新北九州空港が開港して1ヶ月が経過した。新しい空港に、新しい航空会社。「新しい」というだけで子供のようにわくわくする。皆さんも同じだったろう。開港1ヶ月の新北九州空港は大勢の見学者で賑わった。
地元の期待と夢をのせて飛び立ったスターフライヤー。私は3月16日の新空港開港日に搭乗した。
スターフライヤー第1便のチケットが取れなかったのが残念だった。私は第1便の空席を狙って、6時には新北九州空港のターミナルに到着した。この作戦は大成功だった。空席待ちは私ひとりで、6時45分に声をかけられた。報道会社は朝から空港に集まり、取材に余念なかった。
開港から1週間、スターフライヤーの第1便は7時発だ。第1便はほぼ満席にあたる140人が搭乗、スターフライヤーの社長らが見送る中、搭乗口では記念品が渡された。社長と機長のサイン入りの搭乗証明書と、スターフライヤー3機のミニチュアモデルなどが入っていて記念になりそう。
7時より定刻約20分遅れで離陸した。滑走路2500メートル、空港島自体は4200メートルあるから、滑走路延長は容易だ。ちなみに空港島自体は福岡ドームが約53個入るという。これまでの北九州(曽根)空港に比べると、感慨深い。
機内に入ると黒の革張りのシート。各座席には液晶モニターを装備し、NHKのニュースなどの放送が楽しめる。座席ピッチも広く十分ゆとりがあり、各座席には電源も配備し、ノートパソコンを広げるビジネスマンも見られた。
スターフライヤーは就航時までにエアバスA320を3機調達した。スカイマークに一度だけ乗ったことがあるが、あちらは中古機のためかくたびれた様子だったことを思い出した。このスターフライヤーの座席なら日本航空のクラスJと競争できそうだ。
機内では客室乗務員が搭乗のお礼と就航の挨拶をした。黒い機体に黒い制服。飲み物のカップまで黒で統一していて、面白い。機内誌はなかった。機内の観察すると、北九州市の関係者や国会議員などが多かった。
第1便には福岡のテレビ局のクルーも多数乗っていた。RKBは今日のテレビでスターフライヤー試乗レポートを流すといい、番組司会者が一緒に乗ってきた。私もインタビューを受けた。「どうしてこのスターフライヤーに搭乗しようと思われたのですか?」
「北九州に新しくできた航空会社ですし、福岡空港では飛べない早朝・深夜便が充実しているからです」。私は自信を持って答えた。
RKBのクルーは羽田到着後、そのまま出発ロビーに行き、折り返すという。文字通りトンボ帰りだった。
末吉市長は前日の北九州(曽根)空港の日本航空最終便で上京し、羽田発のスターフライヤー第1便で北九州に向かったため、この便には乗り合わせていなかった。あとで知ったのだが、日本航空の新北九州空港での出発式に上戸彩が来ていたという。
上戸彩は日本航空の第1便で羽田へ向かった。4月18日に始まるフジテレビのドラマ アテンションプリーズに関連して出演したものだそうだ。事前周知はいっさいしなかったといい、ファンの姿などはなかった。
羽田に到着すると、ここでも報道陣が待ち構えていた。新北九州空港は東京のメディアでもさかんに取り上げられており、FMラジオでも紹介されていた。「21時間運用で、早朝・深夜便が充実」というフレーズがとても新鮮に聞こえる。
国はこの新北九州空港の開港後は、現在建設中の静岡空港を最後に地方空港の整備に一区切りつける。
北九州に出来た新しい航空会社スターフライヤー。新北九州空港の開港日に上京できたことを、大変うれしく感激している。将来子供ができたときに自慢したい。(つづく)