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小倉興産、アパマンに身包み剥がれて消滅す

アパマンショップネットワーク(本社、東京都)は1日、連結子会社の小倉興産を吸収合併することを決めた。1931年に浅野小倉製鋼所(現在の住友金属小倉)の築港部門から派生した小倉興産は、2006年7月をもって75年の歴史に幕を下ろす。

小倉興産は2003年に投資会社のアドバンテッジパートナーズ(本社、東京都)が産業活力再生特別措置法の適用下にあった住友金属工業などから保有株を取得して筆頭株主になった。これが小倉興産消滅の第一歩だった。アドバン社は小倉興産の企業価値の向上させ、東証二部へ上場させるとしたが、その目標はうやむやにして2年後に転売利益を得て手を引いた。

アパマンの狙いは小倉興産が所有する首都圏の賃貸ビルやガソリンスタンドなどの不動産だった。小倉興産を手中に収めるや否や本社を東京へ移し、大黒柱の石油事業を伊藤忠エネクスへ売り払った。2004年12月に231名いた従業員は2006年3月には73名へ激減した。総仕上げが今回の吸収合併で、目当ての不動産だけになった小倉興産を本体に組み込む。

アパマンは企業規模が2倍以上の小倉興産を連結子会社化することにより、2005年9月期連結決算で売上高が前期比235.3%の増加をみた。小が大を乗っ取り、わずか1年余りで手際よく捌いてその肝だけを抜き取る手練は、宿主を食い殺す寄生虫のようだった。

小倉興産の商号は地元対策もかねて小倉興産子会社の小倉興産プロパティが譲り受ける。小倉北口地区の事業用不動産のリースや管理を担うという。

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