M.C.55-M.C.58 概要

「M.C.55-M.C.58」における舞台や登場人物について主要なものをまとめています。R-TYPE TACTICSの「提督」を中心として物語が展開します。最終ページは「R漫画」こと"Operation BITTER CHOCOLATE"との関連について書いてありますので、若干のフライング要素が含まれています。

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[chapter:M.C.55-M.C.58について]
※「M.C.55-M.C.58」の主な舞台は「地球連合軍士官学校」となっています。
※R-TYPE TACTICSにおける提督がまだ「学生」の時代のお話です。
※時系列的にはR-TYPE TACTICSが開始される10年前にあたります。(R-TYPE TACTICSの時点ではM.C65）
※士官学校についての設定は公式のものではなく、個人が勝手に製作したものですのでご了承ください。
※登場人物は「R-TYPE漫画化計画(R漫画）」の「Operation BITTER CHOCOLATE]とも関わりの深い人物が多いです。
※上記の漫画にも言えることですが、一部に暴力表現や流血表現、犯罪や差別、性的なもの、倫理的に外れた行為を連想させる描写が含まれる場合があります。その点に関しましてはご注意ください。

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[chapter:士官学校について]

【地球連合軍士官学校】
地球連合軍の将校を養成するため設置された教育機関。
地球の北半球と南半球に一校ずつ設置されており、南半球に設置されているものは分校である。それぞれ「北校」、「南校」と呼称される。本校、分校、という呼び方はされていない。
4年間の教育プログラムの中で正規士官として必要な一般教養と専門的科目を履修し、バイド帝国に対抗する為の戦術を学ぶ。
生徒達は三種類のクラス(α、β、γ)にわけられており、第一学年から第三学年までは持ち上がりである。最終学年で成績(ハンモックナンバー)や各々の適性に基づきクラスを振り分けなおす。
本人の希望も加味されるものの、指揮官としての道へ進むかパイロットへの道へ進むかどうかを決定するものは適性による判断が基本である。
教官は修士号以上を保有する優秀で勤勉な正規仕官であることが条件とされている。

【クラスについて】
[クラスα]
・俗に言う”エリート”が集められたクラスで、それ故全体的な指揮能力は高め。
・軍の高官を身内に持つものも少なくはなく、所謂一般人がこのクラスに振り分けられることはまずない。
・性質上、γの生徒を見下している者が多い。

[クラスβ]
・基本的に各地から徴兵された者が集められているクラス。
・ほぼ全てが一般人出身のもので構成されており、庶民的な雰囲気が漂っている。
・良くも悪くも特徴はなく、これといって問題もないが割合でいえば三種類のクラスの中で最も人数が多い。
・αとγの緩衝帯でもある。

[クラスγ]
・青少年特別更生プログラムを適用された者が集められたクラス。
・静養面に始まり、授業態度や素行も酷い有様である。
・所謂問題児クラス。真面目な生徒はほんの一握りしかいない。
※青少年特別更生プログラム
軍が軍人不足を補うために設けた制度。
補導を繰り返しされている未成年や、比較的軽度な犯罪により収監されていた若者を主な対象としている。選出方法はコンピューターによる無作為な組み分けであり、指名された場合本人が健康体であれば拒否は出来ない。多くはパイロットとしての訓練を受けるが、適性さえあれば指揮官としての教育を受けることもある。
ただ、この制度を「社会のゴミ掃除」と見る者もいる。そこまでは言わずとも、厄介払いが出来ると思っている一般人が多くいることは事実であるが、一部から人権侵害であるという声もあがっている。

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[chapter:主要登場人物]

【北校のクラス担当教官達】

カルロ・スピノラ[Carlo・Spinola]
クラスαの担当教官。
どんなときでも慌てず騒がず、がモットー。何が起きても動じない。悪く言えば鈍感ということになるかもしれない。
とりあえず、美味しいものを食べさせてもらえるのならどんな無理難題でも文句は言わない。
元音楽家志望だったらしく、それもあってか渾名はコンダクターである。

シャルル・ルクレール[Charles・Leclerc]
クラスβの担当教官。
非常に温和でおっとりとした人物で、軍人のステレオタイプからかけ離れている。
甘いものが好きらしく、マコト達が入学した際のマイブームはマカロンだった。偏食気味で少々飽きっぽい。
旧世紀に存在していた戦車と同名であり、それに由来してか渾名はタンク。別に太めな体系というわけではない。

アスランベク・ショイグ[Aslambek・Kuzhugetovich・Shoig]
クラスγの担当教官。
問題児ばかりのクラス故に、かなり厳しい気質の人物。言葉遣いも荒っぽい。
北国の出身で、雪が降ると故郷が懐かしくなるらしい。
実は料理上手だったり意外と家庭的。
渾名は雪や見た目に関連してかホワイト。

【北校の生徒達】ファミリーネームアルファベット順
※特別な記述がない場合はマコト・キャンベルと同級生

[クラスα]
アロイス・デアフリンガー[Alois・Derfflinger]
生粋の軍人の家系出身。指揮官を目指している。
なかなかの技術を持っているが、独自の戦闘センスをというものを持ち合せておらず行き詰っている。
β、γの一部の生徒にシュミレートで負けたことを気にしている。プライドが非常に高い。

スロ・ユーティライネン[Sulo・Juutilainen]
祖父の代から戦闘機乗りとして戦いに明け暮れている家系の出身。本人は指揮官を志望している。
授業態度は真面目だがかなり軟派な性格。フレイアが気になるらしい。
アロイスとは腐れ縁的な関係にあり、多くの場合行動を共にしている。

サヤ・シゲノ[Saya・Shigeno]
父親がR戦闘機のパイロットであり、その影響を受けてパイロットを志した。
小柄ではあるがかなり力持ち。これを怪力と人はいう。
漢字で書くと「滋野紗綾」になると自分で言っているのだが、本人は漢字がよくわかっていないらしく、かなり適当な書き順で名前を書いていた。

ミデル・ウェールズ[Middell・Wales]
マコト達の一年先輩。
軍人としては非常優秀なのだが少々性格に難がある。
大の爬虫類マニアという変わり者。特に蛇が好きで、いろいろな種類を飼っている。
髪の色が金髪でないのは本人曰く東洋人の血が混じっているらしい。因みに、歳の離れた妹がいるが彼女の方は綺麗な金髪である。

[クラスβ]

アイラ・アヴェリン[Ira・Aveline]
カーチスの友人で、行動を共にするうちに爆撃作戦に興味を持った。
手先が器用で目もよく、普通の人間では到底見えないような遠方のものも肉眼で捉えることができるという変わった特技を持つ。
好物はベーコンを沢山挟んだサンドウィッチ。
喫煙者。

マコト・キャンベル[Makoto Campbell]
”家庭の事情”で士官学校の門をくぐった人物。軍人不足の影響を受けてしまった不幸な一般人とはアロイスの弁。
一般人のはずが、異様なまでの指揮能力を発揮しており、周囲から不審がられている。
船舶の操縦には心得があり、輸送艦などの比較的小型のものであれば簡単に扱うことができる。
好物は米。食卓に並ばないと機嫌が悪くなるらしい。
本編の主人公である。

カーチス・エディスン[Curtis・Edison]
戦略爆撃の専門家を目指して日々勉学に励んでいる。
食事の時間も惜しいのかきちんとした食べ物を口にすることはほとんどなく、栄養補助食品に頼りきりという不養生な面がある。
非常に頑固な性格で、一度決めたら絶対に折れない。
喫煙者。

エルンスト・ハユハ[Ernst・Hayha]
結構な毒舌家で、気に食わない相手にはすぐに毒を吐く。
機械マニアで、趣味は無線いじり。
ミデルと気が合うらしい。
愛称はエル。

コリン・フィッツジェラルド[Colin・Fitzgerald]
正義感が強いが、高圧的で生真面目な軍人気質の性格をしているためか周囲の人間に避けられがち。友達少なそうね、とはフレイアの弁。
がさつな女性は女として扱えないらしい。サヤは「アウト」、フレイアは「フォアボール寸前」らしい。前者にいたっては時に人間扱いすらしていない。
マコトとクラスの席が隣同士である。

カイザー・ハルトマン[Keiser・Hartmann]
マコト達の三年先輩。入学時の最高学年であり、指揮官への道を歩んだ。
背が高く大柄な人物で、遠くからでもよく目立つ。
かなり人相が悪い。

ユリア・スヘーデル[Julia・Schaedel]
マコト達の三年先輩。入学時の最高学年であり、パイロットへの道を歩んだ。
亜麻色の髪が印象的な女性。
どうも双子らしい。

リュート・ヴァレンテ[Liuto・Valente]
マコト達の二年先輩。パイロット志望。
後に軍大学への編入試験を受けて合格し、北校を去る。
かなり博識で、後輩達にもいろいろなことを教えてくれた。
高校生の時は短距離走の選手だった。

ベンジャミン・ウォルトン[Benjamin・Walton]
マコト達の三年後輩。
指揮官志望らしいが、パイロットとしての適性も高く、進路に迷っている。

[クラスγ]

フレイア・イアハート[Freyja・Earhart]
金髪金眼が特徴的な人物。
かなり勝気で喧嘩っ早く、まだまだレディースの気が抜けていないようにも見受けられる。
面倒見の良い姉御肌気質。出会いに問題があるものが多いことは事実だが、その後の関係は概ね良好だったりする。
火に対し特別な感情を抱いている。

アーロン・ベルドゥスコ[Aaron・Verduzco]
見るからに不良学生という出で立ちをしている。ピアスや傷、刺青などがいたるところにある。
士官学校に来る前からの知り合いであるフレイアと共に行動していることが多い。フレイアにはベルと呼ばれていた。
ドジを踏む人間をほうっておけないタイプ。

ヒュー・ワーズワース[Hugh・Wordsworth]
成績も優秀、基本的に素直で非常に大人しく、クラスγでは珍しい性格。
普段はあまり喋らない。そして何を考えているのかよくわからない。
猟奇趣味をもっていると専らの噂である。
なぜかマコトについてまわる。

※北校セクステット
アロイス・デアフリンガー、スロ・ユーティライネン、マコト・キャンベル、コリン・フィッツジェラルド、フレイア・イアハート、アーロン・ベルドゥスコの六人組を指す。
場合によっては少々メンバーが抜けてクインテットになったり、カルテットになったりする場合もあるらしい。

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[chapter:"Operation BITTER CHOCOLATE"との関連]
※主要登場人物の中で後々に関連を持つ人々も数名存在します。
※R-TYPE TACTICSⅡにおける人物について少しだけまとめています。
※Op.BCのフライング要素が若干含まれています。
※今までの漫画や文章を御覧になられている方はこの共通点に既に気付かれているかもしれません。

[若き英雄]
本作の主人公、マコト・キャンベルのこと。
バイドを討つために太陽系を旅立ったが、まだ帰還していない。
彼を尊敬し、憧れを抱く者は少なくない。

[救国の英雄]
カイザー・ハルトマンのこと。同一人物だが、性格は士官学校時代とは似ても似つかない。
地球連合軍における英雄であるにもかかわらず、グランゼーラ革命軍に身を置いている。

[ウォルトン中佐]
ベンジャミン・ウォルトンのこと。
エドガー・クレーマンの部下として共に戦っている。
本当は艦長だったが、あるいざこざにより降格処分を受けた。

[ワーズワース中将]
ヒュー・ワーズワースのこと。
ゲイルロズに攻め込んだ軍団を率いていた将軍。
ボリス・ハルバーを捕らえ、残酷で苛烈な拷問にかけた張本人である。
そのため、第六次ゲイルロズ攻略作戦失敗の際に捕らえられた後、エリオット・キースンによる”復讐”を受けることになる。

[アヴェリン少将]
アイラ・アヴェリンのこと。
カーチス・エディスンの右腕として行動を共にしていた。
第六次ゲイルロズ攻略作戦失敗の際に捕らえられ、眼球を抜き取られた。

[エディスン少将]
カーチス・エディスンのこと。
革命軍にかなりの損害を与えた実力者。
第六次ゲイルロズ攻略作戦失敗の際に捕らえられ、手足の指をつぶされた。

[ルクレール准将]
シャルル・ルクレールのこと。
人類同士の戦争に異を唱えたがために昇進することがかなわないらしい。
第六次ゲイルロズ攻略作戦において唯一”見逃された”将官。

[デイジー・ウェールズの兄]
ミデル・ウェールズのこと。
やはり第六次ゲイルロズ攻略作戦失敗の際に捕らえられた。
エドガー・クレーマンの士官学校時代の担当教官。

[ヴァレンテ大尉]
リュート・ヴァレンテのこと。
ウォー・ヘッドのパイロット。
ディートリヒ・アッテルベリと共にエドガー・クレーマンの元にやってくる。

[エル]
エルンスト・ハユハのこと。
小さな町工場の工場長として機械に囲まれながらのんびり暮らしている。
昔は軍人だったらしいが、問題を起こして懲戒免職になった。

[ミセス]
サヤ・シゲノのこと。
かつて優秀なパイロットであったらしい。
ミセスというのは渾名。本当に”ミセス”なのかどうかは謎である。

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投稿者櫻井※speed1

2011年02月09日 20:39 閲覧数:398

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