「ちきゅう」入港/下北八戸沖海底下掘削へ(2011/03/07)
八戸港に入港した地球深部探査船「ちきゅう」=7日午後4時ごろ、同港八太郎1号埠頭(ふとう)
 海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)は15日から5月21日まで、地球深部探査船「ちきゅう」を用い、「下北八戸沖石炭層生命圏掘削調査」を実施する。科学研究としては世界新記録となる海底下2200メートルまで掘り進み、柱状試料(コア)を採取。炭素循環システムの解明や海底下深部の生命活動の実態を探る。調査を前に、ちきゅうが7日、八戸港に入港した。
 同機構によると、調査地点は八戸沖80キロ、水深1180メートルの海域。2006年の慣熟訓練中に試験採掘した海底下650メートルの地点から掘削を始め、5月中旬には2200メートル地点に到達する見通し。欧州や米国、中国など海外を含む研究者約30人が参加する。
【写真説明】
八戸港に入港した地球深部探査船「ちきゅう」=7日午後4時ごろ、同港八太郎1号埠頭(ふとう)
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