JR九州(本社、福岡市)は4日、2011年春に開業予定のJR博多駅新駅ビルに阪急百貨店(本店、大阪市)が核店舗として出店すると発表した。
新駅ビルは地上10階地下3階の延床面積約20万平米。計画によると阪急の投資額は約200億円。博多阪急(仮称)は地下1階から地上8階に入居し、売場面積は約4万平米を予定する。初年度約400億円の売り上げを目指す。
核店舗は当初、高島屋(本店、大阪市)が最有力だった。JR九州は旧駅ビルの井筒屋(本店、北九州市)を排除すべく高島屋に秋波を送ったが、高島屋は天神地区の百貨店に対抗するためには広い売場が必要と主張したため、交渉を一方的に打ち切って阪急に鞍替えした。
新駅ビルには阪急百貨店のほか、JR九州の専門店街・アミュプラザが入居し、複合映画館やホールなども設ける。アミュプラザに入居する店舗は2009年ころまでに決めたいとしている。
JR博多駅は2011年に九州新幹線鹿児島ルートが全線開通すれば、新幹線で熊本から約30分、鹿児島から1時間20分になる。JR九州は博多駅を充実させて天神地区に対抗しうる商業拠点に仕立てたい考えだ。
小林一三氏が創業した日本の百貨店の一つで、阪急東宝グループの中核企業。本店は阪急梅田駅前(JR大阪駅前)にあり、関西や関東地区に11店舗を構える。売上高は百貨店業界6位。2007年には阪急西宮スタジアム跡地に出店する。
ファッションに強く、若い女性の支持が厚い。「東の伊勢丹、西の阪急」とも。