政治【放射能漏れ】政府、計画的避難区域を発表 飯舘村など 緊急時避難準備区域も指定2011.4.22 10:01

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【放射能漏れ】
政府、計画的避難区域を発表 飯舘村など 緊急時避難準備区域も指定

2011.4.22 10:01
 記者会見する枝野官房長官=22日午前、首相官邸

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 記者会見する枝野官房長官=22日午前、首相官邸

 政府は22日、東京電力福島第1原子力発電所から20キロ圏外の地域のうち、1カ月後をめどに避難を求める「計画的避難区域」として福島県の葛尾村、浪江町、飯舘村の全域と、川俣町、南相馬市の一部、緊急時に屋内退避や避難を求める「緊急時避難準備区域」として同県の広野町、楢葉町、川内村の全域と、田村市と南相馬市の一部を、それぞれ指定し、菅直人首相が、福島県知事と関係市町村長に指示した。枝野幸男官房長官が同日午前の記者会見で発表した。

 計画的避難区域は、第1原発の事故発生から1年間の積算放射線量が20ミリシーベルトを超えるおそれがある地域を目安にした。

 枝野氏は、同区域からの避難を5月下旬をめどに完了させる考えを明らかにした。解除の目安については「放射線量が高まることがなくなることが一つの前提だ」と述べたうえで、東電が示した工程表のうち原子炉が「冷温停止状態」になる6~9カ月後に検討が始められるとの見通しを示した。区域を拡大する可能性は「今何か検討していることはない」と述べた。

 緊急時避難準備区域では子供や妊婦、要介護者や入院患者については避難を求めるが、枝野氏は物資の輸送などで同区域内に入ることについては「問題はない」と述べ、区域内の物資が滞ることがないよう関係業界の協力を求めた。

 一方、政府は、新たに2つの区域を設定したことで、20~30キロ圏内に出していた屋内退避区域の解除も決めた。

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 記者会見する枝野官房長官=22日午前、首相官邸
 福島第1原発から約20キロ地点の国道6号線で、立ち入りを禁止する警察官=22日午前9時41分、福島県南相馬市原町区

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