● AJモード・Chrome PDF Viewerへの対応状況について

1. HTMLモードを併用せずに、AJモード単独での利用を考えています。Google Chromeユーザーの場合でもAdobe Readerで閲覧するようにさせたいのですが、ユーザーにどのように設定させればいいのでしょうか?
1. Google Chromeのアドレス欄に「about:plugins」と入力して、エンターキーを押してください。Google Chromeで利用可能なプラグインの一覧が表示されます。

2. Adobe Readerの部分がグレイアウトしていると思われ、「有効にする」というリンクがあると思います。そのリンクをクリックしてください。

3. Chrome PDF Viewerを無効にしてください。Adobe Readerを有効にしたときに自動で、Chrome PDF Viewerが無効になる場合とそうでない場合があるようですので、確実にChrome PDF Viewerを無効にしてください。両方が有効になっている場合、結局、Chrome PDF ViewerでPDFファイルは表示されるようになります。

なお、Chrome PDF Viewerでアクセスされた時にエラーにする設定の場合、デフォルトのメッセージは、
Google Chrome内蔵のChrome PDF Viewerでは表示できません。Windowsユーザーの方は、Internet ExplorerかFirefoxでアクセスしてください。Macユーザーの方は、Safari + Adobe Readerでアクセスしてください。


のようになっています。

Windows版Google Chromeの場合は、Google Chromeを使っていただきだきつつ、上記の方法でChrome PDF Viewerを無効にして、かつ、Adobe® Readerを有効にしていただければOKなのですが、その方法をアラート形式の短い言葉だけで説明するのは難しいため、「IEもしくはFirefoxでアクセスしてください。」というエラーメッセージにしてあります。

また、Mac版Google Chromeの場合は、Mac版Adobe Readerが対応していないため、Mac版Adobe Readerが唯一対応しているMac版Safariでアクセスしていただく必要があるため、デフォルトのエラーメッセージはそのようになっています。

2.PrintScreenキー対策をしたいのですが、Google Chromeもサポートしたい場合、AJモードの設定はどのようにすべきですか?
「Chrome PDF Viewerの場合は、パスチェックをしない(スルーさせる)。」という設定を選んでください。ご注意点としましては、この設定を有効にされますと、逆に「(機能強化) 保存対策をさらに強化する。」という機能を利用できなくなります。

両機能ともできるだけ使うためには、設定を2通りしていただき、IEやFirefox用のPDFファイルとGoogle Chrome用のPDFファイルの2種類作成していただくことになります。ブラウザを選別してファイルを表示させるようにするためには、HTMLモードの有料オプションであるキャッシュ対策もしくはURLコンバーターをご利用いただくことが条件になりますが、技術的には可能です。詳細はサポートに御相談ください。

3.「Chrome PDF Viewerの場合は、パスチェックをしない(スルーさせる)。」を選択すると、「(機能強化) 保存対策をさらに強化する。」が使えません。これは痛いです。
「(機能強化) 保存対策をさらに強化する。」は元々、HTMLモードと併用されている場合には絶対的に必要な機能ではありません。また、HTMLモードと併用されていて、HTMLモードの有料オプションであるキャッシュ対策もしくはURLコンバーターをご利用いただいた場合、ブラウザを判別することで、IEやFirefox用のPDFファイル(「(機能強化) 保存対策をさらに強化する。」付き。)とGoogle Chrome用のPDFファイル(「Chrome PDF Viewerの場合は、パスチェックをしない(スルーさせる)。」を有効にして、「(機能強化) 保存対策をさらに強化する。」は利用しないで作成したファイル。このファイルは、逆に、Adobe Readerでは開けません。)の2種類を分けて読み込ませることが技術的には可能です。

詳細はサポートに御相談ください。

4.AJモード単独の場合は、Chrome PDF Viewerの場合は全てエラーになるように設定するしかないのでしょうか? 仮に保存されたとしても、Google ChromeでローカルのPDFファイルを開くのは一般的な人には難しいように思えます。
たしかに、通常、PDFファイルの関連付けをChrome PDF Viewerに設定しているユーザーは皆無と思われ、Adobe® ReaderもしくはFoxit Readerなど別のPDF Viewerに設定されていると思われます。つまり、保存したファイルをダブルクリックするだけではChrome PDF Viewerで開かれることはほとんどないと思われます。すべてエラーメッセージが表示され、すぐにPDF文書は閉じられます。

ただ、中級者以上のユーザーが少し頭を使えば、ローカルに保存したPDFファイルをChrome PDF Viewerで閲覧するようにするのは難しくないと思われます。また、「Chrome PDF Viewerの場合は、パスチェックをしない(スルーさせる)。」を選択すると、「(機能強化) 保存対策をさらに強化する。」が使えなくなるため、二重に問題があります。ですから、AJモード単独でご利用のお客様が、「Chrome PDF Viewerの場合は、パスチェックをしない(スルーさせる)。」の設定を使用されることは、弊社としてはお勧めしません。

Chrome PDF Viewerをサポートされたい場合は、HTMLモードの併用を強くお勧めします。

Chrome PDF ViewerのAcrobat® JavaScriptのサポートが将来的に補強され、PDFファイルのパスチェックが十分にできるようになった場合には、AJモード単独でも快適にご利用いただける日が来ると思われますが、それまではお待ちください。

5.AJモード単独で利用していますが、HTMLモードはいろいろな理由で採用できません。それでもChrome PDF Viewerをサポートしたい場合、どのような補強案が考えられますか?
Chrome PDF Viewerの場合、Acrobat® JavaScriptのサポートがまだ不十分なため、パスのチェックはできませんが、閲覧開始日時のチェック機能(有料オプション)、閲覧終了日時のチェック機能(有料オプション)はきちんとチェック可能です。ですから、万が一、何らかの方法で保存されたしまった場合に、Google Chromeで閲覧されるという抜け道を防ぐために、これらの有料オプションを組み合わせていただくことで、万が一の場合の被害も最小化することが可能です。

お客様の方の負担が甚大にはなりますが、極端に言えば、毎日PDFファイルを作成しなおしていただくことが可能であり、24時間の閲覧期限付きPDFファイルを作成していただくことが可能であれば、そのような被害の可能性を最大でも24時間に抑えることが可能になります。

また、JavaScriptの知識が必要になりますが、Google Chromeユーザー(可能であれば、Chrome PDF Viewerを利用しているユーザーに限定した方がベターなことは言うまでもないです。)に表示するPDFファイルと「IEやFirefox、Safari」などのブラウザに表示するPDFファイルの2週類を準備していただき、ユーザーエージェントによってアクセスさせるファイルを分けるという方法もなくはないですが、JavaScriptの指導はサポート外になります。

また、そもそも保存されるのを防ぐために、embedタグを使ってPDFファイルを表示する方式でアクセスしてもらい、右クリック禁止でPDFファイルの保存を禁止してください(右クリック禁止は、Chrome PDF Viewerでしか通用しません。)。Adobe Reader用のファイルでも、ツールバーを非表示にする設定にしていただき(設定方法は購入者の方にお渡ししているマニュアルを参照してください。)、保存ができるだけ難しいようにしてください。

6.Chrome PDF Viewer用のファイルとAdobe Reader用のファイルと別々に作成しようと思います。Chrome PDf Viewer用のファイルを作成するために、どのようにAJモードを設定すべきですか?
サポートに御相談ください。

7. PrintScreenキー対策をしたいのですが、Google Chromeもサポートしたい場合、Google Chromeユーザー側の設定はどのようにしてもらうべきですか?
基本的に、Google Chromeバージョン8以上では、Chrome PDF Viewerが有効になっています。これは、Adobe® Readerがインストールされている場合も同じです。つまり、ユーザーがわざわざ、Chrome PDF Viewerを有効にして、「かつ」、Adobe® Readerを無効にしていない限り、Adobe® Readerで閲覧されていることはありません。

PrintScreenキー対策(HTMLモードの有料オプション。)の場合、「Google Chrome + Adobe® Reader」の組み合わせでは動作しないため、エラーページに転送されることになります。ですから、「Google Chrome+Chrome PDF Viewer」の組み合わせでアクセスしていただく必要がありますので、もし、ユーザーがChrome PDF Viewerを無効にしている場合(Chromeユーザー全体の5%ほどしかいません。)は、それを有効にしてもらい、「かつ」、Adobe® Readerを有効にしているならば、そちらを無効にしていただく設定が必要です。設定方法は、HTMLモードのFAQをご参照ください。