'11/4/22
広島バスセンター快適性向上
第三セクターの広島バスセンター(広島市中区)は年内の完成を目標に、中区基町の広島センタービル3階にあるバスセンターの中央ホールを全面改装する。1974年のビル完成後、初めて。土産物などの売り場をガラス壁で仕切り、バスの排ガスの流入を防いで快適性を高める。
広島都市圏の路線バスや、都市間を結ぶ高速バスの乗り場につながる中央ホール約1500平方メートルを改装する。乗車券売り場や、土産物の販売コーナーが並ぶ南側部分をガラス壁で仕切る。現在は仕切りがなく、乗り場から排ガスやほこりが入る上、空調の効率もよくないため改善する。
ガラス壁で囲ったエリアには既存の売店が入るほか、食品販売などで新たなテナントも誘致する。乗車券売り場の位置は変えず、売り場の前にベンチを配置して待合所にする。
床や壁も全面的に張り替える。外国人観光客の利用を考え英語、中国語、韓国語の案内板も設置。バス乗り場の入り口と乗車券売り場には、高速バス専用のデジタル式時刻表を設ける。
5月上旬から工事に入る予定。バスの乗客がいない夜間に工事を進め、12月までの完成を目指す。総工費は約5億円。
【写真説明】バスセンター中央ホールの全面改装後の予想イラスト