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【サッカー】

Cロナ1発 レアルV

2011年4月22日 紙面から

◇スペイン国王杯

 【バレンシア(スペイン)工藤拓】サッカーのスペイン国王杯は20日、当地で決勝を行い、レアル・マドリードがバルセロナを1−0で下し、18シーズンぶり18度目の優勝に輝いた。延長前半13分、ポルトガル代表FWロナルドが決勝弾。スペインの両雄による「クラシコ」(伝統の一戦)が決勝で実現したのは6度目で、対戦成績は3勝3敗となった。

 中立地で行われた一発勝負。120分間の激闘に決着をつけたのはレアルのエースFWロナルドだった。延長前半13分、左サイドを突破したMFディマリアがドンピシャのクロス。走りこんだロナルドがヘッドでとらえた。右手の人さし指を突き上げながら疾走しコーナーフラッグ付近に滑り込んだ背番号7にチームメートが次々と抱きついた。

 移籍2年目で勝ち取った初タイトルに、ヒーローは「とてもうれしい。レアルは国王杯で長年優勝していなかったから、とても重要なタイトルだった。先制した方が勝つと思っていたけど、その通りになった」と興奮気味に語った。

 しかし宿敵バルサとは欧州CL準決勝での再戦が控えているため、すぐに気持ちを切り替えた。「きょうはゴールを決めたけど、今後も戦い続けなければいけない。CLでも優勝したいんだ」と闘志を新たにした。

 自身にとって12個目のタイトルで、指揮を執った4カ国すべてにおいてカップ戦優勝を果たしたモウリーニョ監督は胴上げで宙を舞って上機嫌。「ミスがほとんどなかった。集中し、戦術をよく理解し、延長戦ではコンパクトさを保った」と選手たちの奮闘をたたえた。

 クラシコ4連戦は2試合を終わってレアルの1勝1分け。1週間後にはいよいよ、本番ともいえる欧州CLでの決戦が始まる。

 

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