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玄海原発、早期運転再開容認に異論 唐津市議会 | ||
唐津市議会の玄海原子力発電所対策小委員会(石崎俊治委員長、16人)が20日開かれ、福島第1原発事故を受け、定期検査後の運転再開が延期されている玄海原発2、3号機について、東松浦郡玄海町の岸本英雄町長が早期再開を容認する発言をしたことに対し、市議からは「周辺自治体への配慮が必要」など反発の声が上がった。
福島第1原発事故を受け、状況把握のために開催。同市の飯田重雄・原子力対策アドバイザーから、玄海原発との構造の違いや国の指示による緊急安全対策などについて説明を受けた。
玄海原発の運転再開については「早期稼働の必要性は理解できるが、県と玄海町の承認だけでいいのか」などの意見があり、竹内御木夫・市総務部長は「国の判断を見守っていきたい。隣接地の住民感情にも配慮するよう九電に申し入れたい」と答えた。
防災拠点のオフサイトセンターが市内にあるため、市議からは「事故時に機能したのか」などの質問も出た。福島第1原発では使用済み核燃料の冷却機能を失って水素爆発が起きており、「信頼性の高い中間貯蔵施設が必要ではないか」との意見もあった。 |
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2011年04月21日更新 |