枝野幸男官房長官は21日午後の記者会見で、市民団体の調査で茨城、千葉両県の女性の母乳から微量の放射性物質が検出されたことについて、「飲食物、環境の(放射性物質)測定はしっかり行われ、水道水も問題ないレベルだ。普段通りの生活を行ってもらい、過度な心配をしなくてもいい」と強調した。
一方で「お母さん方は心配だと思う。母乳の安全性チェックのため、一定の調査を行う必要があると厚生労働省に指示した」とも述べた。
また、暫定規制値を超える放射性物質が検出されたため出荷が制限されている千葉県多古町産のホウレンソウが販売されたことについて「消費者の信頼を損ね、農業者に迷惑を掛ける行為で大変遺憾だ。改めて関係者に周知徹底したい」と語った。
[時事通信社]