■■■ データの読み方について ■■■
放射能については、様々な単位が沢山出てきて、何が何だかよくわからない人も多いと思います。
また、自分にとってどんな害があるのか? も、すぐにはよくわからないと思います。
そこで出来るだけわかりやすくなるように、このページにデータをまとめました。
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■放射線量 【シーベルト】
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・放射線は、一時的な物ですが、放射性物質を体内に入れると、長期間被曝し続けます。
その地域で放射線が観測されていると言うことは、その場所に放射性物質があるということです。
吸い込んだり、口に入れたり、傷口などから体内に侵入させないようにしましょう。
・放射線の影響はいくら弱くても蓄積し続けます。( 1 μSv/h を1時間被曝 = 0.1 μSv/h を10時間被曝 )
・日本では、自然からのもの(日本 0.13μSv/h)+人工物からのもの(0.114μSv/h)=0.244μSv/hが、トータルで被曝して良い量の上限です。
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放射線量 |
人体への影響 |
備考 |
6 Sv/回 |
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100%急性死 |
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5 Sv/回 |
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100%不妊 |
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4 Sv/回 |
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50%急性死 |
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3 Sv/回 |
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脱毛 |
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1 Sv/回 |
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ガン死亡率 40%(晩発性)、急性障害発生 |
← 福島第一 三号機付近 1.0 Sv(MAX) |
0.5 Sv/回 |
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リンパ球の一時的減少 |
← 福島第一 三号機付近 400mSv *1 |
0.1 Sv/回 |
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ガン死亡率4%(晩発性),ガン発生率高,脱毛(6.4%),紫斑(2.2%),嘔吐(2.6%) |
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10 mSv/回 |
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ガン発生率上昇 |
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4 mSv/回 |
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胃レントゲン |
← 茨城県東海村 0.35mSv/h |
0.3 mSv/回 |
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胸部レントゲン |
← 福島第一 20km地点 0.33mSv/h |
0.19 mSv/回 |
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東京-ニューヨーク間飛行 |
← 福島市(60km地点) 0.045mSv/h |
0.014 mSv/回 |
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玉川温泉(ラドン)に一週間滞在 |
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0.002 mSv/回 |
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玉川温泉(ラドン)に8時間滞在 |
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0.005 pSv/回 |
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使用済燃料貯蔵プールで30分泳ぐ |
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11.4 μSv/h |
=100 mSv/年 |
めだった健康被害出現 |
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5.7 μSv/h |
=50 mSv/年 |
放射線作業者の年間被爆限度規定 |
← 福島(50μSv/h)、東京、千葉、栃木、茨城 |
5.0 μSv/h |
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飛行機内(高度12000m)相当 |
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0.27 μSv/h |
=2.4 mSv/年 |
自然からの年間放射線量(国際平均値) |
食物0.35mSv 空気中1.3mSv 宇宙線0.35mSv 大地0.4mSv |
0.2 μSv/h |
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富士山頂相当 |
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0.13 μSv/h |
=1.2 mSv/年 |
自然からの年間放射線量(日本平均値) |
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0.13 μSv/h |
=1.2 mSv/年 |
放射線業務従事者の平均被曝量(日本) |
(自然から以外での制限値) |
0.114 μSv/h |
=1.0 mSv/年 |
一般人の年間被爆限度規定 |
(自然から以外での制限値、癌死 1〜37/10万人) |
数値は全て自然からの年間放射線量を除いた値
*1 1mSvでガン死亡率40%ならば、0.4Svはその半分の20%くらいのガン死亡率となります。 (被曝量に比例して障害は増加)
■放射線によるガン死亡率 北里大学病院 放射線部
被曝量[毎時] | 被曝量[年] |
ガン死亡率 | 備考 |
0.114 μSv/h | 1 mSv/年 |
0.4% | 一般人の人工被曝限度(0〜生涯継続した場合) |
0.228 μSv/h | 2 mSv/年 |
0.8% | (0〜生涯継続した場合) |
1.14 μSv/h | 10 mSv/年 |
1.8% | (18〜65歳まで継続した場合) |
2.28 μSv/h | 20 mSv/年 |
3.6% | (18〜65歳まで継続した場合) |
■単位
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1 Sv = 100 rem ≒ 100 R ≒ 1 Gy(X-ray,γ、β線)≒ 20 Gy(α線)≒ 10 Gy(高速中性子線)
1 Gy = 100 rad
1 Ci = 37×10^9 Bq = 370 mSv/h
1 cpm = 1 dpm = 60 Bq = 0.6 nSv/h (液体シンチレーションカウンターの場合、効率100%)
↑ガイガーカウンターなどは、効率下がるのでこれ以下
Sv:シーベルト Gy:グレイ rem:レム rad:ラド Bq:ベクレル Ci:キュリー R:レントゲン
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■水、農産物、空気中の放射性物質について (ベクレル⇔シーベルトの換算方法)
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■水道水を1リットル飲んだ場合
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■1リットル(=1kg)あたりのベクレル数まとめ [Bq/Kg]
2,900,000,000,000 2号機の溜まり水 (I134)← ★new! 絶賛 再臨界中?
11,660,000,000 2号機トレンチ
3,900,000,000 3号機で作業員の足がつかった溜まり水
5,190,000 福島飯舘村の水洗いしてない雑草
430,000 1号機の地下水
371,000 いおりんの黄金溜まり水
54,100 茨城の水洗いした後のホウレン草 ←★★★
8,300 千葉旭市の水洗いした春菊 ←★★★
2,000 日本の3月17日以降の暫定指標(野菜)
1,000 WHO基準 たとえ緊急時でも1000 Bq/kg の食品を食べてはいけない
965 福島県飯館村の水道水
370 日本の3月16日までの基準値(野菜)
300 日本の3月17日以降の暫定指標
210 東京都金町浄水場
170 アメリカの法令基準(飲食物)
100 乳児の飲用に関する暫定的な指標値
10 日本の3月16日までの指標値
10 WHO基準(野菜)
1 WHO基準(水)
0.5 ドイツガス水道協会
0.111 アメリカの法令基準
■日本が過去に基準値[ 370 Bq/kg]を超えたので税関で止めた食品一覧
H01.01.11 きのこ(くろらっぱたけ) フランス 650 Bq/kg
H01.01.23 乾燥ぜんまい ソビエト 655 Bq/kg
H01.04.10 乾燥ぜんまい ソビエト 379 Bq/kg
H01.10.23 きのこ(あんずたけ) フランス 532 Bq/kg
H02.02.28 ハーブ茶(ダンデリオン) スイス 1,167 Bq/kg
H02.10.03 ハーブ茶(セイヨウノコギリ草)アルバニア 814 Bq/kg
H03.02.14 乾燥きのこ(ヤマドリタケ)ユーゴスラビア 556 Bq/kg
H03.03.13 ミックススパイス フランス 1,028 Bq/kg
H06.11.08 燻製トナカイ肉 フィンランド 388 Bq/kg
H10.01.21 乾燥ポルチーニ(ヤマドリダケ) イタリア 731 Bq/kg
H13.11.08 乾燥ポルチーニ(ヤマドリダケ) イタリア 418 Bq/kg
H23.03.21 水洗いした茨城ホウレンソウ 日本 54100 Bq/kg
基準 事故前 370 Bq/kg
事故後 2000 Bq/kg
■ヨーロッパにおける安全許容量 [Bq/kg] (ネイチャーより)
・乳製品 セシウム 1000
ヨウ素 500
ストロンチウム 500
プルトニウム 20
・乳製品以外 セシウム 100-1250
ヨウ素 3000
ストロンチウム 3000
プルトニウム 80
■海水の法定限界値
[pdf]
0.04 Bq/cm3 = 40 Bq/kg
(ちなみに水道水の限界値は、300 Bq/kg)
■1リットル(=1kg)あたりのベクレル数まとめ [Bq/Kg]
2,900,000,000,000 2号機の溜まり水 (I134)← ★new! 絶賛 再臨界中?
11,660,000,000 2号機トレンチ
3,900,000,000 3号機で作業員の足がつかった溜まり水
5,190,000 福島飯舘村の水洗いしてない雑草
430,000 1号機の地下水
371,000 いおりんの黄金溜まり水
54,100 茨城の水洗いした後のホウレン草 ←★★★
8,300 千葉旭市の水洗いした春菊 ←★★★
2,000 日本の3月17日以降の暫定指標(野菜)
1,000 WHO基準 たとえ緊急時でも1000 Bq/kg の食品を食べてはいけない
965 福島県飯館村の水道水
370 日本の3月16日までの基準値(野菜)
300 日本の3月17日以降の暫定指標
210 東京都金町浄水場
170 アメリカの法令基準(飲食物)
100 乳児の飲用に関する暫定的な指標値
10 日本の3月16日までの指標値
10 WHO基準(野菜)
1 WHO基準(水)
0.5 ドイツガス水道協会
0.111 アメリカの法令基準
■日本が過去に基準値[ 370 Bq/kg]を超えたので税関で止めた食品一覧
H01.01.11 きのこ(くろらっぱたけ) フランス 650 Bq/kg
H01.01.23 乾燥ぜんまい ソビエト 655 Bq/kg
H01.04.10 乾燥ぜんまい ソビエト 379 Bq/kg
H01.10.23 きのこ(あんずたけ) フランス 532 Bq/kg
H02.02.28 ハーブ茶(ダンデリオン) スイス 1,167 Bq/kg
H02.10.03 ハーブ茶(セイヨウノコギリ草)アルバニア 814 Bq/kg
H03.02.14 乾燥きのこ(ヤマドリタケ)ユーゴスラビア 556 Bq/kg
H03.03.13 ミックススパイス フランス 1,028 Bq/kg
H06.11.08 燻製トナカイ肉 フィンランド 388 Bq/kg
H10.01.21 乾燥ポルチーニ(ヤマドリダケ) イタリア 731 Bq/kg
H13.11.08 乾燥ポルチーニ(ヤマドリダケ) イタリア 418 Bq/kg
H23.03.21 水洗いした茨城ホウレンソウ 日本 54100 Bq/kg
基準 事故前 370 Bq/kg
事故後 2000 Bq/kg
■ヨーロッパにおける安全許容量 [Bq/kg] (ネイチャーより)
・乳製品 セシウム 1000
ヨウ素 500
ストロンチウム 500
プルトニウム 20
・乳製品以外 セシウム 100-1250
ヨウ素 3000
ストロンチウム 3000
プルトニウム 80
■海水の法定限界値
[pdf]
0.04 Bq/cm3 = 40 Bq/kg
(ちなみに水道水の限界値は、300 Bq/kg)
■放射能による移住レベル区分(参考)
20 [Bq/km2] 原発から40km地点 (福島県 飯舘村)
1.48 [Bq/km2] チェルノブイリ 強制移住対象レベル
0.55 [Bq/km2] チェルノブイリ 移住対象レベル (ベラルーシ)
■水道水を1リットル飲んだ場合
・ベクレルとシーベルトの換算係数は下表の通り。(元素毎に異なる) 変換器
・成人男子の値。子供は約10倍くらい(つまり感受性が高い)。各年齢層によって異なる。
(経口時。吸入の場合はまた値が異なる。)
・得られるシーベルトの値(黄色)は、放射化が全て完了するまでの積分値 (1Lを1回飲料時)
つまり、時間当たりの[μSv/h]ではなく全部のトータル量 [預託実効線量]
(大人は50年間、子供は70年間分として算出したもの)
★[μSv/年](オレンジ)は、1日2リットル×365日飲み続けた場合
|
変換係数 μSv/Bq |
0.016 |
0.039 |
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採取日 |
採取地 |
ヨウ素131 |
セシウム137 |
|
|
|
[Bq/L] |
[μSv] |
[μSv/年] |
[Bq/L] |
[μSv] |
[μSv/年] |
|
3/18 |
栃木県 |
77 |
1.7 |
1237 |
1.6 |
0.02 |
15.2 |
|
3/18 |
群馬県榛東村 |
14 |
0.31 |
224 |
|
|
|
|
3/18 |
群馬県 |
|
|
|
0.22 |
0.003 |
2.1 |
|
3/18 |
群馬県前橋市 |
2.5 |
0.06 |
40 |
0.16 |
0.002 |
1.5 |
|
3/18 |
東京都新宿区 |
1.47 |
0.032 |
24 |
無 |
無 |
無 |
|
3/18 |
千葉県 |
0.79 |
0.017 |
12.7 |
|
|
|
|
3/18 |
埼玉県 |
0.62 |
0.014 |
10.0 |
|
|
|
|
3/18 |
新潟県 |
0.27 |
0.006 |
4.3 |
|
|
|
|
また0.114μSv/h (=1mSv/年=1000μSv/年) を被曝の限界値とすると、
・ヨウ素131 62 Bq
・セシウム137 105 Bq
までは大丈夫な計算になります。(大人が毎日2リットル飲み続ける場合)
栃木ではすでにこれを越えており、危険です。
子供は、さらに1/10くらいしか許容量がないため、大変危険です。
お風呂などに入って、体に付着する放射性物質からの外部被曝についてはまた別に加算されます。
放射性物質がついた野菜などはよく洗って下さい、とテレビで言ってます。
しかし、もし洗う水が野菜より汚染されていたら、あまり意味がないでしょう。
ちなみに、例えば1リットル当たり1.6ベクレルのセシウム137を検出した栃木は、水道水1リットルの中に約20億個のセシウム137の原子が入っています。
なので、1個も体内に取り込まないことはほぼ不可能でしょう。
あとはトータルの被曝量の問題となります。
それに、野菜から検出された放射能は、洗った後の野菜から検出された数値です。
■水道水中の放射性物質の制限値 (水道水の放射線基準がダブルスタンダードなカラクリ)
これを調べてたんですが、どうやら水道水中の放射性物質の制限値というものは、正式には日本では存在しないらしいんです。これが。
WHOにはあり、日本も一応これに準拠しているようです。 【WHO飲料水水質ガイドライン】[pdf]
しかし、これはあくまで平時の基準のようです。
上記ガイドラインのP202にも、次のように書いてあります。
天然線源に由来する放射性核種、または、現在もしくは過去における活動の結果として環境中に排出された放射性核種について、飲料水中の放射性核種のガイダンスレベルを表に示す。
これらのレベルは、一年以上前の核事故で放出された放射性核種にも適用できる。
しかし、事故直後の1年間は、BSS(IAEA, 1996)並びにその他のWHOおよびIAEAの関連刊行物(WHO, 1988;IAEA, 1997, 1999)に記載されているように、食材に関しての一般的アクションレベルが適用される。
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この、BSS〜 どうのこうの、という文献が見あたらないので困ってしまうのですが、、、
また、高度情報科学技術機構にはこう書かれている。
両方とも「これは平時の基準で、非常時は別基準を使ってね」と書いてあるわけです。
つまり、「平時の基準はA、でも事故後1年間はムリだろうからBを基準にして」ということだと思います。
なので、例えば飲料水1kg(=1L)当たりの放射性ヨウ素の基準値は、
成人 平時 10Bq/kg [WHO基準]
乳幼児 現在 100Bq/kg [非常時基準,2003年規定]
成人 現在 300Bq/kg [非常時基準,2003年規定]
となります。
で、3/19に非常時基準に移行した、ということだと思います。
一応つじつまはあっています。
だからといって、この非常時基準でいいのか? というのは別問題ですね。
はっきり言って、良いわけないだろ! と思います。
政府は、非常時の基準が適切なことと、なぜこの基準に移行しなければならないのか? ということを明確に国民に説明しなければなりません。
チェルノブイリの時は、「平時基準」で輸入禁止にしたのに、日本のは大丈夫だって? アホか。
あくまで「平時基準」で考えましょう。
自分や家族の健康を守るのは自分しかいません。
【参考】
・ チェルノブイリ時の輸入食品 → 放射性物質検出で禁輸 [WHO基準]で判断
・上記のICRP(国際放射線防護委員会)基準でさえ、不適切に甘いという指摘もある。ICRPの欠陥
上記は、個人的に調べて計算したものですので、詳しい専門家からのご意見等お待ち申し上げます。
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|
■主な放射性物質の半減期
|
・半減期とは、原子崩壊によってその物質が半分に減ることです。(他の半分は崩壊後の別の原子に変わりました。)
つまり、まだ半分は残ってるんです! 勘違いしないようにしましょう。
(半減期×3.5回くらいで1/10、半減期×7回くらいで1/100になります。 (1/2)^n )
|
放射性同位元素 | 半減期 | 放出放射線 | 排出期間 | 蓄積臓器 | 備考 |
カリウム40 | 12.5億年 | β線 | | | |
セシウム137 | 30.17年 | γ線(β) | 100〜200日、(70日?) | 生殖腺、全身(筋肉) | 137Cs→β→137mBa→γ→137Ba
生物学的半減期 4〜9歳 42日 12〜14歳 62日 成人 80日
環境的半減期は180〜320年という最新説も
|
ヨウ素13 | 8.0日 | β線 | 8日 | 甲状腺 | |
ストロンチウム | 28年 | β線 | 15年 | 骨 | |
コバルト60 | 5.3年 | γ線 | 10日 | 全身 | |
プルトニウム239 | 24000年 | α線 | 骨50年、肝臓20年 | | |
ウラン238 | 44.7億年 | α線? | 300日 | | |
・クリプトン85は、フィルター等で除去できません。
|
■実効線量係数 [μSv/Bq] シーベルト⇔ベクレルの換算係数
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核種 | 半減期 | 経口摂取 | 吸入摂取 |
Cs-137 | 30.0年 | 0.013 | 0.039 |
Cs-134 | 2.06年 | 0.019 | 0.02 |
Cs-136 | 13.1日 | 0.003 | 0.0028 |
I-129 | 1570万年 | 0.11 | 0.036 |
I-131 | 8.04日 | 0.022 | 0.0074 |
I-134 | 53分 | | |
I-133 | 20.8時間 | 0.0043 | 0.0015 |
K-40 | 12.8億年 | 0.0062 | 0.0021 |
Sr-89 | 50.5日 | 0.0026 | 0.0079 |
Sr-90 | 29.1年 | 0.028 | 0.16 |
Sr-91 | 9.50時間 | 0.00065 | 0.00041 |
Sr-92 | 2.71時間 | 0.00043 | 0.00023 |
U-235 | 7.04億年 | 0.047 | 3469.87 |
U-237 | 6.75日 | 0.00076 | 0.0019 |
U-238 | 44.7億年 | 0.045 | 3265.76 |
Pu-238 | 87.7年 | 0.23 | 449.02 |
Pu-239 | 2.41万年 | 0.25 | 489.84 |
Ca-45 | 163日 | 0.00071 | 0.0037 |
Cr-51 | 27.7日 | 0.000038 | 0.000037 |
Mn-54 | 312日 | 0.00071 | 0.0015 |
Fe-59 | 44.5日 | 0.0018 | 0.004 |
H-3 | 12.3年 | 0.000042 | 0.00026 |
C-14 | 5730年 | 0.00058 | 0.0058 |
P-32 | 14.3日 | 0.0024 | 0.0034 |
Co-58 | 70.8日 | 0.00074 | 0.0021 |
Co-60 | 5.27年 | 0.0034 | 0.031 |
Zn-65 | 244日 | 0.0039 | 0.0022 |
Y-90 | 2.67日 | 0.0027 | 0.0015 |
Y-91 | 58.5日 | 0.0024 | 0.0089 |
Zr-95 | 64.0日 | 0.00095 | 0.0059 |
Zr-97 | 16.9時間 | 0.0021 | 0.00092 |
Nb-95 | 35.1日 | 0.00058 | 0.0018 |
Nb-97 | 1.20時間 | 0.000068 | 0.000045 |
Mo-99 | 2.75日 | 0.0006 | 0.00099 |
Tc-99m | 6.02時間 | 0.000022 | 0.00002 |
Ru-103 | 39.3日 | 0.00073 | 0.003 |
Ru-106 | 1.01年 | 0.007 | 0.066 |
Rh-105 | 1.47日 | 0.00037 | 0.00044 |
Rh-106m | 2.20時間 | 0.00016 | 0.00035 |
Ag-110m | 250日 | 0.0028 | 0.012 |
Sb-125 | 2.77年 | 0.0011 | 0.012 |
Sb-127 | 3.85日 | 0.0017 | 0.0019 |
Te-129 | 1.16時間 | 0.000063 | 0.000039 |
Te-132 | 3.26日 | 0.0038 | 0.002 |
Ba-140 | 12.7日 | 0.0026 | 0.0058 |
La-140 | 1.68日 | 0.002 | 0.0011 |
Ce-141 | 32.5日 | 0.00071 | 0.0038 |
Ce-143 | 1.38日 | 0.0011 | 0.00083 |
Ce-144 | 284日 | 0.0052 | 0.053 |
Nd-147 | 11.0日 | 0.0011 | 0.24 |
Ra-226 | 1600年 | 0.28 | 9.5 |
Th-232 | 140億年 | 0.23 | 110 |
Np-239 | 2.36日 | 0.0008 | 0.001 |
Am-241 | 432年 | 0.2 | 96 |
Cm-244 | 18.1年 | 0.12 | 57 |
■飲料水中の放射性物質 許容レベル (概略値)
|
・条件 成人男子が1日2リットル飲むと仮定
水道水からの年間被曝量として、0.1mSv/年を設定。これは、自然以外からの被曝量の限度の1/10。水道水からの被曝は、限度の1/10程度に抑えるという考えか?
・飲料水中のウランの暫定許容値は、腎臓に対する化学的な毒性に基づき15μg/L
|
放射性核種 | [Bq/L] | 放射性核種 | [Bq/L] | 放射性核種 | [Bq/L] |
3H | 10,000 | 137Cs | 10 | 140La | 100 |
7Be | 10,000 | 136Cs | 100 | 139Ce | 1,000 |
14C | 100 | 135Cs | 100 | 141Ce | 100 |
22Na | 100 | 134Cs | 10 | 143Ce | 100 |
32P | 100 | 132Cs | 100 | 144Ce | 10 |
33P | 1,000 | 131Cs | 1,000 | 143Pr | 100 |
35S | 100 | 129Cs | 1,000 | 147Nd | 100 |
36Cl | 100 | 131I | 10 | 147Pm | 1,000 |
45Ca | 100 | 129I | 1,000 | 149Pm | 100 |
47Ca | 100 | 126I | 10 | 151Sm | 1,000 |
46Sc | 100 | 125I | 10 | 153Sm | 100 |
47Sc | 100 | 93Mo | 100 | 152Eu | 100 |
48Sc | 100 | 99Mo | 100 | 154Eu | 100 |
48V | 100 | 96Tc | 100 | 155Eu | 1,000 |
51Cr | 10,000 | 97Tc | 1,000 | 153Gd | 1,000 |
52Mn | 100 | 97mTc | 100 | 160Tb | 100 |
53Mn | 10,000 | 99Tc | 100 | 169Er | 1,000 |
54Mn | 100 | 97Ru | 1,000 | 171Tm | 1,000 |
55Fe | 1,000 | 103Ru | 100 | 175Yb | 1,000 |
59Fe | 100 | 106Ru | 10 | 182Ta | 100 |
56Co | 100 | 105Rh | 1,000 | 181W | 1,000 |
57Co | 1,000 | 103Pd | 1,000 | 185W | 1,000 |
58Co | 100 | 105Ag | 100 | 186Re | 100 |
60Co | 100 | 110mAg | 100 | 185Os | 100 |
59Ni | 1,000 | 111Ag | 100 | 191Os | 100 |
63Ni | 1,000 | 109Cd | 100 | 193Os | 100 |
65Zn | 100 | 115Cd | 100 | 190Ir | 100 |
71Ge | 10,000 | 115mCd | 100 | 192Ir | 100 |
73As | 1,000 | 111In | 1,000 | 191Pt | 1,000 |
74As | 100 | 114mIn | 100 | 193mPt | 1,000 |
76As | 100 | 113Sn | 100 | 198Au | 100 |
77As | 1,000 | 125Sn | 100 | 199Au | 1,000 |
75Se | 100 | 122Sb | 100 | 197Hg | 1,000 |
82Br | 100 | 124Sb | 100 | 203Hg | 100 |
86Rb | 100 | 125Sb | 100 | 200Ti | 1,000 |
85Sr | 100 | 123mTe | 100 | 201Ti | 1,000 |
89Sr | 100 | 127Te | 1,000 | 202Ti | 1,000 |
90Sr | 10 | 127mTe | 100 | 204Ti | 100 |
90Y | 100 | 129Te | 1,000 | 203Pb | 1,000 |
91Y | 100 | 129mTe | 100 | 206Bi | 100 |
93Zr | 100 | 131Te | 1,000 | 207Bi | 100 |
95Zr | 100 | 131mTe | 100 | 210Bib | 100 |
93mNb | 1,000 | 132Te | 100 | 210Pbb | 0.1 |
94Nb | 100 | 131Ba | 1,000 | 210Pob | 0.1 |
95Nb | 100 | 140Ba | 100 | 223Rab | 1 |
224Rab | 1 | 235Ub | 1 | 242Cm | 10 |
225Ra | 1 | 236Ub | 1 | 243Cm | 1 |
226Rab | 1 | 237U | 100 | 244Cm | 1 |
228Rab | 0.1 | 238Ub,c | 10 | 245Cm | 1 |
227Thb | 10 | 237Np | 1 | 246Cm | 1 |
228Thb | 1 | 239Np | 100 | 247Cm | 1 |
229Th | 0.1 | 236Pu | 1 | 248Cm | 0.1 |
230Thb | 1 | 237Pu | 1,000 | 249Bk | 100 |
231Thb | 1,000 | 238Pu | 1 | 246Cf | 100 |
232Thb | 1 | 239Pu | 1 | 248Cf | 10 |
234Thb | 100 | 240Pu | 1 | 249Cf | 1 |
230Pa | 100 | 241Pu | 10 | 250Cf | 1 |
231Pab | 0.1 | 242Pu | 1 | 251Cf | 1 |
233Pa | 100 | 244Pu | 1 | 252Cf | 1 |
230U | 1 | 241Am | 1 | 253Cf | 100 |
231U | 1,000 | 242Am | 1,000 | 254Cf | 1 |
232U | 1 | 242mAm | 1 | 253Es | 10 |
233U | 1 | 243Am | 1 | 254Es | 10 |
234Ub | 10 | 254mEs | 100 | | |
【WHO飲料水水質ガイドライン】より [pdf]
(高度情報科学技術研究機構 原子力百科より) チェルノブイリ事故による死亡者数の推定 (09-03-01-13)
■原子力災害のため、災害後に変更した日本のあたらしい基準値
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