2011年4月16日 11時52分 更新:4月16日 17時16分
東京電力は15日夜、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールの状態が分かる画像を公表した。燃料棒の損傷度を調べるため、12日にコンクリート圧送車を遠隔操作してプールの水を採取した様子や、水素爆発で鉄筋コンクリートが外側にめくれた4号機原子炉建屋上部を14日に小型の無人ヘリコプターが撮影した画像などが収められている。
東電によると、採取した水の分析から、プールでは水温が爆発前日の84度を上回る90度まで上昇していたことが判明し、注水作業が続けられている。また、セシウム137など核燃料損傷の際に放出される放射性物質が検出されていた。【大島秀利】