アッレグリ：「あと４ポイント」　ガッリアーニは補強の成果に満足

ミランは23日のセリエＡ第34節で敵地に乗り込んでブレッシァと対戦し、１−０の勝利を飾った。

試合前のウォーミングアップ中にDFチアゴ・シウバにトラブルが発生したものの、同選手は歯を食いしばってピッチに立ち、DFマリオ・ジェペスとともに守備を引き締めた。MFジェンナーロ・ガットゥーゾもアップで負傷して、MFマシュー・フラミニが先発している。苦しみながらも勝利を手にした後、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はスクデット（セリエＡ優勝）に大きく近づいたという感覚をつかんだようだ。

「勝ち点８差と９差（インテルとナポリとの差）は、大きなものだ。あと勝ち点４でいい状況だね。しかし、水曜日から次節ボローニャ戦を考える。また厳しい試合になるだろう。彼らはまだ、残留が決まったわけではないからね」

「２、３の状況でリスクがあった。しかし、前半と後半の一部は、しっかりと組み立てることができていた。何度かチャンスを逃してしまったね。リードを得ることがこの一戦で重要なことだったと思う。ただ、ブレッシァよりも多くのチャンスをつくり、結局は勝利にふさわしい内容だっただろう」

「少し足に疲れがきていた。あり得ることだし、実際にそうだったよ。それでも選手たちはよくやった。（ガットゥーゾは）ちょっとした痛みがあった。私は彼を外すことを選んだよ。開始５分で交代させなければいけなくなるようなリスクは冒したくなかったからだ」

「守備面のオペレーションはとてもうまくいった。（GKクリスティアン・）アッビアーティのことも称えなければいけないね。彼は今、見事なリーグ戦を過ごしている。さまざまな試合で決定的なプレーをしているね。（DFマリオ・）ジェペスについても、素晴らしかったと言わなければいけない。彼は起用されたら、いつも良いプレーをしているよ」

アドリアーノ・ガッリアーニ副会長は、次のようにコメントしている。

「ブレッシァでは、どのチームも苦しんでいる。（監督のジュゼッペ・）イアキーニのチームは、順位が良くないとしても、良いサッカーをしているよ。サッカーはおかしなもので、我々は前半に３点決めることもできた。そして、彼らは後半にリードを奪う可能性があった。それから、相手にとって最も良い時間帯に、我々が先制点を奪ったんだ。今は（来週の）日曜日について考えよう。勝ち点４を取ることを目指さないとね。インテルとの勝ち点８差？　何も言わないよ。私は予言者ではないんだ」

「我々は１月にリーグ戦のことを考えて大きな補強をした。ある夜、私は起きて、ベッドで自分に言ったんだ。ここには（MFマルク・）ファン・ボメルが必要だ、とね。１月の補強がチームの結果に大きく役立っている。チームは今、31人いるが、ほかのことはできなかった」