ライフ【初の子供脳死移植】「提供受けた患者の気持ち知れて良かった」 ドナー家族がコメント2011.4.15 11:19

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【初の子供脳死移植】
「提供受けた患者の気持ち知れて良かった」 ドナー家族がコメント

2011.4.15 11:19
提供された臓器を入れたクーラーボックスには布がかけられ、「成功を祈っています」というドナー家族のメッセージが書かれた折り鶴が貼り付けられていた=4月13日(撮影・早坂洋祐)

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提供された臓器を入れたクーラーボックスには布がかけられ、「成功を祈っています」というドナー家族のメッセージが書かれた折り鶴が貼り付けられていた=4月13日(撮影・早坂洋祐)

 15歳未満の少年から初の臓器移植が終了したことを受け、臓器提供を行った少年の家族が15日、日本臓器移植ネットワークを通じて、コメントを発表した。

 移植手術については、「すべての移植手術が成功したことをお聞きして、うれしく思っています」とし、移植コーディネーターらを通じて、自らの思いを臓器提供を受けた患者(レシピエント)に伝えることができたことについても感謝を述べた。

 一方、新聞やテレビの報道について「レシピエントのお気持ちを知ることができたのでよかった」とし、懸念された過熱報道については「私たち家族の意向(匿名性)を十分に配慮していただいている」と記している。

 家族のコメント全文は以下の通り

 「すべての移植手術が成功したことをお聞きして、うれしく思っています。私たち家族の気持ちが、移植に携わった方々によって、レシピエントに伝えていただけたこともとてもうれしかったです。そして、本来ならレシピエントのことについて直接は知ることのできない立場の私たちですが、テレビや新聞などを通じて、レシピエントのお気持ちを知ることができたのでよかったです。また、これまでのテレビや新聞などの報道は、私たち家族の意向(匿名性)を十分に配慮していただいているので安心しております」

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提供された臓器を入れたクーラーボックスには布がかけられ、「成功を祈っています」というドナー家族のメッセージが書かれた折り鶴が貼り付けられていた=4月13日(撮影・早坂洋祐)

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