日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(58)が21日、約3週間の欧州視察を終え、成田空港着の航空機で再来日した。選手の招集を巡って難局に立たされている南米選手権(7月・アルゼンチン)について、ザック監督は「(日本)協会からニュースは逐一、入ってきている。協会と話し合って(メンバーを)一緒に決めていきたい」と話した。
欧州では母国のイタリアに加え、ドイツ、ロシアなどへ足を運び、スタッフと手分けして「若い選手、それほど若くない選手も見てきた」と、帰国中に視察を続けたことを明かした。Jリーグの再開に関して、ザック監督は「非常にうれしい。日本代表のアイデンティティーはJリーグのサッカー文化」と語り、「新たな才能が出てくることを期待している。代表チームの門戸は全てのチームに開かれている」と、小さな笑みに大きな期待感をにじませた。
きょう22日にスタッフミーティングで情報を突き合わせ、6月の親善試合、7月の南米選手権に向けたチームづくりをスタートさせる。
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