事件【放射能漏れ】短時間で帰る予定が… 首相視察でハプニング+(1/2ページ)(2011.4.21 19:24

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【放射能漏れ】
短時間で帰る予定が… 首相視察でハプニング

2011.4.21 19:24 (1/2ページ)
 避難所を訪れ、被災者に声を掛ける菅首相=21日午後、福島県郡山市(代表撮影)

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 避難所を訪れ、被災者に声を掛ける菅首相=21日午後、福島県郡山市(代表撮影)

 菅直人首相が21日に訪問した福島県田村市の市総合体育館では、東京電力福島第1原子力発電所の周辺住民ら約60人が避難生活を続けている。原発事故から1カ月以上も経過後の初訪問に「もっと早く来てほしかった」「早く事故の収束を」といった不満の声が相次いだ。

 同市によると、20日現在で避難しているのは同原発が立地する大熊町の34人をはじめ、葛尾村の16人、双葉町の6人など2市2町1村の計59人。

 東日本大震災の発生直後には、着の身着のままで逃れてきた約2千人が暮らしていたが、既にほとんどが市外へ移動している。

 菅首相は出迎えた渡辺利綱・大熊町長らと会談後、先の見えない避難生活を送っている住民が暮らす部屋へ移動。当初の予定ではあらかじめ選ばれた住民と話し、短時間で帰るはずだった。

 しかし、菅首相があいさつもせずに目の前を素通りしたことに葛尾村から避難している男性(51)が抗議。呼び止められた菅首相は困惑した様子で、その後は1世帯ずつ丁寧に話して回り、同体育館での滞在時間は予定を大幅に超えた約1時間20分に及んだ。

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 避難所を訪れ、被災者に声を掛ける菅首相=21日午後、福島県郡山市(代表撮影)
視察に訪れた避難所で記者の質問に答える菅首相=21日午後、福島県郡山市
避難生活を続ける男性に呼び止められ、要望などを聞く菅直人首相=21日午後、福島県田村市の市総合体育館(代表撮影)
被災者の男性の話を聞く菅直人首相(右)=21日午後0時36分、福島県田村市の田村市総合体育館(代表撮影)
田村市総合体育館を訪れ、被災者の女性と話をする菅首相=21日午後、福島県田村市(代表撮影)

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