都市部で増え続ける超高層ビルにとって、東日本大震災は初めて経験する大地震となった。震度5強を観測した東京都心部では、震源から遠くまで地震動が伝わり、ゆっくりと揺れる「長周期地震動」が長時間続いた。都庁舎など非構造部材が損傷したビルは複数あり、安全性の徹底検証が急がれる。
「天井材落下のため、立ち入り禁止」。東京・新宿にある都庁舎の1階正面玄関。無人となった通路の片隅に、アルミ製ルーバーがうず高く片付けられていた。
東日本大震災の発生時、都庁第1本庁舎(地上48階、高さ243m)、第2本庁舎(地上34階、高さ163m)にあるエレベーター全75基が揺れを感知して緊急停止した。東京都財務局建築保全部の草野智文・庁舎整備課長は「人的被害はなかった。構造く体に損傷はなく、業務に支障はない」と話すが、巨大地震は庁舎のあちこちに爪痕を残していた。
■スプリンクラー損傷で天井落下
第2本庁舎33階にある職員用体育室。吊り下がる天井はスプリンクラーヘッドの周囲がこすれて穴が開いていた。一部の天井パネルは落下し、破片が床に散乱している。草野課長は「スプリンクラーが損傷して漏水し、重みで天井材が落下したようだ」と語る。
東日本大震災、エレベーター、長周期地震動、超高層ビル、東京都庁
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