東日本大震災で本拠地の仙台市が被災したプロ野球の楽天と日本ハムの公式戦が22日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸であった。楽天にとっては今シーズン初の神戸での試合。スタンドのファンが「頑張れ楽天、頑張ろう東北」とエールを送った。
試合前、神戸市の矢田立郎市長が「一勝一勝が被災地に勇気と元気と夢を与える。日本一を願っています」とあいさつ。楽天の星野仙一監督に花束を手渡した。
球場前で募金を呼びかけた神戸高専の学生らは「神戸から折れない心と負けない勇気を」と書かれたカードを持ってスタンドで応援。2歳のときに同市長田区で阪神・淡路大震災を経験したという学生会長の小島理沙さん(18)は「神戸はこれだけ元気になった。一生懸命にプレーする選手を応援し、被災地を勇気づけたい」と話していた。
楽天は伊丹市出身の田中将大投手が先発した。
(岡西篤志)
(2011/04/22 22:35)
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