極めて深刻な危機」を政府に訴えている人もいることが分かりましたが、報道機関を通じて一般国民に降りてくる情報には、こういう質のものは皆無と言っていいほど見かけられませんね・・・御用学者も、いつも通りの「御用見解」しか言っていない印象です。これは何を意味するのでしょうか。
長いですが、「建言」の全文を、連名も含めて引用しておきます。
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福島原発事故についての緊急建言
はじめに、原子力の平和利用を先頭だって進めて来た者として、今回の事故を極めて遺憾に思うと同時に国民に深く陳謝いたします。
私達は、事故の発生当初から速やかな事故の終息を願いつつ、事故の推移を固唾を呑んで見守ってきた。しかし、事態は次々と悪化し、今日に至るも事故を終息させる見通しが得られていない状況である。既に、各原子炉や使用済燃料プールの燃料の多くは、破損あるいは溶融し、燃料内の膨大な放射性物質は、圧力容器や格納容器内に拡散・分布し、その一部は環境に放出され、現在も放出され続けている。
特に懸念されることは、溶融炉心が時間とともに、圧力容器を溶かし、格納容器に移り、さらに格納容器の放射能の閉じ込め機能を破壊することや、圧力容器内で生成された大量の水素ガスの火災・爆発による格納容器の破壊などによる広範で深刻な放射能汚染の可能性を排除できないことである。
こうした深刻な事態を回避するためには、一刻も早く電源と冷却システムを回復させ、原子炉や使用済燃料プールを継続して冷却する機能を回復させることが唯一の方法である。現場は、このために必死の努力を継続しているものと承知しているが、極めて高い放射線量による過酷な環境が障害になって、復旧作業が遅れ、現場作業者の被ばく線量の増加をもたらしている。
こうした中で、度重なる水素爆発、使用済燃料プールの水位低下、相次ぐ火災、作業者の被ばく事故、極めて高い放射能レベルのもつ冷却水の大量の漏洩、放射能分析データの誤りなど、次々と様々な障害が起り、本格的な冷却システムの回復の見通しが立たない状況にある。
一方、環境に広く放出された放射能は、現時点で一般住民の健康に影響が及ぶレベルではないとは云え、既に国民生活や社会活動に大きな不安と影響を与えている。さらに、事故の終息については全く見通しがないとはいえ、住民避難に対する対策は極めて重要な課題であり、復帰も含めた放射線・放射能対策の検討も急ぐ必要がある。
福島原発事故は極めて深刻な状況にある。更なる大量の放射能放出があれば避難地域にとどまらず、さらに広範な地域での生活が困難になることも予測され、一東京電力だけの事故でなく、既に国家的な事件というべき事態に直面している。
当面なすべきことは、原子炉及び使用済核燃料プール内の燃料の冷却状況を安定させ、内部に蓄積されている大量の放射能を閉じ込めることであり、また、サイト内に漏出した放射能塵や高レベルの放射能水が環境に放散することを極力抑えることである。これを達成することは極めて困難な仕事であるが、これを達成できなければ事故の終息は覚束ない。
さらに、原子炉内の核燃料、放射能の後始末は、極めて困難で、かつ極めて長期の取組みとなることから、当面の危機を乗り越えた後は、継続的な放射能の漏洩を防ぐための密閉管理が必要となる。ただし、この場合でも、原子炉内からは放射線分解によって水素ガスが出続けるので、万が一にも水素爆発を起こさない手立てが必要である。
事態をこれ以上悪化させずに、当面の難局を乗り切り、長期的に危機を増大させないためには、原子力安全委員会、原子力安全・保安院、関係省庁に加えて、日本原子力研究開発機構、放射線医学総合研究所、産業界、大学等を結集し、我が国がもつ専門的英知と経験を組織的、機動的に活用しつつ、総合的かつ戦略的な取組みが必須である。
私達は、国を挙げた福島原発事故に対処する強力な体制を緊急に構築することを強く政府に求めるものである。
平成23年3月30日
青木 芳朗 元原子力安全委員
石野 栞 東京大学名誉教授
木村 逸郎 京都大学名誉教授
齋藤 伸三 元原子力委員長代理、元日本原子力学会会長
佐藤 一男 元原子力安全委員長
柴田 徳思 学術会議連携会員、基礎医学・総合工学委員会合同 放射線の利用に伴う課題検討分科会委員長
住田 健二 元原子力安全委員会委員長代理、元日本原子力学会会長
関本 博 東京工業大学名誉教授
田中 俊一 前原子力委員会委員長代理、元日本原子力学会会長
長瀧 重信 元放射線影響研究所理事長
永宮 正治 学術会議会員、日本物理学会会長
成合 英樹 元日本原子力学会会長、前原子力安全基盤機構理事長
広瀬 崇子 前原子力委員、学術会議会員
松浦祥次郎 元原子力安全委員長
松原 純子 元原子力安全委員会委員長代理
諸葛 宗男 東京大学公共政策大学院特任教授
不勉強さん、
この中に長瀧重信と諸葛宗男が居ますね。
諸葛は、あなたが一番悪質だと思う「原発御用学者」は?(物理・工学系)アンケートでダントツの一位です(笑)。
http://v.yapy.jp/vote/1233/?pw=
長瀧重信は官邸のホームページにこんなことを書いています。この「緊急建言」をあまり「真剣に」信じないほうがいいと思いますけど、私は(笑)。
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チェルノブイリ事故との比較(平成23年4月15日)
http://www.kantei.go.jp/saigai/senmonka_g3.html
チェルノブイリ事故の健康に対する影響は、20年目にWHO, IAEAなど8つの国際機関と被害を受けた3共和国が合同で発表し、25年目の今年は国連科学委員会がまとめを発表した。これらの国際機関の発表と福島原発事故を比較する。
原発内で被ばくした方
*チェルノブイリでは、134名の急性放射線傷害が確認され、3週間以内に28名が亡くなっている。その後現在までに19名が亡くなっているが、放射線被ばくとの関係は認められない。
*福島では、原発作業者に急性放射線傷害はゼロ、あるいは、足の皮膚障害が1名。
事故後、清掃作業に従事した方
*チェルノブイリでは、24万人の被ばく線量は平均100ミリシーベルトで、健康に影響はなかった。
*福島では、この部分はまだ該当者なし。
周辺住民
*チェルノブイリでは、高線量汚染地の27万人は50ミリシーベルト以上、低線量汚染地の500万人は10〜20ミリシーベルトの被ばく線量と計算されているが、健康には影響は認められない。例外は小児の甲状腺がんで、汚染された牛乳を無制限に飲用した子供の中で6000人が手術を受け、現在までに15名が亡くなっている。福島の牛乳に関しては、暫定基準300(乳児は100)ベクレル/キログラムを守って、100ベクレル/キログラムを超える牛乳は流通していないので、問題ない。
*福島の周辺住民の現在の被ばく線量は、20ミリシーベルト以下になっているので、放射線の影響は起こらない。
一般論としてIAEAは、「レベル7の放射能漏出があると、広範囲で確率的影響(発がん)のリスクが高まり、確定的影響(身体的障害)も起こり得る」としているが、各論を具体的に検証してみると、上記の通りで福島とチェルノブイリの差異は明らかである。
長瀧重信 長崎大学名誉教授(元(財)放射線影響研究所理事長、国際被ばく医療協会名誉会長)
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はい、私もその「チェルノブイリとの比較」も読んでいます。なのでこの「建言」を見て、実は余計に腹が立ちました。
この建言の意味は「広範で深刻な放射能汚染の可能性を排除できない」こととそのメカニズムを、やっぱり彼らは遅くとも3月末の時点で「分かっていた」ということです。(最近では東京電力からも「チェルノブイリを超える放射性物質が漏れる可能性もある」と、思わず「漏らす」発言もありますね)
にも関わらず国民向けには、こと放射能被害に関しては、危険性と深刻化の可能性について「警鐘」を鳴らすどころか、その「比較」のように「現時点では大丈夫だ」と繰り返すばかり。
そもそも放射線障害は数年たってから顕在化していくものがほとんどで、現時点で被害が「無いように見える」のは当たり前です。ほとんどの国民は、そんなことくらいは分かっている。その「数年後以降」や「事故の深刻化の可能性」を考えに入れた情報が全然もたらされないために、余計に「目に見えない不安」も広範化していると思います。
また放射線量の多い地域などにとっては、確実に健康上のリスクも高まっていることが、学者たちは「恐らく分かって」いながら「現時点では大丈夫だ」ですから、ここまで来るともう「人体実験」でもしているのではないかとすら思えてきます。
以上を踏まえ、先の私の発言は、以下のように訂正いたします。
彼らの姿勢は一貫して「考えうる最悪の事態」の想定を避け、事故や放射性物質の深刻さや危険性を「過小評価」の方向でマスメディアに流しており、未だに「安全神話」の続きをやっています。
これは国土や国民をいかに危機から守るかという視点から見て「間違い」そのものだと思います。
↓
彼らの姿勢は一貫して「考えうる最悪の事態」が「分かっていながら」、事故や「特に」放射性物質の深刻さや危険性を「過小評価」の方向でマスメディアに流しており、未だに「安全神話」の続きをやっています。
これは国土や国民をいかに危機から守るかという視点から見て「罪」そのものだと思います。
以前に地球温暖化懐疑論批判に関してkikulogでコメントをだしたのですが、取り巻きの大攻勢にあい議論になりませんでした。本来はニセ科学を議論する場であったのですが、IPCC教祖様になっていましたね。それで、kikulog自体が池内了さんの定義による第三種擬似科学サイトという宣言を下してkikulogの場は一旦去りました。その頃から彼が原発は支持していることは明らかでした。
その後、福島原発事故のエントリでは再突入してコメントを入れましたが、もんじゅも支持しているようですし、バリバリの体制派です。
原発は、第三種擬似科学とは少し意味合いが違いますが政治化・宗教化した科学であるという面では、地球温暖化問題と同様な性格を持っています。
政治化・宗教化した科学が恐ろしいのは、絶対安全であるとか言うような教義により思考が停止状態になっていることです。
SF物理マニアさん、こんばんは。
当ブログの常連は文系が多いので(多いような気がするので)このエントリーのお陰で最近、理系の方の書き込みが増えて喜んでおります(笑)。
さて、菊池誠氏ですが、私には彼が科学者だとは思えないんですよ。彼の書く文章(尤も彼のブログを見る限りですが)は、情緒的で「論理性」がない。思いつきで脈絡がない、いわゆるネトウヨの文章なのですね。
理系の人の文章といえば、本多勝一氏に代表されるような「分り易い」「論理的な」文章を、私は思い浮かべるのですが、菊池氏の書くものは全くその「対極」に位置していると思います。彼は「理系」としての文章をもっと磨くべきだと思います。老婆心ながら。
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/516.html
テレビや新聞が大丈夫。レントゲンに比べればと安全デマを広報している時に、発生直後から、管理区域は3ヶ月で1.3ミリシーベルトなど、法律の規定を知らせてくれました。
新聞で管理区域のことにふれたのは、4月になってからです。
処世術や過去は知りませんが、こと、災害後の情報発信については評価できると思います。
ブログと発信日をご確認ください。http://takedanet.com/
ライバルEM菌はバッシングするところが露骨で嫌いです。
結局、研究費や金儲けで動く御用学者と同じ部類。
当エントリー2011年04月13日 09:35の私のコメントをもう一度お読みください。私の言いたいことはこのことに尽きます。私には直感でわかるのです、この男の「インチキ性」が。似たようなのをこれまで嫌というほど見てきましたので。
通りすがりさん、
当ブログの<注意事項>をお読みください。次回から固定ハンドルをお使い願います。また固定ハンドルに変えた旨もお書きください。