厚生労働省は5日、今年1月時点の生活保護受給者は全国で199万8975人(10年1月比17万1338人増)に達したと発表した。過去最多だった1952年度(約204万人)の水準に近づいている。
50年に制度が開始された生活保護の受給者は95年度の約88万人を底に増加。08年5月以後は毎月増加している。1月時点の保護世帯は144万1767世帯(10年1月比12万3008世帯増)。
東日本大震災と福島第1原発事故で多くの人が住居と仕事を失い、厚労省は生活再建のめどが立つまで生活保護に頼る人が大幅に増えるとみている。
毎日新聞 2011年4月6日 東京朝刊