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【大リーグ】

松井に危機感 2試合連続完封 1安打にも「何とかしないと」

2011年4月24日 紙面から

 気温7度。松井も打撃練習中に「寒いね」と漏らした敵地で、ア軍打線もお寒い状況が続いてしまった。

 この日の相手先発は期待の大型新人ピネダ。速球派右腕に打線が沈黙する中、松井は何とか意地を見せた。6回1死一塁の第3打席、外角高めに浮いてきた94マイル(約151キロ)の直球を鋭く振り抜く。「甘く入ってきたんで打った」と右翼イチローの前に鋭く運ぶ右前打。1打席目にはきっちり四球を選び、2度の出塁で一定の仕事は果たしたが、チームの勝利にはつながらない。

 地区最下位を独走していたマ軍に18イニング無得点。2試合連続完封負けは08年5月以来、3年ぶりの屈辱だ。ゲレン監督は「普通調子の良い選手、悪い選手がいるものだが、ほとんどの選手が悪いスタートを切っている」と苦虫をかみつぶした。試合前には「攻撃の調子を上げるためには何でもする」と息巻いたが、ちぐはぐな攻撃が目立つ。5回1死三塁の場面でクーズマノフが一ゴロで本塁憤死、9回には1死満塁からジャクソンの併殺打でゲームセット。厳しい表情を浮かべた松井は「負けるときはこういう形が続いている。何とかしたい」と責任を感じた。23日は本塁打3本と相性のいいバルガスが先発。松井の豪快なアーチでチームの沈滞ムードを振り払いたいところだ。

  (穐村賢)

 

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