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【大リーグ】

イチロー5年ぶり「3打席」だけ

2011年4月23日 紙面から

アスレチックス戦6回、遊ゴロに倒れたマリナーズのイチロー=セーフコフィールドで(社英夫撮影)

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 イチ・ゴジ対決第2ラウンドは静かに幕を開けた。ア・リーグ西地区のマリナーズ−アスレチックス4連戦の初戦は21日(日本時間22日)、両軍合計9安打の貧打戦で1−0とマリナーズが先勝した。マ軍は今季の対ア軍3勝1敗で唯一の勝ち越しカードを守った。イチロー外野手(37)は3打数無安打で連続試合安打は4でストップ。9イニング以上にフル出場した試合ではメジャー3度目、1番で先発した試合では5年ぶり2度目という「1試合3打席」という珍事だった。松井秀喜外野手(36)は休養。代打の声はかかったものの、出番はなかった。

 両軍投手の好投で、珍事が起きた。マリナーズは8回、9番Ja・ウィルソンで攻撃が終わり、1−0のまま9回で試合終了。通常なら1番のイチローには4、5打席回ってきても不思議はないのに、たったの3打席だ。51番にとって、9イニング以上の試合では5年ぶりメジャー3度目の珍しい出来事。体に染み付いたリズムが狂わないかと聞かれ、「ま、最後に追いつかれて、もう1回(打席が)来るよりはいいと思うけど」と、イチ流で静かにチームの勝利を喜んだ。

 バットはちょっと湿りがちだった。1回の第1打席で先発マッカーシーの外角高めの速球をたたいて三ゴロ。3回の第2打席は80マイル(約129キロ)のスライダーにやられ二ゴロ。6回無死一塁で迎えた第3打席は、初球をたたき遊ゴロと、すべて内野ゴロ。試合前まで通算打率3割3分と得意としていた対アスレチックスの連続試合安打も「16」でストップした。

 この日はロッカールームでお隣のケネディが活躍。本職が二塁手の13年目は一塁での好守に加え、2試合連続アーチとなる決勝の2号ソロを放った。チームの勝利に大貢献しても静かなベテランを、イチローは「見たままの印象ですよ。今日なんかでも、あのままのテンションでずっと試合後もいますからね。僕は好きですけどね」と評価した。今季通算7勝のうち、アスレチックスからは3勝目。イチゴジ対決第2ラウンド残り3戦で一気のスイープを狙う。 (秋野未知)

 

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