試合記録
2010Jリーグ ディビジョン1 第2節
2010年3月13日(土)14:05キックオフ 日産スタジアム
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1 前半 0 2 後半 0 |
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0 >> 3 | 勝点 | 1 >> 1 |
22分 4 栗原 勇蔵 61分 9 渡邉 千真 90分 14 狩野 健太 |
得点者 | -分 - |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 飯倉 大樹 | 21 | GK | GK | 1 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 波戸 康広 | 32 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | 0 |
0 | 中澤 佑二 | 22 | DF | DF | 6 | 村松 大輔 | 0 |
4 | 栗原 勇蔵 | 4 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 田中 裕介 | 5 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 1 |
1 | 小椋 祥平 | 30 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 1 |
2 | 兵藤 慎剛 | 7 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
5 | 中村 俊輔 | 25 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 0 |
6 | 山瀬 功治 | 10 | MF | FW | 17 | 馬場 賢治 | 0 |
3 | 長谷川 アーリアジャスール | 8 | FW | FW | 9 | 田原 豊 | 2 |
5 | 渡邉 千真 | 9 | FW | FW | 18 | 新居 辰基 | 1 |
- | 榎本 哲也 | 1 | GK | GK | 25 | 金 永基 | - |
- | 藤田 優人 | 2 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | - |
0 | 金井 貢史 | 24 | MF | MF | 20 | 猪狩 佑貴 | - |
- | 清水 範久 | 18 | MF | MF | 26 | 古林 将太 | 0 |
1 | 狩野 健太 | 14 | MF | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 0 |
- | 河合 竜二 | 6 | MF | FW | 22 | 中村 祐也 | 1 |
1 | 坂田 大輔 | 11 | FW | FW | 27 | 中山 元気 | - |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 32,228人 [天候] 晴、強風 [気温] 20.4℃ [湿度] 42% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 川崎 英隆 [主審] 岡田 正義 [副審] 相葉 忠臣 [副審] 穴井 千雅 [第4の審判員] 山内 宏志 [記録員] 佐伯 満
田原選手コメント
不甲斐ない内容でした。しっかり反省してもっと厳しくやりたい。
今日の試合を次の試合に生かさなければいけない。
前節よりもテンポが作れなかった。
ただ、前半はうちのリズムの時もあったし、決めるチャンスは自分にもあったので、決めていればと悔やまれます。
前節は1-1だったけど、今日は0-3の完敗。これがJ1の舞台なのだと思います。
これをしっかりとみんなで胸に刻んで、これからのゲームに活かしたいと思います。
新居選手コメント
完敗です。
自分たちの色を出せなくてやられた、ということが問題だと思う。
チャレンジをしないでやられてしまった。自分たちを出せなかった。
僕を含め、チャレンジする姿勢をもっと出さなければいけない。
受け身になるような入り方をしないようにとみんなで話していたのですが。
次はホームが続くので、勝つために闘いたいと思います。
坂本選手コメント
力のある相手に対して、うちの良さをどう出していいのか曖昧になってしまった。
どうやって改善していくか、しっかり課題に目を向けてやっていかなければいけないと思う。
僕自身は正直何もできなかったと思う。だからこそ、感じる部分もたくさんあったので、ここから今シーズンが終わるまでにどれだけ自分が変われるかという気持ちでやっていきたいと思います。
(収穫は?)収穫は…失点3です。ひとつのセットプレーの精度の高さやミドルレンジのシュートの精度など、僕もチームメイトもみんなが肌で感じた。
多くの選手にとって初めての経験が多いですが、今日の試合で感じられたことを次のゲームに生かしながら、勝点をとっていきたいと思います。
アップの前からスタジアムで声を出し続けてくれたサポーターに感動しました。
寺川選手コメント
何もできずに終わったかなと思います。点差は内容は比例していたと思います。
なかなかうまく攻撃の形を作ることはできなかった。ボールを支配される時間も多く、厳しい試合だった。
緊張と相手の個々の強さ、両方あったと思う。最初は特に、もう少し落ち着きがほしかった。
まだまだ先は長いので、下を向かずにやっていきたい。悔しさもエネルギーにして闘っていく。
まずはホームで1勝してチーム自体がいい波に乗れるよう頑張りたいと思います。
村松選手コメント
チームとして負けてしまってはいけない。悔しい。
練習をやってきたコーナーキックから失点したことは自分たちにとってかなりマイナスです。
気をつけろと言われていた選手に決められてしまった。来週までにしっかり修正をしなければと思います。
横浜FM 木村監督 試合後コメント
質疑応答
-中村俊輔選手のプレーについて
本調子ではないんだけど十分働いてくれた。早めに代えてあげたかったが、どうしても勝ちたかったというのもあった。あそこでタメが出来るというか、リズムの変化ができた。最初の1点目もセットプレーでキックは本当に素晴らしいものがある。もっともっと彼のいいところを引き出してあげるというのが、周りの選手の仕事だと思う。
-中村選手に指示したことは?
そんなに多くはないですが、自分の考えているパスのコースとか、失敗してもいいから出していけば、と言いました。ミスは多くなかったしパスも迷ってなかったけど。これから、どんどん彼が自分のプレーを味方にさらけ出すというか、出していってほしいですね。
-3点目の狩野選手のゴールは素晴らしいゴールでしたが。
あれは、ワシに対する怒りのシュートだったね(笑)。すごい気持ちが入っていたね。あまり喜んでなかったしね。あれだけの気持ちを前面に出して言ったらいいね。彼にも昨日行ったけど、俊輔が代わる時はお前しかいないぞと。それでチャンスをモノにすればそれで世界にいけるんやで、と。まぁあれは、怒ってたね、ワシに。
-選手時代とは違って、よく走るサッカーをさせているようだが。
やっぱりサッカーは走らないけんね。ワシも30歳前ぐらいに分かりましたよ、やっと。自分のいい考え、いいアイデアとかいい技術を持っていても、それを出すのは体。選手には楽しんでもらいたい。楽しむためにも、走らないけんよね。選手も分かってると思う。楽しむために走るんやでと。
2010Jリーグ ディビジョン1 第1節
2010年3月6日(土)13:04キックオフ 平塚競技場
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1 前半 1 0 後半 0 |
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0 >> 1 | 勝点 | 0 >> 1 |
19分 ジャーン | 得点者 | 40分 オウンゴール |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 1 | GK | GK | 1 | 清水 健太 | 0 |
0 | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 14 | 宮本 卓也 | 0 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 4 | 西河 翔吾 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 6 | DF | DF | 3 | 石井 秀典 | 0 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 13 | 石川 竜也 | 0 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 9 | 古橋 達弥 | 3 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 19 | 秋葉 勝 | 1 |
1 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 17 | 佐藤 健太郎 | 1 |
2 | 馬場 賢治 | 17 | FW | MF | 7 | 宮沢 克行 | 4 |
2 | 田原 豊 | 9 | FW | FW | 15 | 長谷川 悠 | 2 |
3 | 新居 辰基 | 18 | FW | FW | 10 | 田代 有三 | 0 |
- | 伊藤 友彦 | 35 | GK | GK | 20 | 植草 裕樹 | - |
- | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 22 | 園田 拓也 | - |
- | 猪狩 佑貴 | 20 | MF | DF | 26 | 山田 拓巳 | - |
- | 古林 将太 | 26 | MF | MF | 5 | 下村 東美 | - |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | MF | 8 | 増田 誓志 | 0 |
0 | 中村 祐也 | 22 | FW | MF | 24 | 伊東 俊 | 0 |
- | 中山 元気 | 27 | FW | FW | 11 | 北村 知隆 | 1 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 11,280人 [天候] 雨、弱風 [気温] 13.2℃ [湿度] 79% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 川上 覚 [主審] 松尾 一 [副審] 山口 博司 [副審] 田尻 智計 [第4の審判員] 中原 美智雄 [記録員] 井澤 法子
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
雨の中、我々のサポーター、アウェイのサポーターともに駆けつけてくれてありがとうございます。
ゲームとしては勝ちたかったゲームだったことは間違いないです。もうひとつの要素としては、笛を吹かれたときにどっちのボールなんだろうという場面がたくさんあり、胃が痛くなりそうでした。これをずっとやっていくとアクチュアルプレイングタイムは間違いなく減ると思います。Jリーグと審判の方でよい方向性を見つけてもらえればいいと思います。
我々は久々のJ1の舞台で勝点1でしたが、次につながるゲームだったことは間違いない。重馬場でしたが、我々の狙っているサッカーを出すことはできたと思います。
質疑応答
-馬場選手の手ごたえは?
馬場はチームの中ではクリエイティブな色んな発想を持ってる選手で、チームの攻撃のいいスタート地点でもあると思うので、そうした役割はある程度こなせたと思います。加えてセットプレーがあるので、我々に去年足りなかったところを補う力がある。守備でも足を止めずにやったし、とかくクリエイティブな選手は走ることを忘れることが多いが、彼は20m、30mをトップスピードで走れる選手なので、そうしたよさを今日は全面的に出したのではないかと思います。
-具体的に手ごたえがあった点は?
我々には1対1で仕掛けて抜いてシュートというようなイメージの選手はいないし、前にボールを運びながら人数を割いて色んな選択肢を増やしていく戦いを我々は取ったわけですから、そうした狙いは随所に出たと思います。
次のゲームも今日以上のマスコミがいらっしゃると思いますが、それは湘南を見に来るのではなくて中村俊輔を見に来るのだと思いますので、ついでに湘南も見てください。
-今日は勝てなかったが、足りない部分は?
やはりJ1は1対1の強さや対敵のよさがありますよね。それを上回るものを持たないといけない。個人の力や球際のせめぎ合いなど、これで少しは慣れたと思うので、それを次の試合に出していければと感じています。
-新居選手の評価は?
山形さんの最終ラインがあまり高くなく、しかも今日はグラウンドが濡れた状態ですので、新居の裏への飛び出しはあまり多くなかった。ただ、彼のよさは動き出しの速さとスピード。それが我々にとって大きな武器になりうるということで最初からやった。スペースがあまりない中で、本人が活きなくても動いたことで例えば島村や坂本が活きるということは何度かあったと思います。我々は走力を使って崩すということですから、その意味では貢献度は高かったと思います。
-90分間の満足度は?
勝点3を取れるゲームではあったので悔いは残りますが、今日のゲームをやって体で感じたところが選手にはあると思う。手ごたえや課題などがあると思うので次の試合に活かしてもらいたいと思います。試合前からよしやってやるぞという気持ちは僕が何も言わなくても強いし、逆に入れ込みすぎない話をしたぐらいですから、悪くはなかったと思う。ゲームの中でも思ったより自分たちが主導して流れを掴むことができた。その意味では私にとっても手ごたえを感じる1日だったと思います。
-監督にとっても久々のJ1だったが?
僕は感慨深いものはないですが、たくさんのメディアの方々を見てやはりJ1だなとは感じました。特に感慨深いものはございません。
-怪我人が多くベストメンバーを組めないが、今後について
私にとっては試合に送り出した選手がベストメンバーなのでなんとも言い難い。大きな怪我は松尾ぐらいであとは怪我をしていても早く試合をやりたいという選手で埋められているし、そうした選手も近々できそうな感じなので層が厚くなることを期待しています。
-2点目がなかなか取れなかったが、よい場面もあった。このまま続けていけば問題ないと感じているのか、それとも何らかの課題を突き付けられたのか?
このまま続けてやっていけば勝点1で終わる試合が増えてしまうのでよくないと思いますね。より精度を上げたりお互いの連携をなるべくシンクロできるようにしたりトレーニングからやっていきたいと感じています。もちろんこのゲームの問題点、できたこととできなかったことをしっかり整理して週明けに話をして、中村俊輔の凱旋ゲームに備えたいと思います。
-終盤、山形の古橋選手の決定的な場面があったが、その時の心境は?
やられたと思いましたよ(笑)。山形は去年の傾向を見ても横からのボールで50%の点を取っているチーム。週中で横からのボールのディフェンスをやったが、やはり入り方がうまいので、古橋などはそういう選手ですよね、大きくない分だけ。それで昨年の大分戦や神戸戦で速いボールで点を取っているので、要注意のひとつでした。最後だけマークを外しましたね。外したらむこうも外してくれたということです。
-阪田選手を右サイドバックで使った狙いは?
ひとつは高さ。あとゲームをトータルでトレーニングしてきて、安定感やチームのディフェンスにおける規律などをずっとやってきたので状態がよかったという。それだけです。
-中村選手の凱旋試合となる注目の一戦に向けての意気込みは?
我々は勝つための準備をするだけであって、中村選手のためにお膳立てをするつもりはありません。おそらくたくさんの人が集まってくれる中で、「湘南やるじゃねえか」と思わせるような湘南らしいサッカーをしたいと思っています。
坂本選手コメント
試合前はすごく興奮しましたがピッチに入れば冷静に対応できたと思います。
これまでJ2での戦いでしたが、その積み重ねは間違っていなかったのだと思います。
まだ始まったばかりなので、まだまだこれからです。
永田選手コメント
アンカーのポジションは何度も経験しているので、緊張することもなくいつも通り入れました。プレー的にはシンプルにしようと思っていたのですが、シンプルになりすぎてしまい自分のよさを出せなかったと思います。
まだまだもう一段階、気合を入れなあかんと感じています。相手は強いので、局面で負けないように、臆することなくやっていきたいと思います。
野澤選手コメント
(失点について)事故のような部分があったのですぐに切り替えました。クロスがテラ(寺川)に当たり、ボールがゴールに向かってきたので、かき出そうとパンチングしたところ豊(田原)の足に当たった。でも豊はカバーしてくれていたからそこにいたわけなので、山形の選手であれば問題ですが、逆に前向きな失点と捉えています。ゲームの入りがよく、いい形で攻撃に繋がったと思います。先制してからも悪くはなかったと思いますが、すこし迫力が減ったかもしれない。待ちに待ったJ1での試合だったので、その点では90分間楽しくプレーできました。でも勝点1は悔しい。ホームだし勝ちたかった。
馬場選手コメント
山形は前からもっとガツガツ奪いに来るイメージでしたが、思ったよりも下がってブロックしてきました。(攻撃について)ターゲットが前にいたらボールを当ててどんどんサポートして上がっていく、湧き出るような攻撃のイメージが僕の中にはあります。
これからもっとラストパスや動きの質を上げていきたいし、できると思います。
ジャーン選手コメント
クラブとして長年目指していた舞台で、自分としても久々のJ1ということで、この日を迎えるまでワクワクしていました。左腕にキャプテンマークを巻くと責任感がより増すし、初戦のキャプテンに指名してもらってうれしく思う。湘南は闘う気持ちの強い選手が集っているチームなので、もっとレベルアップしていきたいと思います。
山形 小林監督 試合後コメント
総評
立ち上がりずいぶん重くて失点を食らってしまいました。点を取られた後は落ち着いた形で少しできたのでよかったのと、前半終了間近のラッキーなゴールで救われたと思います。
後半メンバーを代えていいリズムになったところで点が欲しかった。相手のカウンターもしくはショートカウンターで何度かやられた中で、ポストに当たったり清水が防いだりしたのは、アプローチに行かずにステイして対応してるところがあるということ。もう少し自ら足を運んでアプローチしてコースを限定するのかシュートコースを阻止するのか、そのあたりはちょっと足りなかったと思います。中盤でイージーミスがなくボールが流れるとクロスまで行くが、そこでちょっとしたイージーミスがあるとリズムが取れなかった。
ラスト15分は相手のラインが下がるのが早かったので、2列目からのマイナス気味のフィニッシュは何度かあったと思いますが、外れたので枠に行けばよかったと思います。相手の状況に合わせてプレーが変わっていく中でフィニッシュについては精度がもう少し問われるのではないかと思います。昨年からやっている粘り強さはやれたのではないかと思うので、そこに新しい選手を入れながら精度とレベルアップできるように進めていきたいと思います。
質疑応答
-今後12試合厳しい相手が続き、アウェイも多いが、どう乗り切るのか?
まず、6週間キャンプに出ていたので、やっと山形に帰れるなと。勝点1を取れてホッとしたので来週に繋げたい。エスパルスについては湘南とシステム的には同じで、1ボランチのところがボールを持って捌ける攻撃的なチームだと思う。守備の方から入ってきてるし、どちらかというと去年もアウェイのほうの戦績がいいので、守備も大事にしていきたい。また新しい選手が入って去年より層が厚くなっているので、今日は思い切って早めに代えられなかったが、カードをうまく代えながら戦っていきたいです。12試合、結構強い相手なので集中して頑張っていきたい。去年やっているチームでシステムが変わらない相手とはもう少しうまく戦いたいと思っています。
-田代選手はどうだったか?
空中戦が強いので、そこばかりに頼って単調だったのと、長谷川とのバランスがちょっと悪かった。古橋とならスペースに流れたり、動きが出た感じがありました。時間帯もあるとは思いますが、組み合わせについては相手によって変える必要があるかもしれません。
-今日の先発の中で新加入は田代選手だけだったが、新加入選手のフィット具合は?
ゲームで試してみたが、なかなか機能しないのと、システムがあっての個人のはずが個人先行型になってるところがあるのでうまくいかない。守備については私たちがやってるところの理解、ゾーンのまま終わるのか、ゾーンからマンツーマンに切り替えるところでどうしてもタイトマークができない部分がこのキャンプ中に見えてきている。それではJ1では使えないところもある。
でも、それは今の時点で使えないだけで、明日もトレーニングゲームをやるが、ゲームを組みながら修正できればいいと思っている。サブには新加入選手が何人も入ってるので、今日のようにカードを代えながら戦う上では去年よりもレベルは上がってますから、慌てずにチームの中で機能できるようにしていきたい。今までつくったチームの中でどう活かせるかというところなので、私も迷わずに、選手にもきちんと伝えていきたいです。
-湘南の坂本選手と寺川選手に対する守備の対応はどうだったか?
ダイナモで得点源でもあるので、基本的にはボランチがつく形。今日は永田選手が意外と高いポジションを取っていたので、前半にもう少しトップに入れて収まればよかったと思います。そうするとたぶん少し下がるので後半のようなボランチがフリーでもらうケースが多かったと思う。その意味では秋葉もいいところが出たし、佐藤の守備能力も今日は出ました。
-捕まえきれなかったという印象は?
あまりないですね。それよりも新居選手が飛び出したりという部分が強かったのと、中村と阿部がカードにあったのでどこで使ってくるのかがちょっと怖かった感じがしていました。
-山形にずっと帰っていないストレスはなかったか?
毎回少しずつ反省しながら、今年はグアムキャンプの後に2日帰ったが、最後の宮崎が3週間。途中から部屋をひとりにしたが、ホテルが同じなのでちょっとリフレッシュができなかった。今週すごく重くて心配ではあった。昨日もピリッとしていなくて、今日も失点してそのままいくんじゃないかという懸念があった。ラッキーだったが点を取ってくれたことと、後半、自分たちでリズムをつくってくれたことはよかったと思っています。
グラウンドで練習できないので、なかなか大変なシーズンインですよね。1、2週間前に帰ってリフレッシュなどをうまくやりたいと思いますがなかなかできないので、そこは耐えてその分今日のゲームで頑張ってもらいたかったですが、もうひとつ足りなかった。
湘南ベルマーレJ1昇格記念試合「We’re back」
2010年2月20日(土)14:30キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 0 後半 2 |
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前半27分 12 アマラオ | 得点者 | 後半11分 13 藪田 光教 後半14分 13 藪田 光教 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 小島 伸幸 | 1 | GK | GK | 1 | 前田 義貴 | 0 |
0 | 都並 敏史 | 3 | DF | DF | 2 | 名良橋 晃 | 0 |
1 | パラシオス | 4 | DF | DF | 3 | 大嶽 直人 | 0 |
0 | 洪 明甫 | 20 | DF | DF | 4 | 中西 永輔 | 0 |
1 | エジソン | 8 | MF | DF | 5 | 小村 徳男 | 0 |
0 | 鈴木 将太 | 13 | MF | MF | 7 | 中田 英寿 | 1 |
1 | 反町 康治 | 14 | MF | MF | 10 | 澤登 正朗 | 1 |
0 | 西山 哲平 | 15 | MF | MF | 11 | 前園 真聖 | 0 |
1 | 原崎 政人 | 21 | MF | MF | 14 | 奥 大介 | 0 |
0 | 野口 幸司 | 11 | FW | FW | 9 | 松原 良香 | 2 |
2 | アマラオ | 12 | FW | FW | 18 | 堀井 岳也 | 2 |
0 | 伊藤 友彦 | 16 | GK | GK | 17 | 林 一章 | 0 |
0 | 公文 裕明 | 5 | DF | MF | 15 | 氏家 英行 | 0 |
0 | 高田 哲也 | 19 | DF | MF | 16 | 塩川 岳人 | 0 |
0 | 松川 友明 | 6 | MF | MF | 6 | 本田 泰人 | 0 |
1 | 加藤 望 | 24 | MF | FW | 8 | 北澤 豪 | 0 |
1 | 関 浩二 | 9 | FW | MF | 13 | 藪田 光教 | 2 |
0 | 原 竜太 | 18 | FW | ||||
0 | 栗原 圭介 | 22 | MF | ||||
0 | 中田 英寿 | 7 | MF | ||||
0 | 名良橋 晃 | 13 | DF |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 13,807人 [天候] 晴れ [湿度] 10.6℃ [湿度] 41% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] - [主審] 上川 徹 [副審] 武田 進 [副審] 浅井 昭子 [第4の審判員] 松井 喜吉 [記録員] 井澤 法子
2009Jリーグ ディビジョン2 第51節
2009年12月5日(土)12:34キックオフ ケーズデンキスタジアム水戸
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2 前半 2 0 後半 1 |
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73 >> 73 | 勝点 | 95 >> 98 |
20分 30 中村 英之 21分 19 森村 昴太 |
得点者 | 30分 34 田原 豊 34分 11 阿部 吉朗 53分 11 阿部 吉朗 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 本間 幸司 | 1 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
2 | 保崎 淳 | 3 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
0 | 鈴木 和裕 | 4 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 大和田 真史 | 32 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 小澤 雄希 | 2 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 1 |
1 | 菊岡 拓朗 | 8 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
4 | 中村 英之 | 30 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
0 | 村松 潤 | 7 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
1 | 森村 昂太 | 19 | MF | FW | 10 | アジエル | 0 |
4 | 荒田 智之 | 9 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 6 |
5 | 高崎 寛之 | 11 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 3 |
- | 原田 欽庸 | 31 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
0 | 加藤 広樹 | 5 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | 0 |
- | 森 賢一 | 22 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | - |
0 | 島田 祐輝 | 15 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
0 | 吉原 宏太 | 13 | FW | FW | 9 | リンコン | 0 |
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---|
得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 5,500人 [天候] 曇、弱風 [気温] 13.0℃ [湿度] 67% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 臼井 郁夫 [主審] 廣瀬 格 [副審] 手塚 洋 [副審] 抱山 公彦 [第4の審判員] 柳沢 健一 [記録員] 原田 秀人
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
思っていたより取材のより人がいないのを見ると、みんなJ1の方に目が行っているのかな。サッカーというのは面白いもので、1つの戦いが終われば、また次の戦いがはじまる。さっき選手にも言いましたが、次のスタートがはじまっていると。そういうことですね。昇格したら昇格したで、今度は降格しないようにしないといけない。また、胃液が出そうな生活を送らないといけないと思うと、嬉しいんだか悲しいんだか、わかりませんが。
湘南としては、今年本腰を入れてというと変かもしれないけど、中庸のメンタリティーを捨てて、目の色を変えさせて、シーズンの最初からやってきて、その成果が強いメンタリティーになって、こうしたものを勝ち取ったんじゃないかなと思います。普通、みなさん、記者席に座って携帯電話の画面を見ながら、甲府が2-0で水戸が2-0、これはもう湘南やばいな、と思われた方がたくさんいると思います。第3クールの甲府戦の時と同じような展開でした。次の1点を我々が取ったか、甲府が取ったか、まったく同じような展開になってしまいました。そういう強いメンタリティーがあったからこそ、リバウンドも跳ね返すことができたんじゃないかと思います。
選手の喜ぶ顔を見て、私も嬉しく思いましたし、もっともっとチームが強くなれるようにこれからも精進して参りたいと思っています。最終戦だと普通3人ぐらいしか記者がいないのですが、今日はたくさん来ていただいて、いっぱいいい記事書いてください。J1の優勝争いもありますし、ワールドカップの組み合わせも決まりましたんで、5行ぐらいでいいので書いてください。写真も小さくていいので(笑)。
質疑応答
-0-2になった時はどう思い、どういった指示を出したのか?
当然、みんな意識してないといってもプレッシャーはあるんでしょうね。ひとつの足が出て行かない、普段パスが落ち着いてできるのにドーンと蹴ってしまったりだとか、それは私のマネージメントがよくなかったからそういうふうになってしまったと思いますが、まず、冷静さを保つということですね。あそこで高崎とジャーンが競った時にやられていたら、今、ここで敗者の弁を口にしないといけなかった。そのあたりまでが、ある意味パニック状態でした。相手がやってくることもわかっていて、説明もしてインプットさせて、試合でアウトプットするだけなのに、それができないのはプレッシャーがあるんでしょうね。
でも、まず落ち着けと。そう言っているときに点を取れたので、これは非常にいい展開だなと。前半で追いついたのですから、ハーフタイムには甲府の結果を我々は知っていましたが、教える気はありませんでした。この試合を勝つんだということを話しました。点を入れるためにどういうことをするかを簡単に伝えました。向こうのストロングは2トップですよね。その対応をしっかりと。攻撃は伝えたことをゲームで出すと。後半はそれを出すだけでした。
-アウェイにも関わらず、ホームのような雰囲気をつくったサポーターに一言。
アウェイの席がいっぱいになっていて、普通0-2から逆転するのは、我々の力だけでは無理でしょうね。ずっと声を止めないで苦しい時でも応援してくれた。しかも、1人1.5倍ぐらいの音量で応援してくれたことが我々の背中を押してくれたことは間違いないこと。甲府戦ぐらいからそうした勢いがあって、非常に感謝しています。来年は僕が罵声を浴びるようなことになるかもしれませんが、辛抱強く応援していただければと思っています。本当に感謝しています。気をつけて帰ってください。
-就任1年で昇格させることができたが?
甲府の時に同じ質問を受けましたが、私が昇格させたわけではなく、湘南が昇格したんです。つまり、サポーターの話をしましたが、フロントも含め、強化部長、遠藤広報などたくさんの人がチームを少しでもよくさせようと集結した力がこうした結果を生みました。まず、そうした自分の仕事に力に責任を持ってやったことがチーム力が上がったひとつの要因だと思います。
ただ、最終的には選手がピッチで戦うものです。僕は水のみ場に馬を連れて行くだけで、最終的に水のみ場で水を飲むのは馬なんですね。馬という表現はよくないかもしれませんが。だからそこまで連れて行って、あとどうするかです。そういう意味で彼らは今まで以上に自分で考えながらどうにかするということを見つけ出して、それをパフォーマンスで出せるようになった。今日も苦しい逆境で仲間を信じ合ってやったという、そうした気持ちの強さが出ていたと思います。それは日々の練習から厳しくしてきた結果だと思います。練習中、誰かが倒れたら、大丈夫かと一言も言わず、練習中続けろと、そういうことをずっと続けてきた成果だと思います。選手というのはみんな甘やかしてほしいんです。そういう逃げ口を与えないということでやってきたので、それがちょっとずつ、1日0.1ミリかもしれませんが、蓄積して人間として少しずつ成長した。サッカープレーヤーとして成長したんじゃないかなと。質問の答えになっているかわかりませんが、我々みんなが集結して、1年目にも関わらず、私を助けてくれたと思っています。
-開幕の5連勝と第1クールの12勝というスタートダッシュが大きかったように思うが?
おっしゃるとおりですね。貯金が多かったがために、金利が悪くなった最終クールでもなんとか生き延びて来られたというのはあると思います。当然、我々のサッカーも研究されますし、どちらかというとわかりやすいかもしれないですよね。それでも踏ん張りながら自分たちのサッカーを突き詰めてやってきたのはよかったと思ってます。
-来年はどんなチームにしていきたいか?
僕はJ1での経験もあるのでやっぱり大きな差がありますね。コレクティブな戦いはできている。51もの実戦を積んできたわけですから。逆にインディビジュアルでみた場合、まだまだしっかりプレーできてないということはあります。そこを補強するかどうかは、我々は貧乏クラブなので何とも言えませんが、ピンポイントにしっかり選手を入れてチームを強固なものにしていかないといけない。昇格したからといって、功労者のような選手はできない。また0からのスタートで競争の場に立って競争して勝ち上がっていく。それがプロの世界ですから。そうした土壌づくりをやっていかないといけないと感じています。
-1年通して湘南のサッカーを貫けた要因は?
試合前に選手たちに話をしたのは、4連敗している時に平塚の競技場で誰かが横断幕に『自分を信じ、仲間を信じ、最後まで戦う』と書かれたものがあって、今日はその話をしました。ここまで自分たちのやってきたことを信じて、隣にいる仲間を最後まで信じあって、最後の笛が鳴るまで戦う。最後の笛というのは、シーズンの最後の笛であり、J1に行ける笛だと。そういうことですね。自信と信頼感、1年間やってきた集大成として最後まで戦った。その成果がいい方向に向いたんじゃないかなと思います。また、そういうことをいい教訓にして、来年以降もやっていければいいかなと思います。私が来年もやるかはわかりませんが。
阿部選手コメント
J1昇格した嬉しさとあのゲームをよく乗り越えたと…。今でも本当かどうか、信じられないくらいです。
ホーム最終戦で勝てなかったり、今日まさか前半で2失点してしまうなど、本当に神様はいるのかと思ったけど、でも、逆にこれをひっくり返せないようではJ1にいけないんだと開き直った。ポジティブに考えたことで結果につながったと思います。
練習でやってきたことは間違いではなかった。今日は一年間やってきたことを全てグラウンドに置いてこよう、出し切ろうという気持ちでした。
無我夢中でした。湘南に来てよかったと本当に思いました。日々、練習も楽しかったし学ぶことも多かった。チームの総合力で上がれたのだと思います。
反さんももちろんだけど、コーチやスタッフ、湘南に携わる人みんなのことを思って、この人のためにやりたいと思える人間の信頼関係だったと思う。
坂本選手コメント
終了間際は冷静だなと感じていたんですけど、笛が鳴った瞬間はもう覚えていない。
それくらいやっぱり嬉しかった。
これでゴールではないし、自分にまた新しい目標ができた。J1で戦えることが目標ではなくて、来年必ずJ1に残るという目標ができた。
自分のためにも、クラブの将来のためにもまた大事な一年になるという実感があります。
ずっと昇格を目指してやってきたから、正直燃え尽きてしまったらどうしようかと思っていたんですけど、ひとしきり涙を流したらまた目標ができてまた頑張ろうと思えた。今年以上の熱い気持ちで来年を迎えたいと思います。
「10年はどうだったか」と本当によく聞かれて、大きなプレッシャーになっていました。この状況まできて昇格を逃したらどうしようとかマイナスなことを考えないこともなかった。でも最後にはそれが原動力になった。力に代えられた。自分にしかない、突き動かしてくれるものだったと思います。
やっぱりこの1カ月はしんどかった。飯が食べれないとか眠れないなんて状況でやったことはなかった。でもこの状況まできていることを幸せに感じ力に変えなければと思った。
本当にみんなのお陰です。それしか言えない。みんなにありがとうという言葉しか出ないです。本当にありがとう。
野澤選手コメント
今シーズンを象徴するような今シーズンの戦いを集結させたような最終戦でした。
ホッとした気持ちもあるし、またスタートラインに立てたという気持ちなので、逆に引き締まる思いです。
今日の試合もそうだし、悪夢の4連敗もあったし、ロスタイムで何度も奇跡を起こしたりと最後まで諦めない気持ちが勝利を引き寄せたと思います。
1試合毎に成長していったと思うしみんなのことを誇りに思う。このチームでやってきてよかったと思います。
みんなの泣いている姿やサポーターの顔を見たら、みんなすごい想いでこの試合を迎えていたんだと感じて、嬉しかったし感動しました。
今日もサポーターがたくさん来てくれて、本当に応援してくれた。みんなで勝ち取ったJ1です。
田村選手コメント
よかった、本当によかったとしか言いようがないです。
勝たなければいけない試合というのは、今だから言えるけど、本当はすごいプレッシャーでした。
2点を先にとられるとは思っていなかった。でも逆に吹っ切れた要因でもあった。本当にこんなこと、なかなかないだろうと思います。みんなの本当に上がりたいという
気持ちが結果を引き寄せたと思います。今日もうちのホームと言っていいくらいの素晴らしい応援だった。10年分の感謝をやっと結果で表すことができた。
反さんも言っていたけど、やっとスタートラインに立ったのだと思う。
長くてきついシーズンだったけど、本当にいいシーズンでした。
乗り越えられたことに少しの間喜んで、また厳しいシーズンに向けて準備して、来年絶対に残留しなければいけない。
改めていろいろな人たちに支えられていることを実感したシーズンでした。
田原選手コメント
負けたくないという気持ちと昇格したい気持ちがなければ0-2は覆せなかったと思います。1点を取られたときよりも、2点目を取られてからのほうがピッチでやるべきこと、点を奪うということが明確になって、チームの緊張感が抜けたかなと思う。3点目を取ったときはもちろんうれしかったけど、まだ時間も残っていたし、最後までもう1点取るつもりでした。J1で暴れたいです。
寺川選手コメント
2点取られたときは、今季最後の試合でこんな状況になるかと正直思いました。でも前半のうちに追いつけたことが大きかった。2点を奪われ、逆に前に繋ぐ感じになった。僕自身は、まだ時間はあるから焦らないよう声を掛けました。何をするために自分は湘南に来たのかを最近思いながらやってきたので、目標を達成することができてよかったです。
臼井選手コメント
(試合後は)何も言えず、自然とこみ上げてきました。ほんとう、涙しか出てこなくて、顔を覆うことで精一杯だった。我慢していたんですが、紘司くん(坂本)や雄三(田村)も泣いていたので、それを見たら余計にこみ上げてきました。でも豊(田原)を見たら平然としていたので醒めた(笑)。とにかくうれしかったです。阿部ちゃんに助けられたし、豊もやっぱり勝負強い。
(前節引き分けて臨んだ最終戦だったが?)あの試合は正直勝ちたかったし、みんな悔しかったと思う。ただ、あの試合があったから今日があったのかもしれない。
(来季に向けて)J1でどこまで通用するか、これから厳しい戦いになると思いますが、上位に食いつけるようなチームにしたいし、なれると思っています。
水戸 木山監督 試合後コメント
総評
まず、湘南ベルマーレの関係者の方におめでとうと申し上げます。勝てなかったですけれど、選手たちは本当に今の力を出してくれたし、非常に素晴らしいゲームをしてくれたと思っています。1年通して本当にファンとサポーターの皆さん、選手の惜しみない努力があって、51試合を戦い切ることができました。もちろん全て満足いくわけではないですが、充実した1年が送れたと思っています。感謝したいと思います。
質疑応答
-湘南に今季3敗したが、その差はどこにあったのか?
細かいことを言うときりがないですが、昇格にふさわしいチームだったと思います。精神的な部分、自分たちのプレーをやり通す部分、それを支える技術、チーム一丸となってひとつの目標に突き進む組織力、クラブ力、すべてにおいて我々とまだまだ差があるのかなと感じました。
-今季8連敗した理由は?
僕のせいでしょう(笑)。経験不足というか。51試合という長丁場ですから、いろんな面での総合力が試されるリーグだと思うんですよ。実際、40試合ぐらいまでは上位を争っていたわけで。そこで少し自分たちのリズムを崩した時に立て直すことができなかったり、今まで経験したことのない勝たないといけないという重圧を感じたりとか、結局はそういうことを最後の第3クールはなかなか跳ね返せなかった。それが8連敗につながってしまった。
-今日は目指してきたサッカーができたと思うが、その要因は?
結果論で話すことは簡単なことなのですが、そういうことを監督として常に引き出せるかどうか、選手は出せるかどうか、チームとして出せるかどうか、いつも結果を求めて不確定なものにトライしているので、それがなぜかと言われるとそれがわかれば絶対に出せるわけで。
でも、出せる力は秘めているんだと。結局、それを出し切れる力があるかどうか。それは監督としての力もそうだし、選手としての力もそうだし、それを支えるクラブ力もそうだし、全てにおいて自分たちのよさを常に出しきれるところまで至ってない。そういうことしか言えないですね。
-2点リードした時の試合の流れをどう見ていたか?
草津戦もそうでしたが、湘南は立ち上がりにプレッシャーに苛まれてプレーしているなというところがあった。その時に2点がセーフティーのリードじゃないと。守備からある程度リズムを作っていこうと意思統一してピッチに送り出したので、あまりにも前がかりにイケイケになりすぎるのは危険だと思いました。
ただ、2点返されて前半終わってしまったんですけど、自分たちが前がかりになってやられたというよりは相手の意地というか、ここで昇格を終わらせないという意地と意地のぶつかり合いみたいなものがあったと思います。決して戦術的にミスをしたとか、技術的なミスをしたとか思ってなくて、僕自身はリードして終われるのがよかったですが、あまりにもゲームのコンセプトを変えないでゲームを進めた方がいいんじゃないかと。リードしたことで何かを変えるよりは前半はこのままの戦いで行こうと。
結果として2点取られてイーブンになりましたが、ゲームの戦い方を考えた時に後半勝負することができれば、いい戦いができると思っていた。指示としては「このままやろう」と。相手が前に出てくる分、守り方というか、守備の意識はより高めないといけないと伝えられる選手には伝えました。ただ、引きすぎるなと。それぐらいしか指示はしませんでした。
2009Jリーグ ディビジョン2 第50節
2009年11月29日(日)16:03キックオフ 平塚競技場
|
0 前半 0 0 後半 0 |
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94 >> 95 | 勝点 | 61 >> 62 |
- | 得点者 | - |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 本田 征治 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 7 | 佐田 聡太郎 | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 32 | 有薗 真吾 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 4 | 田中 淳 | 0 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 2 | 寺田 武史 | 1 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 25 | 佐藤 穣 | 2 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 26 | 藤井 大輔 | 0 |
1 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 6 | 櫻田 和樹 | 1 |
1 | アジエル | 10 | FW | MF | 8 | 山崎 渡 | 1 |
0 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 9 | 高田 保則 | 1 |
2 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 27 | 都倉 賢 | 2 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 22 | 北 一真 | - |
- | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 15 | 喜多 靖 | - |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | DF | 18 | 小池 純輝 | 1 |
- | リンコン | 9 | FW | MF | 24 | 三澤 慶一 | - |
0 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 11 | 氏原 良二 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 14,080人 [天候] 曇、弱風 [気温] 12.1℃ [湿度] 46% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 小畑 穣 [主審] 東城 穣 [副審] 高橋 佳久 [副審] 村上 孝治 [第4の審判員] 亀井 章 [記録員] 福井 哲也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
相変わらずカメラが多くて、次の試合もっとカメラが多いかもしれませんね。
こんな長いシーズンで最後の試合で決まるというのは、ある意味、感慨深いものがあるのかなと思っています。
勝ち点3を取りたいゲームでしたが、なかなかそう出来ず、草津さんの方は逆に出場停止の選手とか怪我とかがることによってちょっとモードを変えて今までの草津らしくないサッカーだったので、逆にこちらが手を焼いたという感じは否めないと思いますね。
次、また1週間良い準備をして、何とかイエローカードも出ずに準備的には非常に良い形で出来ると思いますので、何とか最後一花咲かせたいなと思ってます。
最後から2試合目も同日の同時刻でやってくれたらなというのが私の感想です。
質疑応答
-最後の一言は昨日の試合が何かしら心理的な影響を生んだということか?
うーん、どうなんでしょうね。やはりそれを踏まえて今日は勝ち焦っているようなところがちょっとあったのではないかと思いますね。
-最後にひと花咲かせるために何か策はありますか?
僕はマジシャンじゃないのでステッキから花がパッと出るようなことはできませんが、今までの積み重ねを90分に凝縮して出すしかないですよね。それだけです。
もちろんサッカーは相手があって成り立つものですから、相手がどういうサッカーをするかということを踏まえたうえで2点、3点はしっかりと対処すると。今日の都倉みたいなものですね。都倉に入ったときに1テンポ置いて必ず狭いエリアで数的優位をつくってボールを奪うということをやっていましたが、ああいうところですね。
-非公開練習を2日行なったのはどういう目的だったのか?また、目標は達成されたのか?
マジシャンではないので公開と同じようなことをやっていますが、こうしてたくさんメディアが来ると選手と私が舞い上がってしまうので、自分は芸能人じゃないということを戒めるためにあえてそういうところから距離を置いて、集中した環境をつくりたいということです。特にシークレットで何かをやるということはないです。
-最終戦に向けて選手にも心理的にプレッシャーが相当かかると思うが、そのあたりのマネジメントで何か考えていることは?
いや、もうここまで来たらあまり色んなことを言っても難しいかもしれないですよね。まあ、オリベイラ監督に電話して訊きたいと思います(会場笑)。
-今日の草津のようにスペースを消してくるサッカーを相手がしてきた場合、なかなかアジエル選手や田原選手にボールが入らず、坂本選手の飛び出しも難しくなる。そのなかで点を取るのは非常に難しいと思うが、そのあたりの対策は?
そうですね、おっしゃるとおりだと思いますね。ここではうまくコメントできませんが、今までも相手がそのようにやってきたことはあるし、それでも何とか打開してきたので、振り返って自分たちのビデオをもう一度見て、無い頭で考えたいと思います。
-アジエル選手がいい時はフリーマン的にもっといろんなところに顔を出してプレーすると思うが、今日はどちらかというとポジションが固定気味のようだったのは何か理由があるのか?
僕はアジエルじゃないのでPKを外してからの心理状態はわからないんですが、やはり長い期間ケガ等があって休んでいたので、100%かと言われると僕はそうじゃないと思いますね。
でも、やはり一発で局面を変えられる力はある。先ほどの質問にあったように、そういうときにこそアジエルのインプロビゼーション(即興演奏)というか、ふたり引きつけるとかそういうことができると思う。それをチームの戦術に組み込んで我々はやってきたので、今日の悔しさもあるし、最後やってくれるんじゃないかと期待を込めています。
坂本選手コメント
チャンスがありましたが最後のところで決め切れなかった。
最終戦を迎えるにあたって、勝つしかないという状況はハッキリしたので、シンプルにラスト90分を決勝戦だと思ってやるだけです。ポジティブにとらえたいです。
最後のところは個の力だと思うし、一人ひとりがそれを認識して個の力を上げることが大事だと思う。
10年というのはサポーターの皆さんにとっては本当に長いものだったと思うし、時間がかかったけどこういうチャンスまで辿りついた。クラブとしても自身としても地道にやってきたことが間違ってなかったとすれば、結果につながると思う。水戸戦での90分で全てが決まるので、今までやってきたことの全てをぶつけたいと思います。信じてやるだけです。
田村選手コメント
何度かあったチャンスなど決めるところ決められなかったのでこういう結果になってしまった。ただ最低限の勝ち点1はとった。
自力で昇格を決めるには、次の水戸戦で勝つしかないので、目標がはっきりしたと思う。開幕当初は今日の半分くらいのお客さんだったのに、ホーム最終戦は1万4000人以上の人が来てくれた。応援してくれた皆さんに勝利をプレゼントしたかったです。
まだ終わっていないし、次の一戦が今までやってきたことの全てを出す場だと思っています。勝つか負けるかで天国にも地獄にもなる。勝たないと今までやってきたことの意味がなくなる。ただ勝つことを考えて戦います。
野澤選手コメント
チームの雰囲気はいつもどおりだったと思います。後ろから見ていても、みんながプレッシャーを感じているようには思わなかった。
あれだけ攻めていたのに点が入らなかったのは仕方がない。GKとしてはゼロに抑えられたのはよかった。
今日が引分けでしたが、最終終で引き分けてもOKというよりも勝てば自力で昇格が決められるというほうが、戦いやすいと思う。新潟で昇格を決めたときも、最終節で勝てば昇格という状況だったのでそれと同じだと思う。今回は次はアウェイですが、きっとサポーターがホームのような雰囲気を作ってくれると思います。
寺川選手コメント
これまで、自分たちがやってきたことをやろうと試合に臨みました。勝ちに行ったので、その分前にかかりすぎたところがあったと思う。勝とう勝とうという意識が強く、味方同士がサイドでダブったりしたところもあった。そういう時に僕とかがもうすこし中で受けられればよかったと思います。
ただ、僕らは勝てばいい状況にある。みんな精神的にマイナスにはなっていない。余計なことを考えず、勝つだけです。
臼井選手コメント
勝ちたかったことはたしかです。でも昇格はそんなに甘いものではないと思っています。前半数多くあったチャンスを決めきれなかったことが引分けとなった要因だと思う。ディフェンスはゼロに抑えることができたので、今日のように引いて守られたときにいかに崩すかが課題です。甲府戦のように、球際などの細かい部分でもっと気持ちを出せればよかった。ただ、決して悪くないので、継続してやっていくことだと思う。あと1試合にすべてをぶつけたい。勝てば上に行ける。勝つことだけを信じてやっていきたい。
草津 佐野監督 試合後コメント
総評
今日は熊林、松下、廣山、小林、崔と、5人の選手が出場停止もしくは怪我で出場できなかったのですが、代わって試合に出た選手が非常にハードワークしてくれて、チームの狙い通りの今までの積み重ねをしっかり発揮してくれたと思います。
ゲームの中ではPKはビデオを見てもらえれば完全なシミュレーションだと思いますが、本田がよくセーブしてチームを盛り立ててくれました。
ゲームプランとしては前半我慢してノーリスクでいこうと考えていました。こういうビッグゲームでは先制点が非常に重要なポイントだと思うので、前半は狙い通りのサッカーができたと思います。
後半は相手のプレッシャーが弱くなってきて、我々の目指すゴールに向かうポゼッションサッカーが少しずつできてきて決定的なチャンスも3、4回はあったと思います。そこで決められず最終的には0-0。でも、選手が非常によくファイトしてくれたし、昇格を争うチームに対して堂々と戦ったと選手を褒めたいと思います。
質疑応答
-湘南と3度対戦して今季負けなしだが、なぜ湘南に対して成績がいいのでしょうか。
小学校からのサッカー仲間の反町監督に対してはライバル意識もありますが(笑)、湘南のスタイルがはっきりしている。昇格バージョンのサッカーをしていて、カウンター、完全リアクション化している。それには十分対応しなければいけないということで、今週もそのトレーニングをしてきました。
あと決定的な仕事のできる選手、田原君、坂本君、アジエル選手などのケアをグループで、ユニットでやろうというところが今季の3試合の結果につながったと思います。
-次節のホーム最終戦は佐野監督にとっても草津でのラストゲームとなるが、抱負や意気込みは?
50試合やってきたわけですが、決して納得のいくシーズンではなかったと思います。ただ、やってきた積み重ねは徐々に出ているという手応えは感じています。今までやってきた積み重ねを全てラストゲームで出せるようにしたいと思います。もちろんホーム最終戦ですし、勝利という形で終わりたい。
また何人かの選手が出られませんが、我々は全員レギュラーで戦ってきましたし、総合力で何としてでも勝って終わりたいと思います。今日よりももっと積極的に攻撃したいと思います。
-左サイドバックに小池選手ではなく寺田選手をスタメン起用した理由は?
後半勝負だと思っていましたので、決定的な仕事のできる選手をベンチに置きたかった。小池はユーティリティプレイヤーですし、シュート力、サイドバックで6点も取っているとおり非常に得点力がある。後半勝負のために小池をサブで使いました。
-今季を振り返ってなにか思い残すことは?
思い残すことですか(笑)。昇格争いに加わるとこれだけたくさんの報道陣の方々が来てくださるというということで、ぜひ昇格争いに加わりたかったというのはあります。
ただ、目指すサッカーは決して間違っていなかったと私自身は思っていますし、今の選手のことを考えたらしっかりパスをつなぐことをまずしないかぎり次のステップにはつながらないと僕は信じています。今でも疑っていませんし、やってきたことに間違いなかったと思います。もちろんそれに結果が伴えばよかったのですが、勝負どころで無駄な失点が多かったり、失ってはいけないところで失って失点したり、そのあたりが非常に悔しいと思います。
-後半になって両サイド、得に左の山崎選手がパスの受け手としても出し手としてもゲームに絡んできたが、何かやり方を変えたのか?
彼の持ち味は2列目からの飛び出しで、湘南さんはマンツーマン気味になるところがあるので、そのギャップを使おうと彼には指示しました。チャンスがすごくできたと思うのですが、最後の決定的な部分でシュートが決まらなかった。センターバックの間に入っていく狙いは試合前からありました。練習でもその形で、今週はずっとトレーニングしていた。
サイドバックの上がりが今日は少なかったのですが、向こうが疲れてきた時に佐田らがいいチャンスをつくっていた。本来なら我々のサッカーはもっともっとサイドバックが攻撃参加するのですが、今日は後半にとっておきました。
2009Jリーグ ディビジョン2 第49節
2009年11月21日(土)17:03キックオフ 山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場
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1 前半 2 1 後半 1 |
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91 >> 91 | 勝点 | 91 >> 94 |
25分 金 信泳 62分 マラニョン |
得点者 | 6分 中村 祐也 10分 臼井 幸平 89分 坂本 紘司 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 阿部 謙作 | 34 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
2 | 杉山 新 | 32 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 2 |
0 | 池端 陽介 | 19 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 秋本 倫孝 | 2 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
0 | 吉田 豊 | 20 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 2 |
1 | 林 健太郎 | 31 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
0 | 大西 容平 | 9 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 1 |
0 | 石原 克哉 | 7 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 3 |
1 | 藤田 健 | 10 | FW | FW | 10 | アジエル | 1 |
2 | 金 信泳 | 18 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 1 |
4 | マラニョン | 11 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 4 |
- | 鶴田 達也 | 21 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
- | 御厨 貴文 | 3 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | 0 |
0 | 片桐 淳至 | 33 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 1 |
0 | 森田 浩史 | 14 | FW | MF | 9 | リンコン | - |
0 | 松橋 優 | 16 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 1 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 16,844人 [天候] 曇、中風 [気温] 12.0℃ [湿度] 29% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 北郷 光宏 [主審] 西村 雄一 [副審] 中原 美智雄 [副審] 下村 昌昭 [第4の審判員] 田中 直樹 [記録員] 角田 亜由美
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
こんなにマイクとカメラがたくさんあって、2年前を思い出すような感じがしますね。(会場笑い)
どっちに転んでもおかしくないゲームだったということは間違いない。ここで敗者の弁を述べなければいけないゲームだったかもしれない。全体的には非常に、見応えのある緊張感のある試合だったかなと思います。
ちょっとこうしたゲームに、逆にレフリーがコントロールが効いていなかったと思います。スローイングのチェンジでカードを出されてしまったらキリがない。レフリーと選手はコミュニケーションとりながらやっていきましょうとここずっとやってきたのですが、コミュニケーションのツールがカードになってしまうのはかわいそうだと思います。その分、ロスタイムがあると思うのですが。そのあたりが試合を面白くなくしてしまったところがあったと思います。
ロスタイムでのゴールがこれで9ゴール目でしょうか。甲府さんもロスタイムで5点とっていますが、最後の笛が鳴るまで湘南のサッカーをしようと送りだしたのですが、それが奏功した部分もあるかなと思います。
一番怖いのは、緩くなってしまうことなので、湘南はまだまだ力足らずだと書いていただけると有難いです。
質疑応答
-残り2試合となって自力昇格が見てきたが?
こんなに沢山のカードが出たが何故かリーチの選手にはカードが出なくて首の皮1枚つながった感じがあります。ベストメンバーという言い方はおかしいかもしれないですが、次の試合で今日のメンバーそのままで試合が出来るメリットがある。2日間のオフを与えてリフレッシュして、ホームで湘南らしいゲームを90分間やるだけです。
-どちらに転んでもおかしくない試合に白黒がついた理由はどこにあると思うか?
6~7割方、向こうに転んでいる可能性が高かった。ゲームの流れ、サポーターの盛り上がり、追いついたことなど向こうを押してきたことは間違いない。その中で我々が点を取れたのは前に掛ける人数を増やしたことだと思います。甲府の中盤の選手の得点数と我々の中盤の選手の得点数が大きく違う。そこだと思う。分厚い攻撃でペナルティエリアに入っている人数がどちらが多かったか?長いボールが入ったとしてもどっちが多かったのか?我々だと思う。そこが命運を分けたのかもしれない。あとはサッカーの神様がいろいろな理由で我々が不利な点があったので、こっちに運を傾けてくれたのかもしれないですね。
-守備の時間が長かったと思うが、集中力はどうだったか?
うちは先制したわけですが、それまでは緊張で上手く対応できなかった。スカウト通りにツートップに長いボールを入れて力ずくでやるという形でしたので、ある意味対処しやすかったと思う。待っていればボールが来るし、カバーリングがしっかりいる。ただし、そのこぼれ球を拾われたりとか、クロスの対応が悪かったりすると一撃でやられるシーンが多かったが、PKを取られたが、粘り強く集中して最後までしっかりと跳ね返すことが出来たと思います。
-残り2試合だが、いよいよJ1という感じはあるか?
ノーコメント。ここまでやってきたので次の試合が特別ということにはならないし、ここまでその可能性があるということは、沢山の人がホームに来てくれて営業努力以上のチケットの売り上げがあってチームが潤うということは非常にいいことだと思う。いいゲームをして勝点3を取ることだけをやりたいと思います。
-この一戦で選手に課したことは。
経験という意味では甲府の方が入れ替え戦も経験しているし、ギリギリの戦いをやってきたチームなので経験値はずっと上。我々はここ10年間中庸の位置で残り2~3試合では大体決まっている試合になっていたと思う。今年は違うぞと。ここまで残っていることを感謝している。
ただし、マラソンでも勝負はトラックに入ってきてから。そういう意味では我々はここ1週間、2週間はいろいろマイクを向けられた。そこでコメントしたことをそのまま忠実にゲームで表現してくれ、口先ではなくて、それをピッチの上で表現する。今日のゲームが特別でスーパーマンになるわけじゃないから、今まで通りチームでやらないといけないことをしっかり整理して出す。伸び伸びと湘南らしさをみんなで出そう、なんてカッコいいことを言っていました。
坂本選手コメント
(決勝ゴールの瞬間は?)サポーターが目の前にいたので、一緒に喜びたいと思ってゴール裏に一直線でした。
今季は特に劇的なゴールが多いのですが、本当にサポーターが先導してくれているというか、今日のゴールも狙って蹴ったというよりはみんなの気持ちが入れてくれたんだと思う。
でも、ダウンをしている時に「次に向けてしっかりやろう」という声がみんなから出ていたし、本当に次のホームゲーム(29日草津)が大事になってくると思います。
ジャーン選手コメント
大きな大きな勝ち点3だと思います。昇格に向けての直接対決でスタジアムは試合前から異様な雰囲気でした。
この一戦の持つ意味は十分理解していましたし 普段通り臨もうとはしましたが正直浮足立ったところもあったかもしれません。
ただ自分達はこの2週間甲府を想定してしっかりトレーニングを積むことができたので自信を持って試合を迎えることがでまきました。簡単には勝たせてもらえないとは思っていましたが素晴らしい試合ができたと思います。
最後のゴールはみんなが信じて最後まで走り抜いた結果だと思います。
ただこれで昇格が決まったわけではないのでまずは次のホームの草津戦にしっかりと準備したいと思います。
田村選手コメント
(スタジアムに入る時からアウェイの雰囲気でしたが?)逆にスイッチが入ったというか「よしやってやろう」という気持ちが強くなりました。
それにスタジアムの中でも一か所緑と青の大勢のサポーターが本当に心強かった。
最後は本当に執念だったと思います。紘司さん(坂本)があそこで決めたのもさすがだと思ったし、あそこまでボールを運んだのもみんなの力だった。
(点数をつけるなら?)僕はまだまだですが、チームとしては勝てたことは本当に大きかったので100点をつけたい。でも、次の試合に勝たなければ0点になるということだと思う。今日だけは今日の勝利を喜んで、劇的勝利の後だからこそ引き締めて臨みたい。
現実としてまだ2試合ある。次に負けたら意味がないとみんなで試合後すぐに話しました。次に向けていい準備をします。
中村選手コメント
アウェイの雰囲気に圧されることのないように、出足で自分たちが有利に立たないといけないと思っていた。相手が落ち着かない時間帯に点を取れればと思っていたので、個人的に立ち上がりを意識して試合に入りました。いつもどおり立ち上がりからしっかりプレーできた。
(先制点について)コースが空きやすいところに自分で意識してボールを置いた。左足だったので、逆にヘンな力が入らず自然に蹴ることができました。
2-0のスコアが危険なことは分かっていましたが、それでももっと攻撃的にいければ違う展開になっていたかもしれない。引いてしまった部分が多少あった。FWとして前から引っ張って3点目を取ることが大事。そこが課題です。
野澤選手コメント
どちらに転んでもおかしくない展開でしたが、試合の入りはよかったと思います。みんな冷静で落ち着いていた。それがきれいなカウンターに繋がった。この試合に勝たなければJ1はないという位置づけで今日は闘ったが、勝ったことで次がさらに大事な試合になった。僕らは前を向いて、しっかり次に向かわなければいけない。このシビれる状況で戦えることを幸せに思います。
(新潟で昇格を経験しているが?)新潟ともまた状況は違いますし、やはりゴールを守ること、最後の笛が鳴るまで諦めない、仲間に諦めさせないことしかないと思います。今日も、最後まで声を掛け合って闘った結果が勝利に繋がったと思う。追いつかれてもみんな気持ちが落ちなかった。メンタルが強くなってきたと感じます。
島村選手コメント
(PKのファウルについて)チームに迷惑をかけてしまい、責任を感じます。でもあのあと、みんなが声を掛けてくれて、気持ちを切り替えることができた。みんなに感謝しています。その後は失点を取り返そうと果敢に攻めたんですが、力んでしまった。
(今日のゲームについて)僕自身はあまり緊張しないタイプですが、早い時間帯に得点できたことで、すぐに硬さがとれて落ち着けた。攻撃陣に感謝しています。また相手は追いついてから失速した様子でしたが、うちはこれまでやってきたように最後まで全員がゴールを狙っていました。
甲府 安間監督 試合後コメント
総評
最初にお礼を言わせていただきたい。
スタジアムに来る時に沿道から本当に声援いただき、公園内に入ってからも素晴らしい雰囲気づくりをして下さったサポーターに感謝したい。
試合は観ての通り負けてしまいましたが、うちらしく本当に最後までやっていきたいと思っています。
僕が甲府に来て、選手に一度もお願いしたことはなかったのですが、残り2試合、うちらしく最後の最後までベストを尽くすことをお願いしました。
本当に今夜に関しては全力を出したので、その中で負けてしまっていろいろ叩きのめされると思いますが、最後の最後まであきらめない甲府でやっていきたいと思います。
サポーターの方、スポンサーの方からの声は痛いほど届いています。2連勝して、最終戦までもつれるところを見せていきたい。湘南さんにも今まで通りベストを尽くしてやってほしいと思います。うちもベストを尽くすので最後までこのJ2を戦っていきたいと思います。
質疑応答
-あれだけ警戒していたセットプレーでやられてしまったことの原因は?
最後のセットプレーもそうですが、タフなゲームだったことは間違いないと思います。そこに限らずスカウティングどおりで弱いところも分かっていたのですが、それでも3失点している。
本当にロスタイムのセットプレーを与えないように努力していたが、それでも外されてしまった。一個一個言ったら修正が効くと思います。ただ、分かっていてもやられてしまったことはむしろ湘南さんの勝負強さが一枚上手だったのかなと思っています。
ただ選手は本当に2点とられても諦めることはなかったし、最後の最後まで集中していた。ここで言うのは簡単ですが、ピッチの中で今度はできるように、経験を生かせればと思います。
-立ち上がりの2失点がめったにない形だが振り返って。また2失点したことでの変更は?
まず2失点はみんな意識していたと思います。中盤のラインを超してディフェンスラインも意識させたのですが、そこからカウンターが始まっているので…。まぁそういうことは終わってからいうのは簡単なんですけど、ピッチの上でできるようにならなければいけないのかなと思います。
2点とられた後のゲームプランに関しては、25分が過ぎれば足が止まると分かっていたので、2点まではいける、OKだと。ただ3点目はなしにしようと。
今までやってきたサイドを起点にしての攻撃をもう一度やるということは伝えました。それが2点に繋がったと思います。
-監督が残り2試合に向けてやらなければいけないことは?
少なからず影響力はあるようなので、僕が顔を下げてしまったら全てが終わってしまう。
正直諦めの悪い人間なので諦めてません。本当に最後までプレッシャーをかけて戦い抜くだけだと思います。
-後半、甲府が押していたがもう1枚入れるという考えはなかったのか?
押しこめることは想定内でした。もう1枚入れるというアイデアもあるのですが、このリーグ戦でそれをやった時に動くスペースがなくなってしまって、停滞するゲームが多かった。
決定機も作っていたし多彩な攻めをしていた。ただゴールが足りなかった。そのリズムを崩さずにいこうと思った。代えたほうが相手にとって楽なのではと思った。
-選手達の試合後の反応は?
まずストレッチをするのですが、なかなかストレッチも始められないような感じでした。その状況をみて言葉をかけました。
本当に何が起こるか分からないリーグ。うちも岡山に勝ってませんが湘南さんも草津に勝ってませんし。3連勝するってなかなか難しいし。
僕らが諦めたらこのリーグは終わる。今までどおりベストでやるだけです。
2009Jリーグ ディビジョン2 第48節
2009年11月8日(日)12:33キックオフ 平塚競技場
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1 前半 1 1 後半 1 |
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90 >> 91 | 勝点 | 69 >> 70 |
26分 7 寺川 能人 89分 11 阿部 吉朗 |
得点者 |
42分 13 井上 平 61分 10 レアンドロ |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 土肥 洋一 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 2 | 福田 健介 | 0 |
3 | ジャーン | 3 | DF | DF | 17 | 土屋 征夫 | 1 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 14 | 富澤 清太郎 | 2 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 23 | 藤田 優人 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 8 | 柴崎 晃誠 | 1 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 22 | 服部 年宏 | 0 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 16 | 飯尾 一慶 | 0 |
0 | アジエル | 10 | FW | MF | 18 | 永里 源気 | 3 |
4 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 10 | レアンドロ | 6 |
0 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 13 | 井上 平 | 3 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 21 | 高木 義成 | - |
- | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 3 | 廣井 友信 | 1 |
1 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 28 | 弦巻 健人 | - |
1 | リンコン | 9 | FW | FW | 25 | 平本 一樹 | 0 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 27 | 林 陵平 | 0 |
|
|
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---|
得点経過
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|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 11,653人 [天候] 晴、弱風 [気温] 20.2℃ [湿度] 59% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 福村 吉正 [主審] 奥谷 彰男 [副審] 小椋 剛 [副審] 田中 利幸 [第4の審判員] 地主 尚和 [記録員] 福井 哲也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
ウルトラマンは3分しかもたないんですけども、我々は5秒で何とか執念をみせたという感じでしたね。
最後は5年前のFC東京の練習グラウンドみたいに、ジャーンから阿部、キーパーが土肥というスローモーションのような感じでしたが、この勝ち点1がこれからどう響くかというのは、あと3試合が終わってみてから、年末にでも考えたいと思います。
ヴェルディの選手は、これに河野とか大黒とか、何人か怪我でこられなかった選手がいるんですけれども、それぞれがボールのポゼッションする力がある、個人でまず。
このゲームはボールのポゼッションは6:4でよい、うちは4、向こうは6。最後の時間帯でもっとボールを回されていたら、追いつくことも出来なくてヘロヘロになって試合が終わったんじゃないかと思うくらい、彼らは引きつけて出す。両センターバックもハーフウェラインを果敢に越えていきますよね。それも想定内で対策の話もしましたが、なかなかうまくいかなかったところも正直あります。
前半の最初、ビッグチャンスがたくさんあったのは前節と同じだったんですけども、そこで決め切れず、それも前節と同じで。そうした中、ひとつ点を取れたのはよかったですね。
追いつかれてしまったのは、ただ僕は追いつかれたほうが、今日のゲームに関すると締めて出来るんじゃないかと思ったんですけど、それを裏返されちゃったのはちょっと、厳しかったですね。
最後に執念を見せたと思います。スローインの時に向こうが前からプレッシャーをかけてくればこんな風にはならなかったんですけも、なぜかみんな引いてくれたので、島村ももう上げて、総攻撃が奏功したところはありましたね。
皆さんが期待する最高のシナリオになってきたと思いますので、アウェイの試合、みなさんも早く取材の申請をして、そうしないと入れませんよ(笑)。もう席がいっぱいみたいですね。
2週間、いい準備をして頑張っていきたいと思います。
質疑応答
-中村選手に代えて阿部選手ではなく、リンコン選手を入れた意図は?
リンコンが調子を上げてきたのがまずひとつです。それと前にふたり置くことによってもうひとつの起点をつくりたかったということです。あともうひとつは高さです。リードしているとどうしてもゴールを守るディフェンスになる、すると外が空いてくる。外からのボールで溜息が5、6回あったと思うが、いいボールが入れば高さはひとつの武器になるので、それを準備していた。いきなり出したわけではなく、札幌との試合でもやっています。2週間空いたことがいろんなオプションを試すいいチャンスでもあったし、ある程度手応えがあったのでやったということです。次の試合は最初からやりたいと思います。
阿部選手コメント
ジャーンからいいボールが入ってきました。折り返してくれたらゴールを決められると思って、予備の動作を始めていました。信じて走ってよかった。気持ちが繋がったゴールだったと思います。
僕も土肥さん(東京VのGK)とはずっと一緒にやってきたので、土肥さんはうまいし変にこねたらとられると思い、気持ちを入れてストレートに打ちました。
(この勝点1は大きかったと思いますが?)負けたくないという気持ちだけでした。
ここまでずっと、みんなでやってきて最後に(J1に)いけないことほど悔しいことはないので、絶対に勝点をとってやる、絶対に結果がついてくるはずだと思っていました。
田原選手コメント
勝つチャンスもあったし、正直なところを言えば勝ちたかったです。自分としても決定機があったので責任を感じています。この悔しさは次の試合で晴らしたい。次節はいちばんのヤマ場。何が何でも勝点3を取りに行く。DF陣を楽にさせるためにもFWとして結果を出したい。
(土壇場で同点に追いついたが)ロスタイムに入っても1点を取れば逆転までいけるんじゃないかと思っていた。追いついた後は、よしもう1点いこうと思ったけど、すぐに笛が鳴っちゃいました。
寺川選手コメント
(先制ゴールについて)いいボールが来て、フリーだったので、落ち着いて打ちました。自分でも間を置けた。最後はベンチを含め、会社を含め、お客さんを含めて、誰も諦めていなかったと思う。僕らは毎回、目の前の試合を闘うだけ。相手云々よりも自分たちがやるべきことをやれているかが一番大事です。
ジャーン選手コメント
前半、すごくいい入りだったし、たくさんチャンスのあった中でテラさん(寺川選手)が素晴らしいゴールを決めてくれた。前半の終了間際に点をとられてしまい、後半の立ち上がりはヴェルディが非常にいいサッカーをして畳みかけてきた中で逆転を許してしまった。そんな中、最後にああやって点がとれたことは、何か大きな力が働いたのだと思う。
(ナイスアシストでしたが?)自分自身も何度もチャンスがあったにも関わらずゴールを決められなかったので、最後の最後でああいう形でチームに貢献できてよかった。大きな勝点1になると思います。
(次節に向けて)人生を左右するくらいの試合になることは間違いない。もてる力の全てを出して、気持ちを込めて戦います。勝利あるのみです。
島村選手コメント
大きい選手がが多く、相手にファウルが多かったこともあってリズムを掴みづらかった。相手のリズムになってしまった時間帯、なんとか失点せずに耐え抜きたかった。
僕自身は最初に1対1で抜かれてしまってからリズムを崩してしまった。次は抜かれないように、抜かれないように…と思い気負ってしまったこともあってうまく修正できなかった。
大輔(村松)とも話をして守備の部分で、次までにしっかり修正したいと思います。
最後に1点返せたことで次に繋がった。あの1点が3位にしてくれたので大事にしたい。
東京V 松田監督 試合後コメント
総評
1点を争うゲームになるということは予測していたので、最後までこういう展開になったことは想定内でした。湘南の特徴としてカウンター。また縦に速い攻撃があるので、まずは守備をしっかり固めようと。ずるずる下がらずに高い位置で奪えればというイメージを持ちつつゲームに入りました。最初は少し湘南の勢いに押され、ディフェンスラインを下げる場面もありましたが、一貫して全員の守備の連係は機能していた。それで徐々に自分たちのペースにできたとは感じます。攻撃面では相手のバイタルエリアを効果的に使うというテーマの元、ゲームを進めた中でレアンドロや両サイドハーフの選手がうまく活用できたことがゲームのリズムをつくれたポイントではないかと感じました。最後に失点して引き分けになりましたが、総合的には選手たちは頑張ったと思いますし、勝ち切ることができなかったベンチワークや我々に反省しなければいけないところもあると思っています.
質疑応答
なし
2009Jリーグ ディビジョン2 第47節
2009年10月24日(土)13:03キックオフ 熊本市水前寺競技場
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0 前半 0 1 後半 0 |
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---|---|---|
45 >> 48 | 勝点 | 90 >> 90 |
69分 16 矢野大輔 | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 木下 正貴 | 41 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 市村 篤司 | 15 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 1 |
1 | 矢野 大輔 | 16 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 福王 忠世 | 6 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 網田 慎 | 2 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 0 |
1 | 西 弘則 | 23 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 1 |
1 | 吉井 孝輔 | 22 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 1 |
2 | 原田 拓 | 29 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 2 |
3 | 西森 正明 | 25 | MF | FW | 22 | 中村 祐也 | 2 |
0 | 藤田 俊哉 | 28 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 5 |
1 | 小森田 友明 | 33 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 2 |
- | 小林 弘記 | 21 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
- | 河端 和哉 | 3 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | - |
0 | 宇留野 純 | 11 | FW | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
2 | 木島 良輔 | 10 | FW | FW | 10 | アジエル | 0 |
0 | 中山 悟志 | 9 | FW | FW | 17 | 菊池 大介 | 0 |
|
|
---|
得点経過
|
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 2,835人 [天候] 曇、弱風 [気温] 23.2℃ [湿度] 48% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 不破 信 [主審] 東城 穣 [副審] 高橋 佳久 [副審] 青木 隆 [第4の審判員] 田渕 量也 [記録員] 松本 由美
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
ミッドウィークに試合があって、そこで勝点3をとってアウェイに来ましたが、すぐに踊り場に出て踊り出してしまう。自分たちの足元をしっかりと見ることができない。
中位のメンタリティを覆すのは難しいのですが、札幌で負けた後と同じようなことをまた言わなければならないのかと思うと残念です。
サッカーではもちろん負けることもあるわけですが、どうやって負けるかというところなのですが、ぬるま湯につかってなんとなくゲームをやっている。なんとなく勝てるだろうと。それを導き出した私が悪いんですけれど。そうした雰囲気が全体に伝染していると、これは入るだろうというシュートが入らなくて、相手にセットプレーでやられてしまうというサッカーゲームのような結果になってしまった。
札幌の後も、顔を洗って出直していい方向に進んだので、これをどう生かしていくか。2週間ありますのでもう一度しっかりと見直して、ベストを尽くしてあと4つやっていきたいと思います。
-全体的に動きが重いように感じたが、前節の鳥栖戦の影響があったのか?
これだけ試合数が多いと選手にテンションを上げてやらせるというのも難しいところがあるのですが、例えば昇格の可能性のないチーム同士のゲームだったら、テンションが上がらなくても、仕方ないという風に言わざるを得ないところもあると思うのですが、我々の場合はこれからが大事だということで、できる限りのリカバリーとか準備はしてきたつもりではいますけれども、どこか心に隙があったことは間違いないと思うので、その隙を埋めることができない私のマネジメント力もありますし、そこの殻を破っていかないと上には行けないという意味でも、いい薬にしなきゃいけないでしょうね。
-後半開始から中村選手に替えて菊池選手を入れたが、狙いは?
中村もそんなに悪くなかったんですけど、連戦だと彼のフィジカルが上がってこないのは十分承知で、フレッシュな選手を使おうという意図です。後半の途中から入れるというのもあったんですが最初から入れた方が本人もゲームに入りやすいっていうのもありますし、向こうのサイドバックがあんまり経験がないっていうことで、突破のチャンスとかラインの裏に出るというような事を指示しましたが、正直あまりフィットしていなかったですね。
田原選手コメント
うちのほうがはるかに多い決定機を作りながら、自分も含めて、そこを決められなかったことが全て。
決めるべきところで決めないと、相手に一発でやられてしまう。そういう展開になってしまうのはサッカーの恐いところだと思う。
裏にせよ足元にせよ、最初から決めるべきチャンスはたくさんあった。全てがそこに集約されている。
苦しくとも何でも、やっていくしかない。決めるべき時に決めなければいけない。
野澤選手コメント
自分たちで自分たちを苦しめてしまった。
決めるべきところで決めなければいけない試合だったと思う。でもこの先はもっとプレッシャーがかかってくる試合。4試合で結果を出さなければいけない。
一番気をつけたいのは、今日の負けでチームのいい雰囲気を崩さないこと。まだまだやれるんだから、みんなでいい雰囲気を継続して作っていかなければいけない。
次はホームに帰ることができるので心強いし、今日の戦いを応援し続けてくれたサポーターに本当に感謝したい。
坂本選手コメント
結果が全ての戦いをしているわけだから、しっかりとこの結果を受け止めなければいけない。
ゴールにボールが入って「ゴール」なわけだから、決定機が多くてもやはり決め切る力が必要だった。そういう意味では、この後の4試合はさらに緊張感の高い戦いが続くので、シュートの場面でどれだけ落ち着いてやれるかが大事になってくると思う。
今日もチャンスを作れてもフィニッシュの場面で少し力みがあったように感じたので、そういう部分も今日の反省を生かせたらと思います。
今日の試合の重要性は、当然みんなが分かっていたし気持ちは入っていました。ただ、サッカーは点をとるスポーツだから、それが結果にも表れなければいけなかった。
ここからの2週間、どういう練習をしていくかが大事になるし、そういう気持ちでインターバルの期間をしっかり過ごすことが重要だと思います。
島村選手コメント
前半から少し緩い雰囲気を感じていました。全員がもうひとつ、強くならなければいけないのかなと感じています。
決めるところで決めて、守るべきところで守る。単純なところですがそこが一番大事なんだと思います。
惜しいで終わってしまう場面が多かった。それが続いてセットプレーから一発でやられてしまうというよくない展開だった。
練習からもっとメンタルを強くしなければいけないと感じています。
熊本 北野監督 試合後コメント
総評
ホームで勝ててよかったと思います。
(前節は)飛行機の関係で実質、中1日という中での試合でした。選手もスタッフも本当に頑張ってやってくれたと思います。
湘南さんは昇格を目指しているチームなので、ディフェンシブに負けないようにくるだろうと思っていました。うちは、前半は我慢して、後半はセットプレーでも何でも1点をとって、そうすればゲームが動くかな、と。楽しいゲームになるかなと思っていました。そのとおりになってよかったと思います。
前節はピッチもあまりよくなかったのですが、今日はピッチがすごくよくて、選手たちもすごく生き生きとやってくれた。
湘南さんがすごいプレッシャーをかけてきたんですけど、うちにとっては苦にはならないという感じでした。そういうことは、ずっと続けてきたことが生きているのかなと思います。
質疑応答
-網野選手がスタメンに戻ったが狙いと評価を
うちは選手を分けてトレーニングしているわけじゃないし、全員でトレーニングしているので、週明けなどはランダムに振り分けた7対7などをやっています。その中で網田はすごく調子がよくて。松岡は出場停止で、チャンスが巡ってきた中で、あれくらいのプレーができれば、まぁ評価してあげたいと思う。
-シーズン終盤で波に乗ってきたが現在のチームの状況を
そうですね、ここ何試合かずっと言っているんですが、みんなが戦術的に理解してくれて、それに取り組んでいるという感じです。
昇格、降格という大きな目標がないので、自分たちのスタイルというか、そういう部分をしっかりやってくれていると思います。雰囲気はいいと思います。
-残り少なくなってきているが、残り試合への意気込みを
やはりホームで勝たなければいけないし、ただ勝つだけじゃなくて内容の伴った試合をするのが僕らの仕事だと思うので、最終戦もしっかり準備してやりたいと思います。
-リードしてから残り20分だったが、前節の経験が生きたのか?
前節は10人になって、今日は11人だったので余裕もあったし、今日はピッチの状態もよかったので、選手たちはそんなに苦になってなかったのかなと思います。
パワープレーというのは恐かったのですが、今日のラインのとり方というのは、横浜FC戦で2回ほどやられた教訓というか経験が生きていたと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第46節
2009年10月21日(水)19:03キックオフ 平塚競技場
|
0 前半 0 1 後半 0 |
|
---|---|---|
87 >> 90 | 勝点 | 80 >> 80 |
89分 34 田原 豊 | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 室 拓哉 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 2 | 柳沢 将之 | 0 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 20 | 渡邉 将基 | 1 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 5 | 飯尾 和也 | 0 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 13 | 日高 拓磨 | 2 |
1 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 26 | 武岡 優斗 | 1 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 34 | 山瀬 幸宏 | 0 |
3 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 28 | ホベルト | 1 |
3 | 中村 祐也 | 22 | FW | MF | 10 | 島田 裕介 | 0 |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 35 | ハーフナー マイク | 3 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 25 | 池田 圭 | 0 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 12 | 浅井 俊光 | - |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | MF | 32 | 山田 卓也 | 0 |
- | 鈴木 修人 | 40 | MF | MF | 27 | 下地 奨 | - |
0 | アジエル | 10 | FW | MF | 18 | 野崎 陽介 | 0 |
- | 菊池 大介 | 17 | FW | FW | 11 | トジン | 3 |
|
|
|
---|
得点経過
|
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
|
|
開催データ
[入場者数] 8,216人 [天候] 晴、弱風 [気温] 17.3℃ [湿度] 70% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 高田 豊治 [主審] 高山 啓義 [副審] 二俣 敏明 [副審] 数原 武志 [第4の審判員] 河原 行雄 [記録員] 岩崎 洋
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
前半から珍しくと言うのも変ですが、久しぶりに我々としては良いリズムで終始圧倒することができたと思っています。こういう試合に限って、後半全く駄目になるのですが、25分ぐらいまではよかったですね。やはりそこから我々は運動量も必要とするので、ちょっとバラけていると向こうのトジンにボールが納まって、行くと外される。山瀬がやはりホベルトを後ろに置いてアンカーにさせて高い位置に来ているという事で、バイタルエリアのせめぎ合いとか、その辺りでの横パスでは肝を冷やした部分もありましたが、最後はしっかりと体を張ったりとか、また外からのクロスの対応ですね。
ここに蹴るなという所に35番の選手を置いてそこに入れてくる、それで今までずっと勝ってきたチームですから。それを今までと同じ事をしていたら恥ずかしいという話を(選手に)しました。今日はジャーンも今まで出来なかったのですが、やっと46節にして(対応が)出来るようになりました。
セットプレーも35番が大きいものですから、お恥ずかしい話ですがダブルマークにして、ショートコーナーをされた時のシミュレーションもちゃんとして、向こうもちゃんと2回目にショートコーナーをしてくれて、セットプレーもこっちの理想通りでした。
最後、山田を入れたので、そこは山口を入れるしかなかったので、そのセットプレーもしっかり対応できた、対応できたというか後半は向こうはセットプレーがなかったのですが。
色々な意味でチームの総力戦が表れたゲームだったと思います。
我々は相手とか目の前の相手-試合中もみなさん色々見られていると思いますけれども、携帯で出ているような相手-ではなくて、自分達のサッカーをあと5試合出来かどうかという所にポイントを置いてやっていくしかないと。
第3クールになってからそういう事を言い続けて、また原点回帰でここまで来ているというのを考えると、そこにこだわってやっていきたいと思います。
8,000人も集まるというのは、湘南のウィークデーではあまりない事ですので嬉しく思っています。
このようにメディアが沢山いらっしゃるのも、感謝しています。
質疑応答
-富山から帰って中2日でどのようにコンディショニングを行ったか?
まず提供していただいている風呂の券を選手に渡して、筋肉疲労を取る。あとはリカバリーですが、我々は今年リカバリーにプラス筋肉に刺激を入れることをやっています。それで体幹の強さだとか、ここにきて疲労があるにしてもなんとか保っているというのはあります。その2点ですね。ボールを使うトレーニングは昨日やったぐらいです。
次の熊本戦もすぐなので、同様にお風呂の券を渡してリラックスさせるところはしっかりさせて、トレーニングの時間はしっかり集中させる。あとは栄養の補給ですね。次の相手に勝っていく意識を持ってやっていくだけです。
-アジエル投入のタイミングは最初から考えていたのか?
今はトランシーバーがあるので、甲府の結果も耳にしながら甲府がもし勝っているならアジエルをもっと早く入れなければいけないと。実際入れた時は0-0か0-1の状況の時。全体的に足は止まっていなかったですし、向こうの日高は猪突猛進タイプで上がってくるのでアジエルをぶつけるのはかなりリスキー。寺川がスライドして2対1をつくられないようにしていたが、こちらも点が欲しい。そうした状況で15分限定でひとつ仕事をしましたね。やはりチームの中の空気がちょっと変わった感じがしましたよね。お客さんの歓声も大きかったですし。彼もそういう期待の中で期待に応えられたのはいいことだと思いますし、最初から行けるぐらいに体調が整うことを期待しています。
-こういう大事な試合であのタイミングで点を取って勝ち切った劇的な展開や昇格に向けての感触は?
そんな青写真があるわけはなくて、さっきも言ったように次の試合で勝点3を取ることに全力を注ぐ。最後、点を取りましたが、GKのミスですよね。ただ、田原は走れない、最後に動けないという京都時代の姿を覆すようないいプルアウェイの動きだったと思いますよ。
-シーズンが押し迫ってきて、勝たなければいけないのと、負けてはいけないというところで戦術が変わってくると思うが、先ほど原点回帰だと言ったその真意は?
夏場になると我々の目指していること、湘南らしさを出せなかったところがあります。もちろん体力的な問題もありますが。涼しくなってきて、1週間に1回という試合が多くなってきて、もう1度しっかり戦術的なものを見直すことができる。また、40数試合もやっているので相手の特徴もわかっている。相手のストロングを強調しすぎて守りに入ってしまうのは面白くない。ストロングなところはひとつかふたつ、そこだけは絶対であとはどう崩すか。どこを狙い目にするかといっても穴があるチームなんてほとんどないわけですから、すると自分たちのやっているトレーニングをそのままゲームで出してほしい。そういうこと追求してやっているところです。トレーニングも発展させてはいますが、あくまでベーシックにあるのはアタックであって、それ以外は何ものでもないという意識でやっています。
-例えば自分たちの良さを出さないで相手を抑える方向に行くと、湘南の場合は全体的に悪い方向にいくのでよくないという判断があるのか?
今日のゲームで言うと、外からのボール、ノールックのクロス、それとセットプレー。向こうのゴールはこれが60%なんですよ。あとは単発でミドル、今日はいなかったが高地がドンと入れたり。それは偶発的な部分があるので、この60%は絶対に抑えなければいけない。そこは短い期間でも、ミーティングで1時間以上かかったのは初めてだったのですが、そのストロングなところだけはしっかり抑えて、そうでないところは自分たちを思い切り出していけと。そういうスタンスでやっています。
相手のストロングを指をくわえて見ているのは許されないことであって、でも他のチームは40数節になっても同じことをやっているわけです。仙台もこの前それでやれている。だからそこだけを抽出して、あとは自分たちのやろうとしていることをやる。大きな器に喩えるなら、100の内の20ぐらいはどうしても相手のインフォメーションをしなければいけない。でも80は自分たちのやろうとしていること。
確かに前半は我々ができた感じはあるが、そんなにサッカーはうまくいかない。後半よどんだのは我々のボールが横に行ってしまったとか攻撃が単発になってしまったとか、攻撃の厚みがなくなってしまったとかは否めない。それが90分間できればクラブワールドカップで優勝してますから。
-加藤コーチが功労選手賞を受賞したが、彼の新コーチとしての仕事ぶりは?
監督を代わってもらいたいですね。そういうカリスマ性のある人が監督をやったほうがいいと思います(会場笑)。やはりチームへの貢献度も高いし、長くやっているし。日の丸をつけないで39才までやったのは優秀だと思います。
-残り5試合で3位に入ったことについては?
そう聞かれても難しいですよね。我々は大学生にも負けるようなチームですから。何回も言いますが、5試合後の結果なんて誰にも予想できないわけで我々は次の熊本戦をいかに戦うか。選手にいいインフォメーションを与えてやるのみです。
徐々に可能性のあるチームが減ってきている。今、5チームに絞られたが、最終節まで望みがあるようこれからも頑張っていきたいということは間違いないです。
-昨日村松選手が別メニューで練習に参加できなかったと聞いたが、彼のコンディションは今日大丈夫だったのか?
大丈夫だったんでしょうね。発熱したのは風邪ではなく、親知らずと言っていました。熊本戦が終わったらそこで抜くしかないでしょうね。コンディションは悪くなかったと思いますよ。風邪なら難しいと思いますが、そうではなかったので送り出すことにしました。
アジエル選手コメント
最後の15分という段階でピッチに送り込んでくれた監督に感謝しています。
短い時間で入る意味を考えてプレーしました。こうした拮抗したゲームで仕事をしたいと思っていました。
ゴールは決められなかったけど、アシストという仕事ができたことを嬉しく思っています。
長い間チームを離れていたので、チームの助けになりたいと思っていました。この後の試合でも使ってもらった時には、全力で力を出し切りたい。
このラスト5試合は人生も変わる5試合。痺れるような試合になると思いますが、多くのサポーターと共に戦い、必ず勝利をプレゼントしたいと思います。
田原選手コメント
ゴールに繋がったシュートは、本当に気持ちを込めました。
アジエルからのボールが出てきた時は、(アジエルの)利き足じゃなかったので少しビックリしましたが(笑)、うまく受けることができた。
サポーターも声援で、ものすごく後押ししてくれた。
残り5試合というところで3位につけているので、最後まで継続してやり切りたいと思います。
坂本選手コメント
連戦でしたが、みんなが1試合1試合に懸ける気持ちを強く持っていました。
僕自身もこの90分に全てを懸けるという気持ちで試合に臨みました。
アグレッシブにいくことを意識して入りました。得点という形でチームに貢献したかったので、個人的には悔しさもありますが、気持ちはもう次のゲームに向いているので、次の熊本戦に向けてしっかりやりたいと思います。
(得点の瞬間は?)嬉しかったですね、本当に。自分たちのスタイルを貫いてやり切った結果だと思います。泥臭くゴールに向かっていくというのはずっとやってきたし、これからも継続していきたいと思います。
永田選手コメント
アンカーだったので相手のいいところを潰すのが仕事でした。あとは前の選手がしっかりとってくれると信じていました。
鳥栖戦は1点差になるだろうと思っていました。アンカーとしては絶対にゼロで抑えるということを強く意識していました。
(得点の瞬間は?)もう、本当にヤバかったです!叫びながら豊さん(田原)のところまで走っていきました。
残り5試合になりましたが、当然プレッシャーもあるけど、色々な思いをプラスに変えて、力を込めてやるしかないと思っています。
中村選手コメント
チームとしての入りはよかったと思います。シュートまでいけるシーンも何度かありました。
相手のボランチのひとりが前に出てきて真ん中が空いていたので、そこで奪って前を向いてシュートということを狙っていましたが、その1本で決められなかった悔しさがあります。
僕自身、気合も入っていたし、球際も厳しくいけたところもあった。ただ、もっと球際はいかなければいけないと思っていますが。
今のような戦いは、なかなか経験できないこと。個人的にも成長するための大きな経験だし、チームとしても結果を出して上にいかなければいけない重要な戦いです。
次節に向けて、今日は勝つことができたけど、次で負けるようなことがあればこの勝利の意味もなくなる。いつも通り、先制点を狙いにいきます。
鳥栖 岸野監督 試合後コメント
総評
非常に大事な試合ということで、たくさんのお客さんが来てくれていい雰囲気をつくってくれた。そういう雰囲気をつくってくれたことに本当に感謝したいです。ゲームの方は大事なところでミスが出たら負けると。そういうことですね。
質疑応答
-池田選手の前半の出来は?
チーム戦術を彼の中で一生懸命理解しようとして、一生懸命プレーしていたと思います。
-後半はトジンが効いて攻撃が連動するようになったと思うがその点についてどう思うか
ひとつはきちんと収まって押し上げる形がしっかりできたということはあったと思う。ただ、サッカーは90分間の中でどう勝つかなので、例えば最初からそういう形をやって勝つかどうかは結果論でしか言えない。僕の中では90分間でどう勝つかを計算しています。
ですから、例えば前半すごくよくても後半すごく悪かったら負けることもあるし、その逆もある。90分間でどう勝つかが僕の仕事だと思いますから。毎日彼らを見てトレーニングしている中でのベストな選手、ベストな判断だと思います。
-序盤は前線で攻撃のきっかけがうまくつくれなかったが、前半途中から、また後半にトジンが入って修正された攻撃面については?
細かく言うと時間がかかりますが、湘南と我々にとって引き分けは負けと同じこと。僕らがしっかり耐えて最後勝負というのは湘南にとってはひょっとしたら嫌かもしれないが、攻められる時間が長くなると当然相手のチャンスも多くなる。後半勝負と考えていたらボールを動かされて走らされる。湘南にとって一番嫌なのはうちが先制することだと思う。そういう可能性も残して前半は戦いました。
高地の足が、実際昨日できないことがわかって30分ぐらいしか確認ができなかった。そのあたりで硬さというか、ポジション取りがもう少しでした。点を取らせないという意図もあったし、もっと前に行ける部分もあったし、慣れるのに少し時間がかかった。
-まだホームで甲府とC大阪との対戦が残っているが、残り5試合をどのように戦うか?
一生懸命戦いますよ。5試合どうこう考える必要は全くない。次の甲府に勝つことだけ。と、僕が思うだけでなく湘南も思っていると思う。とにかく甲府にしっかりサガン鳥栖の力を出してベストのゲームをする。それ以外考える必要は全くないと思います。
-前節の仙台戦に引き分け、今日は湘南に負けてしまったが、この2戦を振り返っての率直な感想は?
今日は負けてしまったのであまり偉そうなことは言えないですが、鳥栖は本当に強い。改めて思いました。湘南はこれだけお金をかけて、選手を集めて、色んなものが揃っている。そのチームと俺らは対等以上のゲームをいつもする。本当にすごいと思います。改めてそう思った。彼らのサッカーに対する真面目な、謙虚な姿勢が繋がっていると思います。
でも、これを勝てるように。どんなことがあっても、条件が悪くても、勝負事なので勝てるようにしたいですね。でも今日は負けてしまったので、反町監督すごい。
2009Jリーグ ディビジョン2 第45節
2009年10月18日(日)13:04キックオフ 富山県総合運動公園陸上競技場
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0 前半 1 0 後半 2 |
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56 >> 56 | 勝点 | 84 >> 87 |
得点者 | 22分 22 中村 祐也 55分 3 ジャーン 61分 11 阿部 吉朗 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 橋田 聡司 | 31 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 西野 誠 | 19 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
0 | 堤 健吾 | 3 | DF | DF | 3 | ジャーン | 1 |
1 | 舩津 徹也 | 27 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 中田 洋平 | 26 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 0 |
0 | 野嶋 良 | 25 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 1 |
0 | 長山 一也 | 5 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
1 | 上園 和明 | 10 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 0 |
2 | 川崎 健太郎 | 14 | MF | FW | 17 | 菊池 大介 | 0 |
1 | 木本 敬介 | 17 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 2 |
1 | 永冨 裕也 | 11 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 1 |
- | 藤川 康司 | 21 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
1 | 金 明輝 | 4 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
- | 菅野 将太 | 29 | MF | MF | 40 | 鈴木 修人 | 1 |
2 | 石田 英之 | 15 | MF | FW | 10 | アジエル | - |
0 | 桜井 正人 | 30 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 3 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 5,015人 [天候] 雨のち曇、弱風 [気温] 19.7℃ [湿度] 63% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 永田 亨 [主審] 野田 祐樹 [副審] 金田 大吉 [副審] 村井 良輔 [第4の審判員] 新 恭一 [記録員] 金丸 秀和
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
結果だけを見れば3-0かという感じかもしれませんが、ここにいらっしゃる皆さん(メディア)はそんなに差がないと感じたと思います。
フォアチェックプラスサイドバックが高い位置に上がってくるのは予想通りだったのですが、手こずったことは間違いない。だからこそカウンターが効いたとも言えるかもしれませんがワンチャンスで1点をとることができた。
富山さんは何人かケガ人がいたので、別のチームだったかなと思います。
後半はかなりオープンな展開になると思っていたのですが、この天候、湿度の高もあってお互いに間延びしてしまった。
難しい試合でしたが、第3クールになってなかなかアウェイでいい成績を収められてなかった中で、アウェイで自信をつけられてよかったと思います。
質疑応答
-ジャーン選手の途中交代は累積警告を考慮したのか?
いえ、そういうわけではないですね。ヒザの調子があまりよくないので本人が代えてほしいということでした。
カードはいつか出るものですし、そういうのは気にしていたら100%のプレーはできませんので。
-残り6試合というところで昇格争いをしているがプレッシャーをどうコントロールするのか?
我々は高いところから低いところを見ているわけではなくて、低いところから高いところを見ていますので、そういうプレッシャーというのはそんなにないですね。
選手にはゲームを楽しむようにと言って送り出しています。
湘南は去年も最後まで昇格争いをしていましたので、慣れている部分もあるし、そういうもの(重圧)はないですね。
坂本選手コメント
無失点が続いているし、結果を出せたことはよかった。
ただ、細かい部分を見れば、最後に危ない場面もあった。結果が出たからOKではなくて勝った時ほど引き締めなければいけないと思う。
雰囲気もいいですが、今日は喜んで明日の練習からはまた厳しくやっていきたい。
毎試合難しい試合ばかりで簡単には勝たせてくれないけど、泥臭くやり続けることだと思う。今日も1つ1つのプレーが粘り強く泥臭かったから3点入ったのだと思う。それがうちのよさだし次もそういうゲームを続けていきたいと思います。
菊池選手コメント
(2アシストでしたが?)出してもらっているからには、結果で返したいと思っています。結果的には得点に繋がってよかったですが、自分のイメージというか質の部分で少し違うところもあるので、しっかり精度を上げていきたいと思います。
1点目は、雨が降っていたし、紘司さん(坂本)がもった瞬間にイメージができて、開いてダイレクトで蹴りました。紘司さんが出した後にパワーをもって走ってくれたので引っ張られるように思い切り蹴ることができました。
(2点目はCKからのアシストでしたが?)決めてくれてよかったです。ただ、得点になった時以外のキックはかなりイージーになってしまったので、また蹴らせてもらえれば反省を生かしたいと思います。
次に向けては、相手がどこであれ目の前の試合にしっかり臨みたい。
今日は勝つことができましたが、また気持ちを入れ替えて、今日の反省を生かして戦っていきたいと思います。
島村選手コメント
立ち上がりは、チームはまずまずだったと思いますが、僕自身はグラウンドがスリッピーなことに慎重になってシンプルにやりすぎてしまったかなと思います。
全体的にはもう少し落ち着いてボールを持てればよかったと思います。
攻撃参加については、上がれるところは上がっていますがまだまだです。シンプルにはたいて前にいくといううちのスタイルをうまく出せればと思っています。
(後半途中でセンターバックになりましたが?)一番最初に苦手なポジションをやった分、センターバックはより自信をもってできました。
僕が左サイドバックで3連勝というのも不思議な感じがしまが…そういうところもまたサッカーの面白いところなのかなと思います。
臼井選手コメント
3-0での勝利は気持ちがいいですね。
最初押し込まれましたが、カウンターからの一発で祐也(中村)が決めてくれて硬さが抜けました。僕自身も少し硬かったので、あの1点は助かりました。
この時期にゼロに抑えられたこと、また3点とって勝てたことは、得失点差も関わってくるので、すごく価値があると思います。
次の鳥栖戦が大事ですね。
まずは気持ちで負けないこと。鳥栖よりはうちのほうが優位な立場にいるのでそこをうまく突いて勝ちきる試合をしたいと思います。
野澤選手コメント
気迫の勝利でした。みんな集中していた。
(2得点の起点になったが)1試合に何本かしかそういう機会はないが、チームのリズムをつくれたことは嬉しい。やれることをそれぞれがやって、ツキを引き寄せるようなひたむきなプレーが大事だと思う。
これからは全部勝つ。そうでなければJ1に行けない。全勝すればJ1に行けるんだから。
中村選手コメント
(先制点について)富山は横からの攻撃に弱いと聞いていたので、大介(菊池)が持って最初はニアに行こうと思ったのですが、紘司さん(坂本)が後ろから走ってきてくれたのでファーに動きました。紘司さんがうまく潰れてくれた。狙い通りといえるゴールだと思います。紘司さんに感謝したい。
前半は出足が悪く、スリッピーだったこともあってキープできずにパスに逃げてしまうところがあった。間延びしていた中で得点できたのは大きかった。先制点が最優先、あとは付いてくる。まずは先制点を取ることが自分の役割だと思っています。
富山 楚輪監督 試合後コメント
総評
ゲームとしては3-0という数字であれば完敗だったということでしょうね。
得点については、懸念していたリスタートの部分からやられてしまった。1点目は湘南の武器である切り替えの早さから失点してしまった。対策はしていたが、そのとおりやられてしまった。
3点目も警戒していた田原から阿部という裏への展開だった。
11位のうちと4位の湘南の差というのは、決定機で仕事ができるかどうか。湘南さんはさすが上位争いをしているということを感じました。
質疑応答
-ハーフタイムでの交代の意図は?
前半は木本がトップにはっていて木本の動き出しを相手が嫌がっていたと思います。
そこを一人ではなく、2列目からの飛び出しという部分で相手の裏をとるために石田を入れました。
石田はトップに入ってもよく動くのでもっとチャンスが作れるのではないかと思いました。
第89回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦
2009年10月10日(土)15:04キックオフ 平塚競技場
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0 前半 1 0 後半 0 |
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- | 勝点 | - |
得点者 | 31分 17 三田 啓貴 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 21 | 笠原 昴史 | 0 |
0 | 古林 将太 | 35 | DF | DF | 12 | 鹿野 崇史 | 0 |
0 | 阪田 章裕 | 15※ | DF | DF | 3 | 楠木 啓介 | 0 |
1 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 4 | 松岡 祐介 | 0 |
1 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 13 | 丸山 祐市 | 0 |
4 | 鈴木 修人 | 40 | MF | MF | 17 | 三田 啓貴 | 5 |
1 | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | MF | 5 | 宮阪 政樹 | 1 |
4 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 7 | 小林 裕紀 | 0 |
2 | 菊池 大介 | 17 | FW | MF | 10 | 山田 大記 | 1 |
0 | リンコン | 9 | FW | FW | 11 | 久保 裕一 | 1 |
1 | 原 竜太 | 20 | FW | FW | 22 | 山村 佑樹 | 2 |
- | 金 永基 | 25 | GK | GK | 1 | 高木 駿 | - |
- | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 15 | 笛田 祥平 | - |
0 | 鎌田 翔雅 | 18 | DF | DF | 24 | 吉田 啓祐 | - |
- | 鈴木 将太 | 13 | MF | MF | 8 | 都丸 昌弘 | 0 |
- | 阿部 吉朗 | 11 | FW | MF | 18 | 田中 翔大 | - |
2 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 20 | 日野 竜一 | - |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 9 | 山本 紘之 | 1 |
※今大会、阪田は15番での登録
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 1,839人 [天候] 晴、中風 [気温] 18.7℃ [湿度] 51% [ピッチ] 全面良芝、感想 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 榎原 徹夫 [主審] 桜井 大介 [副審] 伊東 知哉 [副審] 平間 亮 [第4の審判員] 地主 尚和 [記録員] 浪速 典克
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
次戦に進出を決めた明治大学にはおめでとうと言いたいと思います。後半は我々の展開でしたが、前半の緩慢な対応が響いた。その意味では、これからのJの7試合には参考になるいい資料とは感じました。二兎追うものは一兎をも得ないので、Jに集中して我々の目標を成し遂げられるように頑張っていきたいと思います。メンバーを変えたのは私の責任であって、敗戦に関しては選んで送り出した私のミスであるということです。
質疑応答
-せっかくチャンスを与えられた若手選手からレギュラーを取ってやるという気概が感じられなかったが?
そうですね、そういう言い方にもなるかもしれないですね。例えば残り10分に足が攣る選手が3人ぐらい出てくる感じだったら精根尽き果てたという感じになりますが。ただ、気持ちは入っていると思うんですけど、その気持ちが逆に視野を狭くさせている部分は少しあったのではないかと感じました。
-メンバーを変えて臨んだ意図を教えてください。
J2リーグ自体が51試合もあり、終盤になってきてこれだけ試合数が多いと当然年間を通しての疲労もある。肉体だけでなく精神の疲労もあるので、今日は逆に若い選手を中心にやってフレッシュな力を試す、なおかつ次戦への進出を決めたいという意図でした。
まだ経験不足とか判断の材料が少ないとか課題が見えたと思いますが、それは我々が言うよりも選手たちが一番感じるところだと思います。年齢的には2、3歳しか変わらないわけですから、これをいい薬にして発奮し、あと2ヶ月やってもらいたいと思います。
-メンバーは関係なくプロとしてアマチュアの大学生には勝たなければいけない試合だったと思うが、気持ちのマネジメントの部分で足りなかったと感じるところはあるか?
ミーティングで当然そうした話をしましたし、我々も明治の試合を見てできる限りのことはしたつもりです。ハーフタイムにも当然彼らのプライドをくすぐるような話もしました。マネジメントの意味では結果が出ていない以上、すべて私の責任で、謙虚に反省しています。
菊池選手コメント
情けない試合をしてしまった。
(年齢は大学生のほうが上だが?)年齢ではなく自分たちはプロなので、勝たなければいけない試合だった。
個人的にはコンディションが上がってきた中での試合だったのですが、チームの中での自分の役割をまだまだやり切れていないと感じています。
(連戦だったが疲れがあったのでは?)疲れは全然ありません。試合を重ねられるほうが経験を積むことができるので、自分にとっては試合に出られてよかったのですが。
前半は相手のほうが前からきていて、なかなか自分たちのリズムを掴むことができなかった。バイタルでうまく前を向けたり、リンコンとのコンビで繋げることはできたが、フィニッシュが決まらなければ意味がない。そこに甘さがあったと思います。後半もチャンスがある中で決め切ることができなかった。
(今後に向けて)引きずっていても仕方がないので、今日負けてしまったことを次に必ず活かせるように反省して臨みたいと思います。
鈴木修人選手コメント
前半はどうしたんだろうと思うぐらい全体的に動き出しが少なかった。もっと裏を狙いたかったが、足元に終始して1回のパスで終わってしまうような状態だった。
僕自身は、初スタメンだったのでモチベーションは高かったのですが、大学生のほうが気持ちの面で上回っていたと思う。ああやってガンガン来る相手にはそれ以上の気持ちを出さなければ勝てないと思います。
(今後に向けて)プレスバックして相手のFWをもっと潰していれば自分たちのリズムになっていたのではないかと思う。今日はアンカーの位置で出ましたが、ワンボランチは守備が大事なので、もっと守備に取り組まなければいけないと感じました。
村松選手コメント
全体的にぬるかった。逆に相手は気持ちが入っていて、球際も厳しくきていた。気持ちの差が出た試合になってしまったと思う。
阪田選手コメント
勝たなければいけない相手に負けてしまい悔しい。自分たちの湘南サッカーができていなかった。特に切り替えの遅さで負けていたと思います。
古林選手コメント
緊張してしまっていつものプレーが出せず悔しい。
守備ではポジショニングが甘いとすぐやられてしまうし、体も相手の方が強かったので、自分ももっと体を強くしないといけないと感じました。
攻撃は連携は取れていたけれど、自分が声を出せなくて連携ミスが多かったので、これからは自分から声を出していきたいと思います。
明治大 神川監督 試合後コメント
総評
我々は今季リーグ戦で優勝ということを「奪還」という言葉で表現してここまできましたが、あわせて天皇杯予選に出場できるというチャンスを頂いたので、Jリーグのチームを倒すために懸命にここまで準備をしてきました。湘南が通常のリーグ戦のメンバーと変わっていたこともあり、我々としても大学を代表する立場として絶対に負けられないという気持ちで臨んみました。
前半、我々スタッフが考えていた以上に選手が落ち着いてパスをしっかり繋ぐ自分たちのサッカーを展開してくれた。その中で、いい時間帯に1点取ることができたのが今日の勝因かと思います。うちは守備に不安な要素を抱えるチームなのですが、今日は懸命に体を張り、みんなで協力してゼロに抑えられた。今後のリーグ戦や天皇杯を戦っていく上でも自信になりました。Jリーグのチームに勝ったという現実はあるが、けっして我々がJのチームに劣っているとは思っていない。奇跡ではなく、ある意味僕たちの目指す目標が実現しただけだと思っています。3回戦も頑張りたいと思います。
質疑応答
-湘南と戦う上でのポイントは?
関東大学サッカーリーグで湘南のように3トップを採用しているチームはありませんので、3トップがセンターバックとサイドバックとボランチのあいだに入ってきたときにどう対処するかが難しい課題かなと思い、しっかり選手に伝えて臨みました。しっかり抑えられればそう簡単には失点しないのではないかと。攻撃に関しては自分たちが準備してきたことを、向こうは中盤が3枚なのでスペースは比較的空いてくると思ったので、そこをしっかり突ければチャンスはつくれると考えていました。
-山田選手のドリブルから決勝点が生まれたが、今日のプレーについて。
前半は彼らしいよいところも見えましたが、ちょっとシュートが遅かった。後半、相手が3-4-3にスイッチしてきてどうしてもサイドの守備に追われ、攻撃に絡めなかったのが彼の今後の課題かなと思います。ただ、4年生がいない中で、3年生としてキャプテンマークを付けて貴重なゴールをアシストした彼の仕事は、高く評価したいと思います。
-ゴールを決めた三田選手については?
本来は都丸が右サイドハーフのレギュラーを取っていたが、最近疲れが溜まってきたせいかあまり動きがよくなかった。三田は活動量もあるし攻撃も守備もトータルにできる選手。とくに彼はクラブユース選手権の決勝でも点を取っているし、大舞台に強いんじゃないでしょうか。緊張などしないタイプなので、思い切って起用して悪かったら代えればいいという感じで使いましたが、まさか点まで取ってくれるとは思わなかったですね。活動量を含めてよくやってくれたと思います。
-ベルマーレの印象は?
個々のフィジカルは強いという印象を受けましたが、ボールを動かすという点では明治のほうが上回っていたと思っています。最後もほとんど縦1本のパワープレーだったので明治からすれば守りやすかった。
2009Jリーグ ディビジョン2 第44節
2009年10月7日(水)19:03キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 0 後半 0 |
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81 >> 84 | 勝点 | 66 >> 66 |
2分 22 中村 祐也 | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 上野 秀章 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 20 | ペ スンジン | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 5 | 登尾 顕徳 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 2 | 三木 隆司 | 0 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 16 | 挽地 祐哉 | 1 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 8 | 倉貫 一毅 | 0 |
3 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 15 | 青山 隼 | 1 |
1 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 29 | 六車 拓也 | 0 |
2 | 菊池 大介 | 17 | FW | FW | 7 | 徳重 隆明 | 1 |
2 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 13 | 柿谷 曜一朗 | 1 |
1 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 18 | 羽地 登志晃 | 1 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 22 | 日野 優 | - |
- | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 17 | 麦田 和志 | - |
1 | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | MF | 6 | 米田 兼一郎 | 0 |
1 | 鈴木 修人 | 40 | FW | FW | 14 | 石田 祐樹 | 0 |
0 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 10 | ファビオ | 0 |
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---|
得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 3,301人 [天候] 雨、中風 [気温] 16.8℃ [湿度] 85% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 山田 等 [主審] 井上 知大 [副審] 田尻 智計 [副審] 聳城 巧 [第4の審判員] 榎本 一慶 [記録員] 亀井 信也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
ハーフタイムに雨が強くなって試合が中止になったらどうしようと、そればっかり考えていた小心者の反町です。最後まで試合ができてよかったです。
今日こういう天気で、一昨日くらいから吹いていたがボールが止まることもなくて、ゲームのプランとしてはそう大きな影響ありませんでした。
シンプルにプレーするという形は私も言っていますし、相手の監督も言っているので、テニスみたいにドカンドカンと打ち合って、徳島は最後力づくできたので。
まぁ、ここに集まっている皆さんにはあまり面白くなかったゲームだったかなぁと思いますよね。ただゴール裏で応援してくださっているサポーターは一番喜んでくれたんじゃないかと思っています。
徳島さんのストロングなポイントをしっかり押さえるという事は、後半1本外して危険なシーンがあったのですが、それ以外は逆にあんまり崩して攻めるというより、入れてこぼれて拾うという形だったので、今振り返ってみてもどのシーンが一番危なかったかなというような感じのゲームでした。
徳島さんは基本的にそういうチームなので、それでジリジリしているうちに引き分けで終わったりとかこぼれ球が青山とか徳重とか倉貫とかの所に行ってドンっとやられてしまうというケースが、他のチームでも多かったのでそれはもう神頼みみたいなもんですね。どこに転がってくるか分からないから。
ただ、全体的に頭を越えてもしっかり中盤が戻ったりとか、途中から入った選手もその頭を越えたボールに対して中盤を厚くした所もあるので、狙い通りに出来たかと思います。
徳島はなかなか難しいチームなので、勝ち点3が取れたのは非常に嬉しく思っています。
明々後日には天皇杯があるのですが、天皇杯が大得意な明治大学なのでPK戦で勝ちたいと思います。明日からPKの練習をします(会場笑)。
質疑応答
-今日までの中3日をどのように使ったのか?
我々はホーム連戦で試合をできたのが非常に大きかった。徳島さんは笠松に行っておそらく一度帰られたのでしょう。帰ってまたこっちに来た。明日帰れるのかなというところまで心配なんですけど。疲労の色が濃かったので、試合の翌々日を1時間で終えてボールを動かすトレーニングだけにフォーカスしたことが、今日最後まで足を止めずにできたひとつの要因だと思っています。試合の翌日リカバリートレーニングをして、その翌日は午後ウォームアップも入れて1時間で上がらせて、昨日セットプレー等の確認、相手のインフォメーションを与えてどういう対応をするかをやりました。それが奏功したかたちでした。
-前節とメンバーが同じだったが?
ひとつは徳島さんがコーナーから12点取っていること。登尾が5点取っているので彼を誰が抑えられるかというところで島村に白羽の矢を立てて、羽地にジャーン、するとプラン上同じメンバーでやることになる。前の方は相手を見て攻撃のメンバーを代えたりしているが、だから決して中村が偶然点を取ったわけではなくて、ある意味あそこでポイントをつくれるとは感じていました。
ただ、向こうがアンカーひとりかなと思ったらダブルボランチだったので、連勝してきているのに俺らのことを怖がったのかなと俺らはそんなに強くないのにと思いながら試合を見ていました。隙間のところでボールをもらい、シュートで終わるのはひとつのポイントだったので、それを遂行したのがよかったと思います。天皇杯はメンバーを代えるつもりではいます。
-選手交代した時に並びを指示していたが、伝わっていなかったのか?
いや、伝わっているはずです。入れたメンバーが伝えるのが一番いい。そうしたら菊池が「僕どこなんですか」と言ってきたからちゃんと伝えろよと思いながら話しました。僕は高校ではなく、プロの監督なので(笑)ちゃんと伝えたのかなと思いましたが、ただその5、6秒の違いで大きくサッカーの展開は変わるので今後そういうところも話をしていかなければいけない。あと、石田が入ってきたので、石田もコーナーから点を取っている選手だし、大きくはないがヘディングが強く、マークをいじったので言ったということもあります。
-田原選手は今日もよく動いていたが、ケガは完全に治ったのか?
そうでしょうね。治っていなければあれだけ動けないですから。田原は前チームの京都の関係者がびっくりするぐらい90分走りきることができている。サッカーをやっていて楽しいんじゃないですかね。1点目のゴールも田原が胸元に収めて中村が受けてという感じでした。今日みたいな展開になると中盤でポイントをつくることがなかなか難しい。ボールコントロールしてからではなく一山越すという形になったので、田原が活きた試合だったかもしれないですね。
-コイントスに負けたが、前半の風下と後半の風上については?
今日は我々が最初キックオフをやったので向こうが選びました。ただ、今日の風は難しかった。グラウンド上はあまり吹いてない。上が吹いている。できる限り後半我々はサポーターの方に攻めることを意識してやっているので無風状態。向こうもそういうことを考えてやってきたのかなと思います。ただ、思ったよりも始まってみると風があった。それが中村のゴールに繋がったのではないかと思います。後半も同じような感じでした。
-結果としてはOKだったのか?
そうですね。徳島とのゲームは最初に点を取ることが非常に大きなポイント。どの相手もそうですが、先手必勝で2点目、3点目というイメージだったので、向こうが陣地を取って我々がそちらに攻めることができたのはよかったと思います。以前草津戦か何かでやったのとは逆ですよね。
中村選手コメント
長い間得点をとっていなかったので、決まった瞬間はホッとしました。
風もあったし、チームのミーティングで中盤とディフェンスの間が空くという話もあったので、そういうところを意識して思い切ったシュートを打つことができました。
点をとったらチームが活性化すると思うので、前の選手としてそういうことを意識していました。
みんなが同じ意識でやれていると思うし、残り試合もそれを続けるだけだと思う。
色々な状況がありますが、うまく対応していくことが大事だと思います。
スタメンに入れないこともありますが、それは何かが足りないから入れないわけだし、練習や試合で克服していかなければいけない。常にスタメンで試合に出られるように意識してやっていきたいと思います。
寺川選手コメント
早く点が入り、逆に難しくなってもおかしくない展開だったと思いますが、特にディフェンス面で集中してできたと思う。
紘司(坂本)が前に引っ張って走ってくれていたので、その分僕は後ろをケアしていました。上位チームはどのチームもしぶとくて負けない中、食らいつくという意味では大きな一勝だったと思います。
田原選手コメント
(MOMだったが)自分としてはやるべきことをやっただけです。残り時間が少なくなるほど、点を取ること以上に勝ちにいくサッカーをしなければいけないと意識してやりました。できるだけ自分たちのサッカーができるよう心掛けています。自分としては、もっとボールキープできたと思うしもっといい仕事ができたはず。まだまだ反省材料は多いです。
今日の天候は、時折強い風はあったけど、特に気にすることなく普通にプレーできました。
臼井選手コメント
最初に祐也(中村)が決めてくれて、試合自体が楽になりました。とった時間帯がよかったと思います。
少しだけ引いてしまったのが反省点ですが、みんな攻める気持ちは失っていなかったし、球際は厳しくいけていたと思う。
しっかり守備をしながらも、本当は2点目をとれればよかった。とれる時にとっておかないと得失点差というのも重要になってくるので。
大介(菊池)の動き出しもすごくよかったし、豊(田原)も相変わらず強かったし、前からプレスにいってくれると後ろも連動できる。
もう1点とれればよかったけど、ある意味理想のゲームだったかなと思います。
徳島 美濃部監督 試合後コメント
総評
台風が近づいている天候の中、サポーターが来てくれたことに感謝したいと思います。残念ながら結果としてはよくなかったが、ゲーム自体、選手は最後まで頑張ったと思う。
ただ、頑張ったけれども、なぜ0-1なのか、1点差で負けたのか。ゲーム前からメンタルは重要だと、特に湘南は昇格に向けて引き分けでは許されない状況の中、立ち上がりから勝点3を取りに来るサッカーをする。それに対して、我々は8位だからとか、昇格に係わってないからとか、安易な気持ちで入ったらこてんぱんにやられるという予測をしていた。だからメンタルでしっかり戦う気持ちをまず見せないといけない。本当に頑張ってくれたと思いますが、前半から戦ってないというイメージがある。湘南はボール際でスライディングをするし、なんとかマイボールにしようと全員が集中してセカンドボールも拾う。ルーズボールに対しての反応は非常に速かった。前半風下だったということも含めて相手のほうに勢いがあり、それを受けてしまった。結局メンタルの話をいくらしていても、現実的ではない順位にいる我々の方がメンタル面で足りなかった気がします。サッカー全体の流れとしては、風や雨を考えて、どちらが有利に進めていたとか、どちらがいいサッカーをやっていたという感じは僕のなかにはない。湘南とやれる位置まで来たのかなと。ただ勝ち切れない何かは今後埋めていかなければいけない大きなところだと思います。
質疑応答
-アジエルのいない湘南はどうだったか?
アジエルがいるとまた違うサッカーになると思います。中盤のタメや彼の攻撃力は非常に恐いものがある。
-前半の立ち上がり、相手の3トップをうまく捉えきれていなかった印象だが?
捉えていないというか、しっかりとある程度ボールを抑えられたが、中盤のセカンドボールを拾われたからミドルシュートや立ち上がりからシュートを打たれたと思います。3トップについては後ろの4枚でしっかり抑えるプランをもっていたし、それはやってくれたと思っています。
-特に前半ボールを持つ時間は長く外でパスは回っていたが、なかなか中に入れなかった。それは徳島の問題か、それとも相手にうまく守られたのか?
湘南の今日の印象は守備に入った時の切り替えが速く、ボールホルダーに対してプレッシャーに行く時と下がってゾーンをつくる時の使い分けが非常によかったと思う。そこの集中力は非常に高いと感じていた。カウンターに入れるかという時にケアされて抑え込まれたり、ボールは動かしているがなかなかスペースを与えてもらえなかったり、トップにボールを入れてもそこへのプレッシャーは非常にきつかった。我々の問題も多少あると思いますが、最後のところに入っていく中で湘南の守備は今日全体を通して非常に集中力が高かったように思います。
-なかなか3連勝できず連勝の波に乗れないが?
そうですね。よそのチームは簡単に3連勝しますが、なかなかうちはできずに苦しんでいる。そういう新たな目標も含めて残り試合少ないですが頑張っていきたい。
-中盤の六車選手と倉貫選手のところは今日はどうだったか?
坂本、田村、寺川というマッチアップする3人の運動量やボールに対する厳しさという点では少し負けていたような気がします。同じシステムでマッチアップする中で、セカンドボールを拾うところやボールの展開力、動き出しといったところで中盤の3人が負けてしまうと両サイドを取られてしまう。だから中盤は非常に大事だったので、その意味では六車や倉貫には課題が残る。青山にしてもボール際の厳しさなどはまだまだ足りない。そういうところで経験を積んでいかなければいけないという話はしました。
2009Jリーグ ディビジョン2 第43節
2009年10月3日(土)16:03キックオフ 平塚競技場
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2 前半 0 1 後半 1 |
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78 >> 81 | 勝点 | 35 >> 35 |
12分 17 菊池 大介 38分 34 田原 豊 73分 オウンゴール |
得点者 | 54分 10 川原 周剛 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 真子 秀徳 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 3 | 玉林 睦実 | 2 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 5 | 木村 允彦 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 6 | 野本 安啓 | 0 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 50 | 野田 紘史 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | DF | 36 | 竹田 忠嗣 | 0 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 11 | 喜山 康平 | 1 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 48 | 青木 孝太 | 2 |
2 | 菊池 大介 | 17 | FW | MF | 8 | 保坂 一成 | 1 |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 17 | 妹尾 隆佑 | 3 |
1 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 46 | 三木 良太 | 2 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 1 | 李 彰剛 | 0 |
- | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 31 | 大島 翼 | - |
0 | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | MF | 14 | 小林 優希 | - |
0 | 鈴木 修人 | 40 | MF | MF | 10 | 川原 周剛 | 2 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 20 | 武田 英明 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 5,872人 [天候] 曇、弱風 [気温] 24.2℃ [湿度] 59% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 福島 廣樹 [主審] 木村 博之 [副審] 岡野 尚士 [副審] 相葉 忠臣 [第4の審判員] 大塚 真 [記録員] 岩崎 洋
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
前半を2-0でリードしたことがあまりないものですから。私自身も、選手にどう伝えようかなと思ったんですけど、ひとつは2-0からリードしたヴェルディが4-2で逆転されているという話と、我々は福岡戦で2-0からひっくり返されていると。それから学ぶものを今日のゲームに出さなきゃいけないということですね。
そこで、後半最初の15分のあれですから、私の言い方がいいのか悪いのかわかりませんけども、反省しているという感じになりますね。
原因はしっかりと、短い時間ですけども考えて。ハーフタイムのアプローチの仕方を考えなきゃいけないかなと思います。
うちの1点目、2点目は我々がいつも馬入で練習している形で、それは非常によかったと思います。
田原があんなにボールホルダーを越していくのは皆さんも見たことがないと思いますし、1年間というか…1年も経っていませんがここまでやってきた成果が、あの1点に集約されているかなと僕は思っています。これからも続けて、同じようなトレーニング、局面の攻撃で数的優位を作る、一番ゴールに近いところに飛び出していくという形を、これからも続けてやっていきたいなと思っています。
3点目のセットプレー、あれはオウンゴールになりましたが、いいボールが入ったので向こうもは難しかったと思う。修人(鈴木)を含め、後半入った選手が、みんなテンションを下げずにやれたというのも、これからに大きなプラス材料かなと思っています。
質疑応答
-アジエル選手がずっと出てこないのですが、いつ再起できるのか?
ここではコメントできませんが、ブラジルに帰らずに日本にいることは間違いないです。
-岡山の印象は?
今までのゲームを見ていても全体的に攻撃のアイデアなどは我々よりももしかしたらあるのではないかというぐらい、途中で参加した三木や青木などJ1のクラブでやっていましたからアイデアや質は非常にいいと思います。
ただ、前節もそうでしたが、1点失点してしまうとなかなかメンタリティに歯止めがきかないところがまだ少しあるのかなと感じました。ただ、うちは野澤がなんとか防いだだけであって、ひっくり返されてもおかしくない試合でした。チームとしてあまりいい成績でここまで来ていませんでしたが、メンバーを代えずに我慢強くやってきたことが見られるような、巧さとアイデアが攻撃にはすごく見られたと思います。コンビネーションも含めて、これから徐々によくなってくる可能性のあるチームだと思います。
-菊池選手がいい動きをしていたと思うが、彼が伸びてきていることについてどう考えているか?
やはり長丁場なので、新鮮な選手を使っていかなければいけないという側面もあります。なかなかチームの調子が上がらない時に、若い選手が率先して相手を威圧する、仕掛けることが我々にとっては今一番いいのかなと思っています。今日は布監督も見に来ていましたが、これからU-18の召集がかかるので全部の試合に出ることはできないと思いますが、チームとしてはいい刺激になっていると思います。
猪狩や修人、また今日ゲームに関与していない選手も含めて頑張ればチャンスは回ってくるというメッセージを私は送っているんですが、今季初めて点を取れたのはチームにとっても本人にとっても非常に嬉しいところ。よりよくトレーニングを積んでもうひとつステップアップしてもらいたいですね。
-山口選手の代わりに入った島村選手の左サイドバックとしての出来は?
交代で入れたことは何度かありますが、今チームに必要なのは強いメンタリティと球際の争いという点で島村はしっかり整理できて、チームの戦術もしっかり整理してやれるということで今日は選びました。もうひとつはやはりセットプレーの迫力がありますから。山口はまた累積ゼロからスタートしますが、どちらがスタートで行くか悩むぐらいのプレーだったと思っています。
-今度は中3日で手強い徳島がやってくるが?
徳島は調子の悪い時はアメーバみたいにいろいろやっていたが、今調子がいいということは自分たちのストロングなところを出してくるのではないかという意味では逆に我々はやりやすいのではないかと思います。精神的にも肉体的にもいいコントロールをしてホームでできるというメリットを活かすためにも、次も勝点3を取りに行くようなサッカーをしたいと思います。
-鳥栖が追いかけてきているが?
他のチームうんぬんではなくて我々のチームが何ができて何ができないか、やるかやらないか、もうそういう段階なので、あまり他のチームのことを気にしていないというか、どうでもいいという考え方に僕は今もうなっています。
-阿部選手と中村選手の調子がいまいち上がってこない気がするが、他チームに研究し尽くされているのか?
ふたりそれぞれ個性があって当然これだけ試合をやっていればその個性をチェックされることは間違いない。しかし、それで調子を落としたり限界を超えられないようではだめだと思うんですよ。それはもうトレーニングなどで繰り返しやっていくしかない。ここからほかにスーパーマンが助けに来てくれるわけではないので、我々は現有戦力でやっていくということしかないと思います。
菊池が入ったことによって彼らの刺激になっていると思うし、今まだ出てない選手もチャンスをもらって出る可能性もあるし、天皇杯というゲームに出るチャンスもあるし、それをうまく利用してチームの総合力をアップしていくしかないでしょうね。
-リンコンをベンチに入れなかったのは選手のバランスを考えてのことか?
そうですね。ゲームのプランとして、最初はこれでいくと、途中こうなったらこうするという細かい作業でメンバーを選んでいくんですが、リンコンの場合は田原のポジションしかできない。もちろん札幌戦のように2トップにするという選択肢もありますが、なかなかそういうゲームの機会がないので、なかなかリンコンが入ってこないだけであって。一度外から見ることによって彼も整理できますし、当然本人とも話をして納得しているし、今日も練習で非常にいい動きをしていたので、これからまたチャンスは回ってくると思います。
島村選手コメント
慣れないポジションで戸惑うこともありましたが、雄三さん(田村)やジャーンさんなどずっと出ている選手が常に声をかけてくれたのでマークの受け渡しなどもやりやすかった。
1失点は悔やまれますが、とにかく勝つことができてよかったです。
3点目は自分も決めるつもりで飛び込んだのですが、触れなくて残念です。
(次は今季相性の悪い徳島が相手だが?)徳島戦にはこれまで僕は出ていませんが、僕との相性はいいと思うので頑張ります。
菊池選手コメント
まずはチャンスを下さっている人たちに感謝しています。なんとかゴールを決めることができてよかった。
(昨年から伸びたところは?)前に向かって走るところと、ディフェンスの場面はまだまだ課題がありますが、ディフェンスの意識を高く持つようになったので、そういう面でもチームに貢献したいと思ってやっています。
J1で戦いたいので、チームのために走り、得点を決めて、これからも貢献していきたいです。
田原選手コメント
気持ちを込めてシュートを打ちました。
(ゴールについて)自分自身、ケガをして長く休んでいたし、チームも波に乗り切れていなかったので、この1点で乗っていけたらいいと思います。
今日はいい結果で終われてよかった。この流れを断ち切らずに、これからもいいゲームをして、勝点3を積み重ねていきたいと思います。
鈴木修人選手コメント
今日は祐也(中村)や大介(菊池)、シマ(島村)がスタメンに入って、若い選手が頑張っていたので、自分も刺激を受けました。
(オウンゴールを誘ったFKについて)結果を出すことができてよかった。誰にも触られなければそのまま入ったかなと思いますが。
決まった瞬間は、反さんに抱きつきにいきたかったんですけど、みんなが抱きつきにきてくれました。
2-1の状態が続くと苦しくなるので、1点を加えることができてチームを少し楽にできたことはよかったです。
いつも言っていますが、J1昇格が最低条件だと思っているので、監督も言っていましたがこれからは毎試合が決勝戦だと思って、厳しい戦いを勝ち抜いていきたいと思います。
坂本選手コメント
大介(菊池)や島村、修人(鈴木)などをはじめ、なかなか出られなかった選手が結果を出したことは、本人たちがしっかりとトレーニングをしてきたからだと思う。
ピッチの中で特別気にかけたわけではないけど、自分が率先して積極的にプレーすることを意識しました。そういうプレーで感じてもらって引っ張っていけたらと思っていました。
前節の負けで悔しい思いをして、それを受けて今日はホームで恥ずかしい試合は絶対にできないと思っていた。そうやって気持ちを入れて戦えるのはこのチームのよさだと思う。これまでみんなで積み上げてきたものだしなくしてはいけないところだと思います。
本当に次はない、常に決勝戦だという気持ちで戦っていきたい。僕自身、今日も次のことを考えずに全てを出し切るつもりで走りました。
残り8試合というよりも、次の1試合しかないという気持ちで戦う。徳島戦(7日@平塚)までは時間が短いですが、いい準備をして臨みたいと思います。
田村選手コメント
立ち上がりは高い位置からプレスをかけて湘南らしいサッカーができましたが、後半の前半は少し守りに入るようなところが出てしまい、3-1というスコアでしたが自分としては素直に喜べる内容ではなかった。
苦しい時間にもう一歩、二歩いけたんじゃないかと、今振り返って感じています。もう1点をとりにいくという時に、相手を上回る姿勢で戦わなければいけなかった。自分のところでも、もっと球際を激しくいき相手の攻撃の芽を潰せたらよかった。
岡山 手塚監督 試合後コメント
総評
3失点して負けたわけですが、前節早い時間に失点してしまったので、今日、選手たちにはゲームの入り方と、いい守備をしていい攻撃に繋げようと話して臨みました。入りはいいと見ていましたが、1本のクイックのフリーキックから立て続けに2回ピンチを招いて、そこからリズムがまったく変わってしまった。集中力を持続できないなかからリズムを失ってしまったという前半だったと思います。
後半は人を代えてキックオフからたぶん5本目ぐらいのシュートで川原が入れたと思いますが、いいリズムで攻めて2-1にしたところでもう少し辛抱する時間が必要だったと思いますが、リスタートから3点目を失ってしまった。なかなかそこから追いつくのは難しい内容のゲームになってしまったと思います。
質疑応答
-自滅して失点したという印象を受けるが、どのように受け止めているか?
3点とも痛い失点でしたが、今日のゲームプランから考えると1点目のやられ方、そういうリズムになったところがまだまだ足りなかったという風に思っています。
-3失点したが、やろうとしていることはできていたと見受られるが?
多少前節よりは改善された部分はありますが、現実にはゲームとしても勝ててないですし、まだまだやれる、やらなければいけない。運動量にしても予測やアプローチのスピードなどでももっとできた試合もあるので、そういうところを目指して毎試合やっていかなければいけないと思います。
-湘南と3回戦って全部接戦だったが勝てなかったのは力の差があるか?
やはり惜しいこともあったと言いながら湘南は3勝したわけで、少し足りない部分がゲームの流れの中で得点や失点に表れてくると思う。うちがもっともっと90分間のゲームに対してひとつになって戦える時間が長くないと、今の上位のチームにはなかなか勝てないと思います。
ただ、絶対勝てない相手ではないと思いますが、現実にはそこまでやれてないと思います。
-まだ8試合残っているが、開幕時と現在を比べてチームの力は上がってきているか?
攻撃の形をあまりつくれない試合が多い中で少しずつ攻撃ができるようになる。あるいはペナルティエリアに侵入する回数が増えてきた。ただなかなか得点まではいかないという、ずっとそういう流れだった。今日で43試合終わりましたが、何か攻撃のテーマでトレーニングすると少しずつ改善されていく反面それまでやれていたことが少しずつ薄れていってしまって守備のことを意識させると今度は攻撃の方の意識が薄れていく。43試合の中でもそういう繰り返しを経て少しずつは成長していると思いますが、他のチームもゲームを重ねながらいろいろ経験してチーム力として上がっていると思う。
ただ、開幕のころよりも、他のJ2のチームのスピードなどに少しずつ慣れてきて対応できることもありますが、まだまだ90分を通して、あるいは1試合だけでなく2試合3試合とパフォーマンスをアベレージとして出し切るところまではいってないのではないかと思います。
-現在3連敗だが、今最も立て直していきたいところは?
後半は1-1でしたが、攻守の切り替えのところなど最低後半ぐらいのことをやっていかないとどのチームとやっても勝てないと思います。攻守ともに切り替えの部分とボールに対する攻守における執着を出していけば、もう少し攻撃の回数が増えるし、ピンチを防ぐ回数も増えるのではないかと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第42節
2009年9月27日(日)13:05キックオフ 札幌厚別公園競技場
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1 前半 0 1 後半 0 |
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---|---|---|
64 >> 67 | 勝点 | 78 >> 78 |
28分 19 キリノ 71分 19 キリノ |
得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 高原 寿康 | 21 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 西 大伍 | 22 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 1 |
0 | 吉弘 充志 | 2 | DF | DF | 3 | ジャーン | 1 |
0 | 石川 直樹 | 29 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
2 | 西嶋 弘之 | 6 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 1 |
0 | 古田 寛幸 | 27 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
0 | 芳賀 博信 | 18 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
1 | 上里 一将 | 20 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
2 | 藤田 征也 | 7 | MF | FW | 17 | 菊池 大介 | 0 |
1 | 宮澤 裕樹 | 11 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 1 |
3 | キリノ | 19 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 3 |
- | 荒谷 弘樹 | 16 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
- | 柴田 慎吾 | 3 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | - |
0 | 砂川 誠 | 8 | MF | MF | 40 | 鈴木 修人 | 0 |
- | ハファエル | 10 | MF | MF | 9 | リンコン | 0 |
0 | 中山 元気 | 13 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 8,935人 [天候] 晴、無風 [気温] 19.2℃ [湿度] 32% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 石井 茂己 [主審] 家本 政明 [副審] 岡野 宇広 [副審] 二俣 敏明 [第4の審判員] 村山 勝 [記録員] 村山 勝
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
残り20分はオープンな展開になってしまったというか、させたような感じでしたが、それまではどっちが得点して、うちにとっては逆転することもできるゲームだったかなと感じております。
今の我々の実力はこのゲームで出している部分なんですけど、もう1度、自分たちを締め直して続けていくしかないと感じています。
質疑応答
-後半、カウンターを受けた場面などを見るとフィジカル的に難しかったのではないかと感じたが?
コンディションの問題は特にないと思います。夜に移動してきて昼間のゲームだったので、それはまあ準備万端な札幌さんに比べると不利なんですけど、それはまぁアウェーの洗礼ですので。
当然、走るのに自分の自陣に戻って走るのと、ゴールに向かって走るのでは100人中100人、ゴールに向かって走るほうが足が上がるわけで、フィジカル的には大きな問題はないと思います。
人数が、うちが前にかけているだけ走らなければいけないので、その回数が多くなれば当然疲れますから、そういうことはないと思います。
-惜しいシュートもあったが、攻めあぐねていた印象だがそ要因は?
うちのほうがビルドアップのときに持たされているような状況だったのは間違いないですね。縦のボールが入ったところに中盤の3人が挟みこんでボールを奪うというところで、そこでビルドアップのテンポを作れなかった。テンポを作れないところに軽率なプレーで奪われてしまったという、札幌さんにとっては理想的な展開でしたね。
そこをどう打開していくか、中盤のアイディア、数的優位、最後のところの崩しは乏しかったと思います。ボールの保持者と受け手だけの関係ではなかなか得点はとれないですから。相手は最後までラインの統率をして崩さなかったし、我々は崩すことができなかった。これはもううちにはC・ロナウドがいるわけではないので、個人の力というよりも、全員の力で2人、3人と人数をかけてやっていくという根本的なスタンスを変えずにやっていければと思います。
野澤選手コメント
自分たちのよかった時間帯に失点したのが痛い。あれで形勢が逆転してしまった。
もっと自信を持って、コントロールしてしっかり繋ぎ、最後のところでダイナミックになればよかった。今日は最後のところで迫力が欠けていたと思う。
負けたからもう一度引き締めていかないといけない。きょうのように、悪くはなかったけど負けたという状況は、気持ちがふわっとしてしまうもの。負けたという事実をしっかり受け止めなければならない。
残り9試合、J1に上がるのはオレたちだという強い気持ちでやらなければ。10年間待
ち続けたサポーターのために、チームのために、自分のために、今まで信じてきたことを迷わずに出し切りたいと思います。
田原選手コメント
勝ちたかったのが正直な気持ち。0-2はもちろん納得いってない。悔しい。とにかく
悔しいという心境。この悔しい思いは次の試合で晴らしたい。負けていい試合はこれからひとつもないという気持ちで、最初から積極的にいきたい。
ミスは減らしていかなければいけない。やっていいミスと悪いミスがある。チャレンジしたミスはいいが、何気ない横パスとかどっちつかずのパスでお見合いしてしまうとか、そういうミスはよくない。でも、そうしたミスは一声で変わると思う。コミュニケーションをもっと積極的に取って、この後の試合に臨みたいと思います。
坂本選手コメント
勝負の厳しさというか、難しさが出た試合だったと思います。
0-1でリードされていても、絶対に自分たちは取り返せると思っていました。2つ目の失点をせずにゲームが進んでいたら最後の最後まで分からなかったと思う。セレッソの時もそうでしたが、追いかけている展開で0-2にされるというのは厳しい。0-1の時に、もっと我慢強くやっていく必要があったかなと感じています。
攻撃面である程度チャンスは作れていたけれど、もっともっとその回数を増やすのが自分たちの仕事。いかにチャンスを多くしてその中で得点に繋げるかだと思います。
本当に悔しいゲームだった。
ただ、これからチームとして何か違うことを試すということもないと思うし、本当にこれまでやってきたことを試合で出すということだと思う。
粘り強く、気持ちを切らさずにやっていくしかない。大丈夫。絶対に大丈夫です。
菊池選手コメント
結果を求めて、スタートから思い切りいこうと思っていました。45分でダメになったとしても最初から走ってチャンスを作ろうと考えていました。ただ、チャンスを作れてもそれを結果に表わすことができなかった。
失点をしても、みんなすぐに切り替えていたしピッチの中でもよく声も出ていたと思います。まだまだいけると思っていました。
自分の飛び出す動きなど特長を出してチームの結果に結びつけたかったですが、できなくて申し訳なく思います。
まだまだ、走る量も質も足りないと思うし、ボールをもらった後の動きなども修正しなければならないところがある。自分らしさも出し切れていないと思います。
プレッシャーのある中でも、しっかりプレーを出し切れるように頑張りたい。
鈴木修人選手コメント
0-2になってしまい、みんな慌ててしまったところがあった。ターゲットがふたりいたのですが、繋ぐのか、それともサイドから崩すのかハッキリせずどちらも中途半端になってしまった。
ああいう場面でも慌てずにやるということが大切だと感じました。
入った時は、自分のワンボランチになったので、ゲームを作ってやると思って入りました。点をとりにいこうと思ったが形にできず悔しい。
自分たちより順位が上のチームだけでなく、順位が下のチームも迫ってきている。札幌も今日の試合でまだまだいけると思ったのではないかと思う。
でも、他のチームのことを気にするのではなく、自分たちが勝つという気持ちが大事。自分たちのことをしっかり考えて、残り9試合、全力でやっていきたいと思います。
札幌 石崎監督 試合後コメント
総評
過去2回、湘南とゲームをしてかなり悔しい負け方をしているので、今日は何としてでも勝とう、と。同じ相手に3回負けることは絶対に許されない、ということで選手が前半から集中して試合に入ってくれたんじゃないかなと思います。前半、サイドからの攻撃というところでキリノがシュートを決めてくれたんですけど、後半、湘南が前がかりになったところで、カウンターで何本かあったと思うんですが、そういうところで確実に決めていかないと厳しくなってくるんじゃないかなと。相手も1本PKがありましたし、ひとつバーに当たったシュートもあった。ああいうところを入れられるとゲームというのはどういう風になるかわからない。相手が前がかりになったところをうまく攻撃でゴールを決められるように、落ち着いてやっていかなければならないと思います。
残りあと9試合ですね。1戦1戦、次も熊本で過去2回負けてますので、確実に勝って次の試合に向かいたいと思います。
質疑応答
-PKを止めたことが大きかったと思うがGKの高原の動きは?
PKもそうですし、後半CKからのシュートも防いでくれた。今までなかなかファインプレーというのがうコンサドーレにはなくてですね、そういう苦しい時にGKがファインプレーをしてくれるとチームが盛り上がるので、そういう意味でも今日の高原は素晴らしかったと思います。
-3戦連続でゼロに抑えたがその理由は?
DFラインとGKとのコンビネーションということと、特に芳賀のところでボールを奪えているのが大きいと思います。
-石崎監督の求めているチームに近づいてきているのか?
いや、やはりまだまだ目指しているところは高いレベルなので、ディフェンスも攻撃もまだまだ改善しなければならないと思います。今日の前半で言うと、相手は4-3-3とかなり真ん中に人が多いのにそれでもまだ真ん中から攻めようとしている、と。なので、相手のシステムなどを考えてやっていけるようにならなければいけない。自分たちの中から発想を出していかなければいけない。
ハーフタイムでサイドを起点にという話をしましたが、そういうところを自然と選手の中から出てくるようになれば、もっとレベルは上がってくると思う。
-監督が伝えていることはできているのか?
やろうとはしていますけど、技術の面で、ミスが出てしまう。そういうところのレベルを上げていかなければいけない。
ただ、それをやらなければ分からないと思う。今日も何度かイージーなミスはあったが、それをやろうとする姿勢はみられた。とられた後、切り替えて奪い返しにいこうということもできている。
技術があっという間につくとは思わないが、根気よく技術をつけていかなければ。
-試合の運び方はどうだったか?
そうですね、同じような失敗をしないで、自分たちでボールをキープすることはできてきているんじゃないかと。ただ、上里には言ったんですけど、まだ時間があるのにキープするのは早いんじゃないのと。キープする格好でシュートまでっていくなどのずる賢さが必要だったと思う。
失点ゼロで3試合終われたことは素晴らしいことだと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第41節
2009年9月23日(水・祝)19:03キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 0 後半 0 |
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75 >> 78 | 勝点 | 39 >> 39 |
31分 7 寺川能人 | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 山本 浩正 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 28 | 高杉 亮太 | 1 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 5 | アライール | 1 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 4 | チアゴ | 0 |
1 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 15 | 松下 幸平 | 0 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 34 | 渡邊 一仁 | 1 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 24 | 永井 俊太 | 1 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 16 | 赤井 秀一 | 1 |
0 | 菊池 大介 | 17 | FW | MF | 39 | 内田 健太 | 1 |
2 | リンコン | 9 | FW | FW | 8 | 内村 圭宏 | 1 |
0 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 22 | 横谷 繁 | 0 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 31 | 加藤 慎也 | - |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 2 | 柴小屋 雄一 | - |
1 | 鈴木 修人 | 40 | MF | FW | 9 | ジョジマール | 2 |
- | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 11 | 田中 俊也 | 0 |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 20 | 大木 勉 | 0 |
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---|
得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 7,793人 [天候] 曇、弱風 [気温] 24.3℃ [湿度] 55% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 鈴木 保 [主審] 岡部 拓人 [副審] 数原 武志 [副審] 唐紙 学志 [第4の審判員] 亀井 章 [記録員] 武井 俊介
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
ハーフタイムには、1-1だよという話をして送り出しました。結果も1-1で終わったと思います。
内村にはお歳暮とお中元をしっかり贈らなければならないなと思います。
この1点を取るために、我々はハードワークをし、努力をしてきました。GKを外してシュートを打てるのセレッソだけで、我々は泥臭く点を取るしかない。そういう意味では我々らしい得点だったといえるかもしれません。
愛媛の監督が代わってどういう布陣で来るかわからなかったのですが、フレキシブルに対応できた事もあります。
相手も捨て身で両サイドを高くしてやってきて、最後は押し込まれましたが、何とか凌いで勝ち点3を取れたのは嬉しいです。
次はアウェイでセカンドクールから好調な札幌とやるわけですが、勝点3を土産に持って帰れるよう、短い期間ですがいいリカバーをしてリフレッシュしてやっていきたいと思っています。
質疑応答
-前節ベンチにも入っていなかった菊池選手と鈴木修人選手を起用した狙いと評価は?
(前節からの)間が2日ということもあるし、前の方の活性化をしないと厳しい現状を打開できないと思っていて、菊池はトレーニングゲーム、トレーニング、はたまたSBSカップ、仙台カップと日の丸もつけて徐々によくなってきているので、そうしたフレッシュな選手で相手の後ろのラインを怖がらせようと。愛媛のビデオを見て、外国籍選手を含めてこの前は内田だったが、菊池のスピードが生きるのではないかと思いました。途中で入るよりも最初から行けるところまでと思ったが、足が止まらなかったので最後までやらせました。
修人(鈴木)は田村が2試合出場停止で、停止明けでまたリーチからスタートですから、どこか海外旅行に行ってもいいぐらいの立場にいるんですけれども、うちはボランチらしいボランチは永田と修人ぐらいなので、チームの土台をしっかり築くためにも起用しました。途中からダブルボランチにして坂本をひとつ前に出すことによって、相手の永井と赤井のところをしっかりと抑えなければいけなかった。その意図をよく理解してくれて、サイドバックに対してもアプローチは早かった。球際の強さはもともとあるので、あとは活動量やゲームフィーリングを鍛えていけば、残り10試合になったが、チームにとっては大きな存在になる。もしかしたら一番カードを握っている人間かもしれない。以前、徳島戦の時に途中から入って、あまりいい活躍ができないまま終わって消化不良だったので、その悔しさもあって今日はゲームの入り方からよかったと思います。
寺川能人選手コメント
前節は受身になった試合だったが、今日は前から守備をはめていこうという意識で入れました。それによって相手もロングボールが多くなったと思う。自分たちは前でボールを持つことができ、周りが感じながら動き出しもできていた。
もう少し、一定のリズムではなくもっとメリハリがついていけばいいと思う。
(ゴールについて)流れ的にダイレクトで打ったほうがいいと思ってそのまま打ちました。
鈴木修人選手コメント
前回出場した時(徳島戦)は情けない試合をしてしまったので、とにかくチームに貢献したかった。
ベンチで見ていて、中盤でセカンドボールを拾われているというゲームの流れを感じていました。そうやってゲームを感じて試合に入れたことで以前より落ち着いてプレーできたと思います。
今日は入ってすぐにシュートを打ったんですけど、あれが決まっていればと思います。ボールのないところで頑張れていたと試合後に言ってもらえたのですが、今度はボールを持っている時にチームに貢献できればと思います。
51試合もある中で、この後の10試合は総合力だと思います。J1昇格をみんなで勝ちとるために、頑張りたいと思います。
菊池大介選手コメント
最初は正直緊張しましたが、自分らしくやろうと思ってプレーしました。
勝ててよかったですが、まだまだ集中力のない軽いプレーがあって、まだ課題があると感じています。
今年はずっと試合に出られない期間が続きましたが、練習や練習試合で自分なりに意識を高くしてやっていました。
今日、チャンスをもらえたので続けていきたいと思います。
これからの10試合、本当に全員の力が必要になってくると思います。自分のように年齢が下の選手がチームを盛り上げていかなければいけないと思う。
自分たちを信じて、10試合を全力で戦っていきたいと思います。
村松大輔選手コメント
我慢の試合だったと思います。後ろが頑張れば前がとってくれるだろうと信じていました。
最後に少し押し込まれましたが、あの場面はみんながハードワークして戦えば凌げると思っていました。
今日はゲームキャプテンということもあって、勝てて本当にホッとしています。
愛媛 バルバリッチ監督 試合後コメント
総評
試合に関してまず言いたいのは、どんな試合であれ負けることは非常に辛い、厳しいものです。ミスも結構あって、これから毎日の練習の中で改善していかなければいけない。特に試合の序盤、相手の攻撃の時にシュートを撃たれてしまう。その対応が遅れていた部分があったと思います。
ただ、湘南は非常にクオリティの高いチームではありますけれども、我々も最大限の努力をしたので、敗戦という結果は内容からするとあまり現実的ではないものと考えています。湘南に対してリスペクトはありますが、彼らは得点して我々は得点できなかったというところに今回の差があると思います。結果として彼らが勝利したので、それについては祝福したいと思います。
質疑応答
-3トップにした狙いとFWを矢継ぎ早に入れた意図は?
湘南のフォーメーションに対応できるよう前を3枚にしましたが、中盤を厚くしたかったので、4-3-3といっても3-5-2のような形で中盤を厚くして相手の攻撃を防ぎたかった。また、サイドバックのオーバーラップをどんどん使いたかったので、あの布陣にしました。後半2人連続で田中、大木と入れたのは単純に負けていたためで、ジョジマールとあわせてより攻撃的な布陣にして1点差を追いつきたかった。そういうシンプルな意図です。
-愛媛に来て約1週間だが、クラブのいい点と今後の改善点は?
クラブに関係する人々、選手も含めて、また選手間の雰囲気も非常にいいですし、地域の協力態勢も非常に感じています。改善点はもちろんあって、それは毎日のワークで直していきますが、まず選手のメンタル面。例えば11人のスタメン争いを選手全員が意識して争っていく、そういうメンタルの土壌をつくっていきたい。ただ、メンタルについて今日の試合に関して言えばミスから失点して負けてしまったが、そのミスは直していけばいい。今日の試合で選手が表現してくれた気持ち、努力、集中、勝利へのこだわり、負けたくないという気持ちについては何も文句はありません。
-中盤のバランスを保つようにハーフタイムに話されたように、永井選手と赤井選手のバランスがあまりうまくいってないように見えたが?
ロッカールームで直接選手に言うことなので、個人の名前を挙げて評価することはここではできません。今日は配列に関してミスがあったし、自陣でボールを奪った時に素早く展開しなければいけないにもかかわらず、狭いスペースの中で回して失ってしまうというミスもありました。そこは今後、日々の練習で直していきたいと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第40節
2009年9月20日(日)19:04キックオフ 大阪長居スタジアム
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0 前半 0 2 後半 1 |
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78 >> 81 | 勝点 | 75 >> 75 |
61分 11 船山 祐二 69分 4 藤本 康太 |
得点者 | 88分 3 ジャーン |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | キム ジンヒョン | 21 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 羽田 憲司 | 2 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
2 | 藤本 康太 | 4 | DF | DF | 3 | ジャーン | 1 |
0 | 前田 和哉 | 5 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 酒本 憲幸 | 17 | MF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
3 | 黒木 聖仁 | 25 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
3 | 船山 祐二 | 11 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 1 |
3 | 石神 直哉 | 19 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 0 |
2 | 香川 真司 | 8 | MF | FW | 22 | 中村 祐也 | 1 |
3 | 乾 貴士 | 7 | FW | FW | 9 | リンコン | 0 |
4 | カイオ | 9 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 1 |
- | 多田 大介 | 1 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
0 | 江添 建次郎 | 14 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | - |
0 | 濱田 武 | 6 | DF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
- | 尾亦 弘友希 | 16 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
0 | 西澤 明訓 | 20 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
入場者数] 18,874人 [天候] 晴、弱風 [気温] 21.7℃ [湿度] 52% [ピッチ] 良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 古賀 満 [主審] 岡田 正義 [副審] 大塚 晴弘 [副審] 平野 伸一 [第4の審判員] 山崎 和彦 [記録員] 野村 善則
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
思ったよりもグラウンドがボコボコでそれに我々のほうが神経質になってしまった。
セレッソさんはここで練習していたみたいなのでその影響か、技術的には相手のほうが上なので、そうしたボールコントロールの差が最後まで馴染めなかった要因かなと思います。
前半は中学生とプロの試合のようになってしまいました。少しうちのほうが腰が引けていて、少し修正して後半やっとプロチームらしい試合にはなったんですけど。
全体的に押されることは承知の上だったんですけど、前での攻撃のダイナミズムとかアクティビテイとか、そういうものがなかったですね。
そういう状態で退場したら厳しくなるのは当然で、難しい試合になってしまいました。
最後、逆に開き直ってやったら、そっちのほうがボールが動いたし、前にいくようになった。そういう点は次の試合に生かしていきたいと思います。
質疑応答
-前半は相手が持っていた時間は多かったが、相手が焦れていたように見えた。ある意味ゲームプラン通りだったのではでは?
相手をしっかり分析した上で、相手のストロングな部分は抑えていたと思うんですけど、ただ、サッカーは抑えているだけでは勝てないので。特に上のチームには勝たなければ差が縮まらない。
プラン通りと言えばプラン通りですが、後半どうやって戦うのかというところだと思います。
先ほども言いましたが、少し腰を引けたところがあったのと、ボールを持たせていても、取りにいくべきところでいけていなかった。我々としてはもっとボールを奪うべきところで奪うべきだった。
-前回の対戦でのC大阪の違いは?
前回よりもパワーアップしたんじゃないかと思います。マルチネスが離脱したことによって中盤での意識が強くなったし、チアゴが外れたことでディフェンスのコミュニケーションがうまくいっている。いい方向にいっているとは感じますね。
-最後に得点をとったことで順位は3位をキープしたことについては?
草津と甲府の試合は草津が勝ったわけですが、草津は我々からレンタルで出している小林が値千金のゴールを決めて、我々に頑張ってくれというメッセージを送ってくれたんですけど、それに応えられず非常に残念だと思います。
今の段階だと何とも言えないけど、上に食らいついていくこと。この敗戦を次にどう生かしていくか、その1点に絞られると思います。
田村も2試合出られませんし、総力戦になると思っています。
野澤選手コメント
10人だから頑張ったではない。ひとり少ない中で1点返せたからOKではない。
俺たちは長居に、首位のセレッソに勝ちにきたわけで、10人になったからというのは言い訳にならない。前半、攻めることができなかったのも、ひとり少なくなったことも含めてのチーム力だと思う。
残り11試合が本当のラストスパート。頑張るのは当たり前だし、ここからどれだけみんなで一丸となって勝ち点をとっていけるかだと思う。
残り11試合で天国へ行くのか地獄へ行くのか…というくらいの気持ちで戦いたい。
最後、長居まで来てくれた大勢のサポーターが、僕たちがロッカーに入るまで声援を送り続けてくれた。そのサポーターのために、そしてサポーターとともに、次の愛媛戦(23日)に臨みたいと思っています。
田原選手コメント
決して完敗ではなかったと思う。うちの特徴である気持ちの部分は出ていたと思う。
ジャーンの得点は次に繋がる1点だった。
相手がポゼッション率が高いことは分析でも分かっていたけど、自分が出たらうちのポゼッション率を上げなければいけないと思っていました。
前半が0-0だったことがよかったのかどうか分からないけど、最後の最後にはうちのペースになった。失点のリスクを背負ってプレーしたからかもしれません。
まだ試合はあるし、下を向いてはいけない。できるチームだと思うから、最後まで諦めずにやりたい。
(1か月半ぶりの復帰で自分自身は?)チャンスを与えてもらえるなら、結果を出したいと思うし、試合に出たいですね。
痛みはもう大丈夫。普通にやれる状態です。試合に出られて、やっぱり幸せです。
山口選手コメント
前半は押し込まれて、相手のサイドもどんどん上がってきたので、前線の選手に引いてもらうことが多くなり、奪った後で攻撃に人数をかけられなかった。
自分たちがボールを持った時にもっと前へいけるようにしたかった。
(1対1の場面も多かったが?)相手は勝負してくるので、そこはなるべく中にやらせないように心がけました。
10人になったことでより難しくなって、仕方がない部分もあるけれど何もできなかった。
1点目をとられてすぐに2点目をとられてしまったことが痛い。2点目はセットプレーで、自分のマークでもあったのでそういうところをやらせなければ、勝点をとれたかもしれないと思う。悔しいです。
ただ、0-2になってもなんとかしようという気持ちはピッチの中でもみんなから感じたし、上を向いてプレーできた。そこをしっかり次に繋げて、ホームでしっかり勝てるようにいい準備したいと思います。
寺川選手コメント
前半は相手にボールを持たれてしまった。後半はもっとできるかと思っていたけれど、前半の最初から凡ミスが多くリズムを掴むことができなかった。
(凡ミスの原因は?)相手のプレスを実際以上に(そんなに来ていないのにそれ以上に)感じて、チームとしてボールをなかなか前に運べない状況が多かったと思う。
ただ、前回セレッソに劇的な勝利をした後に流れが悪くなったこともあったし、逆に次を勝って自分たちの流れをつくりたい。
中2日ということも、感覚が短くてキツイと感じたことはない。むしろ(間を空けない分)リズムに乗っていけると思います。
C大阪 クルピ監督 試合後コメント
総評
今日の結果は本当にうれしく思います。
勝利という結果が出たことに嬉しいということはもちろんありますが、それ以上に選手たちの気持ちのこもったパフォーマンスを見て、本当に嬉しく思います。
前半、ほとんど湘南にチャンスらしいチャンスを与えずに攻め続けましたし、その中にはPKをとってもらってもおかしくないというシーンもありました。
さらに後半、前半のサッカーを辛抱強く続け、勝利にふさわしい気持ちのこもったプレーを見せてくれた。
また、試合後にサポーターの皆さんが喜んでいる姿を見て、改めて勝利の重みを感じました。
質疑応答
なし
2009Jリーグ ディビジョン2 第39節
2009年9月13日(日)13:04キックオフ 平塚競技場
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0 前半 0 1 後半 0 |
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---|---|---|
72 >> 75 | 勝点 | 27 >> 27 |
89分 8 坂本 紘司 | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 大久保 択生 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 14 | 田中 輝和 | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 3 | 八田 康介 | 1 |
1 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 2 | 早川 知伸 | 1 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 6 | 吉田 正樹 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 5 | 八角 剛史 | 2 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 29 | 鄭 容臺 | 0 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 8 | 小野 智吉 | 1 |
2 | 中村 祐也 | 22 | FW | MF | 13 | 片山 奨典 | 0 |
1 | リンコン | 9 | FW | FW | 10 | 安 孝錬 | 1 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 19 | 難波 宏明 | 3 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 1 | 小山 健二 | - |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 7 | 吉本 岳史 | 1 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 24 | 根占 真伍 | 0 |
0 | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | MF | 11 | 三浦 知良 | - |
- | 原 竜太 | 20 | FW | FW | 30 | エデル | 0 |
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---|
得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 11,888人 [天候] 晴、弱風 [気温] 25.9℃ [湿度] 54% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 沖野 隼夫 [主審] 大西 弘幸 [副審] 鳥越 明弘 [副審] 前田 敦 [第4の審判員] 守屋 友和 [記録員] 多原 良子
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
大雨とか雷とか無く、滞りなく試合を終えた事を非常に嬉しく思っています。
逆に炎天下というんですかね、この1時という非常に過酷な状況の中で、辛抱強く粘り強く戦った結果が、この勝ち点3に集約されているかなと思いますね。
これからもずっとこういうゲームが続くことは間違いないと思いますし、そうした接戦を制してこれからもやっていくしか、我々には残された道は無いんじゃないかなと思います。
全体的にはお互いに決定機を決められず、どちらかというと横浜さんの方がゴールに近い決定機だったかなという風に思いますけども、最後沢山集まっていただいたサポーターの声援が選手の背中を押して、値千金の坂本のゴールに繋がったのかなと思っております。競技場に来てくれた非常にたくさんの方々には感謝したいと思います。
質疑応答
-今日、アジエルを起用しなかった理由は?
コンディションも含めてですね。多くは語れません。
-アジエルがいなくてもよかったのか、それともいた方がよかったのか?
一部分では当然いたほうがいいし、逆の面もあるし、それはご想像にお任せしますが、我々はアジエルに頼っているチームではないということは言えると思います。
-警告による出場停止者も出さなかったことで、次節のC大阪戦にベストメンバーで臨めるが?
我々のベストメンバーはいつも考えているわけではなく、その都度練習でしっかりやった人間をピッチに送り出すだけです。リーチが何人かいるので、警告(による出場停止者)がいないということはプラスに捉えて1週間いい準備をしていきたい。
-今日はゴール近くまでボールを運びながらシュートまで行かなかったり、ミスでパスの息が合わなかったり、全体的にチームとしてのパフォーマンスが落ちているように見えました。もちろん炎天下などいろんな要素があると思いますが。
そうですね。J1ならとっくにシーズンが終わっているような試合数ですから、疲労の蓄積は当然あると思います。ゲームにはそれぞれ色んな顔かたちがあるので、今日は無骨なゲームになったことは否めない。
ただ、ボールをどう取られているか。サッカーはミスのスポーツなので、サッカーゲームみたいにうまくいくはずはないし、相手もいる。ボールを前に運んでのミスや取られることはしょうがない。横浜FCのようにしっかりと2列つくって、自陣にリトリートして包囲網をつくってくると、たぶん横浜FCはこれからもこのやり方をずっと続けていくと思いますが、これはなかなか点が取れないですよ。
するとこちらから飛び込んでいかなければいけない。飛び込んでいくには勇気もいるし、カウンターのリスクもある。そのギリギリのところで最後の得点はクサビのボールにギリギリで触り、そこで坂本が入れた形です。それを我々は89分続けていた。89分続けているから最後に実ったわけで、ミスを恐れてボールが横に逃げていたら0-3ぐらいでやられていてもおかしくない。だから、そこでミスをするのは承知だと。でも、そこで飛び込んでいかなければ勝点3は取れない、0-0の試合になる。
だから、おっしゃることはわかりますが、当然体力的にも重く、何人かハーフタイムに指摘したが、それは週明けからまたしっかりとフィジカルトレーニングをして体を鍛え、リフレッシュさせてアウェイの地に行きたいと思っています。
-非公開練習を実施した成果と途中から村松をサイドバックに起用したことに関して
村松の右サイドバックはアンダーカテゴリーで何度かやっているのは知っているし、苦肉の策ですが悪くはなかった。これからもそういう感じはあるでしょうし、こうなってくると総力戦なので、これからも非公開練習をたくさんして、みなさんに情報を公開しないようにしたいと思います。
-他の上位チームに比べてFWの得点が少なく、勝っても1-0という印象があるが、その原因は?
そうですね。けが人が何人かいるのと上位チームは逆に溢れるぐらいFWがいる。J2の他のチームが締切ギリギリで獲ったのはみんなFWの選手。でも我々はFWの選手を獲ればいいかというとそうではなくて、みんなで点を取るためにどうするかをチームとしてやってきた。
誰かに頼ってやっているようだと長丁場でやっていけない。もちろんクリスティアーノ・ロナウドがうちに来てくれればいいですが、予算の都合上できないわけだから、我々は何をしなければいけないか、という方に視点を変えてやってきています。
もちろん大量得点は最近取れていないですが、逆に第2クールに比べればディフェンスは粘り強くなった。しっかりと整理してやれるようになった。視点を変えればいいところもたくさん増えています。また追加点を取れるようなトレーニングをこれからもしていければいいと思います。
-下位の横浜FCとの対戦だったが、今日の勝利の大きさや意味は?
上位も下位も今はないです。我々は目の前にあるゲームに集中するだけ。ただ、第3クールに入ってから引き分け止まりで、また点を取ったのも89分という時間でふたつ勝ち星を挙げたわけですが、トレーニングからずっと足を止めずにやっている成果だと僕は思っている。それが実ってきているかなと。
-再び長居で大入りになると思うが、前回のような4-3の試合になるのか?もしくはスコアの動かない展開となるのか?
占うことはできませんが、できるかぎりのことをやってベストを尽くして闘うしかないと思います。我々のよさを全面的に出して、西の横綱にぶつかっていきたいと思っています。
坂本選手コメント
(ゴールシーンを振り返って)自分ではその時のことをハッキリ覚えていないくらい無心でした。
本当はもっと早い段階でとりたかったのですが、最後まで諦めず巡ってきたチャンスに決められたことはよかった。
ダービーでは今季2勝していますが、横浜FCには新しい選手も入ったので過去2戦のことはあまり考えず、新たな試合だと思って試合に入りました。
ミスが増えるとリズムを掴むことは難しいけど、うちはそれでもミスを恐がらずにやるということを徹底して戦いました。ミスになろうともゴールに繋がるサッカーをしようとチャレンジしました。
今日は本当に勝点3をとれたことが全てです。上位にプレッシャーをかけることもできたと思う。
僅差の試合がこれからも続くと思うけど、ちょっとした細かい部分が勝負を分けると思います。細かい部分をみんなでしっかりとやっていきたい。
開幕の時から昇格をするという気持ちでやっています。毎試合、強く思いながらのこの12試合を戦っていきたい。
猪狩選手コメント
最後5分、得点のほしい時間帯に入り、相手の足も止まっていたので、走って裏に抜けてとにかくゴールに繋がるプレーをしようと思っていました。祐也くん(中村)も繋いでくれてゴールが決まったのでよかった。紘司さん(坂本)のシュートは本当に素晴らしかった。今、短い時間ですが使ってもらっているので、今後はもっと長く使ってもらえるように練習からアピールしていきたいと思います。
田村選手コメント
拮抗した難しい試合になるだろうという予想どおりのゲームでしたが、後ろがしっかり我慢して、そして最後に気持ちの一番強い選手が決めてくれたと思います。みんなもそれを感じ取ったと思う。
ゼロに抑え、最後にああいう形でゴールが生まれた。勝つことができてよかったです。
臼井選手コメント
最初から積極的にいこうと思って試合に入りました。キャプテンのプレッシャーも自分の中ではあったし、何としても勝ちたかった。
点を決めなければ勝てないと思っていたので、自分で点を取るつもりだったしチャンスメイクもできればと思っていました。攻撃の迫力や勢いも意識しました。ただ、そうしたら足が攣ってしまった。
今日は本当に勝てて嬉しいです。紘司くん(坂本)が得点をとってくれたことも嬉しかった。
これからも最初から飛ばしていきたいと思います。次のセレッソ戦、思い切って臨みたいと思います。
野澤選手コメント
これから昇格争いを勝ち抜いていくためには、もっと頭を使ってプレーしなければいけないと感じました。
自分たちのミスでリズムを崩していた。相手どうこうじゃなくて、もっと自分たちのサッカーに責任をもってプレーしなければいけない。
ただ今日は、本当にたくさんのサポーターの皆さんが来てくれて、声援もすごく聞こえてきて、その中で勝つことができたことは本当によかったと思っています。
横浜FC 樋口監督 試合後コメント
総評
決定力の差というか、勝負強さの差というのが今日の結果に表れたと思います。非常に残念です。
ただ、このきつい5連戦の日程の中、前の試合から1日半ぐらいしか空いていない状態の中でも選手達は本当にこのダービーという試合の重さ、大事さをしっかり胸にもって本当に最後まで走ってくれたと思います。その部分は本当に選手を評価したいと思います。
ただ、結果というものをしっかり受け止めて、今シーズン残り12試合になりましたけれども、また積み重ねる作業をしていきたいと思います。
質疑応答
-最後の交代がエデル選手だったが、難波選手と交代させた理由は?
エデルが裏に飛び出したり、相手と入れ替わるスピードを持っているという部分でパスを出せる選手を1人残しておきたいというところでは安孝錬を残しておくと。彼の特徴を引き出すためにそうしました。
-フォワード同士の交代にした理由は?
1つのプランは、エデルを一番ゴールに近いところでプレーさせたいということです。
-湘南との試合は3試合とも接戦だと思うが、1度も勝てなかったことについてどのように感じているか?
正直、神奈川ダービーと名がつくゲームで結果3連敗というのは本当に悔しいです。その差については正直1試合毎に埋まってきた印象があります。
今日は我々にも十分勝つチャンスがあったと思います。ゲームの構成の部分では、お互いどうやって相手を崩すかというところで、それぞれの特長をもった中で今日はそれぞれが相手の良さを出させない中でも、出し合うというところでは僕らもある程度ゲームを組み立てられたと。
ただ、その差は最初に言いましたように決定力の差というか、そこが結果に現れていると思います。
-アジエルが出場しなかったことについて
ちょっと正直驚きました。多分出てくると思っていましたが、彼がいないことで特にラストパスの精度という部分では、少し脅威は減ったかなと思っています。
-最後の5分間に走れなかった部分があるように見えたが、これは連戦の影響か?
僕はこの中2日の強行日程の中では非常に選手は走ったと思います。走れなくなったというよりも、むしろ最後で切り替わった瞬間も相手の間延びした所を突いていけていたと思っています。
2009Jリーグ ディビジョン2 第38節
2009年9月6日(日)18:04キックオフ 岐阜メモリアルセンター長良川競技場
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1 前半 0 0 後半 1 |
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47 >> 48 | 勝点 | 71 >> 72 |
37分 7 菅 和範 | 得点者 | 62分 8 坂本 紘司 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野田 恭平 | 1 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 冨成 慎司 | 19 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
0 | 菊池 完 | 3 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 1 |
0 | 田中 秀人 | 4 | DF | DF | 3 | ジャーン | 2 |
0 | 秋田 英義 | 6 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 菅 和範 | 7 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
0 | 橋本 卓 | 23 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
0 | 嶋田 正吾 | 14 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
2 | 高木 和正 | 11 | MF | FW | 10 | アジエル | 0 |
3 | 西川 優大 | 16 | FW | FW | 9 | リンコン | 3 |
3 | 佐藤 洸一 | 18 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 3 |
- | 曽我部 巧 | 31 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
0 | 須崎 恭平 | 28 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | - |
- | 徐 冠秀 | 8 | MF | MF | 18 | 鎌田 翔雅 | 0 |
0 | 染矢 一樹 | 20 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
0 | 押谷 祐樹 | 27 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 0 |
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---|
得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 3,782人 [天候] 晴、弱風 [気温] 27.6℃ [湿度] 57% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 大栗 克元 [主審] 佐藤 隆治 [副審] 大西 保 [副審] 村井 良輔 [第4の審判員] 羽矢 吉見 [記録員] 小林 佐富朗
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
私の戦略的なミスで、前半はまったくいいところがなく別のチームみたいでした。
選手が伸び伸びとサッカーをやっていないということは私のミスなのでそれを素直に受け止めなければいけないと思います。
後半、持ち直して1点返しましたが、時すでに遅しという感じで勝点1に留まってしまった。
勝点3とれるゲームの流れ、勢いはありましたが、最後のところで痛み分けということになってしまった。
岐阜は思い切りのいいチームで第2クール、第3クールと、特に第3クールは-言い方は失礼ですが-失うものなく前への推進力が非常に出てきて、非常に危険なチームだと感じていました。
今の状態を考えると、しっかりゲームに入って後半勝負という形でしたが、机上論はうまくいなかいと感じた試合でした。
次は横浜FCとの神奈川ダービー(9月13日)ですが、勝点3が大命題となるので、しっかりトレーニングし、昇格戦線に残りたいと思います。
質疑応答
-栃木戦と比べると右サイドの攻撃がよかったが、攻撃面での指示は?
岐阜さんはボールサイドでボール奪う守備を徹底してくる。そこを掻い潜れば逆サイドが空く。それは必然なので、じゃあサイドを使おうというところでいきました。それを左サイドでも同様に出来ればよかったのですが、今日は左サイドが少なかったですね。
-後半に岐阜が背の高いFW2人を代えて、比較的1.5列目でプレーする選手を多く入れてきたが、それに対してやりにくさ、やりやすさはあったか?また、後半から村松選手がアンカーに入ってから攻撃が活性化したが、その狙いは?
向こうが高木をトップ下に置いて中盤で数的同数にしてきたのは、反対に向こうのよさが消える。岐阜さんのカウンターは前線に2人いることで効力を発揮する。向こうのストロングポイントが見えなくなったのはあります。
村松はそこ(ワンボランチ)で使ったのは2回目。今日の試合でそこがしっかりとこなせることが分かったので、今後累積警告などで欠ける選手が出た時ににひとつのオプションとして持てるのはプラス材料だと思います。
坂本選手コメント
システムの立ち位置が変わったとしても第3クールに入っているわけだから、アウェイであっても、また慣れない気候であっても、もっともっとみんなで汗をかいて立ち上がりから闘わなければいけなかった。
前半0-0でいければいいという気持ちが選手に少しでもあったなら、それは甘いと思うしあってはならないことだと思う。
1点ビハインドになってやるしかないという状態になってからスイッチが入るようでは遅い。先制点をとって主導権を握るという戦い方がこれまでのベースとしてあるわけだから、そこは変わらずにやっていきたいと思います。
(ゴールについては?)久しぶりのゴールでしたが、得点から遠ざかっていた分シュートシーンに力みがあったのですが、今日は落ち着いてコースを狙って打つことができた。今後に向けてもきっかけとしてはいいゴールだったと思います。
前半の立ち上がりからみんなに火をつけられるように、それが自分の役割だと思うから、また次からそういう気持ちでやっていきたいと思っています。
寺川選手コメント
前半はなかなか攻められずに、全体的に気持ちもピッチに落ちていないような状態だったので、情けないような試合でした。
どんな試合でも、そういう部分は最低限出していかなければいけない。なんとなくいけるだろうという意識があるようではいけない。
後半は、ボールもすごく動いたしうちらしい戦いができた。終わってから言っても仕方がないけれど、それを前半からやれればよかった。
後半よくなったということを次に繋げなければいけない。1試合1試合が最後のつもりでやらなければ。そんなに甘くないのだから。
島村選手コメント
前半は消極的というかアグレッシブな部分がなく相手に主導権を握られてしまった。
自分としてもビルドアップの場面で前に入れることしかできなかった。もっとコミュニケーションをとって工夫しなければいけないと感じました。
後半、みんなで話をして勝ちにいくんだという意識を出そうと、積極的にいくことができました。
(シュートチャンスもありましたが?)自分としてもチャンスはありましたが決め切れなかった。惜しいでずっときてしまっているので、決めるところで決めなければ勝てないということも感じています。
(田村選手が出場停止でしたが?)どういった形でもすぐに対応しなければいけないし、自分たちがやらなければいけないと思っています。
ジャーン選手コメント
前半は自分たちのサッカーをまったく見せられずになかなか前にボールを運ぶことができなかった。
理由はどうあれもっとできたはずだし、自分たちはプレーで見せられたはず。もっといい結果に自分たちがもっていかなければいけなかった。
後半はよくなったと思うしチャンスがあった。前半に比べれば前にボールを運べる機会も格段に増えた。
ただ、引き分けというのは、自分たちが求めていた結果ではない。今日は本当に悲しい結果になってしまった。
しかしだからこそ、次の試合に向けて選手一人ひとりがやらなければいけない。ましてやホームでの神奈川ダービーということもあるので、言葉でいろいろ言う前に体で、プレーで表現しなければ。
準備できる期間があるので、練習に真摯に取り組みたいと思います。
岐阜 松永監督 試合後コメント
総評
過去2分けしている湘南との対戦ということでしっかりとホームでの試合をモノにしようと選手を送り出しました。前半は岐阜の試合、後半は湘南の試合でした。これで1-1の痛み分け。ここまでアウェイ2連戦をこなした後のホーム。フィジカルなどの調整が難しかったが、選手はよく頑張ってくれた。
次は富山。コンディションを整えて、しっかりと準備したい。今日の相手は首位争いをしているチーム。そのチームに3回やって1度も負けなかったことは収穫だと思っています。
相手の3-4-3に関しては、湘南は何かやってくるなとは試合前から思っていました。しかし、湘南の前半の戦い方は、こっちに対してリスペクトし過ぎていたのかなとも思います。後半、4-3-3になって、出鼻をくじかれた形となりましたが、相手に追加点を許さずに、粘り強くやってくれたと思います。
質疑応答
なし
2009Jリーグ ディビジョン2 第37節
2009年9月2日(水)19:03キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 0 後半 1 |
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70 >> 71 | 勝点 | 21 >> 22 |
18分 10 アジエル | 得点者 | 75分 20 河原 和寿 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 柴崎 邦博 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 19 | 赤井 秀行 | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 32 | 宮本 亨 | 0 |
1 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 5 | 落合 正幸 | 1 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 6 | 入江 利和 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 20 | 河原 和寿 | 3 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 15 | 鴨志田 誉 | 1 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 13 | 本橋 卓巳 | 2 |
3 | アジエル | 10 | FW | MF | 18 | 向 慎一 | 5 |
0 | リンコン | 9 | FW | FW | 28 | レオナルド | 1 |
0 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 30 | 崔 根植 | 3 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 29 | 小針 清允 | - |
- | 阪田 章裕 | 14 | DF | MF | 17 | 伊藤 淳嗣 | - |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 8 | 栗原 圭介 | 1 |
0 | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | FW | 11 | 石舘 靖樹 | 0 |
- | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 36 | 若林 学 | 0 |
|
|
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---|
得点経過
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|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 3,856人 [天候] 曇、中風 [気温] 23.0℃ [湿度] 66% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 小畑 穣 [主審] 山西 博文 [副審] 大川 直也 [副審] 唐紙 学志 [第4の審判員] 榎本 一慶 [記録員] 亀井 信也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
今日は全体的に少し集中力の欠如というか、ボケてしまったようなゲームの展開でした。
点を取るまでは我々の目指しているサッカーでしたが、取った後はすっかり寝てしまって。前半に追いつかれていれば、裏返されてもおかしくないようなゲーム展開でした。
一人少なくなってからでも、我々は1点を取るという姿勢を見せていたんですけれども、現実的には厳しい。
90分の中で少しでも隙を与えてしまうと、というところは反省しなければならない。
逆に隙を突くチャンスがあったにも関わらず、追加点を取れなかった。
これはよくある監督のコメントですけど、痛かったですね。
終わったことを振り返ってもしょうがないので、またゲームも近いですし、岐阜で勝ち点3を取って帰ってきたいと思います。
質疑応答
-次節は田村選手が出場停止となるが?
イエローカードをもらっていたので2試合の出場停止かなと思ったら、退場してしまったので、次の1試合だけということになりました。我々はシーズン前から誰が出てもチームのクオリティとクォンティティを落とさないという考え方でやってきたので、逆に連戦の中の疲労も踏まえればフレッシュな選手ができるという面もある。ポジティブに捉えていつか彼は出場停止になると考えていたし、チームの総合力が問われるゲームでもあるので、頑張ってやりたいと思います。
-残り試合が少なくなってきて、昇格争いの硬さのようなものは感じられたか?
いや、全然ないと思いますね。残り少ないといってもまだあと14試合ありますから、先という言い方は変な言い方だが、その最終形まではまったく見えてない。今ここで何をすべきか、何をしなければいけないのかをやっていくしかないと考えています。
阿部選手コメント
先制のシーンは、リンコンがキープしてサイドのスペースが空いたのでそこから前を狙いました。リンコンともずっと一緒にやっていたのでコンビネーションは問題ないです。
前で収めてくれると自分も前へいきやすい。パスミスがあると難しくなりますが、ハマった時にはいい形で終われる時もあったので、続けていくことだと思います。
もっとやり切るということを意識したい。やり切れば得点にも繋がるし、シュートで終わればカウンターを食らうこともないのでやり切ることが大切だと思います。
難しいゲームが続くと思いますが、相手よりも動くことがうちのベースだし、サポーターの存在もあるので気持ちだけは負けたくない。走り切るという意識でやっていきたいと思います。
臼井選手コメント
点を取ってからの戦い方だと思います。ディフェンスラインが引いて、クリアしても全部拾われてしまった。後半持ち直したと思ったのですが、失点してしまった。最近1得点が続いているので、いかに2点目を取るかを意識して取り組んでいきたい。
最後までやり切るということができていないと思います。そこからカウンターを受ける場面もあるし、やり切って攻撃を終えることが大事だと思います。
下を向かずにやっていかなければ。いかに切り替えるかだと思います。気持ちを持ち直していけば問題ないと思う。
坂本選手コメント
1点をとった後、2点目をとることができればうちのゲームにできたと思う。相手にみすみすペースを与えてしまった。
どこのチームも対策をしてきますが、自分たちのよさを出すためのシステムでやっているので、やり方を変えるのではなくうちのサッカーで相手を上回れるようにならなければいけない。
ミスが増えてしまったので、もっと集中力を高めて戦わなければ。
クロスの対応はある程度できていたと思いますが相手がワンボランチの脇を狙ってきていた。その時に、後ろに人数が余りすぎていたように感じました。人数はいるのに
ボールにいけていなかったので、もっとアグレッシブに、近い人がボールにいくことが必要でした。
勝負がかかってくると守ろうとする意識も生まれがちですが、こわがらずに強気でいきたい。
自分たちのシステムで自分たちのよさを出せば勝てると思います。
野澤選手コメント
今日の引き分けは決していい結果とは言えませんが、もちろん何も終わっていないし、ここからが本当の戦いだと思って次に臨みたい。
守備については、失点の場面以外はある程度抑えられていたと思います。
仲間を信じて戦い続ければ、もう一度必ずうちの流れになると思う。
1試合1試合、これまでやってきたすべてを懸けてやっていくしかない。
アジエル選手コメント
全体として試合の入り方はよかったと思うし、僕自身も点をとることができた。いい試合になるはずでしたが、ああして点をとられて追いつかれてしまった。
自分も含め、決定的な場面が何度かあったにも関わらず、追加点をとることができなかった。
こういう試合は、決定機を逃すと難しい展開になってしまう。サッカーはやはり、決めるべき時に決めなければ相手にチャンスを与えてしまうのだと感じています。
栃木 松田監督 試合後コメント
総評
不用意なミスから失点してしまい、その意味ではこのところずっと勝てていないチームなので難しい入り方になってしまったと思いました。しかし、前半の戦い方、後半の点が入るまでもそうですが、選手は本当に一生懸命やっていたので、どこかで必ず追いつける試合展開だとも思っていました。何とか逆転勝ちしたかったが、結果が出なかった。頑張りだけではいけないし、いいサッカーだけでもいけない。失点するところ、2点目を取れなかったディテールをまた追求していくしかないと思っています。
質疑応答
なし
2009Jリーグ ディビジョン2 第36節
2009年8月29日(土)19:03キックオフ レベルファイブスタジアム
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0 前半 0 0 後半 1 |
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---|---|---|
39 >> 39 | 勝点 | 67 >> 70 |
得点者 (得点時間) |
89分 リンコン |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 吉田 宗弘 | 22 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 山形 辰徳 | 3 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 2 |
2 | 丹羽 大輝 | 27 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 田中 誠 | 4 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 釘崎 康臣 | 24 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
1 | 阿部 嵩 | 31 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
0 | 宮原 裕司 | 20 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 3 |
2 | 田中 佑昌 | 11 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
0 | 大久保 哲哉 | 19 | MF | FW | 22 | 中村 祐也 | 2 |
1 | 久藤 清一 | 7 | MF | FW | 9 | リンコン | 2 |
2 | 高橋 泰 | 18 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 2 |
- | 六反 勇治 | 23 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
0 | 柳楽 智和 | 13 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | - |
- | ウェリントン | 6 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
1 | 城後 寿 | 10 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
0 | 中払 大介 | 14 | MF | FW | 13 | 鈴木 将太 | 0 |
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---|
得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 10,914人 [天候] 曇、弱風 [気温] 27.1℃ [湿度] 75% [ピッチ] 不良、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 吉田 篤良 [主審] 村上 伸次 [副審] 小椋 剛 [副審] 数原 武志 [第4の審判員] 奈良 将之 [記録員] 大塚 唯史
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
どちらに転んでもおかしくないゲームだったことは間違いないですね。最後に得点しましたけれど、その前に野澤の頭の上に行ったシュートが入っていたら、全く逆の結果になっていた試合だったと思います。
福岡とは3試合目ですが、今日は非常に強かったですね。我々は大久保と高橋のラインを上手く抑えることができたので、ゼロで抑えることができましたが、これがダブルボランチのチームだとすると、そこは非常に脅威となるんじゃないかなと思います。福岡は、ここのところボールをポゼッションするというよりも、佑昌(田中)を中心としたカウンターが効果的になっていたので、ハーフタイムにもそれを注意するようなコメントをしました。相手の攻め残った選手に対して我々が少し腰が引けて、攻撃のリズムが作れなかった。我々は技術がそんなにあるわけではないので、ボール触るのに神経質になってしまった。それがリズムができなかった要因かなと思います。
こういうゲームでも、泥臭く、アウェイで勝点3を取れたというのは大きいんですけれども、次のホーム(9月2日vs栃木戦)が非常に大切になってくると思うので、これで調子に乗らずに、しっかりと準備してやっていきたいと思います。
質疑応答
-ピッチ状態が悪かったが影響はあったか?
我々は中盤で数的優位を作るというのがひとつの狙いとしてあるので、非常に厳しい面はありました。ただ、、それに合わせて違うサッカーをやるのではなく、我々は今までのサッカーをやろうということでピッチに送り出したつもりです。お互いに、特に前半は長いボールが多くてテニスみたいなゲームだったかもしれません。どうしてもプレッシャーが強い中、そうならざるを得ないような展開であったことは間違いないですね。
そうすると、最後の決定力が高橋、高さのある大久保、絶好調の佑昌などにかなり手を焼いたことは間違いないと思います。長いボールの後のボールを取れた時はいい形が作れますけれども、そうでないときはやられてしまう。そういう展開だったと思います。
-鈴木(将)を途中で投入し再び途中で猪狩と交代させたがその意図は?
苦しい時間帯に鈴木を入れたので、攻撃はもちろん、守備にも貢献してもらわないといけなかった。しかし、まるでカウンター要員のように前に残っていました。結局、相手のサイドバックである釘崎がボールを持っている時に、プレッシャーにいっているのが臼井や坂本で、寺川が鈴木を追い越して行っているようでは、何のための交代だったのかということです。途中から入るのは久々なので難しいのは分かるんですけれども、短い時間でも準備をしてきているからにはやらなければいけない。そこで断腸の思いですが、猪狩を入れてアプローチをさせるということでした。鈴木はドリブルの力とか、突破の力はチームでN0.1なので、そこに懸けようと思ったは、そういう形がなかった。猪狩には、ダイアゴナルな動きをたくさんさせて、リンコンの後ろに入って行けということと、切り替えを早くして守備をさせるということが狙いでした。チームに勢いがついたのは、どちらかというと交代で入った猪狩の方だったと思います。こういう交代はあまりやったことがないのですが、チームのためにはやらざるを得ないと思い、断腸の思いでしたが決断しました。
リンコン選手コメント
厳しい試合でした。ピッチもああいう状態でなかなかチャンスがなかったけれど、少ないチャンスをモノにすることができた。
(得点の瞬間は?)ロスタイムでの得点ということで、もう言葉には言い表せないくらい嬉しい。本当によかった。
古巣を相手に、しかもこのスタジアムでの試合だったので、自分にとってはホームというくらいの感覚でした。いいプレーをしてゴールをすること、それが今日の使命でした。
福岡も本当にいいサッカーをしたと思う。いいチームだと感じました。久藤などは経験豊富な選手ですが、うちのDFがやらせないようにしっかり対応できていた。最後の最後に、やらせないようにDFがあれだけ頑張ってくれた結果だと思う。
田村選手コメント
消耗するゲームでしたが、後ろが耐えていれば前がとってくれると信じていました。
しっかり守ってスキをついたところをリンコンがとってくれた。
厳しかったですが、最後はうちが勝てたゲームだったのかなと思います。
得点のシーンとなったトップでためて2列目が動き出すという形は、監督から練習やミーティングで繰り返し言われていたものでした。
そして何よりも失点ゼロで終われたということが嬉しい。
ただ、次に勝たなければ意味がないという気持ちです。水曜日の栃木戦が重要です。
坂本選手コメント
攻撃面は、前半特にピッチの状態を意識しすぎたのかなと思います。こういうピッチ状態は最近なかったこともあり、気を遣いすぎてしまい、攻撃のリズムが掴めなかった。
90分を通してゴール前で細かく繋いで崩していくというところは出せなかった。普段は3トップにボールを収めて全員で攻撃を仕掛けるスタイルですが、今日はボールを収めるのは大変だったと思います。
(アジエル不在については?)やはりラストパスの回数が少なかったと思います。特に、危険なスペースに送られるラストパスは少なかった。僕自身も走りこむ回数はいつもより少なかったと思います。
今日は本当にみんなが我慢強く集中力を切らさずにやれたことが収穫です。
次はホームなので、自分たちのよさを出して戦いたい。僕自身も今日はフラストレーションが溜まるようなところもあったので、次やってやるという気持ちが一層強くなっています。
今日はとにかく重要な一勝だったと思います。
村松選手コメント
後ろがしっかり守れば、前が決めてくれるんだと改めて感じました。
グラウンドの状態が悪く、うちの持ち味である速いパス回しからの崩しというのはなかなか出せなかった。
守備に関しては、失点をゼロに抑えられたので本当に嬉しい。大きな一勝だと思います。
カードは残念ですが(累積4枚目で次節は出場停止)、残り試合の1試合1試合をトーナメントのつもりで、大切に戦い、勝っていきたいと思います。
阿部選手コメント
気持ちの勝負だったと思います。試合中にもずっと“勝つ、勝つ、勝つ”と念じていました。その強い気持ちが結果に表れて本当によかった。
ピッチの状態が難しく、慣れていなかったので長いボールが多くなりましたが、前半よりも後半のほうが少し慣れてプレーできた。
こういう形で、とにかく1-0でもいいから勝っていくことが大事なんだと思います。
本当に気持ちを最後まで強く持ち続けることだと再確認した試合でした。それを常に持ち続けてやっていきたいと思います。
山口選手コメント
気持ちの勝負だったと思います。今までロスタイムで悔しい思いをすることのほうが多かったですが、今日はうちに転んでくれた。
ピッチがかなりボコボコしていたので、立ち上がりはシンプルに入れてセカンドボールを拾おうとしました。ただ少しグラウンドを意識しすぎたかなと思います。
守備に関しては、みんなが自分の役割を果たして、マークにも責任をもってやれていたと思います。
次、とにかく勝てるように頑張りたい。自分たちの攻撃を出せれば、次はもっといいサッカーができると思います。
福岡 篠田監督 試合後コメント
総評
結果は非常に残念な試合でした。選手たちは90分間、非常によく戦ったと思います。湘南の良さをほとんど消して、自分たちでゲームの流れを掴むことができた。ただ、失点シーンは、前がかりになってカウンターから食らったもので、やはり反省しなければ。負けるのと、引き分けるのと、勝つのとでは全然違うと思います。このゲームを落としたことは非常に残念。中3日でゲームがあるのでそれに向けて準備をしたいと思います。
質疑応答
-敗戦だがいいゲームだった。収穫はどんなところか?
自分たちが主導権を握れたということと、ハードワークができたということ。首位の湘南に対して我々は出来るんだということを今日は見せつけることができたと思います。今日は結果でも、それを表したかった。選手の気持ち、サブも含めて全員が良くやったという点は大きな収穫だったと思います。ここで勝つことができればさらに大きな収穫になったのですが、負けてしまったので、課題のほうがまた見えたんじゃないかと思います。
-課題とはどんなところか?
我々が背後を突くことを警戒して、湘南はディフェンスラインを下げてきましたが、ディフェンスライン4枚と田村選手を加えた5枚の壁を崩せなかったのは攻撃面での課題だと思います。ペナルティエリアの付近でボールは握れましたが、ダイナミックさと最後の精度の部分が課題です。
守備面では全体的には非常によかったのですが、前がかりになって背後を取られるシーンがありましたし、何よりも結果として失点しているというところは大きな大きな課題だと思います。
-田中誠選手の怪我について
田中誠の怪我の状況については詳しいことは聞いていません。かなり重症だと思っています。出血の量からみて、おそらく骨折していると思います。歯も折れていましたし。
-その退場はチームに影響を及ぼしたか?
代わりに柳楽が入って、彼が非常によくラインを統率したと思います。途中からディフェンスラインを統率するのは難しいんですけれども。失点の部分は反省しなければなりませんが、よくラインをコントロールして、いいパフォーマンスを見せてくれたと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第35節
2009年8月23日(日)18:04キックオフ 平塚競技場
|
0 前半 0 1 後半 1 |
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---|---|---|
66 >> 67 | 勝点 | 66 >> 67 |
58分 11 阿部 吉朗 | 得点者 | 62分 9 中原 貴之 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 16 | 林 卓人 | 0 |
2 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 25 | 菅井 直樹 | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 6 | エリゼウ | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 3 | 渡辺 広大 | 0 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 27 | 朴 柱成 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | DF | 8 | 永井 篤志 | 0 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 7 | 千葉 直樹 | 1 |
3 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 11 | 関口 訓充 | 1 |
0 | アジエル | 10 | FW | MF | 10 | 梁 勇基 | 2 |
2 | リンコン | 9 | FW | FW | 13 | 中島 裕希 | 0 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 19 | サーレス | 1 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 1 | 萩原 達郎 | - |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 5 | 一柳 夢吾 | - |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 17 | 富田 晋伍 | 0 |
- | 原 竜太 | 20 | FW | FW | 18 | マルセロ ソアレス | 1 |
0 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 9 | 中原 貴之 | 1 |
|
|
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---|
得点経過
|
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
|
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開催データ
[入場者数] 12,670人 [天候] 曇、弱風 [気温] 26.9℃ [湿度] 73% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 川北 信幸 [主審] 木村 博之 [副審] 高橋 佳久 [副審] 青木 隆 [第4の審判員] 榎本 一慶 [記録員] 亀井 信也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
この勝点1をどう思うかというところだと思いますが、我々としてはベストを尽くしてやったと思います。(仙台は)非常に手堅いチームなので、お互いに集中力の欠如から生まれた1点だったと感じます。ああいうところで、隙を突いた部分もありましたが、隙を突かれてしまった部分もある。これができればチームが上昇していきますが、なかなかそうできないのがサッカーの難しいところ。
ただ、今日は最初からエンジン全開で本当によくやったと思います。この戦いをあと16試合やっていけば必ずいい方向に進むのではないかと思わせる、第3クールのスタートだったと思っています。最後、手倉森監督ともお互いに頑張りましょうという話をしましたが、お互いに上位で終われるように、またこれから頑張っていこうという気持ちです。
質疑応答
-リンコン選手を起用しての印象は?
最後の20分ぐらいは、ボールを収めてはたいてから次が出て行かなかった。でもそれは今週来たばかりで試合前にあくびしているような状態ですから難しかったですね。ただ、なぜ最後まで使ったかというのは、相手はコーナーキックで11点取ってるわけですから、戦術的にストーンを置かなければニアのところで崩されてしまう。代えるなら島村でしたが、もう1点取れば、というかあと10分粘れば、中原に島村を付けるつもりでした。ということで、リンコンには前の起点も含めて頑張ってもらいたいと思いました。及第点を与えていいと思います。
-今日は4バックに戻したが?
第2クールの苦しい時に少し配列など変えましたが、我々はあくまでも攻撃的姿勢を他のチームよりも出していくという前提でシーズンを始めています。要するに原点回帰。もう一度ここで見直して、自分たちのよさを全面的に強い相手にも出していこうと。今日はその意味ではかなりリスクを冒しながらもいい方向に進んだと思いますが、やはり最後のところで向こうも堅い。
また、中盤でボールを繋ぐというよりも、前半は2トップが真ん中から斜めに走ってサイドで起点をつくる、後半は出てきたオレンジか赤色のスパイクを履いてる選手にボールをどんと蹴るということだった。苦労したし、セカンドボールを拾われた時ぐらいは危なかったが、他は自分たちのリズムでできたのではないかと思います。
リンコン選手コメント
まず、1年ぶりに平塚競技場でプレーできたことを本当に嬉しく思っています。しかも、仙台との直接対決でこれだけ多くのサポーターが見守ってくれている中で先発出場ということだったので強い気持ちで入りました。残念ながら勝つことはできませんでしたが、両チームとも最後の最後まで集中力の途切れない気持ちの入ったゲームだったのではないでしょうか。ブラジルのダービーマッチのような、ゾクゾクするような試合でした。
これからの試合は簡単な試合などひとつもないと思います。それはうちだけではなく他のチームにとっても同じ。J1昇格という目標に向かってチーム一丸となって戦っていくだけです。
(サポーターへ)久しぶりにベルマーレのユニホームを着て闘ったゲームでこんなに多くのサポーターの皆さんが集まってくれて心から嬉しかったです。これから残り試合、自分たちは目標到達に向かって全身全霊で闘っていきますのでこれからもよろしくお願いします。
坂本選手コメント
勝ちたかったので残念ですけど、ここから第3クールに入ってみんなで戦っていくぞという気持ちを出せた試合だったと思います。
全員で今日の気持ちと今日の動きを残り16試合で出していければ充分にやっていけるということを感じました。
お互いにセーフティな展開だったと思いますが、これからはそういう戦いが増えていくと思います。そういう時は誰がリスクを冒して攻めにいくのかということなど、普段ずっと攻撃のトレーニングをしているので、堅いゲームが増えてくる中でも自分たちのよさを出せればと思います。
(ポジションが戻りましたが?)中盤のポジションは運動量が必要ですが、試合中休む時間なく動き回っているほうが僕はいいのかなと思います。
阿部選手コメント
気持ちで決めました。テラさんからいいボールが入って形になったのでよかったです。
点をとれたことは嬉しいですが、やっぱり勝てなかったので…。本当に悔しいです。
接戦になっているので、気の抜けない試合が続きますが、うちはチームワークは負けないと思うので、最後にみんなで笑えるように頑張りたいと思います。
田村選手コメント
あの失点は自分の責任です。前回の対戦の時に同じ形で中原選手にやられているので注意していたのですが、またやられてしまい、本当に悔しいです。
とれなかった勝点3をどこかで僕が取り返さなければいけないと思っています。
本当にたくさんの人に来ていただいて、そういう時に勝てれば一番よかったのですが。でも、本当にいい雰囲気の中で試合をやらせてもらいました。
緊張感のある試合があと16試合続きますが、気持ちが少しでも切れたところが落ちると思う。
最後の戦い、本当に気持ちの入った試合をしていきたいと思います。
村松選手コメント
中原選手の一発がなければ、ディフェンスはほぼ完封に近い出来だったと思います。
(失点の場面は)交代があり一瞬集中が切れてしまったのかもしれません。
攻撃面では、リンコンに当てた後、誰もいなかったのがもったいなかったと感じました。ただ、そこはもっと練習を重ねていけば問題ないと思います。
自分自身は、毎試合戦うごとにゲームを読む余裕が出てきたかなと思います。
寺川選手コメント
緊張感のある試合で、みんなが気持ちをもってやっていたと思います。
失点のやられ方が悔しい。進歩しなければいけない。
(得点シーンは?)阿部ちゃんがスペースに入ってきてくれたので、いい具合に繋がってよかった。
毎年最後までもつれるので、落ち着いてやりたい。一生懸命、いい緊張感をもってやるだけです。
仙台 手倉森監督 試合後コメント
総評
湘南が前回草津に負けて4バックに戻してくるだろうというのは予測がついていました。よかった時の湘南に戻りたいというところで、寺川もスタメンに復帰させてきた。お互いベストメンバー同士の対戦で、勝った方が首位ということも考えれば、少し重苦しい試合になることも予測していました。
僕らとしてはアウェイでの戦い方というところで、相手のリズムのときに辛抱強く守備する、そして隙を突いて攻撃するということを90分コントロールしてやれたと思います。ただ、ディフェンディングサードでミスが起こるとやはり失点してしまう。できれば、あのミスがなくて、中原のゴールで1-0で終わるのが我々のゲームプランでした。いずれにしても、上位対決で相手に勝点3を与えなかったことと、勝点1ずつを分け合いましたがアウェイで取れたことをよしとすること、そして首位奪取を逃したという悔しさを胸に常に置いて、残り16戦、一戦一戦、戦っていきたいと思います。引き分けてお互いに勝点67、対戦成績も1勝1敗1分の五分と、決着をつけることができなかったですが、お互いに頑張っていきましょうと反町監督とも話しました。最後どうなるか、辛抱強い方がJ1に上がれるという話もしましたし、とにかく辛抱強くやっていくだけだと思います。
質疑応答
-今日は後半開始から中原選手を投入したが、サーレス選手のけがの影響もあるのか?
そうですね。前節同様サーレスに行けるところまで行かせようと。中原は途中から出て効果的な選手になっているので、後半は中原でというのはプラン通りでした。
-その中原選手がゴールを決めましたが、評価は。
阿部が最初に決めて、中原が決めて、もうひとつ中原が決めれば前回の対戦の再現だなと、これは何かあるなと思いましたが、そう甘くはなかったですね。いずれにせよ同点ゴールをもう1回頭で決めたことは、彼は十分ストライカーの仕事を務めてくれていると思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第34節
2009年8月15日(土)19:33キックオフ 正田醤油スタジアム群馬
|
1 前半 0 1 後半 0 |
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39 >> 42 | 勝点 | 66 >> 66 |
28分 27 都倉 賢 76分 8 山崎 渡 |
得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 常澤聡 | 21 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 佐田 聡太郎 | 7 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 0 |
1 | 喜多 靖 | 15 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 田中 淳 | 4 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 1 |
1 | 小池 純輝 | 18 | DF | MF | 5 | 臼井 幸平 | 1 |
1 | 廣山 望 | 10 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
3 | 松下 裕樹 | 30 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 1 |
0 | 櫻田 和樹 | 6 | MF | MF | 18 | 鎌田 翔雅 | 0 |
3 | 熊林 親吾 | 14 | MF | FW | 10 | アジエル | 1 |
0 | 高田 保則 | 9 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 4 |
4 | 都倉 賢 | 27 | FW | FW | 8 | 坂本 紘司 | 3 |
- | 北 一真 | 22 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
0 | 藤井 大輔 | 26 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | - |
3 | 山崎 渡 | 8 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 1 |
- | 佐藤 穣 | 25 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 2 |
0 | 後藤 涼 | 19 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 1 |
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---|
得点経過
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|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 5,364人 [天候] 晴、弱風 [気温] 27.8℃ [湿度] 60% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 榎原 徹夫 [主審] 飯田 淳平 [副審] 前田 敦 [副審] 浅野 正樹 [第4の審判員] 下平 明徳 [記録員] 本間 克己
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
コメントするには難しい試合でした。
第2クールは非常に苦労したのですが、それを象徴したようなゲーム展開だったと思います。
第3クール、頑張りたいと思います。
質疑応答
-都倉選手の力づくのプレーから2失点したが?
水戸、鳥栖、草津のここ3戦、この3チームは大型のFWがいて、今日はまさにおっしゃる通りに力づくでやられてしまった。我々は残念ながらそういう選手はいないので、全員でやろうとして、当然、準備はしてきてはいるのですが対応できませんでした。
-今日の交代について?
後半は交代選手を送り出して我々らしいサッカーはできたと思いますが、最後の部分で便秘気味だった。それは早く手を打たなければいけない。この課題というのは次試合に活きてくると思うので、リフレッシュして新たなエネルギーを使っていきたい。
-ハーフタイムの「ピッチにハートが落ちていない」というコメントの意味は?
これくらいでいいだろうというか、どこかで妥協しているというか、淡々とやっているというか、目をつり上げてひたむきにやる姿がまったく見えなかった。51試合もあればそういうゲームももちろんありますが、そういう試合でも引き分けに持ち込むなどしなければいけない。後半は目を覚ましましたが、時すでに遅しという印象でした。ただ、好機を活かせばひっくり返せたゲームでもあったので、第3クールに向けてやるべきことを意識していきたいと思います。
-田原選手の不在が響いているが、リンコン選手への期待は?
リンコンの体調次第ですが、我々は即戦力として声をかけているのでコンデションをみながらやっていきます。また、田原には早くケガを治してもらって戦力に戻ってほしいと思います。
鎌田選手コメント
攻撃も守備も最後の際のところで、まだまだ甘いところが出たと思います。
試合にはスムーズに入ることができたと思います。チャンスをもらうまで長かったのですが、今日全部を出し切らなければいけないと思い、最初から積極的にいこうという意識でした。今までに比べたら緊張や焦りもなくプレーできました。
ただ、2点目の失点にも絡んでしまった。あの場面を防げないということがまだまだだということだと思います。今日は本当に最後の際の重要性を感じました。
全体的には、失点するまではいい形で守れていたと思いますが1点を入れられてから相手の勢いに負けてしまうところがあった。出てくる選手に対してマークの受け渡しの声掛けが遅かったり声が出ていないところもあろ反省すべきところです。
きついポジションですが、このポジションがこなせるようになったら本当に強い選手になれると思う。
第3クールに入りますが、強い気持ちを出してがむしゃらにやらなければ。1つ1つのプレーに集中して気持ちを込めてやっていきたい。
猪狩選手コメント
途中交代で入り、もっと積極的にいかなければと思いプレーしましたが、意識しすぎて時間をかけていいところで急ぎすぎてしまったところがありました。
あの勢いをもちつつもう少し冷静にプレーできればよかったと思います。
ただやはり、全体的にやり切って終わっている場面が少なかったし長い距離のランニングも少なく、受け身になっていたと思います。もっとチャレンジしなければいけないと感じました。
次節に向けて、負けている試合をしっかり分析して、自分たちに何が足りないのかを理解して臨みたい。ひたむきに、J1だけを見てやっていけば絶対に大丈夫だと思う。
頑張ります。
草津 佐野監督 試合後コメント
総評
ホームでなかなか勝てていない中でサポーターには申し訳ないと思っていた。それにもかかわらず今日もたくさんの方に応援してもらって感謝しています。我々はどことやろうとも我々のスタイルを貫いてきて同じ戦いをしてきましたが、その中で結果が出ずに不安になりがちだったものの、今日は相手が湘南だったが同じ戦いをして、このように勝利できてよかったと思います。
質疑応答
-1ゴール1アシストの都倉選手の評価は?
我々はみんなで攻撃してみんなで守るチームなので都倉ひとりで勝ったわけではないですし、苦しい中でボールを奪ったり、アシストをした選手がいる。その中でゴールに一番近いところにいる選手が、点を取るのは不思議ではない。ゴールに向かう姿勢はいいが、ゴールはみんなの力の結集だと思います。
-湘南のスリーバックについては?
もしかしたら変えてくるかもしれないと思っていましたがスリーバックはスカウティングで予想していました。後半は4バックに変えてきたが、我々は同じスタイルでやろうとしていた。湘南はカウンターのチームですし、ロングボールにも十分に注意しようと伝えていました。
-今日はチームに気迫があったが、勝つにはこのくらいの気持ちが必要か?
前半と後半の立ち上がりのゲーム運びという点で守りきれたということでゲームが変わってきた。岡山戦では後半の立ち上がりに失点してしまいましたが、そういうところを防ぎ切れたのが大きいし、それは気持ちとは少し違います。ゲームコントロールは今週、強く言ってきたつもりです。
-第3クールに向かっていく中で必要な部分は?
攻撃に関してはサイドから中央から色んな選手が絡んでゴールを狙いたい。今日は2点が取れましたが、しばらく2点以上取れていなかったし、3点取れるようにしたい。そして無駄な失点をもっと減らしたい。
-第2クールが終わり、ここまでの成績の満足度は?
勝ち越せていませんし、上位に食い込めていないのでまったく満足はしていません。
-改めて確認したいが、今季の目標であるJ1を目指すことは変わっていないのか?
もちろんです。その目標に向かって全力で戦っていきたいです。
2009Jリーグ ディビジョン2 第33節
2009年8月9日(日)19:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 0 1 後半 0 |
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63 >> 66 | 勝点 | 53 >> 53 |
77分 7 寺川 能人 | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 12 | 浅井 俊光 | 0 |
1 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 2 | 柳沢 将之 | 2 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 20 | 渡邉 将基 | 1 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 5 | 飯尾 和也 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 13 | 日高 拓磨 | 1 |
1 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 26 | 武岡 優斗 | 1 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 14 | 高橋 義希 | 1 |
1 | 鈴木 伸貴 | 6 | MF | MF | 6 | 高地 系治 | 0 |
0 | アジエル | 10 | FW | MF | 10 | 島田 裕介 | 2 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 7 | 廣瀬 浩二 | 0 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | FW | FW | 35 | ハーフナー マイク | 2 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 21 | 室 拓哉 | 0 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | MF | 32 | 山田 卓也 | 1 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 27 | 下地 奨 | - |
1 | 中村 祐也 | 22 | MF | MF | 18 | 野崎 陽介 | - |
- | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | FW | 11 | トジン | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 6,354人 [天候] 曇、弱風 [気温] 27.9℃ [湿度] 82% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 山本 好彦 [主審] 吉田 寿光 [副審] 大塚 晴弘 [副審] 平野 伸一 [第4の審判員] 亀井 章 [記録員] 福井 哲也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
“反町監督らしからぬサッカーをしている”反町です。
鳥栖のストロングポイントというのはいくつかありまして、そこを抑えない限りは勝ちはないというゲームでした。
実際、我々は夏場にきてかなり疲労も溜まってきてということを考えると、前節に続き現実的な戦い方…1-0という、見に来たお客さんは嬉しいのかどうかわかりませんが。
これで勝てば大きな文句は出ないのかもしれませんけれども。これもサッカーの一部だという事ですね。
本当に選手はよくやったと思います。自分の仕事に忠実に、セットプレーの時の対応も素晴らしかったですし、本当に頭の下がる思いです。
あさって休みにしますので、よく休んでもらって、次は第2クールの最終戦ですけどね、アウェイですけれども、勝ち点3を取って帰ってきたいなと思っています。
質疑応答
-田原選手のところに阿部選手を入れた以外同じメンバーで臨んだ狙いは?
同じメンバーですが、少しやり方を変えました。田原がいないと全然違うサッカーになるようではいけないわけで、我々の目指しているところをベースに置きながら現実的な戦いをしていかなければいけない。全体的には悪くなかったと思いますね。もう少し前の収まりがよければ、当然2列目などもっといい形で飛び出すことができるのですが、そういうのを無いものねだりというわけで。現実を見据えて、工夫しながらやった成果だと思います。
-後ろの3枚を変えなかった理由は?
例えばマイクに他の選手を途中で代えてマークにつけてしまったら、やろうとしているゲームができない。後ろはディフェンスのリズムが完全にできていた。向こうも困って、走り屋の廣瀬を交代させて、走り屋じゃない選手を置いて停滞してトジンを入れたが、プランとしてはこちらに軍配が上がりましたね。村松には後半送り出す時に流動的な話をして、それでもしっかり対応できると信じていたので、こぼれ球を撃たれたのもあるが全体的には決定的な怖いシーンは実際なかったですね。逆に言うと我々にも決定的なシーンはなかった。
こういうゲームはだいたいセットプレーで1-0で終わる試合なのですが、テラ(寺川)が、何年か付き合ってますが見たことのないシュートで(笑)。ベンチの下まで走るなんて一度も見たことがないような選手ですから、いいウォーミングアップをしている成果があのランニングに繋がったのではないかと思いますが。後ろは当然いいリズムでできていたので代えるつもりはなかった。
逆にサイド、幸平(臼井)とノブ(鈴木)のところがアップダウンを繰り返してアプローチしてはカバーリングするというところで、かなり負担になったので代えなければいけないというところ。今日は臼井もコーナーの時に初めてマークをしていた。最後向こうはコーナーかセットプレーしか点を取る術がないですから、山口を入れて安定させたということですね。
-相手によってケースバイケースだと思うが、今後も3バックを続けるのか?
我々はずっと4バックでやってきて、ある程度いい成果も生まれてきて、もう一段階やらなければいけない。つまり、一番最初からプランしていたことですが、51試合もあるわけですよ。これは世界のどこを見てもないと思いますが、それをずっと同じやり方でやるのは選手にもまったり感というかそういうものが生まれてしまう。本当は第3クールから色んなことをやろうかなと考えていた。つまり第1、第2クールとやれば、相手のストロングとウィークは目をつぶってもわかってくるわけです。だから第3クールからやろうと思っていたが、やはり4つ負けが続いたということを踏まえた上で、自分たちのよさを残しつつ考えてやっていった。
だから仰るようにケースバイケースで色々やっていくと。私もオリンピックの最終予選では3バックの時もありましたが、本番では4バックもやっていました。選手がいてシステムはある、スタイルもある。それはこれしかできないというのでは薄っぺらいと思うので、こういうのもできると色々と引き出しをこちらから与えて、ゲームの新鮮さなどを取り戻してもらいたい。それがそのまま勝利に繋がる。つまり、監督というのは1%でも勝つ確率を求めるためにやる仕事であって、常に理想論を掲げることができない時もあるわけですね。その狭間で私も胃が痛い時もありますが、概ね色んなことにチャレンジすることによって選手も新たにチャレンジしますし、その意味では悪い状況ではないと思いますね。ベースはしっかりしていますし、こちらが伝えれば分かりましたと、紅白戦をやらなくてもすぐにできる力を選手たちは持っています。今日は自分の仕事をしっかり整理して90分ファイトして、選手に頭が下がる感じがします。
-システム変更で寺川選手がスタメンから外れているが、監督からはどのように説明しているのか?
説明は特にしてないです。メンバーから外れる時にいちいち説明していたら何日あっても間に合わなくなってしまう。ドライにやらなければいけないところもある。寺川は新潟を戦力外になって呼んだのですが、人を見て僕は呼んでいる。特にベテランの選手、J2の中には日本代表だった選手を含めてたくさんいますが、彼は真面目で練習に来るのが一番早いんですね。次に来るのが村松なんですよ。そういうところが彼のいいところなんですよ。例えばベテラン選手が時間ギリギリに来て練習を始めているようではチームとして危機的状況です。彼はそうしたプロ意識や率先するところ、メンバーを外れても最初に練習に来て声を出してやっている。僕はそういう選手がそこでサッカーを終わらせるのはもったいないということも含めて、チームの戦力になると思って呼んだわけです。日々、頑張っている姿が今日のようなダイナマイトシュートになるわけです。
彼の背中を見てたくさんの選手がいい刺激を受けてくれればいい。村松なんかも確かにそうかもしれないですよね。だからプレーだけで判断しているのではなく、人間性を見て選手を取る。その相乗効果は非常に大きいと思います。彼に説明など大してしてないが、何年も付き合ってますからそうなるとわかっているし、それで頭を下げて沈んでいるようでは当然この場にはいないと思いますね。そうした選手を大事にしたいし、これからもやっていかなければいけないと感じています。
-これで週1回の試合がしばらく続くが、練習のやり方などは変わるか?
練習は嘘をつかない、試合の運命は練習で決まると、我々はやっていますし、練習で気を抜いたやつは試合に出ていようがスポンと切ることは今まで何回もやっています。週1になるということは、怪我人も出てきたし、我々にとってはどちらかというとありがたいかもしれない。またみっちりトレーニングをして、いい調整をして、時間があればそれだけ相手の研究もできるので、これからが本当の勝負になるでしょうね。
寺川選手コメント
(ゴールについて)自分はそんなにパワーのあるほうじゃないけど、コースも空いていたので何も考えず思い切り打ちました。
なかなかゲームが動かなかったので、最後なんとかしたいと思っていました。監督からは基本的なことだけ言われました。
(システムが変わり先発ではなくなったが?)なかなか勝てない状況で、何か変えたいという意識だと思うし、いろんなことを一番考えているのは監督だから、そこは選手としてしっかり理解しています。
選手は、与えられた仕事を懸命にやる、それだけです。チームとしてもすごく前向きに取り組んでいると思います。
島村選手コメント
(ハーフナーマイクに対して)しっかりポジショニングから入って対応しました。あれだけ高い選手は初めてでしたが、思ったよりやれたと思う。鳥栖は島田選手を中心に回していたと思いますが、幸平さん(臼井)と伸さん(鈴木)が簡単にクロスを上げさせなかったので、思っていたよりもクロスは来なかった。上げられても中でしっかりマークにつけばやられないし、我慢強く守っていればいつかは前が点を取ってくれるだろうと信じていました。
(次節草津戦に向けて)次の試合も都倉選手という大きい選手がいるので、試合に出られたらまた無失点に抑えて勝ちたいと思います。
田村選手コメント
正直、いろんな意味でプレッシャーのある試合でした。ここでもう一度同じことを繰り返すのかということや、勝点が近い相手だったり、第1クールで負けているなど、様々な要素もあり緊張感がありましたが試合自体は楽しむこともできました。
(システムが変わったが?)人の配置が変わっただけでやるサッカーは変わらない。
何よりも僕らは監督を信じているから、信じてやるだけです。選手間も含め、本当に大事なのは信頼関係なんだと思います。
次に向けて、1週間空くのでしっかり練習を積み重ねることができる。しっかりいい準備をしたいと思います。
坂本選手コメント
よかったです。
監督が選手たちをよく見てくれ、それぞれの一番いいところが出るようなシステムや配置を考えてくれた。
今日は相手の攻撃の特徴を理解して、後ろの選手は決して隙を見せることなく守備をしてくれた。前線から見ていても頼もしかった。
(最後まで集中力も切れることなかったが?)そこはうちの良さでありベースでもあると思います。こういうゲームを続けられれば、簡単に負けるようなことはないのかなと思います。
次の試合まであと1週間あるので、攻撃面でもっと厚みのあるものが出せるようにしたい。まだシステムが変わって2試合なので、これから徐々に選手間でコミュニケーションをとって、コンビネーションを深められるように1週間しっかりトレーニングしたいと思います。
村松選手コメント
2試合連続の無失点は正直嬉しいです。
今日はマンツーマンでついたのですが、マークについた廣瀬選手はスペースランナーでかなり走られたのできつかったです。
でもシマさん(島村)と僕がマンマークにつき、ジャーンさんが余って対処するという一人ひとりの役割がはっきりしてたのでやりやすかった。
でも、まだまだです。僕はチームで一番下手くそだと思っているので、練習も最後まで残ってやらなければいけない。これからもやり続けていきます。
次も大切な試合ですが、変に相手を意識せず、しっかりと自分たちらしさを出して戦いたいと思います。
野澤選手コメント
うちが取れるのが1点ならばディフェンスとしてはゼロに抑えるしかない。
1点差のゲームで内容は決していいものではなかったけど、今一番大切なものをみんなが分かっていると思います。
(3バックについては?)DFの役割がそれぞれハッキリしているのでやりやすい。
ただ、ファールが多すぎる。セットプレー1本の恐ろしさをみんな分かっているので、今日はたまたま止められたけど本当に気をつけなければいけない。
連勝し、失いかけていた自信が戻ってきた。
この2試合で分かったことは、オレたちはチャレンジャーなんだということ。ひたむきなプレー、泥臭くユニフォームを汚してプレーしていくしかない。
(寺川選手のゴールについては?)男やね!嬉しくて、鳥肌が立ちました。
最後に…。サポーターの皆さん、本当にありがとう。
鳥栖 岸野監督 試合後コメント
総評
勝点3を今日は取らなければいけなかったので取れなくて残念。以上。
質疑応答
-たくさんあったコーナーキックが決まらなかったが、うまく防がれたのか、それとも攻撃の問題だったのか?
うーん。防がれたという気がしますね。何回かセットプレーがあったのですが、キーパーがすごくよかったこともあるし。
-後半、下地選手を投入して前に人数をかけ、色んな動きを加えながらも得点できなかったのは?
今日は湘南がよく頑張ったし、前回我々に負けているし、そういった面がプレーの中に見えていた。今日は湘南がよく頑張ったんじゃないですかね。またもう1回、10月の日程が詰まっているしんどい時に対戦があるので、そこでは必ず勝つ。今日色んなものが見えた。
-湘南が3バックにしたことは何か影響はあったか?
マイクにマンマーク、前半出た廣瀬にマンマーク。オーソドックスな反町監督らしくないかなと思いましたが、勝つために必死なのかなと。でも今日はそれで勝ちましたから、素晴らしい作戦だったと思いますね。
-後半、運動量が落ちずにあれだけ湘南がパワーを掛けてくると想定していたか?
(選手を)代えて点を取ったじゃないですか。だから元気が出るでしょう、人間だから。あとは引いてカウンターを狙う、だから動けているように見える。逆だったら逆の話になっている。サッカーは先にどちらが点を取るかということだと思いますね。そこからゲームが動く。0-0の場合はどれだけリスクを冒せるかというところだと思います。走ってくるということはサガン鳥栖にとっては望むところ。だから、今度10月の時にまた僕にその話を聞いてください。逆の話をしますから。
2009Jリーグ ディビジョン2 第22節
2009年8月5日(水)19:03キックオフ 平塚競技場
|
0 前半 0 1 後半 0 |
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---|---|---|
60 >> 63 | 勝点 | 55 >> 55 |
77分 3 ジャーン | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 本間 幸司 | 0 |
3 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 16 | 下田 光平 | 0 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 30 | 中村 英之 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 32 | 大和田 真史 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | MF | DF | 2 | 小澤 雄希 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | DF | 8 | 菊岡 拓朗 | 0 |
2 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 14 | キム テヨン | 0 |
0 | 鈴木 伸貴 | 6 | MF | MF | 7 | 村松 潤 | 0 |
1 | アジエル | 10 | FW | MF | 19 | 森村 昂太 | 0 |
3 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 9 | 荒田 智之 | 0 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | FW | FW | 11 | 高崎 寛之 | 3 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 31 | 原田 欽庸 | - |
- | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 4 | 鈴木 和裕 | 0 |
0 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 23 | 遠藤 敬佑 | 0 |
0 | 猪狩 佑貴 | 28 | FW | MF | 6 | 堀 健人 | - |
3 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 13 | 吉原 宏太 | 0 |
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---|
得点経過
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|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
|
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開催データ
[入場者数] 5,510人 [天候] 曇、弱風 [気温] 25.7℃ [湿度] 82% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 高橋 正紀 [主審] 野田 祐樹 [副審] 山口 博司 [副審] 穴井 千雅 [第4の審判員] 守屋 友和 [記録員] 亀井 信也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
非常に厳しい試合でした。
失いかけていた自信ですとか、やってきたことを少し後退させるようなやり方になりましたが、いまチームに必要なのは勝つことでそれ以外何もないというスタンスで、短い期間ですが準備してきました。
メシものどを通らず、寝られずに、ない頭を使ってやってきた成果かなと。
それが僕だけじゃなくてコーチングスタッフも、僕に気を遣っているのかもしれませんけども、やりやすいように常に近くにいてやってくれたということは非常に有難いことでした。
あと19試合あるので、こんな感傷的なことを言っている場面ではないのですが。
今までの話はここまでにして、次のゲームにいかに勝つか、それに全力投球してやっていきたい。
質疑応答
-今日のメンバー、3バックに2ボランチはいつ考えたのか?
前節から2日しかないわけですよね。むこうは3日ある。まず体力的な問題がひとつあると思いますが、夏場の連戦で、しかも富山で重馬場でゲームをやってきたと。さらに、勝って帰ってくれば精神的にもまだ楽なんですが、負けて帰ってきたということは非常に精神的にも肉体的にも疲労のピークだということですね。
ここでどうするか。疲労の選手を頑張って押し出すのか、それともフレッシュな選手を『おまえ、今回どうだ』と送り出すのであれば、僕は後者を取った。これはシーズン前から、長いシーズン必ずみんなにチャンスが訪れると。その時に力を発揮するために今日も午前中メンバーに入らなかった選手は練習していますし、明日も慶応と試合をしますが、そうやって常に彼らを自分の近くに置いた。それがチャンスをもらった時に、全く同様に力を発揮できる。これが全体の層を上げることが勝点を取るための遠いようで近道だと思っている。だから100%信頼して送り出す下地はあるので、疲労も加味しながら。
また相手のストロングポイントですね。今、高崎選手は浦和レッズにもし戻ったとしても最初から試合に出られる力があると思います。日本の選手にない3拍子が揃っていますね。そういうストロングを考えつつ、自分たちの良さも出しつつ、しかも勝点3を取らなければいけない。私もこの世界、36から始めて、木山監督も37歳ですからこれからたくさん経験すると思いますが、経験した中でベストウェイを探し出すというところでここに行き着いたのだと思います。ただ、次のゲームは全く違う戦い方になるでしょうね。
-今日新たにスタメンに入った島村選手については?
シマはふてぶてしい性格で、センターフォワードでも後ろでもああいうふてぶてしい性格というのは非常にいいですよね。サッカープレイヤーを見る時にキャラクターを見るのは大事ですから。ちょっと無骨なところはありますが、今チームに必要なのは無骨でもしっかり自分の仕事を100%全うできるかというところなので、そうした意味ではよかったと思いますね。
-田原選手のケガは時間がかかりそうですか?
かかると思います。まあ、8月は無理でしょうね。9月も難しいんじゃないですかね。10月も難しいかもしれない。11月も難しいかもしれないですね。天皇杯の決勝ぐらいに間に合うかもしれません。
-田原選手のケガによる影響で戦い方は変わってくるか?
次のプランは一応頭の中で描いていますが、先ほども言ったように総合力ですよね。田原がいないと何もできないと思われたくないですし、まあ、別に田原に依存しているようなチームではないような感じはしますが、今日も消極性がありましたからね。我々は常に同じベクトルで同じ意識をもってやっているので、次、豊に代わって出る選手が何人かいるかもしれませんが、その選手たちに思い切り期待したいですね。
-人数の少ない相手に終盤かなり押し込まれたのは、今の流れと言えるのか?
難しいところですね。相手にスペースを与えないで後ろにラインを揃えるのか、それともボールの出所にプレッシャーに行ってスペースを与えるのか。僕は今日後者を選びました。それだけの話だと思います。
長いボールを入れて跳ね返して、次のところにいないよりもいたほうがいい。それはしょうがないでしょうね。どこかを棄てなければいけないですから。交代で入ってきた遠藤にしても宏太(吉原)にしても、スピードがあって1対1なら抜いていく力、スペースに入っていく力がありますから、向こうのボールを入れさせた方が我々にとってはマイナスの要素が少ないかなというだけの話ですね。
-危ないというわけではなかったということか?
そうですね。もちろん自分たちでやったのもあると思いますよ。それは逆に言うと、この4連敗した時に学んだことかもしれないです。
坂本選手コメント
3トップは練習でも前日の紅白戦で10分だけだったので、とにかく自分にできることを整理してやりました。
ただ、ポジションが変わっても、やることや自分の持ち味、チームの中で自分が活きる方法は基本的に変わらない。チャンスのときには攻撃の先端にいようという気持ちではいましたが、いつもどおり攻守に貢献しようと思っていた。
いきなり要領を掴めるとは思っていなかったので、まずは走力で補おうと最初から飛ばしていきました。これから1点差勝負はさらに増えるはず。最後まで隙を見せず、1-0で勝ち切るいいイメージをつくって、第3クールに向かっていきたいと思います。
永田選手コメント
連敗をずっとピッチの外から見ていたので、とにかく今日は走ることだけを考えてピッチに入りました。ボランチなのでやることはハッキリしていました。
みんなの気持ちでゼロに抑えられたと思います。
今日の試合は、僕とシマ(島村)が新しく入ったので、二人で絶対に頑張らなあかんと話をしていました。
勝ち続けなければいけないと思っています。
阿部選手コメント
とにかく勝ててよかった。できれば自分が点をとってチームを楽にさせたかった。
今日は前からいこうと試合前から話していました。引いて守るのではなく前から抑えていったので、それがハマったと思います。
いつも言っていますが、日々本当にいいものを与えてもらっているので、ピッチで表現できないのは選手の責任です。
とにかく今日は気持ちで闘おうと思っていました。
田村選手コメント
3-4-3のシステムがやっていて面白かった。
サイドにスペースがあったり、ダブルボランチなので挟み込むこともできた。また違ったうちのオプションになったと思います。
監督も、最初の人の配置は変わるけどやることは変わらないと言っていました。うちらしさというものは変わらずに出せたと思います。
やっと厳しいトンネルを抜けたけれど、まだまだこれから。次が本当に大事だと思っています。
野澤選手コメント
相手が10人になったことで体力よりも精神的な面で気を遣いました。本当にきつかった。
亮太(永田)とシマ(島村)が本当に頑張って90分やってくれたことが嬉しかった。
この一勝の大きさを感じています。
水戸は素晴らしかったです。5月にやった時とは逆の展開で11人だったらどうなっていたのかと思います。
そういう意味でも、まだ湘南の流れじゃないと思います。でも、こういう試合を続けて運を自分たちで引き寄せていきたい。
今日のことはもう忘れて、気を抜かないで次の鳥栖戦を戦いたい。いいきっかけになる試合にしたいと思います。
(泣いていたように見えましたが?)泣いてません!(笑)汗が目から出ただけです。
ジャーン選手コメント
背中に背負っていた重荷がやっととれました。
選手だけでなく、スタッフ、フロント、サポーターとみんなの力を集結させて勝った試合。4連敗をしていた中で本当に大きな一勝でした。
連敗する前のいいリズムに戻れるような試合だったと思います。
スタートからの3バックは初めてでしたが、変化は必要だったし監督の意向を選手がしっかり理解して、ピッチで表現しようとしました。
11人だけじゃなくて、リザーブのメンバーやメンバーに入っていない選手も含め、全員の力があってこそのシステム変更だったと思う。監督の気持ちにみんなが応えたい
という想いでした。
(3バックの3人が絡んでとった得点でしたね?)大輔(村松)が上げたの?それは嬉しいことですね。後ろの選手だから守るだけ、前の選手だから攻めるだけというのがサッカーではないということだと思う。
島村選手コメント
ファールが多かったりと課題はありますが、無失点で勝てたので今は喜びたいと思います。次の練習からまた気持ちを引き締めてやりたいと思います。
シュートまでやり切れたり、CKも多くとれたので守備で慌てることはなかった。楽しんでプレーできました。
最後少し攻められましたが、みんな本当に集中していたし、気合いの声もすごかった。守り切れるという自信がありました。
(アシストのシーンは?)大輔と目があって、くるなと思った。ジャーンが見えたので落としました。決定機が多くあったのになかなか決まらなかったけど、攻めの姿勢を失わなかったことがよかった。
ゼロで抑えることは本当に目標でした。無失点は次に繋がると思う。
水戸 木山監督 試合後コメント
総評
選手は非常によく戦って素晴らしかった。もうそれだけです。
質疑応答
-荒田選手が交代したことおよび10人になってからの狙いは?
今日のゲームでどんなことがあっても勝点を取る、勝点3を取ることを考えた時に、2点は取れないだろうと。引いて粘ってワンチャンスもしくはセットプレーのチャンスを粘り強くチームとして待つ。そこに勝機を見出すしかなかったので、1トップにしてしっかり守備をすることに尽きます。本当に選手はよく戦ったし、これだけ頑張れる選手たちの監督をやれていることを誇りに思います。
-逆に10人になる前の戦いぶりはどうだったか?
相手が3-4-3にして前から圧力をかけて押し込むという手だったと思いますが、もう少し自分たちで落ち着いて自信を持ってプレッシャーに行ったり、ある程度ラインを下げたとしてももう少し自由にさせないようプレーできたりすればよかったと思う。またボールを取った後にうまくプレーして前にボールを運べたらよかったと思う。そこはちょっともったいなかった。粘って頑張っていればまた展開も変わったと思うので、ちょっとそこは残念です。
-前回の対戦では1-5、今日はひとり少ないなかで0-1だったが、選手たちの成長ぶりは?
湘南さんとゴールデンウィークにやった時は、荒田や中村などセンターラインの中心選手にケガ人がたくさんいて苦しい状況でしたが、今日の16人は今の時点でのほぼベストメンバー。ベストメンバーでやれたら、そんなに力の差はないのではないかと。もちろん技術的なことで言えば、湘南さんの方がうまい面はたくさんあると思いますが、十分やれたと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第31節
2009年8月2日(日)18:04キックオフ 富山県総合運動公園陸上競技場
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0 前半 0 1 後半 0 |
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40 >> 43 | 勝点 | 60 >> 60 |
67分 18 姜 鉉守 | 得点者 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 中川 雄二 | 1 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 西野 誠 | 19 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
1 | 濱野 勇気 | 6 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 堤 健吾 | 3 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 舩津 徹也 | 27 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
2 | 野嶋 良 | 25 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 1 |
1 | 長山 一也 | 5 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 1 |
1 | 朝日 大輔 | 7 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
5 | 川崎 健太郎 | 14 | MF | FW | 10 | アジエル | 0 |
6 | 姜 鉉守 | 18 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 4 |
0 | 永冨 裕也 | 11 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 0 |
- | 橋田 聡司 | 31 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
- | 金 明輝 | 4 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | - |
0 | 菅野 将太 | 29 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | - |
0 | 中田 洋平 | 26 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
2 | 桜井 正人 | 30 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 2,835人 [天候] 雨のち曇、無風 [気温] 22.6℃ [湿度] 98% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 北郷 光宏 [主審] 穴沢 努 [副審] 恩氏 孝夫 [副審] 小曽根 潮 [第4の審判員] 柴田 泰彦 [記録員] 金丸 秀和
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
現実をしっかりと見て、これから取り組んでいかなければならない。
富山は集中していて、前半は我々がやられてもおかしくなかった。勢いがああいう得点を生んでいると思います。我々も勢いをつくるプレーを心掛けてやっているつもりだが、なかなかビッグチャンスの時にも入らないなど自分たちのリズムの時に結果を出せなかった。しっかり反省して、ホームが2試合続くので頑張っていきたいと思います。
質疑応答
-雨の影響はあったのか?
我々にしてみると晴れた中でのゲームのほうが好ましかったのは間違いないですね。ただ天候上の問題なので天気を恨むしかなという話になってしまう。富山さんはここでずっとゲームをやってきて、芝生が濡れた状態にも慣れているだろうし、我々はこのグラウンドが初めてで、しかも雨という二重苦になってしまいました。
なかなか自分たちがやりたかったことができなかったが-送り出した時は雨でしたし-これもサッカーです。
札幌のようにドームの中でできるわけではありませんし、そういう中でも自分たちの力を臨機応変に発揮する力が足りないのかもしれません。残念な結果になったが、天気のせいではなくて、こういう経験を自分のものにしていかなければならない。残り20試合あり、ここからが本当の勝負だと思って腹を据えてやるしかないと思っています。
-第1クールでは5-0で勝っていて逆にやりづらさがあったのではないか?
富山は無失点が13試合あり、今日で14試合目ですね。そういう術中にはまってしまった部分はあると思います。前回、我々は点を取れたからこそより一層自分たちのサッカーを目指してやらなければならなかった。我々も3連敗していましたので、ある意味ですごく真摯にゲームには入れた。決して浮ついた気持ちとか、第1クールにそうだったからと思って入ってはいない。逆に富山の方が反骨心、反駁心があったのかもしれない。やりにくさはなかったし、どこかでチャンスをゲットして勢いをつけて階段を上っていきたいと思っている。ゲームの中でもチャンスをゲットできたのに、そうできなかったことでこうした結果になったと思います。
-ここまで3連敗中でも試合内容は悪くないと評価していたと思うが、今回はどうか。そして、どう切り替えていくのか?
良くはないが、すごく悪いわけでもない。ただ、敗者の弁になるのであまり言いたくはないのですが、我々はセットプレーから点を取る力がない。例えば仙台の梁勇基のような選手はいないし、優れたキッカーがいないのは大きなポイント。富山には姜、川崎という選手がいますね。蹴ることができてピンポイントで合わせられる選手が何人かいれば、もうちょっと我々も苦しいゲームをとっていくことができるだろう。ただ、それは分かった上でチームは作っているので、勝負強さをもうちょっと引き寄せられるようにならなければいけないと感じています。
田原選手コメント
やらなきゃいけないと思うし、それが僕たちの使命だし、勝点3にこだわるのがうちの使命だと思います。
もう少し、ピッチの中でお互いを盛り上げるような雰囲気をつくっていかなければいけない。
今はひとつひとつのプレーに対してマイナスに考えてしまうような精神状態になっている。もう一度、勝点3をとれるチームの雰囲気をみんなでつくらなければいけない。
シーズン序盤は、走るにしてもパスにしても楽しむ余裕があった。今は必死さゆえに自信がなくなって、積極性までなくなっている。
持っているものや、やっていることは間違いないのだから、一人ひとりが信頼して、できたら選手同士だけじゃなくサポーターにも信頼をしてもらって、そういう勝てる雰囲気をつくっていきたい。
阿部選手コメント
前半は繋ぎで狙われてとられていたので、やり切ることを心掛けて試合に入りました。
リアクションぎみだったので、自分たちからアクションすることが大切だと考えました。
次の試合まで中2日だし、切り替えてやるしかない。試合の入り方を意識して戦っていきたいと思います。
富山 楚輪監督 試合後コメント
総評
第1クールに0-5で負けていたし、この天候のこともあったので、技術的なことよりもハードワークして積極的にやろうとゲームに入った。これまでと比べても入り方は抜群だったと思う。積極的にシンプルなサッカーができていた。気持ちではある程度圧倒したと思う。ハーフタイムには攻めている時のポジショニング、チームのバランスについて指示をした。全体的にこちらのほうがハードワークができていた。決定的なチャンスは少なくても気持ちとか攻めている部分がみえたので評価しています。
質疑応答
-ディフェンスの出来についてどう思うか?
攻守を切り替えて30フィートとまではいかないまでも、35フィートぐらいの幅の中でサッカーをしてパスの出どころを抑えたり、セカンドボールを拾ったりとトータルにできていました。FWが攻めている時にバックラインが押し上げて、相手のクリアボールを再び拾うなど層がしっかりできていた。残り15、10分には疲れもあり、間延びしたが、精神的にもしっかりしていてポジショニングできていました。ディフェンスもオフェンスもトータルなサッカーができていたと思います。
-湘南に0-5で負けた前回とは何が変わったのか?
雨のスリッピーなピッチ状態で、僕たちはシンプルなサッカーを浸透できました。相手のボールコントロールのミスにつけ込んだ部分もあります。第1クールの対戦ではしっかりボールを止められる状態だったからハードルが違っていました。それから試合を消化して自信をつけ、技術的にもレベルアップしているのもある。良いピッチ状態だったらどうなっていたかまでは明確ではありませんが、状況に応じたサッカーができたのはチームの成長だと思います。
-具体的にシンプルなサッカーとは?
ボールを蹴れる時には蹴る。水浸しの中でボールを何度も持ち直すのではなく、止めた時とかボールが来た時にダイレクトに蹴る。センタリングも上げる時には上げる。相手の背後に蹴ってFWが追いかけて、ラインを押し上げる。キック&ラッシュというか、天候に合わせたプレーをしました。
-前回の対戦と比較してディフェンスラインが高く感じたが?
シンプルにディフェンスラインの裏に蹴っているので、その位置より上げてこぼれ球を拾う。逆に相手がつないでいる時にはFWが下がる。バックラインとの間が詰まるので攻守の切り替えがうまくできた。相手とぶつかるシーンは多くなりましたが、相手がフリーでボールを持っている時間がないようにハードワークができました。
-濱野選手の負傷の状況は?
ピッチサイドに出た時は(頭部が)3、4cm切れていました。
-前半7本のCKがあったにもかかわらず得点できなかったが?
相手に高さがあった。副島(ヘッドコーチ)からも話があり、後半はショートも試していました。漠然とではなく反応してプレーしていたと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第30節
2009年7月26日(日)19:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 1 1 後半 1 |
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60 >> 60 | 勝点 | 43 >> 46 |
56分 34 田原 豊 | 得点者 |
44分 18 羽地 登志晃 84分 7 徳重 隆明 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 上野 秀章 | 0 |
1 | 鈴木 将太 | 13 | DF | DF | 4 | 三田 光 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 5 | 登尾 顕徳 | 1 |
0 | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 2 | 三木 隆司 | 0 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 20 | ペ スンジン | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | DF | 3 | 藤田 泰成 | 1 |
3 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 15 | 青山 隼 | 2 |
1 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 8 | 倉貫 一毅 | 0 |
2 | アジエル | 10 | FW | MF | 13 | 柿谷 曜一朗 | 1 |
3 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 14 | 石田 祐樹 | 1 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 18 | 羽地 登志晃 | 1 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 1 | 高桑 大二朗 | - |
- | 永田 亮太 | 21 | MF | DF | 23 | 筑城 和人 | - |
0 | 鈴木 修人 | 40 | MF | MF | 6 | 米田 兼一郎 | 0 |
0 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 7 | 徳重 隆明 | 1 |
0 | 島村 毅 | 30 | FW | FW | 10 | ファビオ | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 6,503人 [天候] 晴、中風 [気温] 26.6℃ [湿度] 73% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 大栗 克元 [主審] 岡田 正義 [副審] 手塚 洋 [副審] 西尾 英朗 [第4の審判員] 河原 行雄 [記録員] 福井 哲也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
変な話ですが、3つ連続で負けて、まだ勝点でトップにいるのが不思議なくらいですね。ということは、上位とか4強とかみんなが騒いでいたチームが同様に苦労しているんだなということですね。1番苦労しているのは私たちかもしれませんが。
徳島はゲームをクローズする、セットプレーで点を取る、そうした特徴があるのですが、そのプランに付き合ってしまったかなと思います。
質疑応答
-試合後に選手と一緒にサポーターのところに行っていたが?
チームを率いている人間として、お金を払って応援に来ていただいている方々に申し訳ないという気持ちです。選手だけ頭を下げに行くのはよくないと思いました。全ての責任は私にあるわけであって、それをもうちょっと自分でも整理したいと思って行きました。
-初の3連敗となったが、最大の要因はどこにあると思うか?
ハーフタイムに選手に言ったんですが、たかがサッカーじゃないかと、ビクビクしてやるなと。攻撃しているのに後ろ髪を引かれているみたいなところがちょっとありますね。例えば諦めが早いとか、すぐに物事がマイナスな、ネガティブな方に傾いてしまう。そうした部分がちょっとありますね。今もピッチでそういう話をしました。
次は1週間取れるので、7月は勝負の月だと言いましたが、勝負の月でも何でもなかったので、8月を勝負の月としてもう1ヶ月やるぞということにしてやっていきたいですね。練習もプレーの創作意欲が湧くようなトレーニングをしていくしかないでしょう。笑って走れるような練習ですね。
-初出場の鈴木修人選手については?
本当はもうちょっと時間をかけないといけないのですが、そんなことを言ってるうちに盆も終わってしまう。ずっと練習試合などをやってリズムは悪くなかったので、実戦の中でやっていこうというところはあった。でも、正直まだ鹿島のリズムが抜けきれていなかったのかもしれないですね。ただ、徐々によくなってきているので、あとはゲームフィーリングを多く養うしかないでしょうね。
-徳島が湘南対策でシステムを変更してきたが?
むこうは3バックと言ってますが、うちが田原しか残ってない時でも完全に3人置いていましたし、ボールホルダーに行くというよりも5バックにして、あなた方にスペースはないですよという感じだった。これは徳島の十八番で、それでも打ち破っていかないといけないということですよね。そうしてみれば、むこうのクローズしたゲームのプランに付き合ってしまったかなと。そう考えると、クローズしてくるチームに対しては最初の得点が非常に大事になってきますよね。前半最初から溜息で終わったシーンがありましたが、そこもちょっとしたポイントかもしれないですけど。まぁ、世の中そんなにうまくいかないですから。そうした決定機を何度もつくりあげていくということでしょうね。
-前からのプレスやパスの展開の速さなど、今まで見た中でいちばん違うサッカーをやっていたと思うが、その変化の理由は?
福岡戦、仙台戦、今日のゲームとパフォーマンスは全然悪くないんです、正直。こんなことを吐露してもしょうがないですが。仙台戦の前半はパーフェクトですから。サッカーとは不思議なスポーツで、そういう時にかぎって勝てない。パフォーマンスが悪い時に勝ったり。だからサッカーは難しいのですが。
我々は決して腰が引けない、相手の懐に入っていくサッカーを志向しているので、その部分は出てきていると思います。ただ、難しいのはそれで結果が出ないからといって自信を失くしてしまい、腰が引けて相手の懐に入っていけなくなってしまうと、悪循環になるが、そうはしたくない。
というのは向こうも我々を研究してやってきている。それを上回るような迫力やゲームプラン、より攻撃的な、積極的なスタイルをつくっていかないと、勝ち切れる試合はなくなってくるでしょうね。これは続けていこうと思っています。8月だろうが9月だろうが10月だろうが、努力してやっていくつもりです。
-湘南に来て最も苦しい状況にあると思うが、新潟や五輪代表の経験を生かして現状をどう変えていこうと考えているか?
クラブチームは、明日もあさっても選手の顔を見て話をしたりトレーニングしたり、フェイストゥフェイスで話をしなければいけない。それが逆にクラブチームのいいところなのですが。自分たちの結果を真摯に受け止めてどう生かしていくかでしょうね。もうそれしかないので、例えば選手にも言いましたが、誰も助けてくれないと。自分たちで這い上がっていくしかない。それはもう自問しているわけであって、誰も助けてくれない。自分で何とかしなければいけない。ということを強く念じて、決してブレずに、やっていることは間違ってないという自信のもとにマネジメントしていくしかない。特効薬はないですから。フェイストウフェイスでしっかりと現状を見極めたうえでやるということですね。今までどちらかというと順風満帆に行ったのかもしれないですよね。今は逆風満帆なので。その時に初めて監督の資質が問われると思うので、こうした状況を打開できるように頑張っていきます。応援してください。
-ネネとアドリア―ノはそろそろ使いどころかと思うが?
ガウボンやサーレスなどは日本で以前やっていたので、日本のサッカーを熟知したうえでチームに入ったという感じですが、その点ネネとアドリアーノはまだちょっと時間がかかるかなと。ただ、日本のサッカーに適応する能力、切り替えの速さなどはもともと持っているので、なるべく早く融合させるように頑張らなければいけない。明日も横浜FCと練習試合がありますが、そういうゲームを通じた中で攻撃や守備の狙いをどんどんやっていきます。
野澤選手コメント
監督も言っていたけど、誰も助けてくれないと。自分たちがやっていくしかない。自分たちが変えていくしかない。
ここからが本当の戦い。昇格したい、勝ちたいという気持ちの強いチームが勝ち残っていく。
ここからが本当のサバイバルだと思う。チーム一丸となって、サポーターと一緒に乗り越えていきたい。
落ち込んでいるヒマなんてない。反省と下を向くのは違うから、反省しながらも次に向けてみんなでやっていきたい。
鈴木修人選手コメント
自分のトラップミスから失点してしまったので…。本当に悔しい気持ちです。中盤でも1回ミスをしたし、FKのチャンスもあった。
たくさん課題がみつかった試合でした。
動き方という部分で、外から見ているのと中でやるのは全然違う。経験不足だなと感じました。
今日がデビューだったんですけど、嬉しさよりも悔しさのほうが本当に強いです。
でもここからが始まりだと思っています。
チームが昇格するために、僕も呼んでもらったし、監督が今日試合で使ってくれた。
勝って監督を楽にしたいと思っています。
田村選手コメント
3連敗ですが下を向いているヒマなどない。自分も1点目の失点に絡んでいるし、反省していますが、下を向かずにやっていきたい。
今は試練の時。とにかく次、連敗を止められるように一生懸命やるだけです。
決して手を抜いているわけではない。ボールへの執着心がなかったとはやっている自分たちとしてはそうは思わないけど、でも負けたということは隙があったということかもしれません。
自分たちのスタイルは変わらないし、1年通じてうちの戦いをして、上がりたいと思う。
チャレンジャーであることを再確認して、みんなでやりたい。
鈴木将太選手コメント
勝点3だけを目指していたから、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。
自分自身としては、もう少し積極的にいければよかった。
相手がロングボールで押し込んできたので、難しい部分もありました。
2失点したということは、守備でどこかに課題があるということだと思うし、改善していきたい。
練習試合でも試合はやっていたけど、公式戦では足へのダメージが違う。
とにかく練習するのみだと思っています。
坂本選手コメント
(徳島について)やりづらいという感覚はなかった。ただ、今まで戦ったチームより最後までマークに付いてきた。前半はフリーになれたが、後半は特に頑張って付いてきた印象がある。
中の人数が多く、真ん中を締めてきた。でもまったくチャンスがなかったわけではないし、いつもと変わらずディフェンスをこじ開ける姿勢でみんな闘っていた。こういうゲームで勝点を取ってきたから今の位置がある。シーズンも半分を過ぎ、毎試合勝点3を取らなければいけないという気持ちはあるが、焦りを感じたり消極的なプレーになったりする必要はまったくない。
いろんなゲームがあります。メンタル的にブレずに、強気でやっていきたい。ここからです。
徳島 美濃部監督 試合後コメント
総評
嬉しい勝利だと思っています。感謝しなければいけない人が多くいて、まずサポーターが来てくれたこと。それから我々は2連敗した後、引き分けてリズムがあまりよくなかった。その時に2位の湘南と当たったわけですけれども、そこで引くことなく、ベタ引きしてなんとか守備を固めてやるというイメージをせずにこういう時こそチャレンジしたいと。だから3-4-3で勝負した。短い時間でしたが選手に説明して、絶対勝てるプランのはずだということを信じてほしいと、是非やろうということでやった。相手は3トップだから難しいシステムではありましたが、しっかりと対応してくれて最後まで粘り強く戦って勝点3を取ることができた。それをやってくれた選手に感謝しています。
質疑応答
-徳重選手とファビオ選手の投入の狙いは?
動きの中で誰と誰を代えるかは見ながらやっていたのですが、徳重は最近疲れ気味だったのでスタートから出なかったものの、彼のスピードや点を取る能力は勝負どころで効いてくると思っていたし、相手もホームだから1-1でも前がかりになってきている部分があった。逆にそこを徳重のスピードで裏を突きたいというイメージはありました。
ファビオに関しても、羽地が疲れたということもありますが、ファビオはスピードがあって最後の競り合いでしぶとく前に運んでいけるところがある。相手が前がかりになった時にスピード系の選手は有効だと思ったので、相手の出方などを色々考えながら使いました。
-前回の対戦では湘南に1点も取らせなかったが、湘南はやりやすい相手なのか?
非常に難しい相手だと思っています。昨年の湘南と今年はだいぶ変わりましたし、やり方も違いますが、難しい相手でもうちの力で、うちのメンバーで勝てる作戦を考えてそれを選手がうまくやってくれたから勝利に結びついたと思っています。
-前半は湘南に一方的に支配されたが、それもゲームプラン通りだったか?
一方的に支配されたというのは見方によって違うと思うし、うちにチャンスがなかったわけではない。このシステムにしたのは攻撃的な狙いで、サイドの藤田と三田をいかに起点にするかがポイントだった。前半は藤田の方がしっかりできて、三田の方は少しできなかった。だから一方的にやられたイメージは僕の中ではないし、1点も取ったのでいい戦いができているのではないかと思っていました。
-30試合消化して、残り21試合の戦いについては?
長いですね。まだ21試合もありますね。試合数が多くなるとゲームの間隔が短くなって、コンディションのことが重点になりすぎて、戦術的なことやクロス、シュートのクオリティを高めたいなどいろんなことがあると思うのですが、なかなか練習に時間を使うことができないのがきつい。基本的な考え方に関しては今までどおり、我々には失うものはないので毎試合チャレンジしていって、ゲームをひとつでも多くして勝ちに結び付けたい。残り21試合頑張ってやりたい。
-前半は湘南の前からのプレスに苦労し、後半はつながるようになって印象が変わったが、何かやり方を変えたのか、それとも相手が変わったのか?
相手のプレッシャーが思ったより高い位置から来た。加えて立ち上がりに後手を踏むようなファーストプレーでシュートまで持っていかれた。たぶんあれで選手の心理の中に少し怖いという意識が働いたのではないかと。紅白戦でやった時はうまくボールを運べたし、サイドの起点もよくできていた。
ただ、実際のゲームになると、相手が5mぐらいしか来てないのに2mに感じてる選手もたくさんいると思う。その意味ではもう少し個人のゆとりも必要だし、ポゼッションがもっとできたら前半からいいゲームができるのではないかと思います。後半は怖がらないようにやろうということと、相手も中盤は3人しかいないので運動量も増えてくる。坂本や寺川が交代したように、相手の中盤の運動量は落ちたのではないかと。だから、ボールを少し動かせるようになったのではないかと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第29節
2009年7月22日(水)19:05キックオフ ユアテックスタジアム仙台
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0 前半 1 2 後半 0 |
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54 >> 57 | 勝点 | 60 >> 60 |
80分 9 中原 貴之 89分 9 中原 貴之 |
得点者 | 35分 11 阿部 吉朗 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 林 卓人 | 16 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
3 | 菅井 直樹 | 25 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 1 |
2 | エリゼウ | 6 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 渡辺 広大 | 3 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 朴 柱成 | 27 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 1 |
4 | 斉藤 大介 | 31 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 2 |
1 | 千葉 直樹 | 7 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 1 |
1 | 関口 訓充 | 11 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
1 | 梁 勇基 | 10 | MF | FW | 10 | アジエル | 2 |
0 | 中島 裕希 | 13 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 3 |
0 | 平瀬 智行 | 14 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 4 |
- | 桜井 繁 | 22 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
0 | 一柳 夢吾 | 5 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | 0 |
- | 富田 晋伍 | 17 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | - |
3 | 中原 貴之 | 9 | FW | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
2 | サーレス | 19 | FW | FW | 20 | 原 竜太 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 14,346人 [天候] 曇、無風 [気温] 19.6℃ [湿度] 74% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 沖野 隼夫 [主審] 田辺 宏司 [副審] 岡野 宇広 [副審] 浅野 正樹 [第4の審判員] 矢部 鋼治 [記録員] 平井 恵美子
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
試合後に選手たちにも話しましたが、今まで29節戦った中で前半は一番いいゲームをしたと思います。
多分、仙台の皆さんも驚いたのではないかと思います。
ハーフタイムに選手にこう言いました。「レフリーは後半、間違いなく向こうに吹く」と。サッカーはそういうものです。リズムがいいとそうなってしまう、恐ろしいところがあります。それを引き出していたのは、サポーターの力かなと思います。
サッカーが根付いているなと感じました。
一人少なくなった状態でしたから、両サイドバックが上がってくるのは織り込み済みでしたので、そこを抑えてカウンターを狙いました。
ジャーンがいなかったので空中戦で高さがないなと思っていましたが、結局そこからやられてしまった。
ただ、負けても課題を探すのが難しいようなゲームでした。当然悔しいですが前節に比べればよくなっている。ありきたりな言葉ですが、切り替えてやっていこうという言葉で締めくくるしかないかなと思っています。
質疑応答
-ジャーン選手退場後、左サイドは阿部選手が戻っての守備でふたをすることができたが、右サイドでは相手の左サイドバック、朴選手に入り込まれたが?
見ての通り、トップを1人置いて、寺川を右にしました。エリゼウと渡辺広大が今までのスカウトだとあまり2人でハーフウェイラインまで持ち出すことがなかったので、そこで相手に時間を与えてさせておこうというプランでやっていたところ寺川が引き出される形となりました。
逆サイドの場合は、そこにボールが行くとボランチの(坂本)紘司が出ることによってうまく対処できていましたが、右サイドは田村が自分の頭をボールが越えていった時のことを考えてそこに行けなかった。それが右サイドを突かれた理由だったと思う。そこで数的有利を作られてしまった。
そういう風に言われてみれば反省点はそこだが、2点目も結局エリゼウが持ち出してからやられたことを考えると、何か改善はあるのかと言っても1人減った場合にはやむを得ないかなとも思います。そこは確かによくなかったし、1度裏を取られた場面もあったが、あとはちゃんとスライドしながら、臼井と上手くやれていたと思います。
野澤選手コメント
試合が終わった後も、次いこうっていう声がみんなから出ていたし、誰も下を向くことなく本当に強い気持ちを継続しています。
それだけのことをやった、出しきったということだと思う。
10人でも11人でも“ベルマーレ”として90分間本当に気持ちを入れて戦った。この悔しさを、もちろん次の仙台戦には必ず晴らしたいし、まずは次のホームゲームにみんなでぶつけたい。
中原とは新潟で一緒にやっているので、中原の恐さというのは僕が一番知っていたはずです。だからこそ、もっともっと声を出して、もっと飛び出していけばよかったというのが、僕の反省点です。
手が使えるのは僕だけだし、みんな本当によく走って、身体をはっていた。絶対にゼロで抑えて終わりたかった。
でも、間違いなく今日の戦いは血となり骨となります。
絶対にこの先の戦いで、その成果が表れる日がくると、みんなそう信じています。
田村選手コメント
今日の試合を戦って、何が何でも、絶対に上がってやると感じました。苦しくても何でも、やるしかない。本当に奮い立つものがあります。
甲府との第1クールでも、前半でいいサッカーをして後半退場者が出て悔しい思いをした。でも、甲府戦の後にチームはよりまとまった。
今日も最後にやられてしまったけど、気持ち的に落ち込むような試合ではなかったと思います。
一生懸命応援してくれたサポーターの皆さんに、伝わるかどうか分からないけれど、でも、本当に改めてうちはいいチームだと思ったし、このチームで上がりたいと強く感じています。
坂本選手コメント
全員が立ち上がりから気持ちを前面に出していました。
前節の敗戦を引きずることなく、しっかりした試合ができたと思うし、やってきたサッカーの質も少しずつ上がっていると感じました。
自分たちの力を信じて、次も戦っていきたいと思います。
山口選手コメント
最後までゼロで抑えたかったので、本当に悔しい気持ちですが、次に繋がる試合だったと思います。
久々のスタメン出場でしたが、チーム全体として泥くさいハードワークを求められていたので、まずは自分の役割として守備でしっかりハードワークして貢献したいと思っていました。
今日の前半のような戦いが次もできるように、とにかく次のホームで絶対に勝てるように頑張っていきたいと思います。
阪田選手コメント
一人少ない中でしたけど、なんとか守り切って最後までゼロで逃げ切ろうと思って入りました。
逆転にされた時のマークは僕だったので、本当に悔しい。一歩先に、相手に負けていた。ホンマに悔しいです。
急に入ることになったけど、試合の入り方はよかったと思う。自信をもって、前を向いてやっていきたいと思います。
阿部選手コメント
勝ちたかった。監督もコーチも信頼して先発で使ってくれたから、勝つことしか考えていなかった。使ってもらったからには負けるわけにはいかない。だから点が取れたときは嬉しかったです。
(相当な運動量でしたが?)後半、一人少なくなったけど、でも攻撃の際にもっと走れば相手も守備に引っ張られると思った。もっと動ければよかった。とにかく負けて悔しい。チームが勝たなければ皆いい思いをしないし、結果を残したかった。結果を出すことが一番です。
仙台とはホームでの試合が残っているから、この悔しさをもって闘える。ここからはプラスに考えて、前半は悪いサッカーではなかったし、あと少しのところを詰めればチームはさらに成長できると思う。
いい意味で引き締まった。うちは自分たちから先にアクションを起こすことが大事。
パワーが前に向かっていいサッカーができている。ディフェンスもオフェンスも先にアクションを起こすことをこれからもやっていきたい。
仙台 手倉森監督 試合後コメント
総評
前節に傷を負ったチーム同士の戦いで、どちらが悔しさを持って挑めるか、どちらが自信を回復して挑めるかというゲームでした。前半に明らかに自信を持って挑んできたのは湘南だった。うちは何かの金縛りにあったかのような出来でした。そのような中でも、決定的なチャンスを演出できたのは我々が2度3度で決定的なピンチを湘南に1本取られて、苦しい展開になってしまいました。
前半の状況を見た時に0-0で終われればいいと考えながら、後半にサーレスを本当は30分くらいでしか使えないだろうというようなところだったが、1点を取られたからにはそうも言っていられないので、とにかく今節に勝つことを考えて、サーレスを頭から出そうとした。ブラジル人選手が出て、意外とジャーン選手も最初のプレーで当たってきたのが退場に繋がった。退場者が出て守ることがはっきりした時に、湘南は逃げ切るゲームプランでも賢いチームなので、一瞬嫌なところはありました。ただし、高い位置までいける時には頭しかないと思い、残り30分はそこを徹底的にやっていこうとしたところ、中原がうまく2つ決めてくれてよかったと思います。
選手にはそれでも1人我々の方が多かったのだから謙虚に受け止めようという話と、何よりも結果が出たことで次に勢いを持って進もうという話をしました。次もまた大きいゲームなので勝って4位以下を引き離したい。
質疑応答
-高さのあるジャーン選手の退場で中原選手を投入しやすくなったか?
後半のプランから言えば、平瀬を長い時間走らせておいて、後半は中原かなというところはプランとして持っていました。ただし、中原も前回に90分プレーした後の45分間というよりは、フレッシュなサーレスの方が、こうなればいいだろうと考えました。1人少なくなった時点で、湘南の選手がペナルティエリアの中に帰るだろうと予測されたので高い方がいいと思いました。あとは、新潟で中原はGKの野澤選手とプレーしているので、相手も中原の強さを知っていると思ったから、入ってこられただけでも嫌だったでしょう。
-FWの選手による5試合ぶりの得点となったが?
これで本当に吹っ切れてくれて、次からは量産してくれればいいと思います。
-前半の湘南を崩せなかったが、前線の動きについては?
前線の動き出しと取った後の落ち着きというところで言えば、相手の3人の中盤の脇を突いていこうとした。しかし、出し手と受け手が前半の中でも梁が受けていた時にはチャンスを作れていたが、今日は関口が前半はブレーキになっていました。あそこで受けられなかったということと、あとは守備のところで飛び出したままブロックに帰ってこられなかった時間が続いていたので、その辺で今日はちぐはぐになった。前半を見た時に関口を代えようかと悩むくらい今日は彼が彼らしくなかった。
-湘南の前半の入り方や仙台のシンプルな攻撃の形は予想の範囲だったか?
我々の攻撃については、取った後にすぐ相手のユニットを破る時にシンプルな形を狙いすぎて単調になってしまった。湘南があそこまで最初からかかってくるとは思わなかったということが正直ありました。もう少しコントロールしてスローに入ってくるのかと思っていたが、最初にあそこまで来たところで我々も慌てたところがあったと思います。
逆に試合を見ていてアウェイで戦った我々とまるっきり反対の状況になったと感じながらゲームを見ていました。どこで落ち着くのかと思った時に我々は攻撃のところで縦に急ぎすぎたのも災いしました。
-今日デビューを飾ったサーレス選手と、9戦ぶりに先発した朴選手の評価を。
朴が出た時の勝率が高いということは証明された(笑)。サーレスはしっかり相手をスクリーンしてボールを受けられる動きをして、そこから前に走ってくれることが効果的だと思いました。あとはサイドからのボールに対して飛び込んでこられるということを考えれば、破壊力のあるFWだということを今日は感じました。
2009Jリーグ ディビジョン2 第28節
2009年7月19日(日)16:04キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 1 後半 3 |
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60 >> 60 | 勝点 | 26 >> 29 |
37分 10 アジエル 59分 7 寺川 能人 |
得点者 |
84分 26 岡本 英也 89分 19 大久保 哲哉 89分 19 大久保 哲哉 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 22 | 吉田 宗弘 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 2 | 宮本 亨 | 0 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 27 | 丹羽 大輝 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 13 | 柳楽 智和 | 0 |
1 | 鈴木 伸貴 | 6 | DF | DF | 24 | 釘崎 康臣 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | DF | 8 | 鈴木 惇 | 1 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 7 | 久藤 清一 | 0 |
2 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 10 | 城後 寿 | 0 |
2 | アジエル | 10 | FW | MF | 11 | 田中 佑昌 | 2 |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | MF | 19 | 大久保 哲哉 | 2 |
2 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 21 | 大山 恭平 | 0 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 23 | 六反 勇治 | - |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 5 | 長野 聡 | - |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 20 | 宮原 裕司 | 0 |
- | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | MF | 26 | 岡本 英也 | 1 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 18 | 高橋 泰 | 2 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 9,013人 [天候] 曇、弱風 [気温] 28.3℃ [湿度] 70% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 松本 孝志 [主審] 廣瀬 格 [副審] 中原 美智雄 [副審] 五十嵐 泰之 [第4の審判員] 蒲谷 卓也 [記録員] 岩崎 洋
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
悔しいっていう事は間違いないですね。コメントするのが難しいゲームなんですけれども、サッカーというのはやっぱりメンタルスポーツなのかなというのを、つくづく感じたゲームでもありました。
2-0になった所から、心の隙がたくさん生まれて、それがプレーの隙に移ってしまったというのは否めなくて、これを修正できなかった私にも大きな原因があるかなと思っていますね。
次はアウェイ、時間が短いので少し話をして立て直していければいいかなと思っています。今日は1万人近く、夏休みでたくさんのお客さんに来ていただいたんですけれども、勝つことができずに非常に悔しく残念に思っております。
質疑応答
-連休でリフレッシュを図ったと思うが、前回につづいて結果が出なかった要因は?
結果でものを言うのは簡単なのですが、僕は神様も信じませんし、選手の状態を見ながら判断していますし、そうした中でこれからの連戦も踏まえてリフレッシュしたほうがベターだと思いました。次は仙台なんですけれども、上位とのゲームの前に非常にいい薬を飲んだかなと思っています。
-2-0になった時点で心に隙ができたとのは自身の責任があったということだが、これは具体的にどういうものか?
あまり言いませんが、向こうはもちろん2-0だからカウンターを狙っているわけじゃないんですよ。向こうの残っている選手にボールがいって、我々が戻るパワーが欠けてしまったと。
例えばこれが1-0で負けているんだったら、もっと手堅いゲーム運びができたと思うんです。2-0だったがために、しかも見ての通りアビスパのディフェンスはかなりもう崩壊状態でしたよ。皆さんが見てもわかっていたように、「これはこのままいくんじゃないかな」と思うのが普通ですよね。そういう皆さんが思っている、サポーターが思っている、我々が思っているというのがサッカーでは非常に怖い。2-0だったというのは、そこからの戦い方をもっとね。シーズン前に1度そういう話をしたんですけれど、もう1回整理しないといけない。高い授業料を払って次に生かせればいいですね。
-日本代表の岡田監督が首位に相応しいよく走る非常に素晴らしいサッカーだと話しており、2点目を取るまで非常によく走っていたと思うが、どの辺から歯車が狂ってきたと感じるか? またメンタル以外での技術的・戦術的な部分での問題はなかったのか?
サッカーのゲームというのはある意味で個性を全部出さなければいけないんですが、その個性を全部自分たちが出すことによって、チームが歪んでしまうということもあるんですよね。
2-0になった時点で色気を出してやってみようと。ちょっと前半からあったんですね。正直今日のゲームは見えないところで。だからハーフタイムでは結構厳しいことを言ったんですけれども、色気、色気、色気がついちゃって、ユニフォームがピンク色になってしまって、それでそれが全体的に『みんな色気を出してるから、俺も出そうかな』という感じになってしまったのは間違いない。
そこでしっかりプレーできるかどうか。もちろんしっかりプレーしている人もいるんですけれど、しっかりプレーできていない人がひとりでもいるとサッカーというのはそっちに引っ張られてしまう。僕は出ている人がしっかりできていないなら代えちゃえばいいんですが、そんなことを言っていたらみんな代えなくちゃいけなくなっちゃう。話をして我慢をして修正ができたら、次の課題に向かっていこうと。ちょっとその部分は私もいい勉強をさせてもらったかなと。今までこんな短い時間でひっくり返されたことはないので、僕ももう1回顔を洗って出直したいと思います。だから、どの辺というのはちょっと難しいですね。
-今日のような負け方をした場合、次に向けての選手の心理状況にどのように影響してくるか?
サッカーには負けと勝ちと引き分けしかないわけであって、負けたら次に負のスパイラルにいくような選手だとしたら、それは次の試合に使えないと思う。それに打ち勝って、「よし次やってやろう」という気持ちを全面的に出せるかどうかですよね。
それに日にちとか時間とかは関係ないと思います。明日の朝に顔を見て、下を向いているような選手は残念ながら連れていくことはできないですね。「よし、やってやろう」という選手を連れていくしかないですからね。サッカーというのはそういうものです。
坂本選手コメント
流れ的に3点目がとれるだろうという感じで攻めにいっていましたが、残り10分で2-0で逃げ切るという考え方もあった。
福岡もそんなに決定的なものを作れていなかった中でしたが、最後に自分たちの甘さが出たかなと思います。
チームのコンセプトとして、これまでも3点目を取りにいくサッカーをやってきて、それ自体は間違いないはずですが、シンプルにシュートで終わるなど徹底できていない部分もあった。
もうちょっとみせてやろう、というプレーが少しあったかもしれません。
寺川選手コメント
自分のパスミスが続いていたので、前半は走ることを意識してプレーしました。
2-0から2-3の試合はあまり記憶にありません。
全体的に間延びして、プレスにもいけず、どっちつかずになってしまった。そのため相手を自由に走らせてしまったと思います。
もっと意識を統一して、守るのか攻めるのかハッキリする必要がありました。
間伸びしたのは、守るのか攻めるのかハッキリせず中途半端だったために、ボールにいけなくなっていたことが原因だと思う。
すぐに仙台と試合がありますが、勝つか負けるかでチームの精神的な強さが問われると思います。
田村選手コメント
5分で3失点というのは初めてのことです。
リードしているのに、負けているチームが点をとりにいっているような雰囲気で、ちょっと間延びした感じになってしまった。
守るのか攻めるのか、意識統一できていなかったと思います。
もしかしたら油断の気持ちが少し出たのかなと思うし、甘く入ってしまったところがあった。
すべては自分たちがまだまだだということだと思う。
仙台戦がすぐなので、切り替えて臨みたい。気持ちの部分が一番大事だと思っています。
福岡 篠田監督 試合後コメント
総評
選手たちが非常によく走って頑張ってくれたと思います。最後まで諦めない姿勢をピッチで彼らは本当に見せてくれたと思います。また、それをサポートしてくれたサポーターの皆さんに本当に感謝したいと思います。
ゲームは湘南のプレーの質が高く、彼らの良さを消そうと臨んだんですが、非常にプレーの質が高かったです。そこで何とか踏ん張れたということがひとつ良かったと思います。
ただ、毎回ですが先制をされたあと、今シーズンはドタバタと失点を多く重ねる傾向にあったんですが、今日はよく我慢して2点で抑えているということが最後に結果をもらたしたと考えています。1失点目のPKのシーンでは、あそこまで入り込まれてしまっているというのが、今の現状の守備のもろさじゃないかと思います。
また2失点目のミドルシュートを打たれたシーンも戻りきれていなく、失点してしまったことは、次の課題が大きく見えたと思います。
ただ、本当に選手はよく頑張ってくれたと思います。ようやくアビスパらしいというか諦めない姿勢を上位の相手に見せれた。僕らはここの順位にいるわけにはいかないというのを見せ付けることができて非常によかったと思います。中2日でホームでゲームが待っていますので、もう次のことを考えてホームでまた勝てるように全員で一丸になりたいと思います。
質疑応答
-戦術的な部分などでの勝因は? 3得点というのはどの辺が良くてこの結果になったと考えているか?
本来であれば、ゲームを0-0で運んでいってというのが理想だったんですが、先にまた先制されてしまってということと、田村選手を何とかうまく剥がすということ、大久保、大山の動きを見て、田中、鈴木を入り込ませるのが目的でした。
ただ、湘南も堅く守備をしてきましたのでなかなか崩すことができずに、最後湘南が疲れたところで、我々のほうが多く走った、長い距離を走ったということが得点に結びつけられたんじゃないかと思います。単純にこれだけやったから3点取れたというわけじゃなくて、本当にちょっとした最後のクロスを上げる前の宮本のフリーのランニングとか、見えないところでのランニングもしっかりとできて、そこが良かったんじゃないかなと。
-岡本を投入してから一気に流れが良くなったと思うが、彼にはどういう指示を出したのか?
彼の特長はスピードと背後に飛び出すということ。あとはシュートも非常にいいので、そこを求めました。湘南が疲れているところで飛び出す動きをとにかくやってくれと。宮原がいいボールを出したし、選手はちゃんとやってくれたし、得点ができて本当によかったと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第27節
2009年7月12日(日)18:03キックオフ 大阪長居スタジアム
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1 前半 1 2 後半 3 |
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56 >> 56 | 勝点 | 57 >> 60 |
33分 6 濱田 武 49分 8 香川 真司 66分 8 香川 真司 |
得点者 | 15分 8 坂本 紘司 59分 10 アジエル 69分 8 坂本 紘司 86分 21 永田 亮太 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | キム ジンヒョン | 21 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 江添 建次郎 | 14 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
2 | チアゴ | 3 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
1 | 羽田 憲司 | 2 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 酒本 憲幸 | 17 | MF | DF | 6 | 鈴木 伸貴 | 0 |
1 | 黒木 聖仁 | 25 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
1 | マルチネス | 10 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 1 |
2 | 石神 直哉 | 19 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 4 |
8 | 香川 真司 | 8 | MF | FW | 10 | アジエル | 1 |
3 | 濱田 武 | 6 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 1 |
4 | カイオ | 9 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 0 |
- | 多田 大介 | 1 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
- | 藤本 康太 | 4 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
- | 前田 和哉 | 5 | DF | MF | 21 | 永田 亮太 | 1 |
- | 平島 崇 | 13 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | - |
1 | 苔口 卓也 | 29 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 3 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
入場者数] 18,146人 [天候] 晴、弱風 [気温] 30.0℃ [湿度] 56% [ピッチ] 全面良芝 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 松永 正利 [主審] 家本 政明 [副審] 平野 伸一 [副審] 森本 洋司 [第4の審判員] 中川 毅 [記録員] 杉本 雄二
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
非常に高温多湿でしたが、出る試合は冷や汗ばかりと。苦しいゲームでした。
湘南らしい粘り強さとか逞しさとか、そういうところかな。山本昌邦さんが言う「人間力」が出た試合だったかなと。
我々は、技術などではまったくかなわないのは見て、一目瞭然。中盤でテンポよくボールを動かすとか、センターサークルあたりで湘南サポーターの溜息ばかりが出る試合でした。
これが現実なんですけども、ただそこを何でカバーするかというと、やっぱり走ることであったり、ボールホルダーを追い越すことでしか補っていくしかない。
それを我々は、チームとしてグループとして、個人に頼らずにやっていった成果が、最後やはり永田がペナルティに入ってきましたけど、そういうところは日頃の練習の成果かなと思って嬉しく思っています。
セレッソは乾がいないことで攻撃力の30%くらいが落ちると思っていました。最後の部分で脅威になるのは真司(香川)しかいないと感じました。
終わったあとににクルピさんと話をしましたが、いいゲームだったなということですね。
質疑応答
-ポイントの香川選手を封じるための策は?
今日、真司のパフォーマンスはよかったと思いますね。いつもよりボールをもらうポイントがたくさんあって。バイタルでもらったり、得意の左サイドでもらったりと。
やっぱりスピードに乗らせる場面も何回かあったので、やられたのは真司らしさも出て、それをよさを出させてしまったかなと。J2の中では彼を止めるのは、現段階では難しいかなと思っています。
本来ですと、ダブルボランチにして、サイドで上がってきたら一人がスライドしてそれを見ればいいというのがあったかもしれないが、我々はわざわざ真司シフトをするような小さなことはしたくないので、自分たちの力を信じてよさを押し出していった。若干ウィークな部分も出ましたが、最後は田村を中心に、最終ラインで大輔(村松)、ジャーン、幸平(臼井)、ノブ(鈴木)、ここらへんがなんとか凌いだかなと思います。
-今日の試合の満足度は
正直今日の試合のような打ち合いではセレッソさんが勝つ試合。4-3というスコア、4-2くらいになってもおかしくない。
ただ、後半の最後のところは我々のほうがクロスに入っていくスピードとか、最後の踏ん張りとか運動量、瞬時の運動量は早かったと思います。
これはもう練習の成果であって、そこでは少し上回れたと思います。
ただ我々は、できればゼロに抑えてしつこく攻撃を繰り返す、と。そういうコンセプトでやっていますので、今日のようなゲームではJ2を勝ち抜くのは難しいと思っています。
-2度リードされた後のオフェンスの集中力が素晴らしかったが、普段の成果なのか。セレッソが点を取った後、稚拙なところがあると分かっていたのか?
3バックをどう崩すかというのは、ずっと話をしてきて、1点目からほとんどすべてがその狙い通りにできたかなというのは正直あります。我々のボランチのディフェンスにおける運動量は、相手の1.5倍くらいあるので、点を取ったために、セレッソが逆に精神的に引いていたというのはあるのかもしれない。我々は逆に言うと苦しい立場だからやらなきゃいけない。苦しい立場だからもっと攻撃的に行かなきゃいけないというのがずっとゲーム中に左右していて、それが逆に我々によかったのかもしれないですね。最後は勢いでいっちまえみたいなところがありましたので。
だから、難しいんですけど、守ろうと思った時に心の隙が、サッカーに出てくる。
サッカーというゲームでは面白いところですけど、こういうゲームを通じて、なかなか口で言っても無理なので、養っていければいい。そういう意味ではすごく選手も勉強になったと思う。暑いなかで、特に攻めから守の切り替えのなかで、大きく出るんです、サッカーというのは。今日は我々のほうが、後ろから追っかけるなど、ちょっとリードしたかなと。もう、日々、泣きながら-この前、鹿島から来た鈴木修人が、初日の練習で足がつるくらい、我々は(トレーニングを)やっている。こんなの毎日やってると言ったら、修人は驚いていたが、それくらい練習した成果が最後のところの粘り強さにもしかしたら出てくるのかなと。なおさらもっとトレーニングします(笑)。
-今後について、C大阪、仙台の2チームがライバルと思うか?
それは私の言うことではない。皆さん(メディア)が一生懸命現地に足を運んだりして判断してくれればいい。我々は次の試合に向けてやるべきこと、準備を集中してやっていく。それだけなんです。あんまり客観的でなく、主観的に見てやるしかない。今日勝ちましたけど勝点6をもらえたわけでもないので、そんなに喜ぶことではない。喜ばしいのは選手が生き生きと最後まで活躍したこと。我々は自分たちの歩む道をしっかり線路を作って行くこと。他チームのほうが経済的に有利な面もあるが、サッカーはお金だけでやるものでなく、気持ちでやる部分もあり、湘南らしさを前面的に出して、やっていきたいと思います。
永田選手コメント
(得点シーンは)豊さん(田原)が頑張ってくれたことがすべてでした。豊さんならくるかもしれないと思って、こぼれたところを狙いました。
スタメンで出ていた選手が本当に頑張っていたので、入ったら絶対やってやろうと思っていました。相手を意識するのではなく、自分のできるプレーを精いっぱいやることを考えました。特に攻撃では、自分のよさを出してボールを追い越していこうと思っていました。
初ゴールが重要な1点になってよかったです。大きな一勝だと思います。個人的にも結果を残すことができて嬉しい。
田原選手コメント
しんどい試合になったけど、しんどい試合になったのはオレのせいかな、と。あの前半の、アジからのパスをしっかり決めていればもっと楽な展開になっていたかもしれないと思っています。
でも、結果的に勝てたから、また気持ちを切り替えて次に向かいたいと思います。
今日の試合は、セレッソもすごい躍動感があって、みんな動いてサッカーをしていました。
うちもよく走っていました。紘司さん(坂本)が2点とったことに象徴されるように、中盤がどんどん追い越してきていたということだと思います。お互いにすごく動きながらのゲームだったと思います。
最後の勝負どころでしっかり決められたことが大きかった。勝ちたい気持ちが本当に強かったと思います。
(最後のゴールの感想は?)実は入ったのが分からなくて、亮太(永田)がシュートの後で、普通に走ってるから「あー!ダメだったのか!」って。亮太も入ったって分かってなくて、みんなに飛び乗られてからゴールしたと分かったみたい。もっと喜びたかったのに、喜びきれなかったのだけが心残りです(笑)
坂本選手コメント
セレッソは力のあるチームなので、少しでも気を抜くとシュートまでいかれてしまうので、本当に気の抜けない試合でした。
相手をゼロに抑えるということよりも、攻撃でいかに力を発揮できるかと思って試合に入りました。
1点目は思い切って蹴っただけです。ボールが入った時には常に追い越そうとしていますがそのやり続けている結果だと思います。祐也(中村)のパスは打ちやすかったですね。
(3点目は?)利き足じゃなかったので、無心で打ちました。考えずに打てたことがよかったと思います。
攻撃の形としては、以前はクロスは少なかったけど、今はクロスやミドルシュートなども多くなっているし、いろいろなパターンをもっていると思います。
ただ、今日のような打ち合いの試合でOKと思っているわけじゃないので、守備についてはもう少しみんなで詰めたいと思います。
田村選手コメント
今日の前半は本当にきつかった。45分しか戦ってないのに90分終わったんじゃないかというくらい消耗しました。完全にセレッソペースだったと思います。
前半は、全体的に一歩が動かなかったし、ボールをとってもミスパスが多かったし、なかなか押し上げられなかった。ラインが低くバラバラな感じがありました。
でも、後半は前からいけていたし、その後に次も連動して動けていた。本当に紙一重の差。最終的には、うちのほうが走れて、うちのほうが粘り強かったということだと思う。
個の力は相手だけど、そこで負けない組織の強さがあったと思います。
相手にPKを与えた時に、「何が何でも勝とう」と声を掛け合った。一番そう言って周りを鼓舞していた紘司さん(坂本)があれだけやっちゃうんだから、本当にすごいなと思っています。
村松選手コメント
この大観衆のなかでプレーできてすごく楽しかったですし、C大阪のレベルの高い攻撃陣を相手に闘ったことは今後の自分にとってプラスになると思います。点の取り合いになり、DFとしては精神的に難しいゲームでした。
(次節に向けて)上位対決に連勝はしましたが、ここで気を抜いたら意味がない。このまま勝ち上がって、集中して取り組んでいきたい。香川くんを完璧に止めるような選手になりたいので、もっともっと上を目指したいです。
C大阪 クルピ監督 試合後コメント
総評
私の手元に公式記録があるが、C大阪のシュートが24本に対して、湘南が11本。ファウルは湘南が20回に対して、C大阪は12回。この数字が、試合を物語っている。技術的なレベルで、C大阪のほうが、しっかりボールをつなげるサッカーができていたので、シュート24本という数字が出ているも、湘南はフィジカル的な強さを前面的に出ていたと思う。特にクロスボールに飛び込む勇気、あるいは球際の競り合うときの気持ちの強さ、そういった面を含めたフィジカルの強さを、湘南は全面に出して、最後は勝負を決めたのではないかと思います。4点目が決まった時は、相手のFWはファールでうちのディフェンスを押しましたが、そのまま流されてしまってその後、思い切って飛び込んできた後ろの選手に決められてしまった。
セレッソのサッカーですが、こういった試合でファールが12回しかできない、それは一言で言えば女子サッカーではなかったか、と。まったく物足りないと思っています。
質疑応答
-2度リードしながら、逆転を許してしまった。選手達はどうしてこのような結果を出したのか?
それは、正直、私も聞きたいところなのですが。決して勝てなかった試合ではなかった。それを最後は負けという結果に終わってしまったというのは、相手より弱かったから。そういうしかないと思います。
-約半分終了して、湘南とはあと1度の対戦。今後について修正などについては?
現時点で言えることは、やはりディフェンスの修正に尽きる。攻撃の面では得点数はリーグでナンバー1なので、ディフェンスの問題点をしっかり分析したうえで、失点を減らす。この1点に尽きると思っています。
2009Jリーグ ディビジョン2 第26節
2009年7月8日(水)19:03キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 1 後半 1 |
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54 >> 57 | 勝点 | 49 >> 49 |
37分 22 中村 祐也 74分 10 アジエル |
得点者 | 82分 24 國吉 貴博 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 荻 晃太 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 32 | 杉山 新 | 0 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 5 | ダニエル | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 4 | 山本 英臣 | 0 |
0 | 鈴木 伸貴 | 6 | DF | DF | 20 | 吉田 豊 | 0 |
1 | 田村 雄三 | 2 | MF | DF | 10 | 藤田 健 | 2 |
2 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 29 | 井澤 惇 | 1 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 7 | 石原 克哉 | 1 |
3 | アジエル | 10 | FW | FW | 9 | 大西 容平 | 0 |
0 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 18 | 金 信泳 | 3 |
1 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 11 | マラニョン | 3 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 34 | 阿部 謙作 | - |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 3 | 御厨 貴文 | - |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | DF | 19 | 池端 陽介 | 0 |
- | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | MF | 24 | 國吉 貴博 | 1 |
2 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 33 | 片桐 淳至 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 6,705人 [天候] 曇、中風 [気温] 26.1℃ [湿度] 74% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 吉見 文男 [主審] 岡部 拓人 [副審] 大塚 晴弘 [副審] 中井 恒 [第4の審判員] 守屋 友和 [記録員] 岩崎 洋
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
上位対決ということで(記者の方にも)たくさん来ていただいたと思うのですが、原稿を書くのに困っちゃうんじゃないかなという内容でしたね。
スカウティングというのをしてまして、まったくスカウティング通りだったので、ハーフタイムのコメントはなかったんですけども。
試合に勝ったんですけど、試合に勝った気がしない試合でしたね。明日になったら喜べるんでしょうかね、という、アカデミー賞を受けた本人みたいな感想になってしまいますけども。
というのも、得点が意図的にというよりは偶発性で取れたと。ただ言い方を変えれば、偶発性で取れたんですけども、セットプレーで僕らが揺さぶったということもあるでしょうね。
困っちゃいますね、言うことがなくて…。明日甲府と練習試合があるので、そっちも勝ちたいと思います。
質疑応答
-スカウティング通りにもかかわらず、勝った気がしない試合になってはなぜか?
甲府は短いパスを繋ぐイメージがあるかもしれませんが、今の甲府は全くそういうことがない。最初からパワープレーです。そういうことをスカウティングでやりました。中盤でボールを回させていい。というか、もちろん出所にプレッシャーに行かなければ長いボールを蹴られてしまいますが。そこをしっかり話しました。マラニョンを真ん中に置いたのはジャーンの後ろに飛び出せということでしょうね。向こうの思惑どおりに、2、3回チャンスをつくってジャーンもイエローカードを1枚もらって、こちらにとっては窮地になった。でも、そういうインフォメーションをして、どういうポジションを取るかという話はしておいたので、さほど慌てることはなかったという感じはします。向こうの守備も予想通りでしたので、ペナルティエリアにうまくボールを運べたと思います。
とにかく今日は浮いたボールが多かった。向こうもミドルシュートは大得意だし、野澤も十分承知のうえでやっていましたが、逆にダフったシュートで入ってしまうのもサッカーの一面かなと思っています。こちらとしてはプラン通りに進んだ。唯一進まなかったのはこちらの得点ですね。
-安間監督は湘南は個の力があるので決定力があると語っていたが、確かに少ないチャンスをゴールに結びつけた。それが勝った気がしない背景ではないかと思うが?
私たちはあまりチャンスをつくれないというか、例えばマラニョンがシュートを打った時に向こうは4バックと中盤も構えて前の3人ぐらいでやっている。つまり長いボールを入れてうまく拾ってという感じが多い。リスクを冒さず後ろが揃ってるから、僕らがボールを運んでもがちっと構えている。それが失点の少ない理由でもある。当然それは十分わかっています。潤滑油となっているのは長いボール。我々はリスクを背負って攻めに行く。向こうはリスクを背負わず長いボールとミドルシュートでシュートを蹴らせて終わらせてゴールキックから始める。僕らのシュート数が少ないのは決定率の高いところまで運んで努力してやっているから。これは労力のかかること。だからむこうの戦略としては合っている。長いボールを入れて、残ってる選手の少ないところで個人の力で打開しようと。そう考えたら言い方を変えると、田原やアジエルらと比べたらむこうのほうが上かもしれないですよね。でも、我々はそれをわかっていても自分たちのスタイルを変えるつもりはない。リスクを冒しても行くというスタイルを貫きたい。
-直接対決に勝って首位もキープしているが、手応えはあるか?
勝点50を超えていますが、まだ半分をやっと終えたばかりなので、手応えを感じるにはまだまだだと思います。7月、8月、9月、天皇杯とありますが、1試合1試合、その試合でやれることを全部やる。次のことは考えない。そしてコツコツと貯めていくしか我々湘南が突き進む道はないと感じています。ですので、手応えというよりも次のゲームに向けていい準備をして100%以上の力を出すことに力点を置いてやっていかなければいけないチームだと思っています。
-甲府は後ろをしっかり揃えるサッカーで4位にいる。ただ、ここ数年J2でもそれだけでは上に登っていけない。最後はリスクを冒していかなければいけないという傾向にあると思うが?
おっしゃるとおりですね。例えば第2クールをやっていて、どうやって守るかよりどう崩すかという方が、監督さんが考えていることが多い。3、4年ぐらい前はどう守るかというところからスタートして、そのおまけで攻撃という感じだったが、逆転しています。これは非常に良い事というか、こちらも勉強させてもらうので悪くはないですが、苦労しているのはそういう点だと思います。
だから考え方は変わってますよね。僕らも練習は基本的に全て攻撃をやっています。それに伴い、攻撃にいいものが出てくれば当然守備もよりアラートにできると思うので。
-今後、FWの補強などはあるか?
トゥットと丁は半年の契約だったので契約満了という形です。我々はシーズンが始まってから進化しているが、このふたりに関してはその進化についていけなかったかなという問題で新しい血を入れるべきだとは思っています。この段階でコメントはできませんが、これからやっていくにあたっては、前の方の選手を入れないと厳しい状況であると。甲府さんも入れたし、仙台さんもそうだし、うちもそういう可能性がないわけではないと。田原は8月になったら全く動けないと京都の方から連絡が来ていますので。
アジエル選手コメント
大切な追加点を決めることができて本当に嬉しいです。実は昨日、母親と妹が来日したので家族のためにも絶対にゴールを決めたかったので。
甲府は本当にいいチームなので厳しい試合になることは分かっていました。前回アウェイで対戦して負けているので今日は絶対に負けられない試合でした。全員がその強い気持ちでピッチに立てたから勝てたんだど思います。しかも今まで七夕の記念ユニフォームを着て勝ったことがなかったのでそういう意味でも勝ちたい試合でした。
今日も平日のナイターにも関わらず多くのサポーターが駆け付けてくれて感謝しています。自分たちは常に皆さんに勝利をプレゼントできるように全力を尽します。
田原選手コメント
少しでも起点にならないとみんなが疲労してしまうので、体を張れるところはチームのためにどんどん積極的に行きました。ディフェンス面でも前から奪いに行ったり、自分たちが相手にやられたら嫌だと思うことを意識してプレーしました。それから、試合中は何度も深呼吸して冷静になるよう努めました。
寺川選手コメント
相手が立ち上がりからロングボールを蹴ってきて、頭を越えるシーンが多く、戻りが遅れる場面がありました。ただ、セカンドボールはけっこう拾えたし、我慢して粘り強くプレーすることができました。
(直接対決の勝利について)ホッとする間はありません。今日の勝利は大きいとは思いますが、まだまだ僕らはチャレンジャーとして挑んでいかなければいけないと思っています。
中村選手コメント
チームとして前半からアグレッシブにプレスにいけたし、ラインを高く保つこともできました。まだまだですが、前に行く力がなければゴールは生まれていなかったと思う。その点で僕らのリズムだったと思うし、気持ちの面も強かった。先制点は大事だと思うし、取れればうちは勝てると思う。一戦一戦勝ちたいので、これからも勝つためのゴールを決めたいと思います。
(次節に向けて)今日と同じ気持ちで闘うことが大事です。キャンプから続けている自分たちの目指すサッカーをして絶対に勝ちたいと思います。
野澤選手コメント
(失点は)完全に僕のミスです。普通に弾こうとしたところ、弾ききれずに入ってしまった。万が一同点にされていたら、みんなの頑張りを台無しにするところでした。
みんなのおかげで守りきれました。
気持ちの入ったゲームで、みんなに感謝したい。うちはやるべきことをやりました。
ディフェンスラインはもちろん、前の選手からしっかりディフェンスできていた。32番以外はみんなよかった。
横浜FC戦で90分間集中して闘い、それが今日のゲームに活きました。最後は絶対に失点できない状況になったが、よく集中し、90分間気持ちの入ったゲームができた。今日の戦いも次のC大阪戦に繋がる。いけると信じています。
甲府 安間監督 試合後コメント
総評
勝点3を求めてこのアウェイにやってきました。平日にもかかわらず、本当に多くの方が駆けつけてくれて素晴らしい後押しをしてくれたのですが、なかなか期待に応えることができませんでした。
ただ、後期は始まったばかりです。やめてしまったら全てが終わってしまう。うちに来ている選手は必ずどこかで挫折しているので、諦めずにもう1度上に噛みつく気持ちをもってやっていきたい。かっこよく決まるチームではないが、色んなものを犠牲にして来てくださっている方々に最後にはそういう姿を見せられるよう努力していきたいと思います。
試合の方は素晴らしい反応をまた見せてくれて、何度となく挑み、決定機をつくってくれました。アジエル選手や田原選手など素晴らしい選手がいる中でしっかりと切り替えて防ぐこともできていた。やはりゴールをなかなか取れないことが今の現実だと思います。フリーキックは多分ミスキックだとは思うが、今はそれが入ってしまう。湘南さんの決定力が素晴らしいことは頭に入っていたが、そういうものも見習って吸収して自分たちの中に付け加えていきたい。
やり続けることでクオリティを上げてきたチームです。最後の1点も形通り、FWが入って2列目の國吉などもしっかり入ってきてくれていた。それが残り、よい方向にいくのではないかと思っています。本当にどんどん変わっていくチームなのでこのチームで仕事をすることに喜びを感じているし、そういうものをまた見せてくれると思うし、僕たちもそういう刺激を与えていきたいと思います。
質疑応答
-3トップは前節と同じだったが、中央にマラニョン、左に大西、右に金と配置が変わっていたが、その狙いは?
うちは攻めも守りも一緒に考えているので両面あります。攻めに行ったら信泳(金)などはサイドから入る動きが出てくるのでサイドに置く。容平(大西)も湘南さんが出足の25分いつもアグレッシブに来るので、1度臼井君のところを突いておいて、空いたところをジャーンとマラニョンと走らせて、そのスペースを狙っていく。すると自然と左サイドに行くので、動いている中で元のポジションを取るような仕組みにはなっていました。それもうまくいき、背後も取っているし、攻撃の形もできていたし、戦術的には彼らはよくやってくれたと思います。
-前半途中で交代した井澤はケガか?
ドリブルしている最中に足を入れられたらしく、動けないということで代えました。
-早い時間での交代は計算違いだったか?
惇(井澤)がすごくアグレッシブに攻撃に挑んでいたので、それは痛いです。ただ、途中から入った國吉が急な出場だったが、素晴らしいプレーを見せてくれていたので、マイナスにはなっていないと思います。
-チャンスの量と質では互角以上のものがあったと思うが、決められなかった。逆に湘南は個人の力で決定力があるというニュアンスだったが、決定力は最後は個人に帰するものなのか?
たぶん全国どこも負けたチームは言うし、課題になると思います。個人の課題と言ってしまえば、すごく簡単ですが、僕らは個人で何とかするチームではない。何とかしてフリーになる組み合わせやパターンを考えます。
なるべくいい状態で打てるように、なるべく点が入るようにトレーニングを積んできています。だから個人の面でもちろん認めなければいけない部分はありますが、それを認めさせないように日々努力しています。去年などは最初負け続けてきて、今の形を見つけ出した。この試合だけ、あるいは今年だけを見たらなかなか見えないものはあるかもしれないが、右肩上がりに来ています。プロセスを大事に合宿などを組み、マリノスに7-2に負けたり、色んなものを試して今に至っている。その度に彼らは意見も言うし、聴くし、素晴らしい反応を見せてくれて、次の試合にいつも変化をつけてくれています。
だから、このチームで働くのが僕はすごく好きだし、ひたむきにやっているチームがやはり報われるべきだとやっている最中です。たどり着くためにはもっとやらなければいけないと思っています。
2009Jリーグ ディビジョン2 第25節
2009年7月5日(日)18:03キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場
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0 前半 1 0 後半 1 |
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15 >> 15 | 勝点 | 51 >> 54 |
-分 - - | 得点者 | 43分 10 アジエル 59分 22 中村 祐也 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 大久保 択生 | 21 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 吉田 正樹 | 6 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 1 |
0 | 戸川 健太 | 4 | DF | DF | 3 | ジャーン | 2 |
1 | 早川 知伸 | 2 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
0 | 片山 奨典 | 13 | DF | DF | 6 | 鈴木 伸貴 | 1 |
0 | 八角 剛史 | 5 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
0 | 鄭 容臺 | 29 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
2 | 西田 剛 | 18 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 2 |
1 | 須藤 右介 | 25 | MF | FW | 10 | アジエル | 2 |
1 | 池元 友樹 | 9 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 3 |
1 | 中野 裕太 | 23 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 2 |
- | 小山 健二 | 1 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
0 | 八田 康介 | 3 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | - |
- | 吉本 岳史 | 7 | DF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
1 | 加藤 大志 | 15 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
0 | 三浦 知良 | 11 | MF | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 4,410人 [天候] 曇、弱風 [気温] 23.1℃ [湿度] 74% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 上田 忠彦 [主審] 柏原 丈二 [副審] 相樂 亨 [副審] 浅野 正樹 [第4の審判員] 名取 洋典 [記録員] 新井田 秀一
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
今日の勝点3、勝利は、湘南ベルマーレのサポーターに捧げたいと思っています。アウェイにもかかわらずホームのような雰囲気を醸し出してくれたために、我々は力をもらったと思っています。サッカーの専用スタジアムはいいなと実感しました。
ここ2試合、ヴェルディ戦、栃木戦と非常に不甲斐ないゲームをしていまして、今週は1週間空いていましたので、なぜ不甲斐ないのかというところから始めた。ちょうど開幕戦の相手でもあったので、開幕戦の試合の良い所を抜粋して、最初はこんなに新鮮だったんだよというところを少し見せて、もう一度初心に戻るという意識でこの1週間やってきました。その成果が全て出たとは思いませんが、少なくとも随所に出て、非常にリズムのあるゲームになったかなと思っています。
質疑応答
-今までの試合での不甲斐ない部分でバックパスが多かったが、今日はディフェンスラインで早い展開をしてサイドを上がっていく感じだったが監督の指示だったのか?
サッカーの専門誌でない方に非常に素晴らしい質問をしてもらって嬉しく思っています。言い換えるとサッカーの専門誌でもできないような質問ですね。
今週1週間、もし毎日馬入に足を運んでいただければ、どのように練習をしているかわかると思うんですが、梅雨の時期なので足を運ぶ人が少なくなっていて、毎日来ていただくことも難しいと思いますが。
まさにおっしゃる通りで、今週1週間はなぜ失点したのかというよりも、どうやって得点に近づけるかということにフォーカスしてやってきました。そうした結果、内容を言っていただけたのは、かなりの成果だなと思っています。ただ、サッカーというのは難しくて、これが次の試合にできるかは別の話なので、次の試合もできるようになって初めて、自分たちの持っている力をよりレベルアップしていけた証明になると思います。次の試合まであまり時間がなく、それも甲府戦ということで良いゲームになると思うので、そこでも前面的に自分たちの良さを出していきたいなと思っています。
-開幕戦の時と横浜FCの印象の違いはあるか?
キーパーが3人代わっているというのが、チームの実情を象徴しているんじゃないかと思います。あまり相手のことを話すのは好きじゃないのですが、僕はそんなに開幕戦とやったときと、そんなに大きくクオリティは落ちていないと思いますね。今日のゲームを見た方が感じたことを書いていただければ良いと思いますし、少なくとも我々の方が走っていたということは確かだと思います。
アジエル選手コメント
ここ最近引き分けが続いていたのでこの勝利は嬉しいです。自分も久しぶりにゴールを決めることができたし最近の課題だった失点もゼロに抑えることができた。
アウェイにも関わらずまるでホームのような雰囲気を作ってくれたサポーターには心から感謝したいです。
これから甲府やセレッソとの重要な試合が続くので早く疲労回復させて次も勝つためにしっかり準備したいです。
中村選手コメント
今週練習したことが生きていたと思います。それがゴールにも繋がってよかった。
負け、引き分けときていたのでやってやろうという気持ちでした。
うまくコミュニケーションをとりながら、高い位置でボールをもらうように意識していました。
(難しいシュートだったと思いますが?)あのシュートを打つことは自分の中では普通のことですが、決まるまではなかなかないかなと思います。
(今日で二桁得点の10点目ですが?)嬉しいことですが、チームに勝利がなかった大事な試合での追加ゴールという事実のほうが嬉しい。1試合1試合の中で点をとることを目指していますが、その1点ずつがチームを助けているならそのことはとても嬉しいです。
野澤選手コメント
まるでホームのような雰囲気の中で試合ができました。
今日は、ここ最近スッキリ勝てていなかった中、チーム・サポーターが一丸となって得られた勝利だったと思います。
(勝因は?)一番は勝ちたいという気持ちだと思う。もしかしたら選手よりもサポーターのほうがその気持ちが強かったかもしれない。強い気持ちが僕らに乗り移って、前半から勢いよく戦えたと思います。特に今日は子どものサポーターが多くて、そのこともパワーになりました。
試合の中で、あれだけ一人ひとりが頑張れば、無失点勝利というのはついてくるものだと感じました。
今日は自信を持たせてもらえましたが、今日、なぜ勝てたのかということを整理して、また次の甲府戦に臨みたいと思います。
臼井選手コメント
今日は最初から動けていたし、決定機も何度が作れた。勢いをもって前へ向かうサッカーができたと思います。
僕自身も古巣との対戦ということもあって、より気持ちが入っていました。自分でゴールを決めたいという気持ちもあったので積極的に仕掛けました。
以前感じたことですが、コンディションがよくないと感じる時はチームも引き分けという結果になるということがあった。だから、サイドが積極的にいけばチームが活性化するということを改めて感じたので、遠慮なしにいって先制できたとしても2点目3点目をとりにいくような意識で今日も戦いました。
村松選手コメント
ここ最近、ディフェンスラインと雄三さん(田村)の間のスペースが狙われていたので、今日は全体をコンパクトにして戦いました。
インターセプトも狙いやすかったし、ディフェンスラインとしてはゼロで試合を終えることができて本当に嬉しいです。
ただ自分の中では今日もよくないところがあったので、次に生かしたいと思っています。
田村選手コメント
久々に完封できてよかったです。ここ最近の試合で失点が多いのはラインが低かったからではないかということになり、今日はセンターバックとの距離を意識しました。
ラインを高く保つことで裏に抜けられるのが恐いというイメージもありますが、プレスが速い分、逆にいいボールが出てくることがありませんでした。第1クールのよかった試合もプレスが速いかったし、今日のようにラインを高く保っていたと思います。
今日は本当にみんなの意識も高かったし、試合の入りもよかった。難しいことはしていないのですが、いい試合ができてよかったです。
横浜FC 樋口監督 試合後コメント
総評
まず2試合続けて1点も取れなかったというところが残念ですし、続けての敗戦というのも非常に悔しい思いでいます。また、サポーターにも勝利をなかなか届けられない今の現状を申し訳なく思っています。
ゲームの方は、個の力、特に攻撃力のある湘南に対して、いかに我々が我慢強く戦えるか。これは守備的にやろうということではなくて、我々の今までやってきた守備のやり方の中で、いかに封じ込めることが出来るかということがポイントでした。その時間を長くしながら相手の隙を突いて勝機を見出すというプランで入りました。
それに関しては、いくつか危ない場面もありましたが、選手達はゲームプランどおりやろうという部分で最後まで戦ってくれました。2失点はしていますが、相手の強烈な10番アジエル選手にできるだけ自由を与えないという部分に対してある程度できていたと思います。
ただ、攻撃に関してはボールを持つ時間を作ったり、ボールを動かすことはできたのですが、本来我々がやりたかった、湘南のワンボランチの周りをもっと使うという部分、そこのところで小さなミスなんですが、それが振り返ってみるとノッキングになってスムーズにボールが動かない要因となっていました。そこにボールが入っても、その先に繋がらなかった。攻撃に関しては、まだまだレベルを上げないといけないと思っています。
ただ、選手達はごのゲームを高いモチベーションで、なんとか神奈川ダービーで自分たちの力を示そうとゴールに向かってくれたと思います。今できること、これをしっかりと整理して、次のゲームに臨みたいと思います。
質疑応答
-攻撃に関して具体的に植え付けないといけないことは何か?
正直、我々に個の力で局面を打開できる選手はいません。その意味ではコンビネーションを上げていかないといけない。コンビネーションというのは局面において数的優位を作って、さらにボールを追い越して出て行くという、今までやっていることなんですが、それをよりスムーズに成立させるための精度を上げないといけない。
例えば今も、ボールが入ってサポートの距離は決して悪くない。ただ、落とすボールが右足でなくて左足に行ったりだとか、ターンをできるところでしなくて、ターンをするのに3回、4回ボールに触らないといけないとか。これは細かいところですが、その時にスムーズさを欠いてしまう。グループとして相手を崩していくサッカーをやる中では、絶対に解決しないといけない問題なので、本当に細かいところにフォーカスを当てながらやっていかなければいけない。今日も少なかったですが、まだまだ追い越せない部分も含めて、ゴールに向かっていくところを修正していきたいと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第24節
2009年6月28日(日)16:03キックオフ 平塚競技場
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0 前半 0 1 後半 1 |
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50 >> 51 | 勝点 | 17 >> 18 |
57分 5 臼井 幸平 | 得点者 | 69分 36 若林 学 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 21 | 武田 博行 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 19 | 赤井 秀行 | 0 |
0 | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 3 | 大久保 裕樹 | 2 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 23 | 米山 篤志 | 1 |
0 | 鈴木 伸貴 | 6 | DF | DF | 4 | 井上 雄幾 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 2 | 岡田 佑樹 | 0 |
0 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 5 | 落合 正幸 | 1 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 15 | 鴨志田 誉 | 0 |
2 | アジエル | 10 | FW | MF | 8 | 栗原 圭介 | 1 |
0 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 36 | 若林 学 | 4 |
2 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 20 | 河原 和寿 | 0 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 29 | 小針 清允 | - |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | DF | 6 | 入江 利和 | 0 |
- | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 10 | 高安 亮介 | 0 |
- | 中村 祐也 | 22 | MF | MF | 13 | 本橋 卓巳 | - |
- | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | FW | 14 | 稲葉 久人 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 4,517人 [天候] 雨、弱風 [気温] 20.6℃ [湿度] 77% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 川北 信幸 [主審] 前田 拓哉 [副審] 岡野 宇広 [副審] 伊藤 知哉 [第4の審判員] 亀井 章 [記録員] 岩崎 洋
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
第2クールに入って非常に厳しいゲームになるかなと予想して、色々準備もしてきたんですけども、なかなかホームで勝ちを呼ぶことが出来なくて、サポーター、関係者には非常に申し訳ないなと思っています。ただ、下を向いてもしょうがないのでね、下を向いて勝点をくれるんだったら、思い切り下を向きますけど、そうじゃないので、これをまた次なるエネルギーに向けてどうにかしないといけないという風に感じています。
まぁちょっとリズム…ゲームにはテンポというものがあって、まぁリズムって言い換えても良いんですけれども、それを自分たちで作れないのが、ファーストクールとの大きな差かなと思っていますね。だから、見ているほうも何かどっちつかずだなって感じでいられると思います。そこをちょっと改善しないといけないとは思っています。
そうは言っても、まだ一応首位です。まぁ2時間、3時間後には違う風になるかもしれませんけど、そっちのが良いんではないかなと、思っていますが。とにかく、頑張って邁進するのみです。
質疑応答
-ファウルやミスが多くて崩れた印象があるが、例えば今後上位陣と戦う上でそのあたりの修正点が直らないと今日のような試合が続くのではないか?
おっしゃるとおりですね。リズムやテンポができないのはまさにそういうところです。奪えるタイミングでファウルして相手にボールを与えてしまう。数えていないですが、おそらく20を超えているでしょうね。23、4になっているのではないか。だいたい20を超えたらファウルの多いゲームになってしまう。湘南はそういうことをしないでボールを奪うと話していますし、ハーフタイムにもそういう話をしました。というのは、こちらがファウルをするということは、相手のストロングな部分を出させてしまうことですから。
それと、失点したところを切り取ってみれば自分たちでリズムを壊しているということですよね。ひとつのプレーの重みがまだやはりチームに足りない。これは私が猛省しなければいけない。だからといって頭ごなしに言ったら余計にミスを怖がってサッカーではなくなってしまうので、そこから学んでいくしかないです。選手だって馬鹿ではないので当然感じていると思うので、うまく話をもっていって、やらなければいけないという風には感じています。
-田村選手を動かすためにサイドからのクロスという対策をどのチームもしているがそれに対して今後システムの変更などはあるか?
可能性がないわけではないですね。向こうも入江を入れて、なんだかどのチームと試合をしてもどの相手も同じだなという、金太郎飴のようになっていますが。システムを変えるのは簡単ですが、選手の個性などを失うことが果たしてこれから戦っていく上でプラスかマイナスかを考えながらやらなければいけない部分は正直あると思います。おっしゃるとおりでそういう練習も話もしているが、直していかなければいけないですよね。
-現在1位にいることに対するプレッシャーは選手にないですか?
どうでしょう。しかし、もっとサッカーに対して真摯に取り組まなければいけないでしょうね。上から目線でやってしまっているのかなというのはあるので。上から目線という意味で、この前、ヴェルディにいいムチをいただいたので、今日はターニングポイントになる非常に大事なゲームだという話もしていますし、もう一度しっかり足元を見つめ直して顔を洗い直して、という話もしたんですが。(選手は)頑張ってはいるんですよ。当たり前ですが。頑張っていても成果に表れない時に叩かれるのは当然であって、ただテンポ、リズムを大事にしなければいけないというのは今日のゲームから学ばなければいけないでしょうね。なかなか、皆さんも釈然としない部分はあると思います。それは私も同じであって、今日の天気と全く同じですね。
-テンポやリズムをつくるうえで期待する選手は。
いや、これは全員だと思います。後ろとかGKとかに限らず、中盤も大事ですし、全員ですね。トレーニングのテンポから変えていかなければいけないと考えれば私もそうだし、スタッフも全員そうだと思いますし。なんだか葬式みたいになってきちゃったけど(会場笑)。頑張ります。人生と同じで、とオシムさんみたいな言い方になりますけど、うまく全部いくはずがないのは知ってるわけであって、私もJ2もJ1でも経験ありますし、どのチームも試行錯誤しているわけです。
逆に僕らが勝っている分だけ、その裏側には当然負けがあるわけであって、その監督は同じようにいろいろ考えているわけですから。ひとつの試練、チームにとっての試練だと思って頑張っていきたい。試練という言い方もまた変ですけど(笑)。とにかく修正するところをしっかり修正して1週間いい準備をして、次は近い場所のアウェイ(横浜FC戦)ですが、たくさんサポーターの方に来ていただいて、最高のパフォーマンスを出せるように頑張りたいと思います。踏ん張り時だと思います。
臼井選手コメント
なるべく積極的にオーバーラップすることを心がけました。
外からだけじゃなくて中からも崩していこうと思ってやっていた結果、いい形で得点がとれてよかったです。アジがいいパスをくれたので、思い切っていけました。GKの逆をつけたのもよかったと思います。
ただ何よりも、追い付かれたことが悔しい。
途中から入ってきた栃木の選手がアグレッシブにきました。ここからも同じようにサイドを狙われるかもしれないけど、そこをなるべく崩されないように修正したい。
前節のヴェルディ戦で敗れて、みんな次は勝たなければいけないという意識でした。
相手も研究してきていますが、そういう中でも勝点を積み上げていかなければいけないと思っています。
野澤選手コメント
気迫が足りなかった。
雨でスリッピーだったこともあり、ミスが多くストレスの溜まる試合でした。
前半0-0でしたが、後半勝負だと切り替えて臨みました。いい形で先制点がとれたのですが。
もう1回考え直さなければいけないと思います。以前は、例えば1点決めた後ももう1点とろうという気持ちが前面に出ていたし、声も出ていた。今日は失点してはいけないという気持ちからかそういうものが少なかった。もっともっと、“勝ちたい”という気持ちの強さが重要だと思っています。
やられる形というのはそれぞれが分かっていると思うので、まずは次の試合までの1週間、相手を上回る気持ちをもう1度みんなで持って、いい雰囲気にしていきたいと思います。
阪田選手コメント
雨だったのでシンプルにプレーしようと思っていました。
クロスから失点してしまって課題がみつかった。最後の集中力の部分、しっかりマークを捕まえるという部分で、しっかり突き詰めていきたいと思っています。
(今後に向けて)次節はジャーンさんが帰ってきますが、自分にできることをしっかりやって、チャンスがあれば今度はしっかり抑えて勝ちたいと思います。
阿部選手コメント
先制点を取って、どんな形でも勝ちたかった。残念です。今日はリズムがなく、クローズしたところもあった。もっとボールを動かしながらパスコースをつくったり、ゴールを狙ったりできればよかった。
少し単調だったと思うし、相手ゴールに向かうときに人数も少なかったと思います。
(次節に向けて)しっかり準備して、つぎもしっかりゴールを狙っていきたい。
栃木 松田監督 試合後コメント
総評
先制されたことを考えれば、アウェイで引き分けというのは成果なのかもしれないですが、90分自分たちのサッカーができたことからすると、非常にもったいない試合だったと思っています。
前半で得点できて、もう少しチーム全体のプレーに質があれば、勝ちゲームにできた展開だったと思うので、その部分が残念です。
ただ、先制された試合で、これまで一度も勝点がとれていなかったので、そういう意味では一歩一歩ですが、前進だったと思います。
質疑応答
-復帰した米山選手とゴールを決めた若林選手の評価は?
今日はかなりポゼッションができると踏んでいたので、米山の復帰がここに間に合ったのは非常に大きかったですね。落ち着いて後ろからつくることができたし、揺さぶることもできました。最後までディフェンスラインを統率してよくやってくれた。90分ゲーム体力が心配でしたが、経験をもとに非常によくやってくれたと思います。チームに落ち着きももたらしてくれたと思います。
若林に関しては、注文はまだたくさんありますが、無得点だったということからすると彼にとってターニングポイントになってくれたらチームとしてもありがたい。また、得点したという事実が彼に自信を取り戻すことになって、今後のパフォーマンスに生かされればいいと思います。
-それぞれの選手交代の意図は?
栗原のところは、前半に足を痛めていた関係だと思いますが、失点する前から前半のように効いている感じが少なくなったので、本橋をあの隙間でプレーさせて、あまり栗原と役割の変わらないかたちで、ボールを落ち着かせながらラストパスなりシュートなりを打てるかと思っていました。ただ、点が入ったので、攻撃的にということで河原をひとつ落として稲葉を入れたということです。
入江に関しては、あのサイドで展開してクロスを上げる状況が多くなっていたので、入江のクロスの質に賭けました。
高安は、岡田が連戦で疲れていることもあるし、1-1から2点目を狙うために、攻撃的に彼が仕掛けてコーナーなどを取れればまたチャンスになるかと思いました。
-次節は甲府戦と上位チームとの連戦になるが、意気込みは?
また違うチームだし、違うシステムなので、今日のような形にはならないと思いますが、いずれにせよ強敵、上位のチームとやることが自分たちの今の実力を計る上では恰好の相手だと思います。モチベーションもみんな高いですし、もう少しで折り返し地点ですが、J初参入のチームとして蓄積してきた経験やトレーニングの成果が徐々に出てきたと思うので、それを試すには最高の相手だと思います。前節の仙台から始まった対戦は、もちろん楽なことではないが、非常に楽しみにしています。昇格を狙っているチームに嫌がられるチームであれば、我々が非常にいいゲームができているということになるので、そういうゲームをまたこれからも続けていきたいと思います。
-いいゲームをした後の次のゲームが難しくなる傾向にあるが、この1週間をどのように過ごすか?
そう言ってしまえばそうなるのではないかと思うので、今度はそうはならないということでしょうし、成長の証をサポーターにも見せていかなければいけないと思う。以前がそうだったから今度もそうなるというのは、勝者のメンタリティとして持つべきではない。状況や数字、過去のデータなどは存在するが、全ては自分が決めていくと。次に勝つために、勝ちたいと思うから、自分が勝つ試合にしていくという気持ちが一番大事。ですから、そういうネガティブなストーリーはいっさい考えないことが大事だと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第23節
2009年6月24日(水)19:03キックオフ 国立競技場
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0 前半 0 2 後半 1 |
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31 >> 34 | 勝点 | 50 >> 50 |
58分 8 柴崎 晃誠 81分 9 大黒 将志 |
得点者 | 62分 11 阿部 吉朗 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 土肥 洋一 | 1 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 藤田 優人 | 23 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 1 |
3 | 土屋 征夫 | 17 | DF | DF | 3 | ジャーン | 1 |
0 | 富澤 清太郎 | 14 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
2 | 那須川 将大 | 24 | DF | DF | 6 | 鈴木 伸貴 | 0 |
3 | 柴崎 晃誠 | 8 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
0 | 服部 年宏 | 22 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
0 | 河野 広貴 | 7 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 1 |
2 | レアンドロ | 10 | MF | FW | 10 | アジエル | 1 |
3 | 平本 一樹 | 25 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 1 |
2 | 大黒 将志 | 9 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 0 |
- | 高木 義成 | 21 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
- | 高橋 祥平 | 32 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | - |
0 | 河村 崇大 | 5 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
0 | 滝澤 邦彦 | 15 | MF | MF | 28 | 猪狩 佑貴 | 0 |
0 | 飯尾 一慶 | 16 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 1 |
|
|
|
---|
得点経過
|
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
|
|
開催データ
[入場者数] 4,723人 [天候] 晴、弱風 [気温] 24.9℃ [湿度] 73% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 山田 等 [主審] 野田 祐樹 [副審] 山口 博司 [副審] 前田 敦 [第4の審判員] 本橋 巧 [記録員] 小山 修
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
今日敗戦しましたが、ずっとここまでそうした兆候があって、膿が溜まっていたものが噴出したゲームだったと思います。
ヴェルディにやらせてもらえなかったのか、単に我々ができなかったのかというところですが、間違いなく自分たちができなかった試合でした。
ここ最近で一番よくないゲームだったと思います。これが湘南の実力ですね。
首位に立って、前節で劇的なゲームをして少しネジが緩んでしまった。ネジを巻いたつもりでしたが、一度緩んだネジはそう簡単に元には戻らないということ。
この負けをどう生かすかだと思います。多くの人の期待に応えられるように頑張りたいと思っています。
質疑応答
なし
阿部選手コメント
なんとか流れを変えたいと思ってピッチに入りました。
(ゴールシーンは)幸平さんが持った時に、来るかもしれないと思って早く動き出せたのがよかったと思います。
あまり相手DFを意識せずに間でもらってゴールを狙おうと思っていました。
全体的にシュートが少なかったですし、もうちょっと仕掛けてもよかったと思います。
悔しいですが、ポジティブに考えてこの負けを反省していい方向に持っていきたい。
みんなで話し合って前へ進んでいきたいと思います。
坂本選手コメント
何が悪いと言うよりも、自分たちがやっているサッカーの精度をどんどん上げていくしかないと思っています。
うちは、ボールの動きも人の動きも攻撃的にやっていくということをずっとやってきているし、その精度を自分たちで高めていけば勝つことができると思う。コンビネーションが合わなかったり、イージーなミスが出るとやはり難しくなってしまう。
やり続けていくしかないと思っています。順位がどうこうではなく、個人としてもチームとしても向上心をもってやっていくしかない。そうやってずっと積み重ねてきたので、これからもブレずに続けたい。
臼井選手コメント
このところ先制点を決められることが多く、ディフェンス面はもう一度修正して臨まなければいけないと思います。
今日も2失点してしまったし、守備面からもう一度見直していかなければ。急いでやらなければいけないところだと思っています。
しっかりゼロに抑えるという原点に戻って1-0で勝つという試合ができるように、自分も守備から入っていきたい。
前半から動きが少なかったが、相手に合わせてしまうところがあったと思う。もっともっと、自分たちから躍動しなければいけないと思っています。
村松選手コメント
最後の最後で、自分のマークだった大黒選手に決められてしまい、悔しいです。
試合前から大黒選手とのマッチアップは楽しみにしていました。厳しかったけれど、実際に失点の場面以外はすごく楽しかった。
大黒選手は裏に抜ける動きがうまいので、駆け引きを読むというところが勉強になりました。ただ本当に悔しい気持ちでいっぱいです。
野澤選手コメント
今日、勝つことで前節の勝利が活きると思っていました。そういう意味でも今日のゲームの大切さはみんな感じてゲームに入っていたと思います。
守備はもちろん大切ですが、うちは攻撃によってリズムをつくるのがひとつの特徴なので、うまくパスが回らずリズムがうまく作れなかったことが流れを引き寄せられなかったひとつの理由だと思います。
相手に合わせてしまい自分たちからアクションを起こせなかったところは反省すべきところだと感じています。
鈴木伸貴選手コメント
前半はオフェンスのタイミングを掴み出して、連動する攻撃ができたと思います。後半、相手の流れもあって点をとられてしまい悔しい。
自分自身は、去年のいい時期の体のキレに比べればまだまだですが、それでも辛抱強く使ってもらっているので、監督やコーチにプレーで恩返ししたいと思っています。
もっとクロスを上げさせない守備をしなければいけない。今日の反省点を生かしてプレーしたいと思っています。
東京V 高木監督 試合後コメント
総括
前節からのチーム状態、パフォーマンスを今日のゲームでも全体的にやってくれたと思います。
前半立ち上がり、湘南の攻撃はすごく勢いがあって、対応するのに時間はかかりましたけど、自分たちのボールポゼッションから時間が作れるようになってからは、リズ
ムを変えながら、ボールをつなぐときと縦に入れるとき、その変化をうまくつけながらゲームを進めることができました。
後半もゲームの内容としては悪くない中で、選手交代も悩みましたけど、全体的にトレーニングで意図していたところをみんなが把握しながら、自分たちがやらなければ
いけないことと、湘南の攻撃に対してディフェンスをしなければいけないところを整理しながら、90分やってくれたと思います。
我々のチームは、なかなか70分以降に点がとれるチームではありません。逆に湘南は70分以降に非常に得点の多いチームなのですが、今日はそういう相手に対して追加点
がとれたということは、今後のゲームや選手たちの自信になって、良いゲームができるんじゃないかと思います。
質疑応答
-前回の対戦の時との違いは?
まず、我々はケガ人が帰ってきたのでメンバーが代わりました。あの時よりはボールが動かせたんじゃないかなと思います。あと、相手が嫌がるところにボールが入った
りとか、クロスの入れ方、中への入り方も前回とは多少違った部分があるんじゃないかなと思っています。
-湘南は疲れているように見えたがそう感じたか?
先ほども話しましたが、70分以降に点をとれるチームなので、もっともっとそういう時間帯から上がってくるのかなと思いましたが。ただ、特別変に疲れているという感じはなかったです。
2009Jリーグ ディビジョン2 第22節
2009年6月21日(日)16:03キックオフ 平塚競技場
|
1 前半 0 2 後半 2 |
|
---|---|---|
47 >> 50 | 勝点 | 32 >> 32 |
10分 22 中村 裕也 83分 11 阿部 吉朗 87分 28 猪狩 佑貴 |
得点者 | 48分 10 クライトン 57分 22 西 大伍 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 16 | 荒谷 弘樹 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 6 | 西嶋 弘之 | 1 |
0 | ジャーン | 3 | DF | DF | 15 | 趙 晟桓 | 1 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 2 | 吉弘 充志 | 0 |
0 | 鈴木 伸貴 | 6 | DF | DF | 20 | 上里 一将 | 0 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 22 | 西 大伍 | 1 |
0 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 11 | 宮澤 裕樹 | 0 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 7 | 藤田 征也 | 0 |
0 | アジエル | 10 | FW | MF | 10 | クライトン | 3 |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | MF | 17 | 岡本 賢明 | 0 |
2 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 19 | キリノ | 1 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 21 | 高原 寿康 | - |
- | 阪田 章裕 | 14 | DF | MF | 18 | 芳賀 博信 | 0 |
0 | 島村 毅 | 30 | DF | MF | 8 | 砂川 誠 | - |
1 | 猪狩 佑貴 | 28 | MF | FW | 13 | 中山 元気 | 2 |
2 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 26 | 上原 慎也 | 0 |
|
|
|
---|
得点経過
|
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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|
開催データ
[入場者数] 9,374人 [天候] 雨のち曇 [気温] 24.3℃ [湿度] 81% [ピッチ] 良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 永田 亨 [主審] 飯田 淳平 [副審] 穴井 千雅 [副審] 小曽根 潮 [第4の審判員] 榎本 一慶 [記録員] 武井 俊介
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
久しぶりにベンチの前でガッツポーズなんてしてしまいまして、それぐらい非常に面白いゲームでしたね。お客さんはいつも試合が終わってからすぐ帰りますが、今日はアンコールという感じでお客さんが残っていらして非常に嬉しく思っています。今日はたくさん集まっていただいたので、そういう時にこうしたエキサイティングなゲームをすることができ、しかも勝点3を取れたことはこれから夏場に向かっていくにあたり、大きな支えになるのではないかと思っています。
10試合やったような疲労感が今あります。というのは、ない頭で色々考えて相手の分析をしつつも、ギリギリのリスクの中でやっていった。リードして4バックにしてもらったところでこちらに分があるかなと思ったので、こちらも思い切ってやらせてもらいました。ハムラビ法典には「目には目を」という言葉がありますが、全く同様のやり方をやらせていただきました。うまくいったかどうかは結果のみぞ知っているのですが、やるべきことをやり、しかも交代で入った選手ふたりがああした形でやってきたのは偶然ではなく、ずっとゲームを組んで鍛えているという証拠でもある。シーズンが終わるまでずっと続けてやっていくことなのだと強く認識しました。
もう質問に答えたくないぐらい疲れました。
質疑応答
-後半36分に猪狩選手を出したタイミングについて
猪狩は元々ボランチではなく、もうひとつ前のMF。ただ、前にタイミングよく出る力やスピードはピカイチなので、あの時は亮太(永田)をどちらかというとアンカーボランチにして、どんどん前に出て行けと。アジエルのところでひとつテンポを作れて、そこから飛び出すイメージはあった。1度そういうチャンスはあり、うまくいきませんでしたが、それを引き続きやっていけばと。2トップにしたところ、そこに4バックがかなり引っ張られたので、その隙間に入っていくというプランもあった。アジエルはその隙間に入っていかないが、猪狩は入っていける。それが奏功したという感じでしょうね。本人はたぶん相当嬉しいと思いますよ。
-平塚出身の選手の活躍は歴史的な意義では?
湘南の歴史を見ていけば、トップチームに大きく貢献している選手はいると思うが、彼は僕が選手の頃によちよちで、名良橋に憧れて入ったと社長から聞いたが、そうした選手が地道に努力を重ねていき、昨季は経験を積むという意味でサラリーマンをやりながらJFLで一所懸命やった。そうしたサッカーに対して真摯に取り組む姿勢がこの1点に集約されているのではないかと思います。猪狩の次に嬉しいのは私ですね。
-素晴らしい勝利の一方、失点も続いていますが、修正ポイントは。
確かにそうですね。向こうも力ずくで中山を入れてきて、こちらの対応が少し遅れたのは正直あると思います。PKを与えた場面などは、熊本で最初失点したのと同じ様な形だったので、その対応を、それは選手の問題ではなく今日はこちらの問題が大きかったと思う。それで少し後手を踏んでしまったことは否めない。それとうちの課題である両サイドからのボールに対する守備、3試合連続でやられているので、修正すべきところでしょうね。(次節まで)2日しかなくて、国立でゲームをすることになるので、できるかぎりのトレーニング、またはミーティングをして、課題をしっかりと解消してゲームに臨むようにできればいちばんいいですね。
-シーズンが半分にも満たないうちに勝点50に到達したが?
今日の他の結果を見ていただければわかるように、これから本当に厳しいゲームですよね。今日はたまたまひっくり返せただけであって、そのまま終結していてもおかしくないようなゲームでした。こうした厳しい中でチーム内の競争であったり、我々はもっとより厳しさをもってやっていく、継続していく。または継続プラス向上していくしかないと考えています。連戦の逞しさも増していかなければいけないし、チーム全体の総合力をアップして夏場に向かっていきたいと思っています。
猪狩選手コメント
嬉しくて仕方がないです。去年1年間、自分なりに頑張ってきて、今日チャンスをもらった時に結果を出すことができたので本当によかったです。
アジエルがすごくいいパスをくれて相手の間で受けることができました。ファーストタッチがうまくいって、あとは流し込むだけという状態でした。
得点後のことは、全然覚えていません。(記憶が)飛んでしまって今も思い出せません。得点の後、あんな風に先輩たちに潰されたこともすごく嬉しかったです!(笑)
ただこれで満足することなく、また1日1日頑張っていきたいと思います。
中村選手コメント
得点できたことはよかったですが、守備に関しては本当に自分の中に課題があります。得点でなんとかカバーしているという感じです。
(得点が続いているが?)チーム自体が攻撃的なサッカーだし、みんなボールをもったらうまいので、自分の持ち味を出せているんだと思います。
まだまだここからだと思って、しっかり頑張りたいと思います。
田村選手コメント
まずは2失点したことが悔しい。こういう勝ち方もできると言うべきか、気持ちとしては、今日は絶対に完封したかった。後半の入りがあまりよくなかった。
2点バタバタとやられたのも初めてだったので、札幌のほうが勢いはあったのかなと思います。
中山選手が入ってきて、思ったよりボールが収まってそこが起点になっていたと思います。
今日のような感動はなかったかもしれないけど、できれば無失点に抑えてもっとチームとして楽に試合ができるようにしたいと思っています。
阿部選手コメント
振り返ると、大きな得点だったのかなと思います。
とにかく負けたくなかったので、自分にできることをやり切ろうと思いました。
チームなので役割があるし、チームとして最後まで勝ちにいっていたことが大きかったと思います。
(勝点50になりましたが?)ここからだと思うので、決して慢心することなくしっかりと練習からやっていきたいと思います。
野澤選手コメント
最近の失点の傾向として、クロスから決められるものが多く、そこを狙われて実際にやられてしまっています。
中だけでも外だけでもなく、どちらも破られてはいけないと思う。相手も工夫してきているわけだから、今後は絶対に防がなければいけないと思っています。
今日はめちゃくちゃ痺れる試合でしたけど、こういう展開になった時に、いつもこうして勝てるわけではないと思わなければいけない。
ゼロに抑えて1点、2点で勝つのが理想的です。このままの状況ではいけないと思っています。ただ今日の試合は、とにかく痺れました。
札幌 石崎監督 試合後コメント
総評
雨が降っている中でかなりスリッピーなゲームになるということで、ただ失敗を恐れずに積極的にプレーしていこうと前半入った。しかし、プレーがすごく消極的で1点取られて前半を折り返した。ハーフタイムにシステムを変えて2点取ったが、終了間際に失点してしまうところがまた出たのではないかと。特に崩されたというよりも、長いボールのこぼれ球をやられてしまう。まだまだ競った後のセカンドボールに対しての反応が遅く2点目を取られたのではないかと。いつも連続失点することはやめていこうと話しているが、また続けてやられてしまった。
前半はなかなかいいリズムになれず、後半は取り戻したが、2点取った後に追加点が取れず、また悪いクセが出たのではないかと思います。
ただ、まだまだ試合は続くし、すぐに試合があるので、そちらに向けてまたやっていきたい。
質疑応答
-中山選手を入れたことで点を取り返した後半の半分はアグレッシブに戦っていたと思うが?
流れ的には彼のところで変わったかもしれないが、プレー的にはまだまだ改善しなければいけないところがたくさんあるのではないかと思う。
ただ、途中から入って流れを変えるということは、いい仕事をしてくれたのではないか。逆転して追いつかれ、少し精神的に落ちかけたところで攻撃的に行くということでFW上原を入れたが、なかなか気持ちの切り替えが後ろの選手のところでうまくいかなかったのではないか。
-後半立ち上がりから3バックにして、2点取ってまた元に戻したが、その意図は?
向こうは3トップなのでかなりリスクをかけて後半の立ち上がりから行ったが、逆転したところでリスクを回避した。今度は向こうが負けているので前がかりになってくる。そこでカウンターからのゴールを狙った。何度かチャンスはあったと思うが、シュートまで持ち込めない、あるいは決めきれないところにまだまだ改善点があるのではないかと思います。
-2点目、左サイドハーフに入った西選手が左側からゴール前に入ってヘディングシュートを決めたが、監督の狙い通りの得点だったか?
あの時はシステムが3-5-2だったのですが、ゴール前に入っていくように、いい形で勇気を持って飛び込んだのがよかったのではないかと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第21節
2009年6月14日(日)13:04キックオフ 岐阜メモリアルセンター長良川競技場
|
1 前半 1 1 後半 1 |
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---|---|---|
20 >> 21 | 勝点 | 46 >> 47 |
41分 19 冨成 慎司 70分 6 秋田 英義 |
得点者 | 42分 8 坂本 紘司 79分 22 中村 祐也 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野田 恭平 | 1 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
1 | 冨成 慎司 | 19 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
1 | 野垣内 俊 | 17 | DF | DF | 30 | 島村 毅 | 0 |
0 | 菊池 完 | 3 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 秋田 英義 | 6 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
0 | 橋本 卓 | 23 | MF | DF | 6 | 鈴木 伸貴 | 1 |
1 | 永芳 卓磨 | 15 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
1 | 嶋田 正吾 | 14 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
3 | 高木 和正 | 11 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 2 |
0 | 西川 優大 | 16 | FW | FW | 10 | アジエル | 2 |
3 | 佐藤 洸一 | 18 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 1 |
- | 水谷 允俊 | 21 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
- | 野本 泰崇 | 2 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | - |
0 | 染矢 一樹 | 20 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
3 | 片桐 淳至 | 10 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 1 |
0 | 車 東訓 | 26 | FW | FW | 20 | 原 竜太 | 0 |
|
|
|
---|
得点経過
|
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
|
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開催データ
[入場者数] 6,607人 [天候] 晴、弱風 [気温] 29.4℃ [湿度] 39% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 大澤 隆 [主審] 松村 和彦 [副審] 森本 洋司 [副審] 大川 直也 [第4の審判員] 櫻井 大輔 [記録員] 山本 達也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
第2クールに入って、第1クールより、より厳しいゲームが続いているかなという印象を持っています。
徹底して外からのボールを意識してきた相手に対して、思惑どおりにやられてしまったのは、非常に辛いところです。
ただ、我々は火曜日にもゲームがあったので、なかなかうまく修正する時間がなかったのもありますが、修正しきれていなかったかなと思います。また今日は暑かったので、やっぱりこのインターバルの時間差が我々のほうには不利だったかなと思います。
ただ、そこで下向いてということではなく、交代選手が絡んで同点に追いついて、しぶとくアウェイで勝ち点を稼いだことは次につながる部分ではあるかなと、自分に言い聞かせたいと思います。
質疑応答
-Jリーグ初出場、またDF登録でありながらFWとして出場した島村選手の評価を
島村は僕が監督に就任した時はDFでしたが、もともとFWの選手です。ひとりレンタルで水戸に出してしまっているので、前のほうが薄くなってきているということで1ヶ月半くらい前から、FWでもずっと併用して使っています。今日は初出場で初先発ということで、本人にとってはかなりプレッシャーのかかるスタートだったんですけど、自分の持っている力を十二分に発揮して、悪くなかったと思います。最後は残念ながら足がつってしまいましたけど、それまではチームに対するディフェンスに対する貢献度、攻撃に対する貢献度、仕事もしっかり整理してよくやったんじゃないかなと思います。
登録上、DFだったのでDFで出しましたけど、特に意図があるわけではなくて昨日のミーティングから、前でやるという話はしていました。及第点を与えていいのではないかと思います。
-田原選手とトゥット選手を欠いたことによる影響はなかったのか?
あまりないと思いますね。うちは誰が出ても、質と量を落とさないということを意識してシーズン前からずっとやっていますので、自分のやらなきゃいけない仕事もしっかり整理できていますし、それをたとえば勝点3とれなかったことの理由にするのはおかしいと思います。
-センターバックのポジショニングに角度をつけてくさびに対応しているように見えたが意図的だったのか?
嶋田、染谷、高木、このあたりはみんな30m走れるという話をしてそれについての準備はしました。彼らのいいところはドリブルでも入ってくる、オフザボールでも入ってくる。その対処を果たして真ん中の選手がやるべきなのか、それとも外の選手がやるべきなのか。それをまずコミュニケーションとりながら誰がついていくのかをハッキリさせた。1本ありましたよね、それでついていってクロスが合わなかったというシーンが、前半に。ただ、それにもプラスしてツインタワーがいますので、その蓋をしなければいけない。だから、最終ラインではまったく4対4の形になる。但しボランチのところでボールを奪われると危機的な状況になってしまう。それが岐阜かもしれません。うちは今日、ボランチのところでボールがとれましたけど、そこで決め切れなかったのがこういう状況を作ってしまった。なので、その対応自体は全然悪くなかったかなと思います。
-ハーフタイムのコメントで「足が止まったほうが負けるゲームだ」とありましたが、それだけ湘南のほうがハマっていたということか?
うちがいい対応をしていたということですか?うーん、必ずしもそうではないですね。まぁ最後のところはしっかりと対応ができている。
例えば他のチームだったりすると、2、3点とれる(岐阜の)4人だったと思います。うちはそういう面ではしっかり対応できていましたので、そんなに危機的な状況はなかったと思います。
そうした岐阜さんの動きというのは、特に第2クールに入ってから、逆に片桐が入らないことでボールが動くようになったので、持ち手と出し手のタイミングとか、3人目がどんどん生き始めてくる。どんどん危険なチームになると思います。決してお世辞じゃないですけど、第2クール、岐阜は第2クールだけの成績を見たら、かなり上のほうにいくんじゃないかと思ってもおかしくない、非常にハードワークとチームコンセプトのしっかりしたいいチームになってきていると思います。
野澤選手コメント
後半とくに暑さが増し、タフなゲームだった。でも、もっと走らなければいけない。
(最近失点が多くなっているが?)最後の部分の問題もあるし、たとえばクロスを上げさせないなど、相手をゴールから遠ざけるために後ろから少しずつやっていかなければいけない。ディフェンスラインを高くとってチャレンジ&カバーするのは、キツイことではあるけれど、相手にかわされて攻め込まれたほうがもっとキツイし、負けたらなおさらです。
ただ、失点したあとの試合の入り方は最近良いと思います。ゴールを決める気持ちと焦らずに回す気持ちのバランスがうまくとれていて、実際今日も結果に繋がっている。それはよくなってきている部分ではあるので、さらにもう一歩先に進まなければいけない。いずれにせよ先に失点してしまうと精神的にも肉体的にも厳しくなる。
セットプレーやクロスから失点しているが、今まではやられていなかったのだから、基本に返り、自信を失わずに頭をリセットできればいいと思っています。
田村選手コメント
相手がサイドからのクロスを再三上げてきて、相手の思いどおりやられたというところが一番悔しいです。
点をとられすぎているという思いと、それでも負けていないという思いもあって、複雑な心境です。勝点3を持ち帰るべき試合でしたが、最低の最低ですが勝点1をとることができた。どのチームも首位を食おうという強い意気込みで戦ってくるのですが、それに打ち勝つことができなければ、まだまだ自分たちはチャレンジャーとしてやらなければいけないんだと感じています。
苦しみながらも勝点を重ねていくというのが第2クールなのかもしれません。
今後も、当然研究されて、相手はうちのウィークを突いてくるとは思いますが、そういう課題を苦しみながらも克服していけば、また第3クールが違うと思います。
次節はやっとホームに帰れます。ホームでは絶対に恥ずかしい試合はできないし、勝なければいけない。
札幌戦まで1週間あるので、しっかり切り替えて臨みたいと思います。
阿部選手コメント
(2点目のアシストについて)自分でも得点をとりたかったですが、祐也(中村)がうまく入ってきてくれたのでパスが得点に繋がってよかった。
ゴールを貪欲に狙っていきたいと常に思っていますが、同時にいい選択をすることを心がけています。2点目のシーンは、自分で無理にシュートを打たずに状況に応じた判断ができたと思います。
途中から入ったので、少し停滞ぎみの空気を変えたいと思って入りました。今日負けるわけにはいかないと思っていたので。ゴールに近いポジションでプレーできたので、前から積極的にいこうと思ってプレーしました。
ただ、試合に勝つことはできなかったので、次は勝てるようにしっかりやっていきたいと思っています。
島村選手コメント
できなかったことのほうが多かったと思います。課題として感じたのは、判断のスピードが遅かったり、シュートまで持っていけなかったこと。また、アジエルからいいボールが出ていたのですが、裏にあまり飛び出せなかった。裏へ抜けたい意識はあったのですが。すべての面でもっと精度を上げていかなければと思っています。
試合の入りは特に緊張しませんでした。ただ、後半に足がつってしまったので、やはり堅かったのかなと。緊張していないと思ったけれど、身体は正直だと感じました。
やっとスタートラインに立てたので、もっとスタミナをつけて、決定的な仕事ができるように頑張りたいと思います。
岐阜 松永監督 試合後コメント
総評
いろんな意味で今シーズンのゲームの中で一番勝ちたかったゲームだったと思います。
結果2-2の引分けでしたが選手たちが持ち味を非常に出してくれて、まとまりのあるサッカーができたかなと思います。
前半、点をとったところ、またとられたところは非常に反省すべきところがあるんですけど、2回のリードをしながら追いつかれてしまったところを課題としてやっていきたいと思います。
そういう中でも、常に、前節の仙台戦であったり、昨年の時期のパフォーマンスと比較すると、選手個々の成長、チームとしての成長を垣間見ることのできる試合だったと思います。
首位をいく湘南に勝ち点1をとれたことを次のゲームに繋げてやっていきたいと思います。
質疑応答
-サイド攻撃が冴えていたが、狙いどころは?
いつも対戦する相手の分析をする中で、相手の強いところと弱い部分を確認しながら、我々のスタイルを出しながらどういうところに重きをおいてやるのか、という中では、今日のサイドアタックというのはポイントでした。そういう中で点がとれたということは、チームとしてはよかったと思います。そういう狙いはありました。
-片桐選手の移籍についてコメントを
4年間岐阜の中で貢献してきた選手ですが、我々よりも力のあるチームからのオファーということですので、会社でいえば栄転ということだと思います。選手たちもチームとしても、快く送り出すことができたと思いますし、次に甲府と対戦する時にはこちらが勝ち点3をとれるように熱く戦いたいと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第20節
2009年6月9日(火)19:04キックオフ ニンジニアスタジアム
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1 前半 2 1 後半 2 |
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---|---|---|
24 >> 24 | 勝点 | 43 >> 46 |
20分 8 内村 圭宏 48分 9 ジョジマール |
得点者 | 32分 22 中村 祐也 44分 34 田原 豊 62分 22 中村 祐也 73分 34 田原 豊 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 山本 浩正 | 21 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 関根 永悟 | 13 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 1 |
0 | 吉川 健太 | 23 | DF | DF | 3 | ジャーン | 1 |
0 | 金守 智哉 | 3 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
0 | 三上 卓哉 | 14 | DF | DF | 6 | 鈴木 伸貴 | 0 |
3 | 田森 大己 | 6 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
4 | 赤井 秀一 | 16 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
3 | 大山 俊輔 | 17 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 4 |
1 | 横谷 繁 | 22 | MF | FW | 10 | アジエル | 1 |
4 | 内村 圭宏 | 8 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 4 |
5 | ジョジマール | 9 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 3 |
- | 兼田 亜季重 | 35 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
0 | 松下 幸平 | 15 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | - |
- | 千島 徹 | 7 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
2 | 田中 俊也 | 11 | FW | FW | 9 | トゥット | 0 |
0 | 大木 勉 | 20 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 0 |
|
|
|
---|
得点経過
|
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
|
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開催データ
[入場者数] 1,708人 [天候] 曇、無風 [気温] 21.6℃ [湿度] 78% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 鈴木 保 [主審] 東城 穣 [副審] 名木 利幸 [副審] 越智 新次 [第4の審判員] 渡部 徳仁 [記録員] 重松 寛紀
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
しんどい試合でしたがアウェイの地で勝点3をとれたことは嬉しく思います。
平日のナイターという中、湘南から足を運んでくれたサポーターの皆さんには感謝しています。
2試合で5点の失点をどう見るかですね。ディフェンスの練習を強化しなければいけないかなと感じています。まぁ攻撃もそうでしたが、ひとつずつずれてしまったというところが気になったというのは、正直なところです。
質疑応答
-今日はディフェンスラインを代えて、それが失点にもつながった部分もあったのでは?
J2の場合は1年かけてずっと試合があり、本来は新しく入れる選手というのはチームの状態がよくなかったりケガだったりしますが、我々はチーム内の競争を激化させることをやらなければならないので、もうオレはゲームに出ているから、という姿勢だったり、例えば走るところで走らないと勝ち抜くためには厳しいと思っています。
J1なら、じゃあ北海道に行って時間をかけて合宿をしてコンビネーションのことをやったりできますが、J2はワールドカップ予選中でも思いっきり試合をやっていますので難しい部分があります。
鈴木はゲームもこなしていましたが、お客さんが集まっている試合というのは違いますし、なかなかゲームに入れなかった。ただ、それは本人だけの問題ではないし、周りの問題もある。これで勉強をして高い授業料を払ったと思うしかないし、どのポジションも競争をしたうえで相手との競争がある、というスタンスを持たなければならないと思っています。それがチーム力のアップになるひとつの要因だと感じています。
-永田選手を入れて4-2-3-1のようなシステムにした意図は?
今までアンカーは田村をひとり置いていますが、向こうがサイドチェンジをして逆サイドを使ってくると当然、田村は68メートルの距離を走ることはできないので、ファーストディフェンスをもう少ししっかりしないとサイドから押し込まれると感じていました。同点でやるのはあまりよくないので、どうしようか考えているときに点が取れた。そこでばっさりと守備の安定を図ることに推移しました。
両サイドに前にいける選手を揃えたことで、最終的には4点目にもつながったと思う。ゲーム中にプランを変更して、たまたまというところもありますが、それが当てはまったと思います。
田原選手コメント
前回も今日も、得点しても追い付かれたりと難しい試合でした。
ただ先制されながらも初めて逆転して勝利できたということは、これからのチームにとって大きいと思う。
慌てないで勝ちにいった結果、勝利を得られたことは自信にもなると思います。
ただ、以前と違って立ち上がりに失点するなど、修正していかなければいけないところがある。長いシーズンの中ではそういう時期もあるし、課題がある時こそどうするべきかみんなで考えていきたいと思います。
(4点目は見事でした)紘司さん(坂本)が気持ち込めてパスを出してくれました。
アジエルがボールもった時に紘司さんと“あっちに動くからこっちに動いて”とアイコンタクトをして通じ合ったからこそ生まれたゴールでした。
中村選手コメント
勝てたことはよかったが、いつも試合の入りが悪いと話していながら先制されたのはよくないことだし、直していかなければいけない。それでも、追いつき、逆転できたことはよかったです。個人的には前節の熊本戦でチームに迷惑をかけてしまったので、それを取り返す気持ちで貪欲にやりました。守備への切り替えなど、チームのために少しはできたかなと思います。そうやって少しずつでもできるようにしていきたい。
ジャーン選手コメント
愛媛での試合はいつも難しい試合が多く、今日も予想通り厳しい試合でした。
日曜日の他のチームの結果もあって、今日はどうしても勝たなければいけないと思っていました。ここで結果を出せたことは大きいと思います。
早い時間に失点をしてしまい、しかもミスから点をとられてしまったことは反省しなければいけない。
前節の3失点と今日の2失点という結果は、もちろん修正していかなければいけない。
練習の中からしっかりコミュニケーションをとって次に修正した姿を見せられればと思っています。
ただよかったことで言えば、逆転して勝利まで持ち込めたということ。フィジカル的にも最後まで走り抜く力がチーム全体にあると感じています。
鈴木伸貴選手コメント
久しぶりの公式戦で、空回りするなと言われていたのですが、空回りしてしまい悪いプレーに繋がってしまった。
ミスから失点につながってしまい、チームの前半のリズムを悪くしてしまった。チームのみんながカバーするために本当に頑張ってくれました。
試合に出させてくれた監督やコーチにも、チームメイトにも、クオリティの低いプレーをしてしまって申し訳ない気持ちです。
後半は、自分の中でなんとか取り返したいと思ってプレーしましたが、チームのみんなに恩返しできるような納得のいくプレーは出せなかった。
今日のプレーを忘れずに、しっかり反省して、また練習からしっかりやっていきたいと思います。
またチャンスがもらえるなら、二度と今日のようなプレーはしてはいけないし、みんなに助けられた恩返しをしたいと思っています。
愛媛 望月監督 試合後コメント
総評
内容がよかっただけに、もったいなかったです。
質疑応答
-内容はよかったということだが結果的には2対4。この差はどこにあったのか?
湘南の隙を突く勝負強さと、ミスをしっかり点に繋げてきたのはさすがだなと思います。前半の2失点ももったいない2点だった。自分たちが隙を作って自滅したといった感じでした。
-湘南は永田選手を入れた時にシステムを4-2-3-1に変えてきたが、その時点で選手交代やシステムを4-3-3に変更しようとは思わなかったか?
4-3-3に変えようとは思いませんでしたね。相手は4-2-3-1にしたけど、そんなに怖くはないと思っていました。アジエルを真ん中にスイッチを入れるだろうなと思っていたが、それよりも奪ったボールを雑に繋いでしまったのがもったいないと思います。2トップも点を取って流れは良かった。最後は勝負しようと残り10分で2トップ入れ替えて、そこからはまた自分たちのリズム作れたと思います。
-吉川選手が初先発だったが評価は?
攻撃のところはかなり起点になってくれて、ビルドアップも落ち着いてやれていた。
守備はまだ甘いところがありますが、これからよくなるのではないかと思います。
-ここ3試合で10失点になるが今後の守備については?
守備は前半はアグレッシブに行けていたので、そこは続けていきたい。点を入れられて雑な守備になってしまったが、そこまではある程度できていたと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第19節
2009年6月3日(水)19:03キックオフ 平塚競技場
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1 前半 3 2 後半 0 |
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---|---|---|
42 >> 43 | 勝点 | 12 >> 13 |
38分 7 寺川 能人 62分 10 アジエル 89分 3 ジャーン |
得点者 | 15分 23 西 弘則 18分 23 西 弘則 44分 20 チョ ソンジン |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 吉田 智志 | 0 |
1 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 15 | 市村 篤司 | 0 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 20 | チョソンジン | 1 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 6 | 福王 忠世 | 0 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 29 | 原田 拓 | 0 |
1 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 18 | 石井 俊也 | 1 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 27 | 宮崎 大志郎 | 0 |
0 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 26 | 山本 翔平 | 0 |
3 | アジエル | 10 | FW | MF | 28 | 藤田 俊哉 | 2 |
1 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 23 | 西 弘則 | 3 |
1 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 11 | 宇留野 純 | 0 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 31 | 稲田 康志 | - |
- | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 16 | 矢野 大輔 | - |
- | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 33 | 小森田 友明 | - |
0 | トゥット | 9 | FW | MF | 25 | 西森 正明 | 0 |
1 | 阿部 吉朗 | 11 | FW | FW | 10 | 木島 良輔 | 0 |
|
|
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---|
得点経過
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|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 3,797人 [天候] 雨のち曇り、弱風 [気温] 20.1℃ [湿度] 85% [ピッチ] 全面良芝、水含み [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 北郷 光宏 [主審] 佐藤 隆治 [副審] 二俣 敏明 [副審] 中原 美智雄 [第4の審判員] 蒲谷 卓也 [記録員] 安藤 慶
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
引き分けという結果でしたけども、試合に勝ったのは熊本さんだなと正直感じています。同じ引き分けでも、たぶん前に話した監督さんの方がちょっと機嫌が良かったのではないかと思います。それが、このゲームを象徴してるかなと。
芝生が濡れてグラウンダーのボールが動く、ディフェンスはクサビのボールはすべて一発でいく、熊本に有利な天候状況になってしまったのが、相手のストロングな部分を出させてしまったと。天気のせいにして自分のせいにしないのは情けないんですけれども。
我々の悪かったのは、皆さん見てもわかるようにそうしたパスワークに混乱してしまったのと、逆に自分たちのボールを動かさなかったというところでしょうね。後ろのラインが慌てふためいて、ビルドアップ、ディフェンスの両方において、最初の20分ぐらいは高校1年から2年の間のプレーのような感じでしたね。とは言っても勝点1を取れたので、しかも最後に粘り強く取ったことはこれからの展開上いいのではないかと自分に言い聞かせて、この会見を終わりたいと思います。(会場笑)
質疑応答
-ハーフタイムには何を言ったのか?
向こうが45分で3点取ったということは、うちも45分で3点取れるというポジティブな話から始めて、ディフェンスは1点だけですね。しっかりとポジションをとってゾーンでしっかり対応すれば何も怖いことはないということですね。実際、後半はかなり安定してゼロでした。
攻撃はいつも言っていることですが、今日は特に相手のそうしたフォアチェック+クサビにがつんと一発でいくところ、それは試合前にもインフォメーションしたのですが、あれを逆にうまく利用することはできると思います。それをうまく利用しようという話は少ししました。そういう意味では修正できたと思いますが、もうすこし露骨にやってもよかったかなと思います。ただ、ちょっとアタッキングサードにいく手前のところでトゥットの息が合わず、そこがもっとできていればゲームを裏返すことができたと思っています。
-C大阪も引き分けたが?
別にC大阪と試合をしているわけではないので、それはどうでもいいですね。
-後半最初からトゥット選手を入れたが、どのような指示をしたのか?
あまり引きすぎると今日のようにひとりひとりの距離が近すぎてしまうと、例えば石井がひとりでふたり見ることのできる状況を作りたくないので、もう少し高い位置でできればもっと相手にとって脅威だったかなとは正直思います。
ただ、どうしても自分が何かしなければいけないという気負いもあって、とにかく何かいいことをしようと、でもそれがチームにとって悪いことになってしまうという感じは正直ありましたね。もう少し高い位置で豊(田原)の近くでボールをもらえれば良かったのですが、それは直していかなければいけないところですね。少なくとも前半よりは攻撃のエネルギーは生まれてきたのではないかと思います。
-田原選手とトゥット選手がツートップの形で並んだ方が良かったということか?
いや、ツートップだと相手のがつんというディフェンスを助長してしまうので、そう来ないようなところに顔を出してボールをもらう。あと、例えば豊がポストでボールをもらった時に落としたらトゥットが前を向ける。そういう状況がいちばん良かったですね。
-木島選手が先発してこなかったが?
木島が先発してこなかったので、ボールがよく動いていましたね。
-湘南の疲れを見計らって使えば効くという意図があったようだが?
そうですね、僕も向こうの監督なら同じことを言うと思いますね。
-苦しい試合だったが引き分けて、これで1ヶ月負けなしという状況だが、今トップにいる要因は?また、夏場を迎えるにあたって運動量は維持できるのか?
上位にいる要因は最初から選手が真剣にトレーニングから100%やって、チームの中で競争心を植えつけて、ゲームでも1試合1試合ゲームプランまたは自分たちのやるサッカーをしっかり確認して、みんながいいトレーニングをやってきてくれていることが大きな要因だと私は感じています。
運動量ですが、今日足がつってる選手はうちにはひとりもいない。あれだけ走ってもつらないわけですよ。相手は見ての通り前半の25分、30分ぐらいまでは日本代表でもかなわないような素晴らしいサッカーをしましたよね。でも、サッカーは90分の勝負なので後半で足がつってボールを外に出してくれと言ってるようではチームとしては良くないですよね。我々はそれぐらいフィジカル的にもよく訓練していますし、ボールを使ったトレーニングでも走りきることをしている。これが日常だと笑って走れるようになれば最高だと言っていますが、そういう状況になりつつあることは間違いないです。
ただ、ランの質などを上げていければもっといいと思うし、夏場にやみくもに走れる選手はいるわけはないので、今度は「いつ、どこで、どのように走れるか」ということを追求しながら、90分やっていければいいでしょうね。
ジャーン選手コメント
難しい試合でしたが、最後に同点にできたことは大きかったと思います。
3点目を決められたのは嬉しいですが、熊本の3点目を献上してしまったのは自分なので、絶対に取り返そうと思っていました。
今日、熊本が早い時間帯に2点をとったことによって自分たちには難しい展開になってしまいました。かなりリトリートされ後ろを固められたので自分たちのスタイルであるパスを繋ぐサッカーができなかった。
負けなかったことが今日の収穫です。
(次に向けて) 今日のゲームでの修正点をしっかり確認しながら次こそ勝ち点3を取れるよう練習していきたいです。
野澤選手コメント
ずっと立ち上がりがよくないのですが、今までなんとか自分たちが点を決めるまで凌いでいましたが、今日は悪い流れのまま失点に繋がってしまった。
そういう展開になっても勝っていくというのは、やはり難しくなっていくと思うのでどうにかしなければいけないところだと思っています。
2点目は完全に崩されたし3点目はセットプレーからやられてしまった。1点目はいいシュートだったけど、寄せが甘かったり、ちょっとずつズレていたのだと思います。
自分も含めて、一人ひとりのちょっとずつのズレが、結局重なって大きな穴になってしまったと思います。
最後に追いつけたことは、鳥栖戦の敗戦の教訓が生きていたかなと思います。
坂本選手コメント
先に失点してしまったので苦しい展開でした。
相手が2トップできているのか3トップできているのか、フォーメーションも分かりにくいところがあり、全体的に迷いが出てしまった。第1クールで戦った時もそうでしたが、その時は時間が経つにつれうまく対応できていましたが、今日は先に点が入ってしまったので少し難しいところがありました。前半のああいう時間帯で失点してはいけないと感じています。
今日のようなスリッピーなピッチでミスが増えると厳しくなってしまう。縦へのパスはいつもリスクを負って出していますが、うちらしくない横のパスでミスが出てしまう場面もあり、取り返すために体力を使ってしまった。やはり走力は攻撃の場面で使わなければいけないと感じました。後半はビハインドだったので、攻撃的にいくことに重点を置いて戦いました。
気持ち的にも最後まで諦めずにやるという姿勢は出ていたし、しっかり次へと繋いでいきたいと思います。
まだまだ先は長いですが、進んでいる道は間違っていないと思うし、これからも地道にひとつひとつ勝点を積み上げていきたいと思います。
田村選手コメント
前半がすべて。これ以上ないぐらいの悪い内容だったと思う。藤田さんが掴まえづらく、相手のフォーメーション以上に、ディフェンスの仕方に戸惑ってしまった。
今季初めて前半のうちにシステムをいじったが、いま思えば試合中に確認して自分たちで修正できたはず。プレーしている最中に自分たちで修正できるようにしたい。
平日のナイターにもかかわらずサポーターがたくさん来てくれているなかで追いつかないわけにはいかない試合だった。
(次節に向けて)愛媛がどう出てくるかはわからないが、みんなで感じて統一した意識で闘いたい。
熊本 北野監督 試合後コメント
総評
ありがとうございました。今日は勝ちたかったんですが、勝ちきれず残念です。
選手もスタッフもよくやってくれて、まずは湘南の田村君を動かして、あのスペースを西や宇留野が集中して前半から狙っていこうと。そこでうまく2点取れて、1点返されましたが、残り時間で今シーズン初めてコーナーキックで点が取れた。
後半は積極的にやってくれたと思うが、どうしても疲労の部分、湘南さんも素晴らしいチームなので、その疲労が出てしまったかなと思います。ただ、やろうとしていることは選手もやってくれたと思うので、次、ホームで何とか勝ちに繋げたいと思います。
質疑応答
-藤田選手を最前線に置いた意図は?
FWがケガで誰もいなくて、やはり俊哉(藤田)が一番ボールが収まるので、ゼロトップのような形で俊哉を追い越すと。センターバックとボランチの間で受けてくれるよう指示しました。
-木島選手をベンチに置いた意図は?
やはり後半、相手が疲れてきた時に、またうちが疲れてきた時に出すのが一番いいかなと。それよりも今日は最前線での運動量で相手を動かしたかったということがあり、木島は後半からスタートさせました。
-5月の過密日程で疲労が積み重なって全体の動きが悪いという気もするが?
今日の試合を見る限り、僕はそうとは思わなかったです。今日は中3日でしたが、もう一度原点に戻ろうという話をして、トレーニングからしっかりやってきた。結果は出なかったですが、いいゲームができたと思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第18節
2009年5月30日(土)13:03キックオフ 岡山県津山陸上競技場
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0 前半 0 0 後半 1 |
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---|---|---|
12 >> 12 | 勝点 | 39 >> 42 |
-分 - | 得点者 | 61分 9 田原 豊 |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 李 彰剛 | 1 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 澤口 雅彦 | 4 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 0 |
0 | 野本 安啓 | 6 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 植田 龍仁朗 | 23 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
1 | 尾崎 雄二 | 2 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 0 |
0 | 小野 雄平 | 28 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 0 |
1 | 竹田 忠嗣 | 36 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
0 | 三原 直樹 | 38 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 4 |
1 | 小林 優希 | 14 | MF | FW | 10 | アジエル | 0 |
1 | 保坂 一成 | 8 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 3 |
3 | 喜山 康平 | 11 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 1 |
- | 真子 秀徳 | 21 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
- | 大島 翼 | 31 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | - |
0 | 玉林 睦実 | 3 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 1 |
0 | 川原 周剛 | 10 | MF | FW | 9 | トゥット | 0 |
0 | 武田 英明 | 20 | FW | FW | 11 | 阿部 吉朗 | 0 |
|
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---|
得点経過
|
|
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
|
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開催データ
[入場者数] 3,348人 [天候] 曇、弱風 [気温] 25.6℃ [湿度] 53% [ピッチ] 不良、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 平山 博光 [主審] 今村 亮一 [副審] 前之園 晴廣 [副審] 木城 紀和 [第4の審判員] 古村 英治 [記録員] 山下 和也
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
我々にとってとても遠いところに来ましたが、同じく遠いところまで来てくれたサポーターに感謝しています。
ファジアーノのサポーターも素晴らしいなと試合が終わってからの声援で感じました。
非常に湿度が高くて、試合後にゴール裏に挨拶に行く時に少し走っただけでも汗が出るような暑さでした。
ハーフタイムに「省エネでは勝てない」と話しましたが、我々は相手よりも多く走ってこそ機能するチームであり、それが生命線です。
そうじゃないと、前半のように低調になってしまう。
岡山も非常に進歩していて、もともと粘り強いチームなので、徳島戦の時がそうでしたが、ああいう自分たちのリズムに持っていかれると危険だと思っていました。
あとは、攻撃に関しては辛抱強くやるしかないと話しましたが、辛抱強くやった結果があの1点に凝縮されていたと思います。
またすぐにミッドウィークに試合がありますので、スケジュール管理をしっかりしてやっていきたいと思います。
質疑応答
-岡山の前線が流動的に動いていたと思うが、対応したという形か?
そうですね。今日は西野晃平がいないということで、普段ボランチをする保坂一成、彼は前の方でも出来る能力があるんですけれども、それをうまく使いながら3人目を使う形ですよね。
今までの17試合でもそのテンポある攻撃は岡山さんの武器だとは思っていました。我々も何度か揺さぶられたりしたんですが、最後のところでうまく抑えることが出来たかなと思っております。
-今日の収穫は?
暑い中でアウェイの環境で3を取れたということと、セカンドクールの最初ということで、チームにもいい勢いがまず生まれたということですね。選手の中の競争心を煽って、そうした中で田原が久しぶりに点を取れたのはよかったと思ってますし、彼にとっても大きな自信になると思いますから、いろんな意味で収穫はあったかなと思います。
-ピッチコンディションがいいとは言えなかったが、その影響は?
岡山さんにとっても我々にとっても初めての環境で、岡山さんは去年JFLで何試合かやられたと聞きましたが、これだけはしょうがないでしょうね。たぶん津山市の方も一生懸命努力されたんでしょうが、1週間前にやってよくなるものじゃないですから。そうした中でも多少問題はありましたけれど、そんなにリズムを壊されることはありませんでした。
ただ、ピッチが狭いので、それが相手のミドル、岡山さんはミドルを結構有効利用してこられるのでちょっとゴールが近かったかなとは思います。
-これから暑くなるが、高めていくべき点は?
ナイトゲームが増えるので、炎天下でやる機会は減るかもしれませんが、ミッドウィークにゲームのある時は回復させて、栄養をとって、しっかり睡眠をとって、という3拍子ですよね。それを繰り返してチームのクオリティを落とさない。1週間空いてる時はしっかりとフィジカルトレーニングをして、より向上させていく。維持させるんじゃなく、フィジカルを向上させていくことが大事になってきます。それによって目前の1試合1試合を丁寧にしっかりと戦っていく。それにつきると思いますね。
-岡山の中盤が保坂から武田変わったが、保坂がいた方が嫌な感じだった?
どちらでもないでしょうね。ただ、保坂一成の特徴はどちらかといえばダブルボランチで、今日でしたら小野雄平、竹田忠嗣と組んでいますが、それがするするするっと遠い所から走っている方が掴みづらいっていうのはあるかもしれないですね。うちはアンカーに田村を置いていたので、田村の目の前から出る分には十分にケアするというのはミーティングで話してました。そうした意味では、タイミング的にはぴったりだったと思いますね。もうちょっと田村がボールを持ってる時にその裏側に通っていかれるという保坂本来の動きだったら、もっと厄介だったかもしれないですね。
田村選手コメント
ピッチのコンディションや13:00のゲームということもあって難しい試合でしたが、第2クール初戦ということもあって勝利できたことは素直に嬉しいです。
後半のいい時間に点がとれたことが大きい。僕は試合中はディフェンスのことしか考えないですけど、前がしっかりとってくれた。点をとった後も引いて守るんじゃなくて、みんな意識して声を出しながら意思統一してできました。
まだまだゲームの内容も満足するものではないし、今日からまたよくなっていくんだという意識でやっていきたい。内容、結果ともに右肩上がりでいけるように頑張ります。
(再び首位ですが?)今は順位は意識していません。
みんなも自分たちが1位だという意識でプレーしているわけじゃないし、監督からも「ただ試合をこなすだけになるな」と言われています。
1試合1試合、大事に戦っていきたいと思います。
中村選手コメント
今日はこの天候が相手でした。湿度が高くしんどい部分があった。
勝負どころを見極めてやるのが大事なポイントだった。
ダイレクトプレーとか深い位置でもった時にチャンスに繋がると感じたので、後半はそういう意識をよりもって入りました。
得点の場面を作ることができてよかった。
ただ、かきまわすとかダイレクトで連動して動くとか、自分ができることはもっとあったかなと思います。
結果についてはよかったです。練習にしっかり取り組めば結果はついてくると感じています。
寺川選手コメント
グラウンドが悪かったので、無理してパスを繋ごうとせずに割り切って長いボールも入れました。
そういう部分でのチーム内の意識統一はしっかりできていたと思います。
前半、失点することもなかったので、そんなに焦ることなくやろうと話していました。
焦って攻めるよりもしっかりやり続けたその結果、点がとれたのでよかった。
次節に向けては、中3日での試合になるので、まずはコンディションをしっかり整えていきたい。
コンディションを整えないことには戦えないので、いい状態で熊本戦に向かいたいと思います。
岡山 手塚監督 試合後コメント
総評
前節まで連敗をしていまして、今日からふた回り目で上位チームとの3連戦のある最初の試合でした。やろうとしていたことはかなりやれたんじゃないかなと。ただ、点を取るところまでいかなかったのが、もう一歩かなと。草津戦、湘南戦とチームとしては上向き加減かなと思います。次は3位の仙台との試合ですが、最低限今日のような試合をして勝点を取って帰ってこようと思います。
質疑応答
-「やろうとしていることが、やれた」というのは具体的にはどういうところか?
相手が4-3-3だったので、人の置き方を変えてマーキングのよりはっきりする形を試してみて、90分の中では失点した場面もそうですし、局面をやられたことも何回かありますが、最後までそこは集中してやれたんじゃないかと思います。あとはやはり惜しいところまで行って、前半は枠に飛んだシュートも3本くらいあったと思いますけど、そのひとつ前のところでミスをしたりというのがあったので、ある部分いい守備ができてボールが奪えて、その後はスピードとクオリティが必要になると思うので、そこは課題です。ゲームの内容としたら負けてしまいましたが、次のゲームにあたって悲観的になることは少なかったんじゃないかと思います。
-選手の配置について特によかったという場面はあるか?
前節、竹田忠嗣と保坂一成のボランチにして、ふたりのバランスなど特に注意して、そこはうまくいったと思うんですが、他のミスがあって失点したので、今回は小野雄平を戻して、ひとつ前に保坂を置いた。自分の特徴をすごく出してやってくれたと思っています。
-今日は中盤を厚くしてこぼれ球も拾っていたと思うが、この形は今後も考えられるか?
今回はひとつのタイミングとして、西野が出場停止になったこともありますし、相手が4-3-3だったので、よりプレッシャーを掛けやすいのはこういう形かなと試したので、オプションとしての可能性はあるかなと思います。ちょっと惜しいところで真ん中にという形で結局カウンターくらうことになりましたが、今までよりはボールが動いたかなと思っています。
-喜山康平の1トップについては?
喜山が最後に起点を作った時には、中に人がいないなというのを感じました。まあ、喜山としたらもっと出来ると思います。
2009Jリーグ ディビジョン2 第17節
2009年5月23日(土)13:03キックオフ 平塚競技場
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1 前半 0 4 後半 0 |
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36 >> 39 | 勝点 | 23 >> 23 |
9分 10 アジエル 53分 22 中村 祐也 63分 22 中村 祐也 71分 8 坂本 紘司 80分 9 トゥット |
得点者 | -分 - |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 野澤 洋輔 | 32 | GK | GK | 1 | 中川 雄二 | 0 |
0 | 臼井 幸平 | 5 | DF | DF | 22 | 小田切 道治 | 0 |
1 | ジャーン | 3 | DF | DF | 6 | 濱野 勇気 | 0 |
0 | 村松 大輔 | 19 | DF | DF | 3 | 堤 健吾 | 0 |
0 | 山口 貴弘 | 4 | DF | DF | 26 | 中田 洋平 | 4 |
0 | 寺川 能人 | 7 | MF | MF | 8 | 渡辺 誠 | 1 |
0 | 田村 雄三 | 2 | MF | MF | 5 | 長山 一也 | 0 |
1 | 坂本 紘司 | 8 | MF | MF | 7 | 朝日 大輔 | 2 |
5 | アジエル | 10 | FW | MF | 18 | 姜 鉉守 | 2 |
4 | 田原 豊 | 34 | FW | FW | 11 | 永冨 裕也 | 0 |
4 | 中村 祐也 | 22 | FW | FW | 15 | 石田 英之 | 1 |
- | 植村 慶 | 16 | GK | GK | 31 | 橋田 聡司 | - |
0 | 阪田 章裕 | 14 | DF | DF | 27 | 舩津 徹也 | 0 |
0 | 永田 亮太 | 21 | MF | MF | 16 | 景山 健司 | - |
1 | トゥット | 9 | FW | FW | 9 | 松下 和磨 | 2 |
- | 原 竜太 | 20 | FW | FW | 30 | 桜井 正人 | 0 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 5,272人 [天候] 晴、中風 [気温] 26.1℃ [湿度] 60% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 大栗 克元 [主審] 井上 知大 [副審] 高橋 佳久 [副審] 浅野 正樹 [第4の審判員] 内田 和彦 [記録員] 岩崎 洋
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
後半の最初に富山にビッグチャンスがあって、あれが入っていれば甲府と同じように逆転されていてもおかしくない試合だったと思います。
前半は1点をとってからすっかり休んでしまってリズムを失ってしまった。
ハーフタイムにかなり厳しいことを言って送り出しました。最初の10分くらいは目が覚めていなかったですが、まぁ2点目が大きかったでしょうね。
この暑さもひとつの要因だったと思いますが、富山の集中力が落ちて、それにかこつけてうちが効率よく点をとったという感じです。
5点という差がつくほどのゲームではなかったと思います。
質疑応答
-これでホーム7勝2分で平塚市民を喜ばせていると思うが?
平塚市民に関わらず、湘南地域に住んでいらっしゃる方々、そして遠方から湘南を応援しに来ていただいている方々のサポートがあるからこそ我々は力をもらっています。
引き続き第2、第3クールとサッカーの世界では思い通りにいくことなんてほとんどないわけで、その時に根気よく応援していただけることをこれからも期待しています。ホームでいい数字を出すことができたのはよかったと思いますが、これに驕らずこれからもやっていきたいと思っています。
-10人が得点を挙げているがチームの総合力で勝っているのは狙い通りか?
そうですね。サッカーの専門誌を見ると個人名で挙がっているのはいないし、得点王争いもいない。もともと誰かに頼ってチームをつくるのは51試合を考えた場合に非常に厳しいと感じていたので、誰が出てもチームのクオリティとクォンティティを落とさないように意識してやってきているし、これからもやっていかなければいけない。
明日も今日ゲームに関与しなかったメンバーが90分試合をしますが、とにかくトップチーム、トップチームという言い方は変ですね。今日ゲームに出たメンバーと同様の試合を出られなかった選手にも課して、課題を同じように与えてやっています。これが総合力にこれから繋がっていくでしょうね。
-第1クールが終わったが、この成績と勝点をどう捉えているか?
まだあと34試合ですからね。本来なら今日が開幕といってもおかしくないような試合数だと思いますが、サッカーでいえばまだ前半の30分終わっただけで、あと60分あります。3分の1が終わっただけであって、これからが本当の勝負だと思います。
補強をしてきたり外国人を代えてきたり、J2のどのチームにもそれぞれいろんな思惑があると思います。そうしたフィールドの外でもしっかりしなければいけないのと同時にチーム内の競争をもう一度煽る。もう一度しっかり精度をもっと上げてやる。そうしなければ非常に苦しい第2クールになるのではないかと僕は思っています。
今日もこの前の徳島もそうでしたが、非常に我々を研究してきて、ストロングな部分を出さないゲームプランをどこもつくってきます。そうなるとお手上げだということではなく、次の手、次の手を探していくしかない。それでJ2自体がレベルアップして、サッカーの競技向上に繋がればいいと思うので、我々もない頭を使ってスタッフ一丸となり、選手ともしっかり話をしながら、よりレベルアップして次のステージをやっていければいいと思う。
特に今日もそうでしたが、これから夏場になって選手の疲労といったところでの勝負はあると思います。今日もハーフタイムにうちの選手は首に巻いて戻ってきましたが、そういうところから少しずつ努力をしてやっていければいいかなと思っています。
-第1クールは中盤の3枚をほぼ固定して戦ってきて、求められる運動量の負担も大きいと思うが、新しい選手を含めて使い回しをどのように考えているか?
おっしゃるとおりですね。本来中盤4人でやるのが日本のサッカーの主流になりつつありますが、そこを3人でやっているということは、前後だけでなく左右の動きも当然ディフェンスに回った時はする。
今のところ、30を超えている選手がいるにもかかわらず、本当によく汗をかいてやっていることに感謝していると同時に、でも逆に言うとそういう選手が休んでしまうと機能しなくなってしまうので、他の選手、いろんな選手をまた競争させながら、いつも同じことを要求しながら、第2、第3のMFの選手が出てこれるように、こちらとしても期待しているし要求していかなければいけない。
他の選手が入った場合にクオリティとクォンティティが落ちるようでは私の力量がないということになりますので、そこは十分考えながらこれからマネジメントしていければいいかなと思っています。
-最後に村松選手をアンカーに起用したが、彼のアンカー起用はどれぐらい考えているか?
可能性はないわけではないと思います。阪田も何回か試合で試しましたが、村松はインターセプトする力や予測、スピードがあるのは見てのとおりで、ただ慣れてない。
これがJ1なら1週間ぐらい合宿で煮詰めることもできるが、我々は2日休みも与えられないぐらい厳しい状況なのでなかなか試すというか、いろんなことができない。
ですから、こうしたゲームの中で少しずつ見ていろんな時にフレッシュに対応できるような素材を頭の中につくっておく。そういうことしかないでしょうね。
ただ、どの選手も、どこをやってもしっかりできるように、紅白戦などでもやっているつもりではいます。
-1週間空いて阿部選手も戻ってくると思うが?
そうですね。1週間空くので選手も少しリラックスできるかなと。ここ2試合は2日ずつしか間がなかったのでハードだったと思います。
来週はU-18との試合も馬入でやるので、戦力をもう一度一回解体して最初からのつもりで第2クールを迎えるつもりでいます。阿部や鈴木伸、前田とか、前田はジャパンズエイトに行きますが、そうしたところでまた競争心を煽って、今のままで満足は絶対にないので、競争しあいながら刺激させてやっていきたいですね。
-坂本選手が今日も90分走りきるなど好調だが、その好調の要因は?
どうなんでしょうね。毎日おいしい焼き肉でも食べてるのかもしれないですけど。(会場笑)昨年は何試合か見ましたが、後半の15分まったく動けなくなっていたんですよ。これはいわゆる30を超えての倦怠期かなと思っていましたが、今年はそういう姿がまったく見られなくなりました。
これは本当に嬉しいことであって、彼もすごくやりがいを感じているし、もともと前のほうで活躍できる選手だと僕は思っていたので、そうした前へ前へという気持ちが自分の身体を動かしているのではないかと思います。
アジエル選手コメント
自分の先制ゴールで試合の流れを引き寄せられたので嬉しいです。
今日はいつも以上にボールに触ることができたし自分らしいプレーを見せることができたと思います。
祐也(中村)ともいい関係だと思います。ボールを簡単に預けてくれるし自分がボールを持った時に前に飛び出してくれるので自分としてはやりやすいです。
第1クールはいい戦いが見せられたと思います。ただこれで終わるわけではないので第2・第3クールもこの調子を落とさずに戦い続けていけば結果はついてくると思います。
中村選手コメント
前半は暑さもあって消えている時間帯が多かったのが反省点です。その分、後半挽回しようと動いた結果、得点が取れたのでよかった。
ハーフタイムでは、選手同士も自分たちから動こうという話をしていました。
(得点については?)チームにとって2点目は大きかったと思うので決められてよかった。もうちょっと早めに2点目がとれていたらもっと楽に試合が運べたと思います。
3点目は幸平くん(臼井)のボールが素晴らしかった。ちょうどいい強さのボールで珍しくヘディングでのゴールでした。
第1クールが終わりましたが、そういう意識は持たず、1試合1試合大切に戦わなければいけないと思っています。
これから難しい戦いが多いと思うので練習からしっかりとした意識でやっていきたいと思います。
臼井選手コメント
前半は暑さに慣れなくて身体が重かったのですが、ハーフタイムで監督からゲキが飛んで目が覚めました。
(アシストについては?)得点に繋がる前に、1本クロスを上げたのですが合わせようとして入れたらクリアされたので、少しボールの質を変えて上げたら祐也(中村)がうまいタイミングで入ってくれました。
(決定的なシーンを防いだシーンもありましたが?)常にGKのカバーを考えているのですが、あまり早く入ると相手のオフサイドがとれないのでシュートを打たれるときに入るという動きを続けていました。ギリギリのところでボールをクリアできたので、その動きを続けてきてよかったと思います。
2分けした後の試合だったので、チームにとっては勝つことが必要でした。第2クールに向けてもいい勢いをつけることができてよかったと思います。
あとは、何といってもキャプテンだったので勝てて本当によかった。前回のことがあるのですごいプレッシャーでした(笑)
田村選手コメント
順位を意識することなく戦ってきました。あっという間の第1クールだったと思います。
昨年もハードワークを大切にして戦ってきましたが、昨年よりも走る質が上がったと思います。
アンカーというポジションは、実は休む気になればいつでも休めるのですが、自分の中で絶対に妥協してはいけないという意識でやっています。
(第1クールのMVPは?)監督だと思います!監督の分析や練習の時の話はやっぱりすごい。それにスタッフが常に色々なことを考えてよりよい方法を考え実践してくれているので、本当にいろいろな人に支えられていることを感じます。
もともと仲のいいチームですが、仲良しクラブではなくて、監督の影響によってよりプロフェッショナルなチームに変わってきたと感じています。
坂本選手コメント
今日は理屈抜きに気持ちの勝負だと思っていました。最後までよく走り切ることができたと思います。
暑さもあり、大変な面もあったが、後半はサポーターの声援をたくさん受けて、みんなが長い距離を走ることができた。
前半のうちに2点目を取れていればもっと楽な展開になっていたと思う。課題は、押している展開のなかでもカウンターからシュートを打たれる場面があったので、攻めているときのリスクマネジメントは当然大事だし、そのカウンターを一度でも減らせるようにしていきたい。特に、夏場は疲労の面からいっても相手のカウンターを減らすことが大事だと、プレーしながら思いました。
(第1クールを振り返って)最初はシステムや新しいやり方など戸惑いもありましたが、次第に慣れ、勝負どころを見極めて闘えた。勝点とチームを目指している方向はいい状態にあると思います。もちろん、満足はないので、さらによくなっていくようにやっていきたい。
富山 楚輪監督 試合後コメント
総評
お疲れさまでした。前半はまた癖というか、立ち上がり10分以内に失点してしまいました。リズムはさほど悪くはなかった。失点後は攻撃的にもサイドをえぐったりシュートに持っていったり、中盤での繋ぎも悪くなかった。
ただ、やはり1点のハンディと後半は特に10番と22番の選手のワンツーに対して走られ、マークがつききれていなかった。そこがいちばんの修正点、とにかくワンツーについていこうと。
また、1-0で負けているのだからもっとアグレッシブにサッカーをしようと。そして2点目、3点目というところから、とにかく1点取ろうということでチームが崩壊したというか。トゥットや34番の選手に対してタイトにやろうとしてはいたが、相手を放ってまで攻撃に行きながらフィニッシュで終わらなかった。途中でパスカットやドリブルでカットされて、速攻で4点目、5点目と取られた。
3対3、もしくは4対3で数的優位で見るべきなのですが、ふたりもいなくて4対2ぐらいで守っているサッカーというか、それぐらい人数を掛けられていなかった。3-0、4-0の時に練習ゲームのようにとにかく1点を取りに行こうという意識になっていて、そのへんではチームが崩壊していたかなと。
その修正をするために、3番に代えて27番を入れ、もうすこし冷静にということと、彼(3番)自身が4枚目の警告をもらい、退場になるとさらに出場停止がかかるので、今後センターバックを使うという点で経験させておかなければと。ただ、まだイケイケでバランスが取れなかった。ゲーム展開では3-0で終わっていたかなという感じでした。
質疑応答
-第1クールの経験を生かし、第2クールにどのように臨むか?
今日の湘南という相手に対してならもう少しタイトに10番の選手にプレーさせないようにしたい。
ただ、第1クールという意味では、崩壊しているゲームが仙台との3-0や今日の5-0ぐらいで、それ以外は僅差、1-1や2-1、0-0で戦えている部分と、2点ぐらい取られてしまうとチームが崩壊しそうなので、チームとしてはとにかく最小失点で1点取りにいく中でも2-0なら2-0で食い止めて終わるような、チームが崩壊しない継続できるようなディフェンスの仕方がこれからいるのではないか。
僅差で耐えている、1-0や0-0の時のサッカーはすごく耐えて、選手たちはすごくよく頑張っていると思います。ただ、点数が離れると神経がここにないというような、特に今回はビックリするぐらい崩壊したので、気持ちの面でもう一度タフにサッカーしようと変えてみたい。
攻撃のところではどのゲームでも1点取っていきたい。引き分けでも0-0より1-1とか、点数を取っての引き分け、点数を取って勝ちたい。まだ反省しきれていませんが、今言えるのは、それが第1クールを消化した中で感じていることです。
-かなわない相手はいないかと思うが?
今日はかなわなかったですね。
-C大阪とは0-0だったが?
攻め切って引き分け、あるいは負けたというのであればまだ多少なりとも余裕はあるが、この17試合は本当に一生懸命守って攻めた。その結果が6勝6敗5分。本当に今選手たちを評価してやりたいのは100%以上の力を出して戦った6勝と5分だと思う。6敗してる中でもロスタイムが2回あったり。今回のような大敗は選手がかわいそうで、私自身がもっとしっかりしたコンセプトをもって作戦を練っていれば今日のような5-0はなかっただろうし、そう思うと選手に申し訳ない。もう少し自分がしっかりしていればという思いもある。
ただ、まだあと2クールあるので、選手たちの気持ちの部分をもっと成長させてやりたい。本当に戦える選手をたくさん揃えてまた挑んでみたい。また気持ちをしっかり持って戦いたいと思っています。
-個の力の差を感じたが、今後そうした課題についてどのように考えているか?
個の力は全体に負けているし、それははっきりしています。うちは個で勝負するのではなく、組織というディフェンスを持っているし、組織の中でそれを補っていく。それが僕たちのサッカー。もともと組織ディフェンスということでやっているので、個で負けているからどうしますかと言われると戦えなくなる。個ではなく、うちはチームワークで、組織で戦っていこうと思っています。
-前回の試合で立ち上がりの悪い癖が断ち切れたと思ったが、今日再発した要因はどこにあると思うか?
集中力云々と言っても集中してないわけではない。相手の巧さやラインを止めたりといったことも見受けられている。修正できたと思ったらまた出たり、そこは選手たちと話をして、それがうまくいかないのであれば面子を代えるしかない。
同じ面子で何度も繰り返しているなら学習してないということなので、それができないのであれば面子を代えるべきだろうし、できているならできているということです。
2009Jリーグ ディビジョン2 第16節
2009年5月20日(水)19:04キックオフ 鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
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0 前半 0 0 後半 0 |
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23 >>24 | 勝点 | 35 >> 36 |
-分 - | 得点者 | -分 - |
出場選手
シュート数 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 背番号 | 選手名 | シュート数 | |
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0 | 上野 秀章 | 21 | GK | GK | 32 | 野澤 洋輔 | 0 |
0 | 登尾 顕徳 | 5 | DF | DF | 5 | 臼井 幸平 | 2 |
1 | ペ スンジン | 20 | DF | DF | 3 | ジャーン | 0 |
0 | 三木 隆司 | 2 | DF | DF | 19 | 村松 大輔 | 0 |
0 | 三田 光 | 4 | DF | DF | 4 | 山口 貴弘 | 1 |
1 | 米田 兼一郎 | 6 | MF | MF | 7 | 寺川 能人 | 1 |
1 | 青山 隼 | 15 | MF | MF | 2 | 田村 雄三 | 0 |
0 | 倉貫 一毅 | 8 | MF | MF | 8 | 坂本 紘司 | 0 |
2 | 徳重 隆明 | 7 | MF | FW | 10 | アジエル | 1 |
2 | 佐藤 晃大 | 31 | FW | FW | 9 | トゥット | 3 |
3 | 羽地 登志晃 | 18 | FW | FW | 22 | 中村 祐也 | 2 |
- | 日野 優 | 22 | GK | GK | 16 | 植村 慶 | - |
0 | 麦田 和志 | 17 | DF | DF | 14 | 阪田 章裕 | - |
- | 六車 拓也 | 29 | MF | MF | 21 | 永田 亮太 | 0 |
0 | 石田 祐樹 | 14 | MF | FW | 20 | 原 竜太 | 0 |
1 | 菅原 康太 | 28 | FW | FW | 34 | 田原 豊 | 1 |
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得点経過
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
選手交代
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開催データ
[入場者数] 2,342人 [天候] 曇、弱風 [気温] 20.1℃ [湿度] 53% [ピッチ] 全面良芝、乾燥 [試合時間] 90分
[マッチコミッショナー] 田中 佳孝 [主審] 奥谷 彰男 [副審] 中野 卓 [副審] 穴井 千雅 [第4の審判員] 新居 賢治 [記録員] 岡田 明彦
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
お互いにクローズしたゲーム展開だったと思います。
そのために、なかなか事故がなければ得点ができないような感じでした。
感想を述べるには、難しい試合だったと思います。
質疑応答
-徳島のDFはセンターバックを4人並べたような形だったがそのことへの戸惑いはあったのか?
そうですねぇ。まぁ三田も僕はよく知っていますが彼もセンターバックもできる選手ですから。それはもう相手の戦略上の話なので。
だからといってこちらが何もできないというのはおかしな話なので、相手が4バックであろうが、我々がうまく崩すことができなかったですね。
高さもありますし、集中してディフェンスできる選手が多いので、効果的な攻撃ができなかったということですね。
臼井選手コメント
オーバーラップで上がっていった時に、相手がラインをつくって引いていて出すスペースをみつけるのが難しかった。
攻撃に出て相手にスペースを埋められた時のアイデアが足りなかったかなと思います。
相手の攻撃もロングボールが多くて中盤を越されることが多かった。上がっていってもボールを奪われたら1本長く入れられるのですぐに戻らなければならず、そういう意味でも上がりにくかったですね。
研究された時に自分たちがどう戦えるかが課題。相手に研究されても、それを上回るものを出さなければいけないと感じています。
山口選手コメント
なかなかボールを保持することができず流れをつかみ切れず、自分たちの時間というのが少なかった。どっちつかずの時に自分たちのものにできればよかったのですが、難しかった。
ゼロに抑えることはできたけど、相手のロングボールや速いクロスは守りづらい部分はありました。攻撃の最初がロングボールだったので、もう少し工夫が必要かなと思いました。
ただ、ゼロで抑えられたことは次も必ず続けたい。
(2試合連続引き分けとなったが?)その分、次の試合が本当に大切になってくると思っています。引き分けだった2試合を無駄にせずに大事に戦いたい。
寺川選手コメント
相手がシステムをはめてガッチリときていた。ただ、押し込まれはしたがさほど嫌な感じはなく、大きなピンチもなかった。逆に、うちの攻めが中途半端に終わり、大きなチャンスもつくれなかった。試合の流れもあるし、うまくいかないこともある。
(2戦連続引き分けとなったが)順位はいま意識していないし、勝てていない分次の試合で勝ちにいく気持ちがさらに出れば、もっといいチーム、強いチームになっていくと思う。どの試合も、前向きにゲームに入れていると感じています。
徳島 美濃部監督 試合後コメント
総評
結果、内容を考えるとちょっと複雑な感じですね。
チャンスもあったし、一見ポコっとやられるようなシーンもあったし。ゲーム自体はちょっとフリーズがかかったような、お互いに守備の意識が非常に高かったと思います。
前半の立ち上がりのところで、セットプレーを含めて何回かチャンス作れたんですけど、あそこで点が取れていたらもっとうちのペースで進められていたと思いますし、逆に湘南も取りにくると思うんですけど、0-0の状態が続いたものですから、どうしても少し堅いゲームになったのかなと思います。
ただ、首位の相手に対してしっかりとゼロに抑えられたことはDF陣が頑張ってくれたし、攻撃のほうもまったくチャンスがなかったわけじゃないし、ボールもある程度支配でき決定的な部分もあったので、そんなに悲観的なイメージではないのですが。勝てば上にいけるチャンスあっただけに、残念です。
まぁ選手はいま日程きついですけど、しっかりと最後まで走ってくれてるし、非常に頑張ってくれていると思います。
質疑応答
-サイドバックにペスンジン選手を起用した意図は?
まずスンジンも登尾も三木も、いいセンターバックが3枚揃ってて、3枚でやる要素もあったが、湘南のシステムを考えると3枚より4枚がいいというイメージがありました。
湘南の攻撃のポイントとして右サイドからの崩し、そこからクロスを上げてというポイントがあったので、そこにスンジンがいると高さで対応できるというのは狙いとしてあったし、効果として出ていたと思います。スンジンは前へいくという性格的な部分も非常に強いので、最後のほうも知らない間にゴール前にいましたけど、そういう積極的なところもあるし、クロスもいいボールを上げていましたし、ひとついいオプションが増えたと思っています。
-札幌戦や仙台戦ではキーの選手に簡単にやられた印象だったが今日は安定していたように見えた。守備のトレーニングをしたのか?
札幌、仙台も含めて完全に崩されたという点は非常に少ない。本当にちょっとしたチャレンジとカバーの関係であったり、そういうところをしっかりやっておけば防げる点でした。特に守備のトレーニングをしたのではなく意識の問題だと思うので、
キープレーヤーのアジエルやトゥットなどにボールがいった時にしっかりチャレンジにいくということ。
基本的にはしっかりチャレンジにいけば相手もそう簡単には崩せないんじゃないかなということだと思います。
湘南 反町監督 試合後コメント
総評
結果はご覧のとおりでしたが、最初の1点目が僕らにとって痛かったかなと思います。
ああいう展開になってオープンになってしまうと、優れた中盤の選手を含めたマリノスさんのほうが一枚上手かなと思います。
なるべくクローズにして、少ない好機の中でと思っていましたが、そういう意味では先取点がかなり痛かったかなと思っています。
1-0で惜しかったなという負けよりも、完敗という感じもしますので、しっかり顔を洗って出直してこいということだと思いますので、しっかり顔を洗って出直したいと思います。
髭は剃りません。(会場笑)
質疑応答
-今日の試合は勝点をとることはできなかったが、何か持って帰るものはあるか?
中盤で浮いたボールとか、いわゆるセカンドボールが向こうにいってしまうのは何なんだろうなと思って見ていましたが、やはり全体的にチームバランスがマリノスさんが良くて我々が良くなかくて、真ん中の距離が近かったと思います。
それをしっかりと修正していかなければいけない。オープンプレーでは、向こうの長谷川とか兵藤とかが長い距離を走ってきたので、その対応に困った部分はあるのですが、ミドルサードのところで、もう少し予測とか判断のギリギリの変化ですとか、そういうところがゲームの流れを我々に持って来れなかったひとつの理由だと思います。やはりミドルサードでボールを動かしながらもう少し走力を活かすことが我々の良さでもあるので、その点をもっと突き詰めなければならないと思います。
ありがたかったのは3-0になっても湘南のサポーターが最後まで応援してくれて、試合後に挨拶に行ったときも、物を投げられてもおかしくない結果でしたが、声を出して最後まで応援してくれたこと、それが一番の収穫だったかなと。その強いモチベーションを次のホームでの広島、新潟と続きますので良いパフォーマンスと良い勝点をゲットできるように、また明日から精進していきたいと思います。
-中村俊輔選手の対策はどうとったのか、またセットプレーで失点したことについて?
俊輔は、皆さんもご承知のように真ん中でプレーする選手ではないので、それにマンマークをつけては我々の陣形を大きく変えてしまうことになるといこと。またプレーの特徴としては、自分でペナルティエリア内に入ることは多くないですよね。常に視野を大きく持ってそこからいいボールを配球する、中盤でリズムを作るということですから、我々のディフェンディング・サードのときに、そこからボールのもらい手側のほうのマークをしっかりする。それと視野を広げないようなディフェンスをする。この点を意識して送り出しました。
セットプレーに関しては、試合の前日に時間をかけてやってきたんですけど、マリノスはほとんど中澤と栗原が点を取っているのに、そのハイライトみたいなシーンでやられたのは、本当に情けないと感じています。いいボールが入ってくるのは、当然承知の上でトレーニングしてきたのですが。セットプレーで失点するチームは下位にいくというのはサッカーの常識でもあるので、それは早速やらなければならない最重要課題かもしれないです。
-32,000人の観衆で地に足がついていなかった部分があったのでは?
何人かはそういう感じはありました。夢見心地というのか。そういう選手が出てくると、チームというのはそっちに引っ張られていくのはサッカーの常識なので、それは否めないと思います。ただ、そういうのにも慣れていかなければならない。今日は非常に良い洗礼を受けましたので、その洗礼をこれからどうやっていくかということだと思います。
-セカンドボールが取れなくなってしまったという発言があったがそれはなぜなのか?
ひとつは、うちは三角形でむこうはダブルボランチで、長谷川を下げて4-2-3-1みたいな形でアンカーの永田のところにつけてきている。
長いボールが入ったときに、マリノスの選手たちはヘディングの技術が高い。我々はきたボールをドーンと跳ね返すのが精一杯だった。つまりセカンドボールを拾えないというよりも、向こうがうまくつないだという言い方が適しているかもしれない。どっちつかずのボールをギリギリのところで判断を変えて味方につなぐ技術があったと。長いボールでも自分たちのボールにするという意識とか気持ちとか余裕とか視野の広さとか、そういうものが見え隠れしたんだと思います。