「ゼロワン」(23日、新木場1st Ring)
“破壊王2世”橋本大地(19)が、柿沼謙太(24)との“ホープ対決”に敗れ、先輩の壁を実感させられた。3・6両国国技館大会でデビューしてから7戦目。故橋本真也さん(享年40)の“忘れ形見”として注目を集める若武者は、タッグ戦に続くシングル3戦目の初勝利を狙った。
だが、初の同世代対決は先輩の意地にのみ込まれた。ローキック、ニールキックを武器に真っ向勝負を挑んだが、若手ナンバーワンの実力を自負する柿沼は仁王立ち。「こいや!」と挑発され、最後は原爆固めに沈んだ。
札幌大会(14日)のタッグ戦で大谷に敗れ、結果的に大地に初勝利をプレゼントした柿沼だったが、初一騎打ちでリベンジ。「一生、あいつに負けない。ただの後輩だし、負けるわけにはいかない」と、勝ち誇った。
リングの厳しさをあらためて痛感した大地は「悔しい」を連発。この日は「まだ自分の技になってない」とシャイニング・ウィザード、STFも封印。「素のままの橋本でやった」とし、試練突破へ「次は勝つ」と、前を向いた。
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