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子供は理性からは生まれない

おそらく、日本で実施される少子化対策はすべて無駄である。
子供の数の増減にそれらの対策は関係ないという意味と、 そもそも子供ができる率は減っていないという意味と、 たとえ子供が増えても社会問題は解決しないという意味で 三重に無駄である。

少子化対策を議論する人は、子供は損得勘定で作られるモノでないという現実を見ていない。
自分の周りを観察していただきたい。 いわゆる「できちゃった婚」ばかりではないのか?
長男長女の方はよく省みてほしい。 自分ができたせいで両親が結婚したのではないか?
社会制度や育児計画など関係なく、勝手にできるのが子供なのである。
例外は、病気や、男女を隔離させる兵役や出家制度がある場合のみである。
子供というのは、人間の理性に関係なく、その国の生存資源ギリギリまで生まれ続けるモノなのである。

では、なぜ、日本は子供が減っているのか?
答えは簡単で、大量に中絶しているからである。
日本は、できた子供の数そのものは減っていない。 ただ単に子供を大量に殺しているだけなのである。

中絶数は申告がある分だけで毎年30万件〜35万件。 そのうち、中絶しなければ健康的に育つ数は少なめに見積もって20万人。
この数は、現在の出生数に加えれば合計特殊出生率が2.1%になる数字である。
つまり、子供が生まれた時点ではなく、子供ができた時点で統計を取っていれば、そもそも少子化問題など存在せず、これはただの殺人問題だったのである。
殺人、あるいは積極的に殺人を容認してきたことにより、自分が不幸になっていると感じるのなら、それはそれで騒ぎ立てることなくただ黙して受け入れるべきではないのか。

では、殺人(中絶)を禁止して子供の数が増えれば現在の社会問題が解決するのか。
これもまったく現実を見ていない問いである。
親がわざわざ子供を殺している理由は、感情論を抜きにしてシビアな言い方をすれば、ただ単に子供が負債だからである。
子供が生まれた瞬間に、親は1千万〜2千万円の借金を背負うのである。
親ばかりでなく、社会の構成員も税金という形でこの借金を背負うのである。
子供は社会に出て働けばその借金もペイできるという反論をする人は、20万人分の雇用をどうするのか考えているのか?
日本国内の仕事がない理由は、産業を中国の植民地に移動したからである。
日本の子供20万人に中国の植民地の奴隷と同じ待遇で労働させるのか?
子供はそんな労働をするわけもないので、ニートになって終わりである。

親や社会は、子供が減ったことにより、20万人×2千万円の経済効果があったと考えるべきである。
少子化によって、文句を言う輩はその経済効果の恩恵にあずかれない側の人間である。
つまり、公務員と学校の先生と老人だけである。

加えて、年金問題について述べたい。
年金問題も問題のいくらかは子供が減ったことではなく、公務員が年金基金をバカ融資していることである。
つまり、年金問題は少子化が原因のすべてではない。
少子化が年金問題のすべてだとしても、それを受け入れるべきである。
なぜなら、子供を負債とみなして殺し、またはそれを積極的に容認してきたのだから。
今度は自分たちが老人という負債になって殺されることになっても黙って受け入れるべきである。
特に中絶をしまくった団塊の世代は真摯にそれを受け入れるべきである。
日本には「口減らし」と同時に「姥捨て山文化」があることを忘れてはならない。

最後は、日本国憲法との関係についてである。
子供が増えると戦争が起こすのは社会科学的な真理である。
平和を追求するなら、日本は子供が減っていることを喜ぶべきである。
つまり、少子化対策をして子供を増やそうとするすべての政策は憲法違反である。

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