2011年04月23日

内部抗争は運動体の生命力

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批判も攻撃も受けて立つ

時に衝突を経ても絶え間ない「前進」を志向する!

 

 大変な反響であった。

 先ごろ、当ブログのエントリー「暴追から『鮮人追放』社会へ」に対して寄せられたコメント欄のご意見をご参照頂きたい。

 その最たるものは大統領制・共和制を敷くとした当ブログの支持団体でもある『日本国民防衛党』(祭山隆志党首)についてのものであったが、実は私がこうした国家観に直近に接したのは最近ではなく十数年前になる。
 当時、属していた『国家社会主義者同盟』の内部においても一部でこうした国家論が提唱されていたこともあり、強権政治を求める者としては至極当然のものとして、日本国の選択肢の一つとして熱く議論を交わした日々を懐かしく思い出す。


「反共」そして「尊皇」を強調した偽善性への不信感

 強く懸念されているのは(大統領制・共和制で)天皇陛下・皇室の在り様についてであり、「天皇陛下をどうされるおつもりですか?」「天皇陛下を国体から隔離させるのなら、お前は日本国民全ての敵と見なす」といった激しい論調での書き込みも為されているが、廃止を目論んだ左翼革命ではあるまいし、私はそうした政策上の扱い・位置付けというものに拘る必要はないと考えている。

 特にこの3年間で実感したことだが、普段よりやたら皇室崇拝や「陛下の御心に従う」ことを強調した保守・右派に限って天皇陛下を貶める演劇や反天連デモといった左翼勢力の策動に対して静観を決め込み、翻って女系天皇容認など尊皇精神とは関わりが薄いと目されていた市民団体『主権回復を目指す会』の面々が陛下への侮辱を糾す行動に及んだものだ。
03 朝日新聞社発行のアエラが雅子皇太子妃殿下に対して不敬な記事を掲載した際も同社の応接室にまで乗り込み、編集責任者らを一同が締め上げた時の記憶が未だに生々しい。

 看板に偽りありとまでは言わぬが、ことほど左様に表看板と内実には大きな隔たりがあることを実感した「行動する運動勢力」としての約3年間であった。

 反共産主義組織として知られる『国際勝共連合』はその表看板とは裏腹に、統一教会というカルト宗教の意に沿って動き、内実は北朝鮮の軍事独裁政権を支えているなどの指摘があるが、同様に「尊皇精神」をやたら強調する者らこそ本当にいざという時も最後の最後まで陛下の御心に従うのか、また本当に陛下の御心に沿った運動を実践しているのか、甚だ疑問視せざるを得なかったのである。

 日本国民防衛党の構想に基づく国体は「それはもう日本ではありません」とする指摘もあったが、既に現状からして日本は国としての体を成していない。

 私たちはよく、その元凶として左翼勢力や在日外国人勢力、現在なら民主党政権を槍玉にあげるが、保守派が政権復帰を渇望する自民党にしたところで自民党こそが日本を亡国へ導いてきたことは政権時代に既に示されたことであり、もはや左右でも民主・自民といった次元でもなく、戦後史はおろか、わが国が「開かれた」とされる明治以降からの在り方を見直す長期的な視野に立った一大変革運動が求められているのではないか。

 明治以前、帝(みかど)が在らせられる京の都に火を放とうと画策した倒幕急先鋒・長州藩は後に錦の御旗の下に官軍となったが、それらを主体とした新政府が必ずしも勤皇の志に基づいて帝を戴いてきたのだろうか。
 一方、後に幕府側の賊軍とされた会津藩は当時、蛤御門の護りをはじめ京都守護に就くなど勤皇の志士の最精鋭であったし、「人斬り集団」「壬生狼」として恐れられた新撰組もまたクーデターから京を護った勤皇組織だったのである。

 少々話が逸れてしまったが、現代における問題とは戦後の左翼・自虐史観の盲信のみならず、本質的には明治以降の近代国家(議会政治)という枠組の盲信にこそあるのではないか。

 以下、コメント欄に寄せられたご意見の一つ。


>有門様へ

>あなたは、師匠である瀬戸弘幸氏から国家のための大義という教育を受けているとしたら、よくも科学的考察もなく、統一教会以外の様々な反日勢力の疑いも持たず、よくも「このほど疑惑の渦中にあった日本国民防衛党の祭山党首より、以下のように力強いメッセージが寄せられたのでご紹介しよう」などと、ただ、管理人に優しい口を聞けば、管理人までが主のごとく振舞うことを空恐ろしく思いますね。
>これでは、あなたはあまりにも単純な人ではないですか?

>天皇陛下を軽々しくも、お金を払って隠居せよと申す者に、よく追随できるものですね。

>あなたの過去の運動全てが否定される結果となることは間違いないし、今後、右翼勢力からの弾圧等で、師匠の瀬戸氏の責任問題へと発展するのは言うまでもありません。

>ただ外国人を排斥したところで、官僚社会が変わらないことには結果は変わらないことを知らないあなたは均衝を得ていないことになります。

>だから、祭山 隆志程度の方便すら受け入れるのでしょう。

>まぁ、天皇陛下を隔離し、祭山 隆志と行動を共にしたことで、日本民族の魂を蔑ろにした責任を負いなさい。

>ただし、靖国神社という天皇陛下の参拝を祈願する英霊達の社に現われることは避けてください。

>日本民族は陛下と共に行動しますので、日本国民防衛党の理念を享受して、その影響下で「有門委員会」なるもの運営なさる以上、靖国神社への立ち入りは辞退していただきたい。

>これで私の語るべきこと、その全てを私は語った。

Posted by 平和 at 2011年04月21日 16:11


 師という権威を持ち出せば何でもそれで片付くと思っておられるのか。

 私の考えというのは必ずしも科学的考察に依らないし、私はハッキリ言ってバカが付くくらいに単純な人間であり、個として独立したブログにおける情報発信ならびに運動体における行動において、その責任は全て私・有門大輔以外のどこにも及ばない。

 「国家の大義」を云々されているが、国家を形成するものが民族としての共同体であり、その共同体の中で天皇制が綿々と護られ受け継がれてきた。
 然るに、その日本民族が外部(支那・朝鮮)からの精神的な侵略に続いて人口の流入、軍事的侵攻という物理的な侵略に遭い、内にあっては著しくナショナリズムを衰退させた状態の今、単に組織の維持・拡大に囚われず、「実際的な行動」に着手し得る者同士が手を取り合うべきは当然であり、共和制だからとか大統領制だからといった視野に基づく判断こそ狭小な次元に陥っているとも言えるのではないか。

 文中、「ただ外国人を排斥したところで、官僚社会が変わらないことには結果は変わらないことを知らないあなたは均衝を得ていない」とあるが、在日朝鮮人・在日特権問題はじめ外国人を排斥することも現状の法治主義ならぬ「放置主義」に陥った官僚社会を大きく変えることである。

 利権と官僚社会という日本に広く深く長く浸透し切った構造は、何らのチカラも有さぬ一個人には到底扱い切れる範囲の問題ではない。
 然るに一個人として出来得ることは利権・官僚社会に深く食い込んで国そのものを腐食させている外国人を排斥することが出来る、排斥することを主張する権利があるということを知らしめる「排外主義」「排外的ナショナリズム」をひたすら唱え続ける以外にないではないか。 

 私が瀬戸弘幸含め少なからぬ同志らとの共闘を通じて学んできたことはこの「実際的な行動」であり、共和制や大統領制が望ましいか否かを議論することではない。
 しかし、それでも共に戦ってくれる方がいると言うなら私も日本国民防衛党も歓待する。

 以下、同コメント欄に寄せられた投稿。


>東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第1原発2号機の取水口付近から
>高濃度の汚染水が海へ流出した問題で東電は21日、汚染水によって放出された
>放射性物質の総量は、少なくとも4700テラベクレルと推定されると発表した。
>東電の保安規定で定めた同原発1〜6号機の 年間限度の約2万倍に相当する。
>また、流出想定量は約520トンだったという。

>↑これが現実だ。日本は世界に向けて核攻撃をしたわけだ。

>と、冗談はともかく、どーする? 
>正直なところ我々は生き方というより、
>日本人としての死に方を模索しているだろ?
>元より個人の健康被害なんて微塵も関係ないと思っている。
>いつでも前のめりに死ねればいいと思ってるわけじゃん。

>ここで考えるべきことは、日本をつなげる子供達のことしかないだろ。

>我々が原発に行ってみんなで腹を切れば、放射能が止まるってなら、
>みんな行くでしょ? でもそんなマンガみたいなことはないわけ。

>じゃあ、どーするよ? ここで語られてることは現実逃避のようだ。

Posted by 名無しさん? at 2011年04月21日 21:20

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>蟻さんは、原発について所見をお願いします。

>実害でも風評であっても放射能汚染という核の傘で、
>今の日本は、支那朝鮮露西亜から守られている。
>やつらは被曝を怖れて近づかない。

>我々はもとより死を怖れない日本人は、被曝によろ自身の健康被害などどうでもいい。
>考えなければいけないのは、なんとしても日本の子供達をも守ることだ。

>で、蟻さんはどう考える? 
>我々は、原発により電気という恩恵を受け、そしてその原発で国土を穢した。
>少なからず原発を認めていたし、東電も責める立場にもない。
>しかし、事故を起こした以上もう原発を認めるわけにはいかないのではないか。
>我々のこの先など、国土を穢した禊と次に繋げることに使うことしか赦されない。

>今日にも驚愕の事実が公表されるかもしれないこの時期に、
>国を愛する者が原発に関して考えを表明しないのはおかしい。

Posted by 名無しさん? at 2011年04月22日 00:05


089_25_4 確かに、放射能汚染の拡大が深刻な状況にあって私は先日の当ブログ・エントリーで在特会(在日特権を許さない市民の会)による原発推進デモに賛同したし、その旨の記述もした。
 しかし、今この現時点で各地で稼動している原発を即時停止することが実際的に望ましい対応なのだろうか。
 第一に病院などの医療施設への送電は絶対的に確保されなければならないし、大災害と人災に乗じた反日左翼の反原発運動による社会混乱に便乗させられてはならないというのが主旨だ。

 また、現時点における原発の維持・推進が必ずしも将来的な新エネルギーの開発を否定するものではない。
 間もなく新エネルギーによる発電方法ならびに安全保障の名案が示されるかも知れず、その実行が確保された上での原発の順次停止・廃止ならそれに異を唱えるものではない。

 以前の私の見解表明は先の地方選で反原発派よりも原発維持の現職候補が勝利したという一般的な世論を踏まえた上でもあり、これまでの経緯から考えても至極妥当なものではないか。
 ブログ記事でのオーバー・アクションを交えた表現から「原発以外は絶対に認めない」とする発言に受け取られてしまうかも知れないが、これみよがしに反日左翼が跋扈する現時点ではそのように主張する。

 それよりも、私どもが新たな運動体との連携に踏み出そうとする段にあって確かに喫緊の問題ではあるが、執拗に原発を持ち出すとは誘導あるいは在特会デモに対して異なる見解を打ち出した私と瀬戸弘幸との分断を図る意図があるのではないかとさえ勘繰ってしまう…。

 原発事故への対処で言うなら、チェルノブイリを経験した旧ソ連は軍隊を動員して地域住民を避難させる国家としての「強制力」を早期且つフルに発揮した。この正規軍による強行突入のスピリットこそは肝要であり、この軍人としての矜持が自衛官にあれば 軍隊を持つ国家としての矜持が現代日本人にあれば福島原発事故も早期に収拾が図れたと思うが、現時点でそれを云々することに終始しても仕方がない。

 急務なのは政府による速やかな「事実」の公表・周知徹底ではないか。

 何より、私よりも遥かに専門的知識も経験もおありの方々がウェブサイト上に書き込むことも重要かも知れないが、その知識・経験をフルに活用し、事態収束へ向けて自らが為すべき言動に勤しむべきだろう。
 単純な私も専門的知識を有した同志に会って話を訊くなどしてバカなりに正確な状況把握に努めているところだ。

 今後、東日本大震災に続いて更なる試練が日本に容赦なく襲いかかってくるかも知れない。何年先でも何十年先でも。

 今回の大災害・人災に限らず、短期的そして長期的な視野に立った新たな同志との提携・連携・共闘でもある。


排外主義『有門委員会』(橋本智之委員長)
http://arikadoiinkai.blog.fc2.com/
※加筆あり


福島県からの避難者への風評・差別を煽る悪質サイトを許すな!
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Posted by samuraiari at 02:53│Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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