飯館村の雑草265万ベクレル 福島、野菜を大幅上回る(3/24 13:08)


 文部科学省は24日、福島県内で採取した雑草から検出した放射性物質の調査結果をまとめ、福島第1原発の北西約40キロの飯館村で20日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素254万ベクレル、セシウム265万ベクレルを検出したと発表した。
 食品衛生法で定められた暫定基準値は、ヨウ素が1キログラム当たり2千ベクレル、セシウムが同500ベクレル。厚生労働省によると、飯館村で採取された野菜からは1キログラム当たりヨウ素1万7千ベクレル、セシウム1万3900ベクレルが検出されたものもあるが、雑草からの検出量はこれを大幅に上回る。
 文科省の発表によると、原発から約25〜45キロの複数地点で18日から21日に採取した雑草の葉から1キログラム当たりヨウ素3万6千〜254万ベクレル、セシウム1万100〜265万ベクレルを検出した。
 飯館村では、20日に採取した土壌からも土1キログラム当たりヨウ素117万ベクレル、セシウム16万3千ベクレルが検出された。


 福島県の東京電力福島第1原発。(左から)1号機、2号機、3号機、4号機=24日午後4時7分(福島県災害対策本部広報班提供)

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