(cache) 万全対策に手応え　浦和、24日に名古屋戦

2011年4月23日(土)

万全対策に手応え　浦和、24日に名古屋戦

笑顔でトレーニングするスピラノビッチ（左から２人目）ら＝２２日午前、大原サッカー場

　浦和は、さいたま市内で非公開練習を実施。冒頭１０分のみ報道陣に公開され、故障明けの田中、山田暢は問題なくフルメニューをこなしたようだ。セットプレーの確認を入念に行ったとみられる。

　ペトロビッチ監督は名古屋の印象について、「経験のある選手やスピードのある選手がいて難しい試合になる」と警戒。その上で「（名古屋戦で）ほぼ全ての起こり得る状況を準備してきた。今日もう一度確認し、選手たちも納得して『いける』という雰囲気にある」と万全の名古屋対策に胸を張った。

■“ペトロ・イズム”示せ

　昨季王者の名古屋を相手に、浦和は積み上げてきた“ペトロ・イズム”の真髄を示したい。

　名古屋は１９日に行われたアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）で金崎、永井の得点で２―０でソウル（韓国）に勝利。永井、ケネディの両ＦＷ、日本代表ＭＦ藤本やＤＦ闘莉王ら個で打開できる力がある。
名古屋との通算成績は１２勝４分け２４敗。浦和の戦力も引けを取らない。

　ＭＦ鈴木が出場停止だが、ＤＦ山田暢がボランチで起用され、アンカー役で巧みにパスを散らす。柏木が自由に動き、マルシオリシャルデスとの連係で中盤の主導権を握りたい。前線は田中、原口がサイドから仕掛け、エジミウソンも好調。マゾーラ、エスクデロら控えも充実する。

　鍵はセットプレー。ケネディ、増川、闘莉王らの高さは脅威。不必要なファウルやＣＫは与えたくない。ケネディが空中戦で競った後のセカンドボールも注意。永井は速さがあり、裏への抜け出しは要警戒だ。浦和のセンターバック永田とスピラノビッチの踏ん張りが欠かせない。

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