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【芸能・社会】

スーちゃんが死んだ 元キャンディーズ田中好子さん 乳がん闘病19年 55歳

2011年4月22日 紙面から

 スーちゃん、急死−。人気アイドルグループだった「キャンディーズ」の元メンバーで、女優の田中好子さんが21日午後7時4分、乳がんのため東京都港区三田の国際医療福祉大学三田病院で亡くなった。55歳。東京都出身。通夜は24日、告別式は25日に都内の斎場で行われる。喪主は夫の小達一雄さん。

 キャンディーズの人気絶頂時の解散のように、スーちゃんの訃報もあまりに突然だった。

 夫の小達さんによると、田中さんは30代のとき検査で乳がんが見つかり、手術で腫瘍を摘出していた。昨年10月に十二指腸かいようで入院し、今年2月に一度退院したものの、2週間後に体調が急変し再び入院。がんが再発し、転移していたという。

 田中さんのキャンディーズは、78年に「普通の女の子に戻りたい」との名言を残し、グループを解散。最後のコンサートとなったファイナルカーニバルは、会場の後楽園球場に入場できないファンがあふれるほどの伝説的コンサートとなった。

 グループ解散後はソロ歌手、女優として活躍。出演作に映画「鉄道員(ぽっぽや)」「ゴジラvsビオランテ」「明日への遺言」、テレビ「おんな太閤記」「おしん」「ちゅらさん」「家なき子」など。89年の「黒い雨」では原爆症に苦しむ女性を熱演し、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。

 このほか、作詞作曲を手掛けたり、墨彩画を描いたりするなど、多方面で才能を発揮。福祉活動にも熱心で、厚生省の公衆衛生審議会委員や日本エイズストップ基金運営委員なども務めた。

 

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