まどかマギカ【ネタバレ考察】

まどかマギカ終わりましたね…
ツイッターでは過度のネタバレはなかなか難しい。
なのでブログに思いの丈を書きなぐる事にしました。

多分見返すと恥ずかしくなるので、1日ぐらいで消します!












まず、いやー良い終わり方でしたね。
どうやって終わらすかは本当に心配だったのですが、
魔法少女と言う題材をフルに生かして、タイムパラドックス物の決着点の新しい終息を見ることができました。

簡単におさらいすると

まどかが魔法少女になり、

全ての魔女を産まれる前に消し去りたい。
全ての宇宙、過去と未来の全ての魔女をこの手で

と言う事でした。
その後、全ての魔法少女の穢れを集め、ソウルジェムの破棄。
呪いが集まり宇宙を滅ぼす魔女が生まれますが、それも願いにより破棄。
という事で、陰と陽という概念、因果応報はまどかの願いによって打ち消され、
新しい世界が生まれた…

いやはやなるほどというか、そうきたかぁと思わず感動しました。
普通タイムパラドックス物は主人公が大きな力を持っていません。
その中で、いわゆる因果と言われるものと戦っていくわけですが、
因果自体を塗り替えるのは魔法少女・願いというキーワードをフルに使った
面白い解決方法だったと。

以下は自分の中でまとめるために考察。


○運命論
スゥさんがTwitterで発言していたのですが、
「ジェイルオルタナティブとバックノズル」
西尾維新の戯言シリーズで出てきた運命論に当てはめると、
結末、最悪のケースは繰り返すのではないのかという疑問が生まれる訳です。

<参考>
ジェイルオルタナティヴ:誰かがやらなければならないことは、必ず誰かがやる。本来の誰かが懸命に固辞したとしても、その時は変わりの誰かがやる。
バックノズル:起こると決まっていることは、小さな差異はあっても結局は違う場所違う時に必ず起こる。


これに関しては非常に簡単で…運命論というのは始まりが非常に大切です。
ひぐらしのなく頃にをプレイした事ある方はわかると思いますが、
非常に大きな恨み、そして緻密な計画によって、準備された物は、
いざ実行に移される数ヶ月の限られた同じ時間を繰り返してあがなったとしても、
結論(死)が変わらないというまさに運命論を描いた作品です。
この負のタイムパラドックスを回避するに、一番簡単な方法はその大きな恨みが
起こる、起承転結の起を完全に潰す事です。
しかし、この起でさえもその前の起による結でしかありません。

そのため、まどかの願いは完全にこの概念世界の始まりを消して、
概念を書き換える、まさに神になると言う事を成し遂げました。

願いによって、運命論を無くした世界を作りましたが、
でも運命論があるなら、まどかがその願いを思いつく事はなかったのではないか、
という疑問が生まれますが、ココこそがタイムトラベラー、ほむらの役どころですね。
起承転結の起までタイムトラベルすることはできません。
特に今回、インキュベーターが宇宙人であることで、起を潰す事は不可能。
なので限られた時間を何度も繰り返す事によりその世界の人に情報を提供し、
大きな力として結論を変える。
運命論に対する論破はつまりタイムトラベラーという存在そのものな訳です。

ひぐらしなんかは100年繰り返して、大きな力として結論を回避しましたが、
まどマギの場合はまどかの願いという結を回避し、更に起を潰すという、
根底の部分の解消まで、全てを見ることが出来ました。

いやはや、やろうと思っても作るの難しいだろうに、本当に素晴らしい。
しかし考察スレみたら、「↑見たいな事に興味ないし、微妙」みたいな意見もあって、
ちょっと笑ったw確かにそういう意見もあるなぁw


他にも色々とあるんですが、特に陰と陽の消え去った世界での、
さやかの消失とか、魔女が獣になっている理由。
そもそも表裏一体ではなくなった世界はどのようなものなのだろうかと、
考えると楽しいですね!!^ω^
web拍手 by FC2
関連する記事
コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< April 2011 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM