制服が結ぶ友情 宮津・海洋高、被災地に寄贈
東日本大震災で被災した水産系の高校を支援するため、京都府宮津市の海洋高は13日、福島県立いわき海星高(いわき市)に、学校に保管していたかつての制服を贈った。生徒たちも「海に学ぶ仲間として協力したい」とこん包作業を行った。
いわき海星高は、県内で唯一海洋科を持つ高校で、津波で校舎が壊滅的な被害を受けた。現在は近くの高校を仮校舎とし、18日から授業を再開する。
今回、海洋高の教員が同高の前身・水産高時代のファスナー式の制服が海星高のデザインと同じと知り、同高校長に提供を持ちかけた。校長からは「制服が流された生徒も多く、ありがたい」と返事があったという。
この日は、生徒会の3年生9人が校内で荷造りを行い、新品の上着17着とズボン107着を丁寧にたたんで箱詰めした。生徒会長の小川大道君(17)は「学校も使えずつらいと思うけど、前向きに頑張ってほしい」と話していた。
【 2011年04月14日 10時47分 】
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