「日本は技術生かす印象」　Ｊ史上最長身・オーロイ激白

　Ｊ２千葉に今季加入したノルウェー人ＦＷオーロイ（３４）が２２日、リーグ戦再開を前に本紙のインタビューに応じた。身長２０４センチはＪリーグ史上最長身。世界的にも“希少価値”の大型ＦＷは「自分の高さをうまく使うというのがチームの土台になる」と高さとパワーを存分に発揮し、Ｊ１復帰の立役者になると宣言した。千葉は同日、本拠地・フクアリで非公開練習を行い、再開初戦のＦＣ東京戦（２４日）に備えたが、オーロイは今季の昇格大本命相手にも余裕の弁、開幕連勝に自信を見せた。　（上條憲也）

　−今季開幕戦（３月６日・対北九州）では頭でＪ初得点。次はホームで初ゴールを狙う？

　「もちろん点を取れればと思っている。ただファンは誰が点を取るかより、自分のチームが勝つことを期待している」

　−今季の千葉は「２０４センチ」にボールを集める戦術のようだが。

　「それがチームの土台。守備的な部分はできている。攻撃面はもっともっと改善できる」

　−日本の判定基準に順応したか。ハイボールを競り合う場面では長い手がファウルを誘発しやすいのでは。

　「問題ない。スタイルを変えようとは思わない。判定に毎回納得はできないかもしれないが、審判には敬意を示す」

　−Ｊリーグの印象は。

　「ノルウェーはもう少しダイレクトプレーの傾向があるが、日本は技術を生かすという印象」

　−そもそもいつからそんなに大きいのか。世界一との声もあるが。

　「子どものころからずっと大きかったんだ。（何でも）世界一はいいことだ（笑）」

　−ＦＣ東京は２１５センチの人形を使ってオーロイ対策を練っている。

　「（新聞で）見たよ。人形は僕とまったく同じ。モビリティー（機動力）も（笑）」

　−東京の守備網をどう突破する。ＦＣ東京の今野がハードマークしてくるかもしれない。

　「日本代表選手と戦えるのは楽しみ。相手のマークが自分に集中すれば、その分、味方にスペースが生まれる（から歓迎だよ）」