松山市の裏金疑惑を告発した孫請け会社の元社長が昨夜、あいテレビのインタビューに応じ、市の調査に全面協力する考えを示すとともに、「なぜ当事者から事情を聞かないのか」と疑問を投げかけました。
孫請け会社の元社長は昨夜、あいテレビのインタビューに応じ、市の元職員から指示され裏金づくりが行なわれた工事は、下水道部と公営企業局あわせて10件近くに上り、総額6000万円くらいになるのではないかと述べました。
松山市の調査手法に批判が高まる中、野志克仁市長は今月12日の会見で、「関係者から話を聞けるものなら聞きたい」と述べましたが、元社長に対し、市からの協力要請はまだないということです。
元社長は、市の元職員とのやりとりを録音したテープなどの証拠もあり、刑事告発も検討すると話しています。