東京電力は23日、福島第1原発3号機の原子炉建屋近くで、毎時900ミリシーベルトという高い放射線量のがれきが見つかり、撤去したと発表した。重機を操作した作業員が3.17ミリシーベルトの被ばくをしたが、東電は特に大きな問題となる被ばく量ではないとしている。
東電によると、がれきは縦、横各30センチ、厚さ5センチほどのコンクリート片。20日に見つかり、21日に撤去、現在は他のがれきと一緒にコンテナに入れ保管されているという。
敷地内では遠隔操作の重機でがれきの撤去作業を進めているが、今回は近くに重要な配管があり、傷つけないために作業員が重機を使い実施したという。
毎日新聞 2011年4月23日 19時55分(最終更新 4月23日 22時51分)