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立ち読み |
4月28日号 |
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“風評被害”“イオン”に不機嫌な「岡田幹事長」
表情の起伏に乏しく“フランケン顔”と揶揄される民主党の岡田幹事長(57)。が、最近は不機嫌な表情が垣間見えることが多いという。顔を曇らせる原因は、統一地方選前半戦での大惨敗の責任論だが、実はそれだけではないらしい――。
岡田氏は4月16日、津波の被害に遭った千葉県旭市を視察した。そこで農業関係者がこう窮状を訴えた。
「出荷制限で3月の収入はゼロだが、東京電力からはビニールハウスなどの電気代で20万円の請求があった。農産物の値崩れも深刻で、風評被害も補償対象にしてほしい」
岡田氏は、愛想良く即答した。
「補償基準を早急に決めて、生活ができるように努力します」
この“政治家答弁”に周囲は呆れ返り、農業関係者の1人が詰め寄った。
「岡田さんのお父さん、お兄さんはイオンを経営している。我々を助けると思って、農産物を買ってもらえるように頼んでほしい」
それまで笑顔を浮かべていた岡田氏の表情は、苦虫を噛み潰したように険しく豹変。挙句、こう切り捨てたのだ。
「それとこれとは別の話でしょう」
ご存知の通り、岡田氏の父卓也氏はスーパーのジャスコを展開するイオングループの創業者で、兄の元也氏が社長。だが、岡田氏は“家業”の話題を極端に嫌い、永田町では彼の前でイオンの話をするのは御法度だという。
実は岡田氏、4月3日に福島県いわき市、12日に東京・新橋の福島県物産展を視察した際にも、旭市と同様の言葉を投げかけられていたのだ。
“仏の顔も三度まで”とでも言いたいのだろうが、ボンボン政治家の我慢など被災者のそれとは比べるべくもない。
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