事件【東日本大震災】気仙沼の住民、高台への移転希望 防災集団移転事業利用で2011.4.21 12:36

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【東日本大震災】
気仙沼の住民、高台への移転希望 防災集団移転事業利用で

2011.4.21 12:36
取り残されたビルから救助を待つ人たち=12日午前8時39分、宮城県気仙沼市

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取り残されたビルから救助を待つ人たち=12日午前8時39分、宮城県気仙沼市

 大津波で自宅を流されるなどした宮城県気仙沼市唐桑町の住民が、国が移転経費を補助する「防災集団移転促進事業」を利用して近くの高台への移転を希望していることが分かった。同市が21日、明らかにした。

 同事業は災害被災地を対象とした移住支援策で、国が住宅団地の造成や移転経費などの4分の3を補助する。国は今回の震災で補助率の引き上げなどを検討している。同市都市計画課によると、移転を望んでいるのは唐桑町の東舞根、西舞根の住民。全52世帯のうち44世帯が自宅を流された。家屋流失を免れた8世帯を含む計30世帯が「コミュニティーを維持して生活したい」として24日にも移転を目指す団体を設立する。

 同課の佐藤清孝課長は「現行では移転経費の4分の1は市町村の負担。国が全額補助に制度を見直してくれればありがたい」と話している。

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取り残されたビルから救助を待つ人たち=12日午前8時39分、宮城県気仙沼市
津波で破壊された宮城県気仙沼市の中心部=12日午前5時53分

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