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[ライフ]ニュース
阪大で心臓移植受けた少年、腎障害で透析 心臓の経過は順調
2011.4.21 22:33
15歳未満で初めて法的に脳死と判定された少年からの臓器移植で、大阪大病院(大阪府吹田市)の医師らが21日記者会見し、心臓移植を受けた10代後半の少年に抗ウイルス薬の副作用とみられる腎機能障害が発生し、同日から透析治療を開始したと明らかにした。腎機能が回復するまで2~3日続ける予定。
福嶌教偉・移植医療部副部長らによると、心臓移植を受けた人にはしばしば腎障害が起こるといい、少年は術後4日目の16日から腎機能の低下がみられたが、「全身症状が悪化しているわけでなく、感染症の兆候もない。心臓の経過は順調」と強調。1~2カ月で退院できるとの見込みに変わりはないとしている。
少年は、ベッドで本を読んだりテレビを見たりして過ごし、部屋の中を歩くことも。手術を受けられたことに「すごく感謝している」と話しているという。
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